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2008年10月31日

免許証と写真

 パスポートや免許証、
 学生証の写真は…
 少しでも、
 若く!
 美しく!
 優しそうに!
 最高の写真!
 を貼っておきたい!
 というのは、
 何歳になっても想う…
 女心ですね。
      ■         ■
 女性だけではなく、
 オッサンの私でさえ、
 少しでも(実物より)よい写真を…
 貼っておきたいと思います。
 免許証の写真を
 キレイに撮っていただくのは…
 なかなか難しいですね。
 ネットで検索してみると…
 写真館で撮っていただき、
 持参した写真を使ってもらう!
 という‘手’があるそうです。
      ■         ■
 札幌運転免許試験場に聞いてみました。
 電話(011)683-5770
 即日交付にはならないそうですが、
 受付で言うと、
 そのように対応してくださるそうです。
 ただし、パスポートと同じで、
 歯が見えているとダメだそうです。
 ちょっと手間がかかりますが、
 自分で気に入った写真を撮って、
 それを使っていただくのはよい方法ですね。
 パスポートと違って、
 免許証が切れる直前だと…
 ダメだったら大変なので、
 事前にその写真でOKか?
 運転免許試験場で確認なさってください。
      ■         ■
 ネット検索で、
 ベストアンサーに選ばれていた回答は、
 歯さえ見せなければ、
 どれだけニコニコしてもOK
 だそうです。
 回答者の方は、
 スケベ面のニヤケオジン
 になってしまったと書かれていました。
 私のようなオッサンは注意が必要です。
      ■         ■
 あと、着る服の色について回答がありました。
 写真映りを良くするには白い服を着る、です。
 レフ板効果で
 顔色がきれいになり
 シワなども少なく映るそうです
 確かに、これも正解です。
 白い色にストロボの光が反射して、
 シワが目立ちにくくなることが考えられます。
      ■         ■
 美容外科医としてのコメントです。
 ヒトの顔は、ちょっとした表情の差で、
 大きく変わるものです。
 ふだんから自分のどの顔が、
 一番魅力的に写るか研究することです。
 目線は、
 カメラのレンズより、
 ほんの少し下方向で、
 カメラより遠くを見るようにします。
 また、
 アゴを上げて見るクセのある方は、
 少しアゴを引くようにします。
      ■         ■
 自分でセルフタイマーで、
 何枚か写真を撮って、
 どの表情で…
 どの方向を向いて…
 写真を撮ると…
 自分が一番美しく見えるか?
 研究するのです。
 実は…
 モデルさんや女優さんは、
 このような訓練を受け、
 知らず知らずのうちに、
 自然で優しくキレイに見える表情を、
 上手に作れるようになります。

投稿者 sapporobiyou : 20:14 | コメント (0)

2008年10月30日

パスポートの写真

 11月末に韓国へ行くので、
 パスポートの申請に行きました。
 今は、札幌駅近くの
 アスティ45というビルの
 4階で手続きができます。
 北海道が申請を受け付けてくれます。
 平成20年10月から、
 センターの事務が民間に委託され、
 日曜日も受付できるようになりました。
      ■         ■
 実は、韓国の先生から
 パスポート番号を知らせてくださいというメールを
 9月にいただきました。
 その時に、昨年で切れたことを思いだし、
 一度申請に行きました。
 9月はまだ、
 北海道の職員が対応していました。
 私は、ネットで外務省のHPを調べ、
 自分なりに理解したつもりで申請しました。
      ■         ■
 残念なことに、
 私が準備した写真が原因で、
 一回目の申請は却下されました。
 笑っている写真は、
 ダメなのだそうです。
 外務省HPには、
 最初に写真のサイズについて、
 細かい規定があります。
 縦45ミリメートル×横35ミリメートル(ふちなし)
 カラーでも白黒でも可
 デジタル写真の場合、
 写真専用紙等を使用し、
 画質が適切であること
      ■         ■
 デジカメ写真でも、
 写真が適切で
 鮮明であればOKだと理解しました。
 前回、パスポートを作成した10年前は、
 写真館でパスポート用写真を撮って、
 張り切って提出しました。
 残念なことに…
 出来上がった写真は、
 家内や家族から不評でした。
      ■         ■
 10年前は、フイルムを使った写真だったので、
 撮った直後に写真の確認ができませんでした。
 今は、自宅でも簡単にデジカメで写真が撮れます。
 その場で確認できて…
 何枚でも撮り直しができます。
 実に便利なものです。
 ちょっとした表情で印象がガラリと違います。
 私は自宅で撮ってもらい、
 家内の評判がよかった写真を選んで、
 苦労してプリンターでサイズを合わせました。
      ■         ■
 外務省のHPに、
 次のような規定がありました。
 平常の顔貌と著しく異ならないもの
 (例えば、
 口を開き歯が必要以上に見えているものは不可)
 まさか自分がこの規定に引っかかるとは…
 夢にも思いませんでした。
 これからパスポート申請をなさる方は、
 私のような失敗をしないように、
 ご注意ください。
      ■         ■

pa0.jpg
外務省HPにある写真
大きさの規定が細かく書いてあります

kh1.jpg
ボツになった写真
笑って歯が出ているので不可

kh2.jpg
今日提出した写真
歯が出ていないので可
写真の裏に名前を書くそうです

投稿者 sapporobiyou : 18:48 | コメント (0)

2008年10月29日

ラ・フランス

 私の日記に毎日コメントをくださる、
 山形のさくらんぼさんから
 素晴らしいラ・フランスを送っていただきました。
 私は、昔、北大病院で、
 山形出身の
 川嶋邦裕先生のご両親が送ってくださった、
 ラ・フランスを一口食べてから…
 ラ・フランスの大ファンになりました。
      ■         ■
 2008年6月17日の日記の一部です。
 私が、北大形成外科に在籍していた時、
 今から25年以上前です。
 冷蔵庫に見慣れない梨がありました。
 形は少し、小さめ。
 色も、
 ところどころ茶色。
 どう見ても、‘美人のフルーツ’ではありませんでした。
 それが、
 私がはじめてラ・フランスを見た時の印象でした。
       ■         ■
 秘書さんが、
 この梨は、
 川嶋先生のご実家の山形から送っていただきました。
 『本間先生、すっごく!美味しいので、食べてみてください!』
 と絶賛していました。
 今まで、食べたことがない、
 すばらしい味でした。
 川嶋先生に、
 『先生、あの梨、何て言うの?』
 『今まで食べたことがない、素晴らしい味だった。』
 と言ったのを覚えています。
      ■         ■
 川嶋邦裕先生は、
 『あぁ、あれッスかぁ?』
 『ラ・フランスっていう、洋ナシですょ』
 といつもの口調(少し山形アクセント)で、
 ラ・フランスという名前を教えてくれました。
 当時は、今のように普及していませんでした。
 ネットで検索することもできませんでした。
 私にとって、
 ラ・フランスは、川嶋先生のふるさと、
 山形の偉大なフルーツというイメージでした。
      ■         ■
 その後、毎年秋になると…
 私はスーパーの果物売り場で、
 ひそかにラ・フランスを見ていました。
 たまに、スーパーで、
 3個498円なんて…
 ラ・フランスを購入していましたが、
 北大ではじめて食べた、
 あの感激は二度と味わうことができませんでした。
      ■         ■
 考えてみると…
 スーパーさんには悪いですが…
 私が購入したラ・フランスは安すぎたのでしょう?
 さくらんぼさんから、
 ラ・フランスは上手に食べられるか?
 が大問題。
 ラ・フランスは食べ頃になると柔らかくなるので、
 指先で押して、
 ややへこみ、
 食べた時に少し果汁が出る時が、
 一番おいしいとき
 と教えていただきました。
      ■         ■
 昨日は、25年ぶりくらいに、
 美味しいラ・フランスをいただきました。
 はじめて味わった時以上の感激でした。
 さくらんぼさん
 ご主人様、
 毎日、本当にご苦労様です。
 毎日、重いコンテナを運ばれて、
 腰にもよくないと思います。
 でも、素晴らしい味です。
 日本が世界に誇れる農業技術だと思います。
 世界中どこへ行っても…
 これほどの果物はありません。
      ■         ■
 世の中は、株安や円高で不景気です。
 どこも元気がありません。
 でも、実りの秋です。
 さくらんぼさんが作ってくださった、
 山形の果物は、
 世界一安全で美味しい
 日本が誇れる‘製品’です。
 収穫期は毎日お忙しいことと思います。
 お身体に気をつけて、お元気でご活躍ください。

la0.jpg
2008年4月6日
ラ・フランスの木


la1.jpg
2008年5月17日
ラ・フランスの実


la2.jpg
2008年6月5日
ラ・フランスの実


la3.jpg
2008年7月6日
ラ・フランスの実


ya3.jpg
2008年5月17日
山形の風景

投稿者 sapporobiyou : 20:03 | コメント (2)

