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2006年01月06日

指先の仕事

美容外科を生業にしてからおよそ10年くらいになる。
この1-2年、ようやく指先で形を理解できるようになった。
説明が難しいけれど、求める形を手が理解してくれているという感じ。
彫刻や絵を書くときもそうだけど、実際に行っているのは非常に単調な動作である。
でも最後の形を認識していないと、どこで作業を止めていいのか分からなくなる。

形成外科を始めるころから何年もの間、どこで手術を止めて良いのか分からなかった。
この左右差は時間が経つと解決するのか。
どこまで剥離したら組織を痛めないのか。
手術直後はどこまでが改善でどこからが蛇足なのか。。。
本当に理解できていなかった。
納得するのに時間がかかったし、納得しても結果にでない場合も多かった。

それが最近なくなった。
はい、これで終わり。と言えるようになった。
止める場所を手が覚えてくれる。
これはとてもうれしい。
特に一見ほんとにこれで良いのと思われる形が、時間の経過とともに求める形になっていくのは快感ですらある。
経験とか、反復作業から得られる精密さとは少し異なる感覚である。
でも未だに左手と右手は完全に同じ感覚ではない。
これを、まだ発展の余地があると考えるか、この
程度と諦めるのかすこし迷う。
気持ち的には、今年はこの先を努力したい。

投稿者 674530 : 2006年01月06日 23:43

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