2005年12月13日
手術をすればよくなる?
手術をすればよくなるというのは条件付で正しいといえます。
条件とはプロの外科医が行う場合。
プロとはプロフェッショナルの日本式略語ですが、
スペシャリストとは異なり、経験はもちろん、それに人格が加味されて
その手技に説得力を持たせることができる者という意味です。
プロフェッショナルを極めた者がプロフェッサー 、教授ですね。
人格が伴わないと、数の自慢になるのが関の山になります。
xx手術5万件とか。
すべからく手術とはうまくいく保障なぞできるものではなく、うまくいかなかった時に、
この人で駄目なら仕方がないという思える関係を術者と築けるかどうかです。
根拠なんて考えてもありません。
ひたすら勘に頼るのみです。
経験がなくては手術はうまくなりませんが、その経験にも長さと豊富さがあり、
同じ手術を工夫に工夫を重ね二日酔いの時でも、徹夜明けでも最高のコンデションとほぼ
同じ結果を残すことができるのは、どちらかといえばスペシャリスト。
それはそれで信頼できます。
プロフェッショナルとは経験の豊富さの方にあるので一般的な手術では印象に残らないけれど、
手術でつらい目にあって、なおかつあきらめられず、
最後に託したい方がプロフェッショナルのような気がします。
美容外科には私も含めてスペシャリスト止まりが多いようです。

随分昔の話ですが、私が学生の頃、同級生が虫垂炎になり、
外科の教授がわざわざ執刀してくれるとことになりました。
普通盲腸なんぞ、若い外科医の担当なんだぞと言われていたから、
特別待遇ですごいな感心していたら、
彼は術後腹膜炎になって1年ダブってしまいました。
年が経ち私もいっぱしの外科医になった時、
嗚呼、あれは教授がうまくなかったんだと確信したのですが、
ニコニコ顔で同級生を回診していた教授の悪びれない態度が、
実にまねる事が難しいと実感したのもその時でした。
でも失敗されるのはいやですね。
投稿者 674530 : 10:30 | コメント (0) | トラックバック
2005年12月12日
ブログをはじめました
新大久保駅前で美容外科医を開業しております。
東京の新宿歌舞伎町から路地を抜けたところです。
新宿近郊の場所柄、いろいろな出来事がありますのでブログでお伝えできればと思います。