2008年10月28日

風邪の予防

 子どもの頃から…
 風邪を引きやすかった私は、
 風邪の予防には熱心です。
 インフルエンザの予防注射はもちろんします。
 手もよく洗います。
 もちろん、うがいもします。
 人ごみにはなるべく出ないようにしています。
      ■         ■
 でも…
 これだけしても、
 風邪を引いてしまいます。
 私が実行している、
 風邪予防法は、
 首に巻くタオル(マフラーでも可)です。
 ネックウォーマーという製品も
 発売されているようです。
      ■         ■
 いつから?
 どうして?
 はじめたのか…?
 記憶は定かではありません。
 私が子どもの頃に、
 祖母が風邪を引いた時に、
 首にタオルを巻いていたのを記憶しています。
 『おばあちゃん!』
 『そのタオルカッコ悪いょ!』
 というような事を言った覚えがあります。
      ■         ■
 ネットで検索すると、
 私の他にも実行なさっていらっしゃる方が
 結構いるようです。
 首が寒くなると、
 鼻や喉の粘膜の血管が収縮し、
 粘膜面にあるせん毛の動きが悪くなる。
 と書いてあったHPもありました。
 確かに、
 風邪やインフルエンザのウイルスは、
 鼻や口などから入ります。
      ■         ■
 タオルを巻くのでしたら、
 立派な高級なタオルよりも、
 少し薄手の100均のタオル程度の方が
 首に巻いた時に楽です。
 マフラーも少し薄手のが良いと思います。
 このタオルのおかげで
 不思議と風邪を引きにくくなりました。
 ちょっと、格好悪いですが、
 寒くなってきたので、
 風邪を引きやすい方はお試しください。
 申し訳ございませんが、
 医学的な根拠についてはわかりません。

投稿者 sapporobiyou : 20:35 | コメント (0)

2008年10月27日

新型インフルエンザ

 今日から朝日新聞のコラムで、
 新型インフルエンザが取り上げられています。
 引用するには長すぎるので、
 そこで紹介されていた、
 元小樽市保健所所長、
 外岡立人(とのおかたつひと)先生のHP
 ご紹介したいと思います。
      ■         ■
 私は子どもの頃から体が弱く、
 クラスで風邪やインフルエンザが流行ると、
 真っ先にもらってくるほうでした。
 大夕張の夕張市立鹿島中学校でも…
 札幌西高校でも保健室によくお世話になりました。
 札幌医大に一浪で合格した時に、
 保健室にも挨拶に行きました。
      ■         ■
 保健室の先生から…
 『本間君、おめでとう!』
 『いいお医者さんになってね!』
 『でも、あなたのような…』
 『札付きの軟弱児が…』
 『お医者さんになって大丈夫かしら…?』
 と言われたのを覚えています。
      ■         ■
 確かに、勉強はできないし…
 よく風邪を引いていました。
 高校の修学旅行で京都・奈良を回って、
 帰りの東京でダウンしました。
 たまたま近くに行ったので、
 代々木病院という病院へ行ったのを覚えています。
 友人の安田君が一緒に行ってくれました。
      ■         ■
 本題の新型インフルエンザに入ります。
 朝日新聞や外岡先生のHPによると、
 今からしっかり準備をしておく必要があります。
 実は、
 私は2002年に、
 インフルエンザの予防接種をしたのに、
 お正月にインフルエンザに罹りました。
 薬屋さんに伺って、
 一回だけ接種したのですが、
 12月31日から高熱が出ました。
      ■         ■
 ウンウンうなって、
 苦しいお正月を迎えました。
 とうとう耐えられずに、
 1月2日に病院を受診しました。
 検査結果はインフルエンザでした。
 タミフルというお薬のお世話になり、
 なんとか助かりました。
 1月4日からまた仕事ができましたが、
 本当に参りました。
      ■         ■
 それ以来、
 札幌美容形成外科を開業してからも、
 従業員も全員、
 インフルエンザの予防注射を2回しています。
 外岡先生のHPは、
 私のHPより難しそうに見えます。
 今のところは、
 新型インフルエンザは、
 大丈夫そうです。
 私も外岡先生のHPをbookmarkに入れて、
 定期的にチェックしようと思います。
 季節の変わり目です。
 みなさまもお身体に気をつけてお過ごしください。

投稿者 sapporobiyou : 20:15 | コメント (0)

2008年10月26日

産科当直医不足

 平成20年10月25日、朝日新聞朝刊の記事です。
 妊婦死亡 墨東病院のみ当直医不足 都内の9センター
 脳出血をおこした東京都内の妊婦が八つの病院に受け入れを断られ、その後死亡した問題で、最初に受け入れを断った都立墨東病院(墨田区)だけが、都内9カ所ある総合周産期母子医療センターのうち、最低2人とされている当直態勢を確保できていなかったことが分かった。7月以降、当直が1人の土、日曜日、祝日の急患受け入れは原則断ってきており、「センターの機能を果たせていない」との声が出ていた。
      ■         ■
 総合周産期母子医療センターとは、危険性が高い出産や母胎管理のための地域の砦(とりで)的存在の医療機関。都の指定基準によると、24時間体制で産科を担当する「複数の医師」が勤務していることが望ましい、とされている。
      ■         ■
 都によると、墨東病院では6月に産科の非常勤医が辞めた後は2人での当直が維持できなくなり、7月以降は土、日曜日と祝日に限って1人で当直を担当していた。
      ■         ■
 このため、土、日、祝日の妊婦の急患受け入れは原則断り、平日でも2人の当直医のうち上席の医師が外部からの非常勤医の場合は「ハイリスク分娩(ぶんべん)の受け入れが困難なことがある」と地元の墨田区・江東区・江戸川区の産婦人科医会会員に伝えていた。
      ■         ■
 地元の医師たちは「医師不足のなかで、墨東病院も頑張っていた」としながらも、最近の状況については「センターとして機能しないのは異常」との声が出ていた。
      ■         ■
 しかし、墨東以外の8病院に朝日新聞が取材した結果、全病院で2人以上の医師を当直に配置。最大4人の当直を置く病院もあった。
      ■         ■
 都立病院の医師不足について、都病院経営本部は24日に開かれた都議会委員会で「都立病院は給与水準も低く、敬遠される傾向にあった」と説明。都によると、2005年度の都立病院医師の平均給与は、47都道府県と14政令指定市の公立病院のなかで最下位だった。今年度から産科医については年収で200万~300万円上積みしたが、それでも中位程度とみられるという。
      ■         ■
 日本赤十字社医療センター(東京・渋谷)の杉本充弘・産科部長は「かつて都立病院医師の給与は平均的な在京病院より高かった。待遇が悪くて人がいなくなり、仕事がきつくなり、さらに人が来なくなっている」として、「こうした状況を招いた都の責任は大きい」と話した。

asa3.jpg
(以上、朝日新聞より引用)


      ■         ■


 2007年8月13日に、
 『お父さんの仕事は当直』という日記を書いています。
 産科医が30人いると仮定した、
 総合周産期母子医療センターでも、
 3人で当直体制を組むと、
 一ヵ月に10回の当直が当たることになります。
 現実には、
 大学病院の医局ですら、
 当直ができる先生が、
 30人もいるとことはまずないと思います。
      ■         ■
 文部科学省が認めた教員定数は、
 せいぜい
 教授1
 准教授1
 講師2
 助教4
 の合計8程度で、
 これでも多い方だと考えます。
      ■         ■
 地域の総合周産期母子医療センターでは、
 どんな難産や異常産にも
 対応できるベテランの先生が…
 10人以上も揃っているところは無いと思います。
 私たち、医師にも…
 勤務医には、労働基準法が適用されます。
 救急外来など常に患者さんが来るところは別として、
 夜間に仮眠が取れる状態でする当直は、
 『断続的な宿直又は日直勤務』
 に該当します。
 この宿直ですら、
 所轄の労働基準監督署長の許可が必要です。
 しかも、認められるのは週に一回です。
      ■         ■
 労働基準監督署が、
 病院の医師当直(宿直)回数について、
 監査とか指導をしたことなど…
 聞いたことがありません。
 大部分の産科医は、
 週に2回も3回も当直をして、
 翌日も外来勤務や手術をして、
 クタクタになるまで働いています。
      ■         ■
 われわれ医療者の間では、
 今の産科医不足の原因を作った一つが、
 福島県で起きた、
 医師の逮捕であったと考えています。
 逮捕する必要のない医師を逮捕したので、
 医学生や臨床研修医は、
 産科医になるのが怖くなったのです。
      ■         ■
 もし国が、
 本気で産科医を増やそうと考えているのなら、
 ①産科医の待遇の改善
 ②産科医が安心して働ける、訴訟に対するシステム作り
 この2つを早急に実現すべきです。
 そうしないと、
 日本では安心して子どもが産めなくなります。
 一人のベテラン産科医を育てるには、
 長い年月がかかります。
 早く、このことに気付いて欲しいと願っています。

投稿者 sapporobiyou : 18:06 | コメント (0)

2008年10月25日

医者不足、国の責任

 平成20年10月25日、朝日新聞朝刊の記事です。
 舛添厚生労働相が「東京都に任せられない」と言えば、
 石原慎太郎都知事は「医者が足りないのは国の責任」と反発。
 妊婦が8病院に受け入れを断られて死亡した問題で、
 大臣と知事が10月24日、
 責任のなすりつけ合いを演じた。
      ■         ■
 舛添厚労相は閣議後の会見で、
 「週末に1人しか当直医がいなくて
 総合周産期母子医療センターと言えるのか」と批判。
 「事故の情報も都から上がってこない。
 とてもじゃないけど任せられない」と声を張り上げた。
      ■         ■
 これに対し、
 石原知事は定例会見で、
 年金問題への舛添厚労相の対応を踏まえて
 「あの人は大見えきったつもりでいつも空振りする」とし、
 「医師不足にしたのは誰だ。
 東京に任せられないじゃなく、
 国に任せられない。
 厚労省の医療行政が間違って、
 こういう体たらくになった」と言い返した。
 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 まったく…
 石原東京都知事のおっしゃる通りです。
 年金問題、
 医師不足、
 看護師不足、
 療養病床廃止で、
 特養(特別養護老人ホーム)が入居5~6年待ち。
 すべて、厚生労働省の失策です。
      ■         ■
 医療費の抑制ばかり考えています。
 どうしたら国民が安心して、
 不安なく暮らせるか?
 豊かな老後を迎えられるか?
 なんてことは考えていないのです。
 そもそも、
 国の政策は行き当たりばったりです。
 高齢者が増加して医療費が増えることは、
 何十年も前からわかっていたのです。
      ■         ■
 国民が安心して暮らせるというのは、
 国家にとって一番重要なことの一つだと思います。
 病気になって…
 困った時に、
 誰も助けてくれない世の中は悲しいものです。
 歳をとって、
 身体が不自由になった時に、
 適切な医療が受けられないのは、
 国家として実に情けないことです。
      ■         ■
 週末に一人しか当直医がいないと言いますが、
 その当直医だって、
 週末に当直をして、
 土曜日も日曜日も働いても…
 代休なんてとれないのです。
 完全に労働基準法違反です。
 そんな産科医に…
 誰がなりたいと思いますか?
      ■         ■
 舛添さんの子どもが、
 医師?医学生?だったら、
 自分の子どもを、
 そんな劣悪な環境で働かせたいと思いますか?
 少子高齢化対策をするのでしたら、
 すべての日本の女性が、
 皇族の方がお産をなさる時のように…
 万全の医療体制で産めるようにすべきです。
 生まれてくる生命に、
 貧富の差があってはならないのです。

投稿者 sapporobiyou : 22:41 | コメント (1)

2008年10月24日

産科医を増やすには?

 東京で妊娠9ヵ月の女性(36)が、
 救急搬送を断られた末に
 都立墨東病院(墨田区)で
 出産後に亡くなったことが、
 大きく報道されています。
 亡くなられた女性のご冥福を、
 心からお祈りいたします。
      ■         ■
 受け入れを拒否した病院は、
 都立墨東病院(墨田区)のほか、
 大学病院など7病院でした。
 ①都立墨東病院(墨田区)
 ②順天堂大学医学部付属順天堂医院(文京区)
 ③東京慈恵会医科大付属病院(港区)
 ④日本赤十字社医療センター(渋谷区)
 ⑤日本大学医学部付属板橋病院(板橋区)
 ⑥慶応大病院(新宿区)
 ⑦東大病院(文京区)
 ほとんどの病院は
 ハイリスクの出産に対応する
 「地域周産期母子医療センター」などに指定されています。
      ■         ■
 東京だけではなく、
 日本全国で産科医が不足しています。
 私たち医師は、
 医師免許を取得するまでに、
 すべての科の勉強をします。
 特に、産科と婦人科は、
 医師国家試験での出題数も多く、
 すべての医学生が必死で勉強します。
      ■         ■
 医学部の中で、
 臨床実習を行う時間数も、
 他の診療科目と比較して多くなっています。
 それは、医師になるためには、
 産科や婦人科の知識が必須だからです。
 では、産科医を目指す若い人が
 少ないのはなぜでしょう?
      ■         ■
 医学生や臨床研修医は、
 勉強と平行して、
 先輩医師の生活ぶりをよく観察しています。
 いつも当直ばかりで、
 毎日、クタクタになるまで働いて、
 挙句の果てに…
 ‘医療ミス’で訴訟!
 なんてことは誰でも避けたいと思います。
      ■         ■
 あまりマスコミは書きませんが、
 医師の給与(特に公立病院)は
 医師俸給表という規定によって決められます。
 当直料など、
 若干の手当がありますが、
 大部分は卒業年度や経験年数によって決められます。
 時間外手当が支給される病院もありますが、
 近年はカットされている病院も多いと聞きます。
      ■         ■
 同じ会社に勤務していて、
 ある人は8:45に出勤して、
 昼休みもたっぷりとって、
 17:15には退社。
 ある人は、
 朝5:30に呼び出されて、
 緊急の手術をして、
 昼休みもなく働いて、
 クタクタになって…
 22:45に退社。
 経営が厳しいので…
 超過勤務手当は無し!
      ■         ■
 こんな‘会社’が現実に存在したら、
 忙しい部門で働く人はいなくなります。
 残念なことですが、
 これが総合病院の実態です。
 私は、産科医を増やすためには、
 ①産科医の待遇を改善する。
 ②医療訴訟に対する、医師側の不安をなくする。
 この2つが必須だと思います。
 産科医の給与を2倍にすれば、
 人は集まると思います。
      ■         ■
 2007年10月29日に書いた、
 日本産婦人科医会会長、
 浜松医科大学長の寺尾俊彦先生のエッセイを
 医学生に、
 是非、もう一度、
 読んでいただきたいと思います。
 私も医学生の頃に、
 産科医になりたいと思ったことがありました。
 ‘生命の誕生’のお手伝いができる、
 というのは素晴らしいことです。

投稿者 sapporobiyou : 19:05 | コメント (1)

2008年10月23日

イボの想い出

 イボはウイルス性疾患です。
 手にできたイボは、
 自分の指でもくっついていると
 隣の指に移って増えます。
 可哀想な人は、
 指がイボだらけになってしまいます。
 今でしたら、
 皮膚科で液体窒素で凍らせるのが一般的です。
      ■         ■
 イボ治療のスペシャリストは皮膚科医です。
 日本皮膚科学会HPには、
 イボについての詳しい説明があります。
 ‘イボ治療法’と入力してネットで検索をすると、
 民間療法から美容皮膚科まで、
 たくさんのサイトが出てきます。
 昔、読んだ、米国の権威ある教科書に、
 イボはおまじないで治ることがある…
 と書かれていたのを覚えています。
 『トム・ソーヤーの冒険』という
 子どもの頃に読んだ本に、
 おまじないでイボを取る話しが出ています。
 さくらんぼさんの
 いぼとり地蔵
 まんざら嘘ではないのです。
      ■         ■
 私はイボでは苦い想い出があります。
 今から20年以上前です。
 1986年(昭和61年)から
 1988年(昭和63年)まで、
 私は釧路労災病院形成外科に勤務していました。
 専門医を取得したばかりで、
 今から比べると経験も浅く、
 北大形成外科の先輩に教えていただきながら
 手術をしていました。
      ■         ■
 昔の釧路労災病院には、
 皮膚科医が常勤していない時期がありました。
 皮膚科は近くに開業医の先生がいらして、
 そこからたくさんの患者さんを
 ご紹介していただきました。
 釧路労災病院には附属看護学校がありました。
 高校を卒業した、
 若い学生さんが3年間勉強しています。
      ■         ■
 看護学校の学生さんは、
 釧路労災病院で診療をしていました。
 手にたくさんのイボができた、
 とても可哀想な学生さんがいました。
 電気メスで焼いて治療していました。
 麻酔をして、焼く治療です。
 何回治療をしても、
 他の指などに再発を繰り返していました。
      ■         ■
 若い女性の手に、
 イボがたくさんあると…
 本人も辛いですし、
 実習で手を使うのも気が引けます。
 私も学生さんも必死でイボと戦っていました。
 しばらく、外来に来ないので、
 どうしているかなぁ~???
 と思っていた時に、
 廊下でバッタリその学生さんに会いました。
      ■         ■
 先生、私、はと麦を飲んだんです
 友だちから、『はと麦がイボに効くょ』って聞いたので…
 そうしたら、こんなにキレイに治ったんです!
 先生、どうしてはと麦のこと!
 教えてくれなかったんですか?
 私が北大の先輩から教わった、
 イボの治療法には、はと麦はありませんでした。
 確かに、ヨクイニンという漢方薬が効くことは知っていました。
 ただ、100%効くという保証はありません。
      ■         ■
 それ以来、私はイボの患者さんには、
 必ずはと麦の説明をするようになりました。
 ヨクイニンという薬で、
 健康保険も適応になります。
 錠剤で、一日量が9~18錠です。
 一日3回、食前または食間に飲みます。
 一回3~6錠です。
 札幌美容形成外科には用意していないので、
 処方する時は院外処方箋になります。
 イボを保険外でレーザー治療している、
 美容クリニックもあるようです。
 確かに効くレーザーもありますが、
 まずは皮膚科専門医
 受診なさることをおすすめします。

投稿者 sapporobiyou : 18:28 | コメント (0)

2008年10月22日

皮膚のできもの②

 ご質問が多かったので、
 続きを書きます。
 軟繊維腫(なんせんいしゅ)は、
 切除したり、
 電気メスで焼いたりするのが、
 確実な治療法です。
 鋏(はさみ)で、
 ‘ちょん’と切る方法もありますが、
 血が出て困ることもあります。
      ■         ■
 電気メスや
 炭酸ガスレーザーで取ると
 軽いヤケド状態になります。
 また痛みがあるので、
 麻酔の注射をするのが一般的です。
 麻酔の注射の方が痛いと…
 言われる方もたくさんいらっしゃいます。
 電気メスを使う時に、
 強く焼きすぎる先生がいらっしゃいます。
 そうすると、赤味が強く出ます。
      ■         ■
 札幌美容形成外科では、
 先が0.5㎜程度の、
 極細のピンセット
 (DUMONTデュモンの5番といいます)
 (スイス製です)
 (もともとスイスの時計屋さんが使っていたピンセットです)
 を使って
 丁寧に一個ずつ電気メスで切除します。
 ヤケドが小さいと、
 赤味も軽度です。
 そこへ、
 炎症をおさえる軟膏を塗って、
 茶色のテープを貼っておしまいです。
      ■         ■
 ニキビをつぶしたような赤味が残ります。
 赤味がある間は軟膏を続けて、
 紫外線を避けるようにします。
 これから、
 首を隠せるセーターなどを着る時期が…
 治療に向いている季節です。
 赤味がある間に…
 紫外線に当たると、
 茶色のシミになります。
      ■         ■
 軟繊維腫は保険医療機関であれば、
 健康保険で治療が受けられると思います。
 皮膚科でも形成外科でもOKです。
 詳しくは、かかりつけの先生にご相談ください。
 札幌美容形成外科では、
 閑散期であれば、
 いらした日に治療ができますが、
 申し訳ございませんが、
 繁忙期にはできないこともございます。
 美容外科の繁忙期は、
 12月下旬から4月までです。
      ■         ■
 さくらんぼさんからご質問があった、
 ヘルペスはウイルス感染です。
 口のヘルペスも
 陰部にできるヘルペスも
 同じ単純ヘルペスというウイルスです。
 口にできるのが、1型
 陰部が2型と分けられています。
 ゾビラックスとかアラセナという軟膏が効きます。
 残念ですが、
 ヘルペスは神経に潜んでいるので、
 体調不良などで再発します。
      ■         ■
 ヘルペスは皮膚科が専門なので、
 私は皮膚科の先生をご紹介しています。
 ハトムギから作った、
 ヨクイニンというお薬は、
 イボに効きます。
 これも保険適応になります。
 作用機序(どうして効くか?)
 はわかりません。
 軟線維腫には?
 私は効かないと思います。
 軟線維腫ができる原因は不明です。
 これでご参考になりましたでしょうか?

投稿者 sapporobiyou : 23:59 | コメント (0)

2008年10月21日

皮膚のできもの

 身体の表面を被ってくれている皮膚。
 身体の中で一番大きな組織です。
 ホクロの癌の他に、
 汗を出す汗腺、
 毛の‘根っこ’にある、
 毛根。
 爪の下の組織。
 これらすべてから‘できもの’ができ、
 その中には、悪性の癌(ガン)もあります。
      ■         ■
 頭皮の中に、
 毛が原因の癌ができることもあります。
 かなり厄介な皮膚癌です。
 私は形成外科医時代に、
 頭から足まで、
 身体中の皮膚ガンの手術をしました。
 形成外科医の中には、
 皮膚ガンの治療をしない先生もいます。
 北大形成外科出身の先生には、
 日本皮膚悪性腫瘍学会の会員で、
 皮膚ガンの診断と手術に
 詳しい先生がたくさんいます。
      ■         ■
 皮膚ガンの診断は難しいことがあります。
 ちょっと、脚にイボがあるから診てください。
 診察すると…
 悪性腫瘍のような気がしました。
 『いつからできましたか?』
 『2年くらい前からです。』
 『大きさは変わっていますか?』
 『いいえ、2年前からあまり変化していません。』
 『切除して病理検査をしましょう。』
 『もし悪性だったら、大きな病院をご紹介します。』
 『はい、お願いします。』
 こうして、手術したできもの
 皮膚の汗腺由来の癌でした。
      ■         ■
 市立札幌病院形成外科をご紹介して、
 大きく切除していただき、
 皮膚移植をしていただきました。
 私が診察しても、
 悪性か良性か区別できないこともあります。
 病理検査(びょうりけんさ)とは、
 細胞を顕微鏡で観察して、
 何のガンか?
 悪性度はどの程度か?
 などを検査していただくものです。
      ■         ■
 札幌美容形成外科で切除した、
 皮膚の検体は、
 BMLという検査会社を通じて
 札幌皮膚病理研究所というところで、
 専門の先生に検査していただいています。
 所長の木村鉄宣先生は、
 北大でご一緒だった先輩です。
 皮膚の病理検査では超一流の先生です。
      ■         ■
 以前にも書きましたが、
 皮膚科で切除しても、
 形成外科で切除しても、
 保険診療でしたら料金は同じです。
 さくらんぼさんのお母さんの
 首にできたのは、
 軟繊維腫(なんせんいしゅ)という
 良性のできものです。
 皮膚科でも形成外科でもとっていただけます。
 おおまかに言うと…
 切り取って縫う‘手術’
 形成外科が良いと思います。

投稿者 sapporobiyou : 21:47 | コメント (0)

2008年10月20日

ホクロ除去手術

 昨日の日記眼瞼下垂症手術は、
 保険適応になり、
 生命保険の手術給付金も出ると書きました。
 微妙なのがホクロ除去です。
 これは法律に記載されています。
 所得税法施行令第207条、所得税基本通達73-4
 ホクロの除去費用
 【照会要旨】
 ホクロを除去するための手術の費用は、医療費控除の対象になりますか。
 【回答要旨】
 容姿を美化し又は容ぼうを変えるための費用は、
 疾病の治療のための費用には当たらないので、
 ホクロの除去費用は、医療費控除の対象とはなりません。
      ■         ■
 確かに、この条文通りです。
 美容外科や美容皮膚科に行くと、
 ホクロ除去は‘簡単’で、
 小さなホクロでしたら、
 一個5,000円程度で除去してくれます。
 大部分は炭酸ガスレーザーで焼いたり、
 電気メスで焼いたりする治療です。
 これは、明らかに美容目的なので、
 医療費控除の対象となりません。
      ■         ■
 大学病院や総合病院の皮膚科を受診して、
 ホクロ除去をお願いしたとします。
 おそらく、大部分の皮膚科では、
 保険診療で病理検査をします。
 これはホクロの癌の見分けが難しいためです。
 正確に診断するためには、
 顕微鏡で細胞を診る‘病理検査’が必要です。
 私は日本皮膚悪性腫瘍学会の会員です。
 ホクロの癌をたくさん経験しました。
      ■         ■
 経験を重ねた専門医は、
 安易にホクロ除去をしません。
 ホクロの癌と良性のホクロを見分けるのは、
 実は皮膚科専門医にも難しい場合があります。
 ホクロの癌を見落として、
 訴訟になる場合もあります。
 私は、北大形成外科や関連病院で、
 たくさんのホクロの癌を手術してきました。
 北大形成外科病棟チーフの時は、
 何人かの方を見送りました。
 その中にはホクロの癌の方もいらっしゃいました。
      ■         ■
 私が研修医の時に、
 尊敬する先輩の皮膚科医から、
 次のように言われたことがありました。
 ホクロは悪性化したら大変です。
 ホクロを焼いて刺激して、
 その上、取り残して…
 もし…
 万一悪性化したら…取り返しがつきません
 ホクロは切除して、病理検査をすべきです。
      ■         ■
 私はあまり積極的に
 ホクロ除去手術をしていません。
 自分の顔にもホクロがたくさんありますが、
 放置しています。
 大きくなってきた。
 盛り上がってきた。
 色が黒くなってきた。
 など…
 ‘医学的に必要’な場合は、
 切除して病理検査をしています。
 この場合は保険適応になります。
 保険適応になれば、
 もちろん医療費控除の対象となります。

投稿者 sapporobiyou : 20:52 | コメント (1)

2008年10月19日

同期会と眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)

 昨夜、札幌西高校の同期会がありました。
 輔仁会(ほじんかい)という同窓会の後で、
 23期(昭和48年:1973年)卒業の同期だけが、
 約30人程度集まる会です。
 集まるメンバーはだいたい同じで、
 年に1~2回程度あります。
      ■         ■
 高校の同期なので、
 全員同年代です。
 昭和29年(1954年)か昭和30年(1955年)の早生まれです。
 53歳か54歳の
 おじさんやおばさんの集まりです。
 白髪になった人や、
 頭頂部が薄くなった人など、
 同年代でもさまざまです。
      ■         ■
 大きな会社に勤めていて、
 偉くなった同期もたくさんいます。
 ただ、世の中は不景気で、
 同期で景気が良い話しをしている人は、
 一人もいませんでした。
 『管理職手当がカットになった』
 『リストラの対象になりそうだ』
 などなど…
 どこも大変です。
      ■         ■
 元気な女性からは、
 『本間君、どうやったら若返れるの?』
 『手術は痛いんでしょう?』
 などなど…
 ご質問をいただきました。
 『でもねぇ、灯油もまだ高いし…』
 『この先どうなるかわからないから?』
 『美容整形にかけるお金の余裕はないのょねぇ…』
 ごもっともな、ご意見です。
      ■         ■
 同期の一人からは…
 『本間!お前!同期生割引つくれ!』
 と厳しいご意見がありました。
 でもねぇ~
 うちはもともと安いからねぇ…
 同期生割引は難しいです。
 ただ、他の美容外科ではできない治療があります。
 54歳ともなると、
 瞼が下がってものが見えにくい、
 眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)の方が
 男女を問わずいらっしゃいました。
      ■         ■
 私は携帯のサイトを出してお見せしました。
 こうして黒目が隠れているでしょう…
 これだと保険適応になります。
 初診と採血で、4,350円
 手術の日が43,900円
 抜糸の日が760円
 再診の日が520円
 合計49,530円
 (使用する薬剤の量などで若干料金が変わることがございます)
      ■         ■
 この方は生命保険に加入していたので、
 眼瞼下垂症手術眼瞼挙筋前転法という手術で、
 手術給付金がもらえました。
 生命保険の診断書料が5,250円
 手術給付金が50,000円もらえました。
 支払ったのが49,530円と診断書料の5,250円だったので、
 差し引き、4,780円で
 手術が受けられたことになります。
      ■         ■
 『へぇ~』
 『これが保険で受けられるの?』
 『しかも、手術給付金まで?』
 『私、瞼の上が窪んで、肩こりも強いのよねぇ…』
 『夕方になると、目が疲れて…』
 『週に一度は必ずマッサージに通っているの…』
 こういう方は眼瞼下垂症の疑いがあります。
 美容目的の手術には保険は適応できませんが、
 コンタクトレンズや年齢による瞼の下垂(かすい)には
 健康保険が適用されます。
      ■         ■
 世の中は…
 景気後退やリストラなど、
 元気がないことだらけです。
 少し時間に余裕がある方は、
 この機会に眼瞼下垂症手術を考えられてはいかがでしょうか?
 必要なのは…
 健康保険証、
 ちょっとチャレンジしてみる勇気、
 顔貌が変わっても平気という気持ちだけです。
      ■         ■
 同期生割引はありませんが、
 どなたでも同期生や家族だと思って、
 丁寧に一生懸命手術をしています。
 目がよく見えるようになり、
 世の中が明るく見えます。
 みなさまのご予約をお待ちしています。

投稿者 sapporobiyou : 17:59 | コメント (0)

2008年10月18日

住み込み奉公

平成20年10月18日、北海道新聞朝刊、
 『いずみ』への投稿記事です。
      ■         ■
 住み込み奉公
 雪がしんしんと降りつもる寒い夜のことだった。
 裏の戸をたたく音がするので母が出てみると、
 同じ市内の洋服店に
 住み込み奉公に出ていた2番目の姉がいた。
 「今日仕事場の裁ち台から親方のはさみを落とした。
 怒った親方に物差しでたたかれ
 晩ご飯を食べさせてもらえなかった。

 もうあんな所へは帰らない」。
 姉が泣きじゃくって事情を話した。
      ■         ■
 母は「そうか、そうか」と聞いていたが、
 「あそこの店には4年という年季の約束がある。
 泊まらせてやりたいが、
 今日泊まったら明日帰りづらいだろう。辛抱してや」。
 そう論した母も泣いていた。
 今来た道をトボトボ帰る姉の後ろ姿を見て
 私は母をうらんだ。

      ■         ■
 「女もこれから経済力を持たんとあかん」
 と娘4人全員に洋裁を仕込んだ母だったが、
 私は姉の姿があまりにあわれで、
 「住み込みは行かん。洋裁学校へ行く」と我を張った。
 月謝は縫い物をもらい、
 その仕立て代であてた。
 姉は年季を務め上げ一流洋服店に就職、
 その腕をたたえられた。
 母はよく姉が仕上げた洋服を手にとって、
 「やっぱり泣いて覚えた腕は素晴らしい」
 とほめ喜んでいた。
      ■         ■
 今はすぐ給料がもらえて
 楽な仕事を希望する若い人が多いが、
 歯を食いしばって頑張っている人たちに伝えたい。
 「身についた技術はどんな時代になっても離れないし、
 きっと花咲く時が来るからね」と。
 中山和子(82歳・洋裁師)=旭川市
 以上、北海道新聞より引用
      ■         ■
 私の母方の祖母、
 太田キヨは30台半ばで沖電気の技師だった夫と死別。
 東京から第二次世界大戦がはじまる前に
 郷里の札幌へ5人の子どもと帰ってきました。
 札幌市北1条西10丁目の借家に住み、
 親や兄弟からの援助をうけながらも…
 自分で身につけた和裁の技術で、
 男4人女1人の子どもを育てました。
      ■         ■
 5人の子どものうち、
 3人は大学に進学しています。
 私が子どもの頃は、
 ふぅ~んと聞いていましたが…
 自分が子どもを持って、
 大学に進学させるというのが、
 いかに大変なことかよくわかりました。
      ■         ■
 家内の母、片寄登喜子(74歳)は、
 島根県で洋裁学校に通い、
 洋裁の技術を身につけました。
 結婚後は内職で洋裁をしました。
 コシノヒロコさんの仕立てをするほどの
 技術力になりました。
 私がはじめて家内の実家に行った時に、
 工業用ミシンがあったのを覚えています。
      ■         ■
 札幌美容形成外科で使用している、
 手術用の被布(おいふ)
 (手術の時に使うグリーンの布)
 はすべて、家内の母に縫ってもらいました。
 職員が着ている制服の、
 丈(たけ)を直してくれるのもの、
 家内の母です。
 若い時に身につけた技術は生涯役立ちます。
      ■         ■
 私は『おしん』というTV番組が好きでした。
 今の若い人には通用しないと思います。
 医師免許を取得しても、
 厳しい修行時代が待っています。
 一流の技術を身につけて、
 それを維持するには努力が要ります。
 私も修行時代に…
 形成外科を辞めようか?と
 何回か思ったことがありました。
      ■         ■
 私は、
 今朝、北海道新聞のこの投稿を読んで、
 82歳になられても、
 お元気で、
 洋裁の技術を生かした
 仕事をなさっていらっしゃる
 中山和子さんのことを思い浮かべてみました。
 きっと素敵なご婦人だと思います。
 いつまでもお元気でご活躍なさってください。

投稿者 sapporobiyou : 19:53 | コメント (0)

2008年10月17日

風のガーデン②

 昨夜、風のガーデンの二回目を見ました。
 一回目を見ていない、さくらんぼさんへ
 番組HPを引用しながら解説します。
 主人公は中井貴一さんが扮する、
 東京の有名医大病院の
 麻酔科准教授・白鳥貞美先生です。
 番組では、高林医大病院となっています。
      ■         ■
 番組の最後に協力施設が出てきます。
 東京医科大学八王子医療センターの名前がありました。
 また旭川医科大学病院の名前もありました。
 手術室などの医療施設は、
 とてもスタジオのセットとは思えない、
 実物そっくりにできていました。
 おそらくどこかの病院を借りて撮影したと思います。
      ■         ■
 この先生、番組HPによると…
 貞美は、女性関係のもつれから
 妻・冴子を自殺に追いやった過去があり、
 そのことから父に勘当され、
 子供たちに会うことも許されていなかった。
 この息子を勘当した父が、
 緒形拳さんが扮する貞三先生です。
 二人の子供は
 ルイ(黒木メイサ)
 と岳(神木隆之介)
 です。
      ■         ■
 このドラマはフィクションです。
 と書かれています。
 おそらく実話ではないと思います。
 美しいガーデンは
 富良野の、
 新富良野プリンスホテルと
 富良野プリンスホテルの間にある、
 元はゴルフコースだった場所に作られたようです。
 この2つのプリンスホテルは、
 歩いては行けないくらい離れています。
      ■         ■
 数年前に富良野を訪れた際に、
 プリンスホテルがガーデンを作ったというので、
 一度、散策したことがありました。
 ピクニックガーデンという名前です。
 森の中にあります。
 かなり長い森の中のコースでした。
 このコースと
 富良野プリンスホテルの間に
 風のガーデンがあると思います。
      ■         ■
 このガーデンを作られたのが、
 北海道のガーデニングでは有名な、
 旭川市で英国式ガーデン
 「上野ファーム」を運営する
 上野砂由紀さん(33)です。
 英国で勉強されて、
 お母様と上野ファームを経営なさっていらっしゃいます。
 来年から、
 風のガーデンが公開されるそうです。

投稿者 sapporobiyou : 22:06 | コメント (0)

2008年10月16日

職員募集

 職員の産前・産後の産休と、
 子どもが生まれてから、
 一年間の育児休業のため、
 契約社員を募集しています。
 アルバイト北海道にも掲載しています。
 平成22年の春までですが、
 一度、美容外科で働いてみたいという、
 意欲がある方を募集しています。
      ■         ■
 受付・カウンセラーは4年ぶりの募集です。
 保険請求業務があるため、
 医療事務の資格があることが条件になります。
 実務経験は不要です。
 PCの操作は必須です。
 メールでのやり取りが多く、
 これから電子カルテを導入するためです。
 手術の説明用紙などもPCで手づくりです。
 そのため、
 ワードとかエクセルの操作ができることが必要です。
      ■         ■
 美容外科に興味があって、
 自分でも施術を受けてみたい方を希望します。
 他院で埋没法を受けた方でも大歓迎です。
 逆に、
 医療事務の資格があって、
 PCの操作もベテランだけれど…
 『埋没法って何?』
 という方はダメです。
      ■         ■
 レーザー脱毛を受けてみたい方も歓迎です。
 自分は毛深くて…
 全身のレーザー脱毛をしたい…
 でも…
 お金がない!
 という方は是非いらしてください。
 あなたの腕や脚がそのまま商品見本になります。
 『私も悩んでいたけれど、こんなにキレイになりました』
 これ以上、説得力がある説明はありません。
 悩んだことがない人に、
 他人の悩みはわからないものです。
      ■         ■
 未経験者でもOKです。
 他の美容外科に勤務した経験は、
 札幌美容形成外科では…
 あまり役立たないかもしれません。
 ノルマもないですし、
 売上によってお給料が増えたり減ったりもありません。
 手術が不要な方には、
 無理に手術をすすめることもありません。
 必要なのは…
 意欲、笑顔、やる気です。
      ■         ■
 年齢を若い方にしているのは、
 教える立場の職員が若いからです。
 札幌美容形成外科の求人情報は、
 ハローワーク、
 アルバイト北海道でも
 ご覧いただけます。
 皆様のご応募をお待ちしております。

投稿者 sapporobiyou : 18:46 | コメント (0)

2008年10月15日

携帯紛失

 広島からの帰りの飛行機で携帯を紛失しました。
 疲れていたのか?
 広島→東京便で、
 爆睡してしまいました。
 気がつくと…
 飛行機は羽田空港に到着し、
 他の乗客は通路に立っていました。
      ■         ■
 いつもでしたら、
 着陸した時の軽いショックで、
 目覚めるのですが…
 トホホ…
 着陸したのにも気付かず寝ていました。
 隣の人が、
 ようやく目覚めた?
 という呆れた顔で見ていました。
      ■         ■
 私は、あわてて立ち上がり、
 座席を確認もせずに降りました。
 ズボンのポケットに入っていた携帯を、
 どうやら寝ている間に落としたようです。
 いつもでしたら、
 座席も、荷物棚も、
 必ず確認するのですが、
 あわてていたのでしませんでした。
      ■         ■
 気付いたのは、
 羽田→札幌への便を待っている間でした。
 広島空港で、
 家内に‘帰るメール’をしたのまでは覚えていましたが、
 空港で落としたのか?
 機内で落としたのか? 
 すらわかりませんでした。
 困りました。
      ■         ■
 そういえば…
 契約する時に、
 GPSがついているので、
 検索サービスがあると聞いたっけなぁ…?
 と思い出しては、みたものの…
 どこに電話をかけたらよいかわかりません。
 ドコモへ電話すると…
 携帯をロックしてくれる機能があったっけなぁ…?
 ドコモの電話番号がわかりません。
      ■         ■
 携帯がないので…
 公衆電話を探しました。
 ふだん使わないので、
 どこに公衆電話があるか?わかりません。
 最近は札幌駅でも、
 公衆電話の数がめっきり少なくなりました。
 昔は、駅に必ず公衆電話と電話帳がありました。
 今は見つけるのも一苦労です。
      ■         ■
 困り果てた私は、
 ANA地上係員のお嬢さんに頼みました。
 てきぱきと電話をしてくださいました。
 広島空港では、
 遺失物の届出がないことがわかりました。
 到着した広島→羽田便の遺失物は、
 まだコンピューターに入力されていないので、
 わかり次第、連絡してくださることになりました。
 正直、助かりました。
      ■         ■
 札幌行きの便に搭乗して座っていると…
 CAのお嬢さんが、
 『本間様、お探しの携帯が見つかりました』
 『詳しいことは、札幌へ到着してからお知らせいたします』
 と知らせてくれました。
 新千歳空港に着くと、
 地上係員のお嬢さんが、
 私の携帯は、
 この後の便で私を追いかけてきてくれると、
 親切に知らせてくださいました。
      ■         ■
 私たちの生活の一部になっている携帯。
 失くすると大変です。
 ドコモの携帯を紛失した時は、
 0120-524-360(24時間受付)にダイヤル。
 ここで携帯の通話・通信機能を停止できます。
 位置検索サービスも同じ番号ですが、
 事前設定が必要だそうです。
      ■         ■
 初期設定はGPS機能がついていれば、
 検索サービスは可になっています。
 ただ、携帯の電源が切れていると…
 この位置検索サービスはできません。
 通話・通信機能の停止は電源が切れていても可能です。
 何より、紛失しないように気をつけるのが一番です。
 親切なANA職員の皆様、ありがとうございました。
      ■         ■
 おまけです。
 ドコモ以外の盗難・紛失の連絡先です。
 auは、
 0077-7-113 (無料) 受付時間:24時間
 SoftBankは、
 0088-241-113(24時間受付)
 WILLCOMは、
 0120-921-156(携帯電話・PHSからもかけられます)

投稿者 sapporobiyou : 20:57 | コメント (0)

2008年10月14日

緒形拳さん

 平成20年10月10日、朝日新聞の天声人語です。
 歌舞伎役者のように虚空をにらんで、
 緒形拳さんは静かに息を引き取ったそうだ。
 臨終に立ち会った津川雅彦さんは、
 その時を
 「おれもあんな死に方をしたいと思うほど
 格好いい最期だった」とまとめた
▼危篤と聞いて病院に駆けつけると、
 71歳の名優は一度ベッドに座り直したという。
 ひとしきり仕事の話をし、
 「治ったらウナギ食いに行こうな。
 白焼きをな」。
 この誘い、
 津川さんの激励ではなく、
 緒形さんの言葉というから驚く。
 淡いユーモアがにじむ、
 骨太の幕である
▼照れ、愁い、狂気。
 どれも一流だったが、
 影をまとうほど輝きは増した。
 「楢山節考」で背負われ、
 山に捨てられる老母を演じた坂本スミ子さんは
 「演技でこなさず、役になりきるすごみを感じた。
 心では今も親子のままです」と語る
▼肝臓がんのことは、家族限りとしていた。
 遺作のテレビドラマ「風のガーデン」の撮影では、
 玄米食で半年の長丁場を耐えた。
 倉本聰さんの脚本は命を正面から描く。
 訪問医役の緒形さんには
 死を語る台詞(せりふ)も多い。
 万感を込めたであろう仕事を結び、
 制作発表の5日後に逝った
▼あったかい味の書をたしなんだ。
 絵手紙を交わした
 東京都狛江市の小池邦夫さん(67)のもとには、
 「でくのぼう」と朱書きした賀状がある。
 別の一葉には
 「牛はのろのろとあるく」
▼そんな墨跡の通り、
 武骨に、ゆっくりと大きく、
 役者道を全うした。
 坂本さんの感慨に寄り添えば、
 演じた役のすべてが本物の緒形拳である。
 最後はあの白髪で、
 優しげな背中で、
 秋の夕景の一部になりきった。
(以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 フジテレビの風のガーデンで、
 拳さんが演じる、
 白鳥貞三先生の台詞(せりふ)があります。
 『生きているものは必ず死にます。』
 『死ぬ…ってことはね、』
 『生きているものの必ず通る道です。』
 白髪の老先生が、
 静かに話す言葉に重みがあります。
      ■         ■
 名優でも、
 医師でも、
 お金持ちでも、
 勝てない病気があります。
 私たちは、いつかは死にます。
 自分が死んだ後で、
 お金とか財産ではなく…
 何かを遺(のこ)したいと、
 50台も半ばになって考えるようになりました。
 偉大な俳優、
 緒形拳さんのご冥福をお祈りします。

投稿者 sapporobiyou : 20:44 | コメント (1)

2008年10月13日

日本美容外科学会(広島)③

 今年の日本美容外科学会は、
 広島の宮本義洋先生が会長でした。
 宮本先生は、
 広島で医療法人宮本形成外科を、
 ご開業なさっていらっしゃいます。
 奥様も形成外科専門医です。
 私より10歳も上の大先輩です。
      ■         ■
 広島大学医学部助教授(皮膚科)を歴任され、
 現在は、
 岡山大学医学部医学科形成再建外科の
 臨床教授をなさっていらっしゃいます。
 毎年、
 学会にご夫妻で参加なさいます。
 学会発表も活発にされている先生です。
      ■         ■
 毎年の学会には、学会長のカラーが出ます。
 今年の学会のテーマは、
 『安全で効果がある』でした。
 5つのシンポジウムのうち、
 4つのシンポジウムのテーマに
 『安全で効果ある美容外科治療を求めて』
 という題名がついていました。
 シンポジュウム1
 安全で効果ある美容外科治療を求めて:
 眼瞼形成術の長期結果と合併症
 シンポジュウム3
 安全で効果ある美容外科治療を求めて:
 フラクショナルレーザーの適応と効果
 シンポジュウム4
 安全で効果ある美容外科治療を求めて:
 レーザー治療の効果と合併症
 シンポジュウム5
 安全で効果ある美容外科治療を求めて:
 ノンサージカル治療(フィラー、Botox、自家脂肪注入など)
 の効果と合併症
      ■         ■
 確かに、どこの美容外科のHPを見ても、
 この手術でこんなにキレイになりますょ!
 とは、書いてありますが、
 こんな副作用がありますょ!
 とか、
 失敗したらこんなになっちゃいますょ!
 とは書いてありません。
 学会発表も、
 私はこの手術をしてこんな失敗をしました…
 なんてのはありません。
      ■         ■
 今回の学会で印象に残った発表は、
 大阪大学美容外科の
 矢野先生と高田先生のご発表でした。
 阪大は白い巨塔のモデルといわれる大学病院です。
 ここに美容外科講座があります。
 残念なことに、
 阪大に美容外科があることは‘宣伝’できず、
 患者さんの数は一年間で28人だったそうです。
 大手美容外科でしたら、
 半日で28人くらいになりそうです。
      ■         ■
 また、せっかく阪大病院に美容外科がありながら…
 保険診療しかできないために、
 自由診療で手術が必要な患者さんは、
 阪大以外のクリニックで手術をしているそうです。
 阪大で手術をしたのは、
 美容外科で受けた‘治療’によって、
 重篤な後遺症や合併症が残ってしまった方でした。
 阪大では、
 この後遺障害の‘手術’を保険診療で行っています。
      ■         ■
 阪大の矢野教授は、
 『患者の利益よりも、
 自分の利益を優先する、
 医師の根本的行動原理に問題がある。』
 と指摘なさっていらっしゃいました。
 また、
 何かが起こっても、
 それに対処ができる、
 基礎的な知識や技術の欠如した医師
 が問題であると話されました。
      ■         ■
 ヒアルロン酸の注入を、
 ‘安全だと思って’受けた結果として、
 大学病院で手術をしなければならなかった、
 お気の毒な方が学会で発表されていました。
 私が手術や治療をしても、
 副作用や後遺障害が
 ゼロということはありません。
 問題なのは、
 何かが起こった時に対処できる
 知識と技術力です。
 医師は何歳になっても勉強が必要だと感じました。
 宮本先生ありがとうございました。

投稿者 sapporobiyou : 14:23 | コメント (0)

2008年10月12日

日本美容外科学会(広島)②

 私ははじめて広島へ来ました。
 会場のリーガロイヤルホテルから、
 原爆ドームはすぐ近くにあります。
 時間を作って、原爆ドームへ行きました。
 8月6日に、毎年、広島が映ります。
 私は、原爆ドームと平和記念公園が、
 川の傍(そば)にあることを知りませんでした。
      ■         ■
 元安川というキレイな川の横に、
 原爆ドームがありました。
 昨日の夕方もたくさんの市民や観光客が来ていました。
 昨日は、ホテルでたくさんの結婚式もありました。
 今は、平和に暮らしている広島市民にも、
 被曝二世や三世がたくさんいると伺いました。
 ここに来て、
 平和の大切さや、
 原爆の悲惨さがよくわかりました。
      ■         ■
 広島在住の方から、
 広島人の気質について伺うことができました。
 原爆で一瞬にして、すべてを失った広島。
 その後も、
 いつ白血病などを発症するかわからない不安。
 生き残った人にも、
 ヤケド痕のケロイドが残り、
 生涯、その痒みや痛みに苦しんだ被爆者。
      ■         ■
 昭和20年代には、
 元気だと思われた人が、
 ある日突然、具合が悪くなり、
 そのまま亡くなってしまう…
 という方が大勢いらしたそうです。
 広島人というと、
 『放射能が残っている』と誤解を受け、
 他人から避けられた嫌な思い出もある。
      ■         ■
 広島の人は、
 原爆を落とされて、
 すべてを失い、
 生きていても、
 不安に駆られていました。
 そんな広島人に勇気を与えたのが、
 野球だったそうです。
 広島の人は、
 野球をして応援をすることで、
 市民が一体となって、
 戦後を生きて来られたと伺いました。
      ■         ■
 私たち日本人は、
 一度は広島へ来て、
 戦争や原爆の悲惨さを考えるべきだと思いました。
 高校の修学旅行は、
 京都や奈良、
 ディズニーランドや海外なんて行かないで、
 広島に来るべきだと思いました。
 美容外科学会で広島へ来て、
 平和の大切さと、
 原爆の悲惨さ、
 日本人として、
 核廃絶を訴える重要性を認識しました。

投稿者 sapporobiyou : 22:54 | コメント (0)

2008年10月11日

日本美容外科学会(広島)①

 広島の日本美容外科学会へ来ました。
 今日は3連休の初日。
 札幌からの飛行機は満席でした。
 早い便に搭乗しようと思いましたが、
 私が取れたのはお昼の便でした。
 そこで、私は空席待ちをするために、
 朝6:00発のJRに乗りました。
      ■         ■
 新千歳空港駅についたら、
 地下のJR駅から、カウンターがある2階まで、
 混んでいたエスカレーター横の階段を、
 ダッシュで駆け上がりました。
 54歳になりましたが、
 毎日、階段で鍛えたので、
 ANAのカウンターには息も切れずに着けました。
      ■         ■
 早い便に変更していただくために、
 ここで空席待ちのカードをいただきました。
 私は5番目でした。
 午前中の東京行きは全便満席。
 5人がキャンセルされたらしく…
 私は運良く7:30発のANA50便に乗れました。
      ■         ■
 東京で広島行きに乗り換えです。
 東京10:05発、ANA675便。
 広島着が11:33頃でした。
 学会会場のリーガロイヤルホテルに着いたのが、
 12:30過ぎでした。
 乳房インプラントのランチョンセミナーを
 半分だけ聴くことができました。
      ■         ■
 発表はカナダの先生でした。
 もちろん英語です。
 NHKのビジネス英語で鍛えているので、
 英語の講演も大丈夫です。
 毎日の勉強が役に立っています。
 これから医学を志す学生さんは、
 英語を勉強することをおすすめします。
 聴けるだけで十分です。
 私も昔はわかりませんでした。
 NHKラジオ英語会話のおかげです。
      ■         ■
 その後は、レーザーの発表を聞きました。
 今年の特徴は、刺青のレーザー治療の発表です。
 札幌美容形成外科では刺青のレーザー治療をしていません。
 札幌スキンケアクリニックの、
 松本敏明先生をご紹介しています。
 18歳~20歳頃にいれた刺青を、
 25歳~30歳近くになって、
 『取って欲しい』と来院される女性が多いようです。
      ■         ■
 取らなければならないのは、
 結婚のため…
 子どもができたため…
 男性でしたら、
 自衛隊に入隊するため…
 など切羽詰った理由で受診されるそうです。
      ■         ■
 レーザーだけでキレイに治ると思うのは間違いです。
 レーザーで黒い色は取れても、
 白く抜けた痕が残り、
 刺青が入っていたことがバレてしまいます。
 松本敏明先生は、
 たとえキズが残っても、
 刺青があったことを残さないのが大切だと
 コメントを述べられていました。
      ■         ■
 一度、刺青をいれてしまうと、
 キレイに元通りに治すのはほぼ不可能です。
 アートや
 おしゃれは
 別の方法でして、
 刺青だけは入れないで欲しいと思います。
 『若気の至り』の代償は、
 時間もお金もかかり、
 キズ痕も残るのです。
 マスコミなどで、
 一度取り上げていただきたい題材です。

投稿者 sapporobiyou : 23:57 | コメント (0)

2008年10月10日

白井幸吉さん

 私が尊敬する親しい方が、
 お亡くなりになりました。
 享年65歳でした。
 身内や親しい人の死は、
 言葉では表現できないほど辛いものです。
 その方は、
 私の人生の先輩であり、よき相談相手でした。
 医師ではありませんが、
 会社を経営されていました。
      ■         ■
 今日は、帯広で、お通夜に参列しました。
 美容外科学会へは、
 明日、朝の飛行機で行くことに変更しました。
 親しい人の死はとても辛いものです。
 私の親しい方は、
 白井幸吉(しらいこうきち)さんです。
 帯広市の方です。
 私が帯広厚生病院形成外科に勤務していた時に
 知り合いました。
      ■         ■
 白井さんご自身も、
 ご家族も、
 懸命に病魔と闘いました。
 残念なことに、
 お亡くなりになってしまいました。
 私は白井さんに、
 経営のこと、
 自分自身のことなどを相談していました。
 白井さんからは、
 医療について、
 ご自身の病気について相談を受けました。
      ■         ■
 白井さんの病気は肺ガンでした。
 昨年、見つかり、
 相談を受けた私は、
 私が信頼する先生にお願いし、
 その先生から、
 主治医となられた、
 黒沼幸治先生をご紹介いただきました。
 考えられる最高の治療をしていただきました。
 そのおかげで、
 昨年の発症から、
 奇跡的とも言える回復をなさいました。
      ■         ■
 白井さんは、先生に、
 『私は事業をしています』
 『他人に迷惑をかけることは、できません』
 『私は自分があとどれだけ生きられるか、
 できるだけ正確に知りたいのです』
 こう言われると、
 医師としても、
 できるだけ正確に話さないわけにはいきません。
      ■         ■
 白井さんは、
 担当の先生と治療法について話し、
 自分でも医師以上に勉強をして、
 情報を集めて、治療を受けられました。
 医療者として、
 ほんとうにすごいことだと思いました。
 治療の効果が出て、
 肺ガンの陰が消える程度まで回復され、
 その間に、
 ご自分の事業の後継者を見つけられました。
      ■         ■
 これから残された時間を、
 奥様と過ごそうと考えられていた時に、
 ガンが再発しました。
 9月には私と食事をするほどお元気だったのに、
 わずか2週間余りで容態が急変し、
 一昨日、旅立たれてしまいました。
 私は平成20年2月6日に書いた、
 北大第一内科准教授でいらした、
 山崎浩一先生のことを思い出しました。
      ■         ■
 山崎先生と同じように、
 白井さんも最後の1%まで望みを捨てずに、
 担当の先生を信じて治療を続けられました。
 入院先のNTT東日本札幌病院呼吸器内科
 黒沼幸治先生と看護師の皆様には、
 大変お世話になりました。
 最期までよくしていただきました。
 白井さんもお幸せだったと思います。
 心からご冥福をお祈りいたします。

投稿者 sapporobiyou : 23:59 | コメント (0)

2008年10月09日

風のガーデン

 今日からフジテレビ系で、
 『風のガーデン』がはじまりました。
 私は倉本聰さんのファンです。
 富良野へ毎年行くのも、
 北の国から以来です。
 私が結婚した、1981年(昭和56年)に、
 北の国からがはじまりました。
      ■         ■
 新婚で、釧路労災病院形成外科へ赴任しました。
 毎日夜遅くまで仕事をしていた病棟婦長が
 金曜日は楽しみにしているTVがあるから、
 22:00に間に合うように帰りたいと言われたのを
 記憶しています。
 それだけ、忙しい病院でした。
 北の国からがはじまったのが、
 1981年10月でした。
 今から27年前です。
      ■         ■
 今日からはじまった、
 風のガーデンは麻酔科医が主人公です。
 番組HPの記載です。
 東京の有名医大病院の麻酔科准教授・白鳥貞美(中井貴一)。
 死期の迫った患者を楽にする
 緩和医療(かんわいりょう)のエキスパートでもある貞美は、
 麻酔学界の権威である。
 麻酔科は手術中の痛みをとるために、
 さまざまな薬剤を使って麻酔をかけるのが仕事です。
 麻酔薬にはもちろん麻薬も含まれます。
      ■         ■
 ガンの痛みから、
 患者を救ってくれるのが、
 緩和医療(かんわいりょう)です。
 麻薬であるモルヒネが使われます。
 このモルヒネの使い方が、
 この20年近くで大きく変わりました。
 古くからあるモルヒネが、
 使い方によってとてもよいことがわかりました。
 その他にフェンタニルという麻薬もあります。
 このフェンタニルにはテープになった貼り薬もあります。
      ■         ■
 麻酔科では、手術中の痛みの他に、
 手術後の痛みの管理もします。
 手術で使用した硬膜外麻酔という麻酔の、
 細い管から、麻薬を入れることで、
 手術後の痛みが劇的に緩和されます。
 麻酔科は、
 痛みをとるエキスパートです。
 麻薬を含めた薬を上手に使えるのが麻酔科医です。
 病院の中で一番多く麻薬を使い、
 麻薬の使い方が上手なのが麻酔科医です。
 私も麻酔科研修を受けた時に、
 麻薬免許証をいただきました。
      ■         ■
 第一回目の放送を見た感想です。
 富良野のガーデンがキレイでした。
 緒形拳さんの演技も最高でした。
 まさか亡くなってしまうとは、
 拳さん、ご自身も考えてもみなかったことと思います。
 心からご冥福をお祈りいたします。
 今日のドラマの麻酔科医は、
 ほんものの麻酔科医でした。
 ただ、手術や仕事を終わった後で、
 糊のきいたYシャツを着て、
 ネクタイをしていたのは現実離れしていました。
 手術の時に着ている、
 青い術衣も、実際にはもっとヨレヨレです。
      ■         ■
 医療指導をなさったのが、
 旭川医大麻酔科の岩崎寛教授だと、
 ドラマの最後にちょっとだけ出ました。
 岩崎先生は、
 札幌医大麻酔科のご出身で、
 私が麻酔学を実際に習った先生です。
 上富良野のご出身だったと記憶しています。
 岩崎先生のご指導があったので、
 医師が見てもリアルな手術室だったのだと思います。
 来週からの番組も楽しみです。

投稿者 sapporobiyou : 23:27 | コメント (0)

2008年10月08日

裁判の傍聴

 昨日、診療の合間に、
 高橋智先生が担当されている、
 医療裁判を札幌地裁で傍聴してきました。
 先生の日記に書かれていたので、
 勉強のために行きました。
 私も知らなかったのですが、
 裁判は公開が原則。
 裁判所一階に大学の学生掲示板のようなボードがあり、
 その日に行われる裁判のプリントが貼ってあります。
 何階の○法廷で何時から○○の裁判があると記載してあり、
 それを見て傍聴に行けます。
      ■         ■
 はっきり言って衝撃的でした。
 被告席は訴えられた側の弁護士さんと、
 手術を担当した先生でした。
 カルテより分厚い、
 膨大な資料ファイルを弁護士さんが準備されて、
 それを先生が説明していました。
 手術記録の大切さと、
 カルテ(診療録)の大切さがわかりました。
      ■         ■
 医療に関する裁判だったので、
 医学生が解剖学を勉強する、
 解剖の教科書のカラーコピーがありました。
 そのコピーと手術記録から、
 どこにどうやって麻酔をして、
 手術を進めたかを説明していました。
 私が傍聴できたのは、
 被告側の証人尋問だったので、
 被告側の先生が説明をしていました。
      ■         ■
 あってはならないことですが、
 私が今までに勤務した総合病院で、
 医療訴訟を抱えていない病院はありませんでした。
 明らかに医療側のミスと言えるものから、
 誰が手術をしても、
 今の医学レベルでは避けようがない、
 不可抗力のような事故までありました。
      ■         ■
 厚生労働省は、最近になってようやく、
 医療安全などに力を入れるようになってきました。
 ところが、国がやることと言えば、
 マニュアル作りなどの政策ばかり。
 これで本当に事故が減るのだろうか?
 と疑ってしまいます。
 事故は、
 ほんの一瞬の判断ミスから起こります。
 事故を防ぐためには、
 経験や教育が大切です。
 同じようなミスは誰でも起こす可能性があります。
      ■         ■
 過去に起きた事故は、
 これからも起こる可能性があるのです。
 経験を積んだ医師や看護師は知っています。
 残念なことですが、
 そのような事故を公表する施設や先生は少ないのです。
 裁判記録とか判例を
 大学の授業や学会で教えることもありません。
 昨日、裁判を傍聴させていただいて…
 医学生や医療関係者は、
 一度は医療裁判を傍聴すべきだと思いました。
 また過去の裁判記録を勉強して、
 同じような過ちを繰り返さないようにすることが、
 医療側に必要だと感じました。

投稿者 sapporobiyou : 20:42 | コメント (0)

2008年10月07日

性器の手術について

 見えないところで、
 見せることもない部位。
 なんでそんなところ…
 手術なんかするの?
 という人は幸せな方です。
 人に相談もできず、
 悩んでいる人は、
 男女を問わずいらっしゃいます。
      ■         ■
 男性でしたら包茎の手術です。
 仮性包茎なんて手術する必要ない!
 と堂々と生きていらっしゃる方は、
 生涯そのままで、構いません。
 ただ、
 どんなに社会的地位が高くても、
 どんなにお金持ちでも、
 気になる人は気になります。
      ■         ■
 スポーツクラブや
 ゴルフ場の浴室。
 温泉でもそうです。
 タオルで隠す人は、
 だいたい包茎の人です。
 日本人だけではなく、
 外国人にも包茎の人がいます。
 海外でも性器の悩みはあるようです。
      ■         ■
 女性で多いのが小陰唇の肥大です。
 その程度も人によってさまざまです。
 他人がどうであろうと… 
 自分が気になってイヤでしたら、
 手術で改善できます。
 必要なのは、
 勇気とお金だけです。
      ■         ■
 他院の手術メニューに、
 クリトリス包茎という言葉が出てきます。
 正式な医学用語ではないと思います。
 もともと‘正常’な女性の陰核は、
 包皮に包まれているものです。
 ですから、無理に手術をすることはありません。
      ■         ■
 ところが…
 小陰唇が肥大して大きな方の中には、
 小陰唇だけを切除しても、
 クリトリスから上の部分が、
 大きくはみ出してしまう方がいらっしゃいます。
 そうすると、
 小陰唇を切除したことにより、
 かえって目立つようになります。
      ■         ■
 そういう場合には、
 クリトリス周囲とその上部の皮膚を切除します。
 これが‘クリトリス包茎’の手術です。
 この部分を手術すると、
 手術時間が余計にかかります。
 手間もかかります。
 一番難しいのが、
 性感を損ねないように…
 神経を傷つけないように…
 丁寧に手術操作をすることです。
      ■         ■
 ある意味…
 男性の包茎手術より難しい手術です。
 人によって皮膚の余り具合が異なります。
 見られない場所ですが、
 見られた時に…
 わからないように、
 キレイに作るのが難しい部位です。
 私はよく、
 『芸術祭参加作品』と言います。
 そのくらいキレイに作ります。
      ■         ■
 この手術で…
 幸せになってほしいなぁ…
 と考えながら手術をします。
 キレイに完成した時は嬉しいものです。
 札幌美容形成外科では、
 小陰唇の手術に追加料金なしで、
 クリトリス包茎の手術を行っています。
 他院で、追加○○万円と言われた方は、
 ちょっと考えてご相談にいらしてください。

投稿者 sapporobiyou : 20:01 | コメント (0)

2008年10月06日

はじめての子ども

 さくらんぼさんから、
 平成20年10月3日の日記、
 赤ちゃんが生まれたら…
 にコメントをいただきました。
 初めての子は 神経質になりがちです。
 哺乳瓶はミルトンで消毒したり
 紙おしめを嫌がる息子だったので
 私は布おしめで 育てました。
 さすがに
 私も主人も初めて自宅でお風呂に入れる時は
 コワくて 父や母に入れてもらいました。
 一人で頑張ってるお母さんもいますが、
 お父さん お母さんがいらっしゃるなら
 少し甘えて 手伝ってもらってください。
      ■         ■
 小児科の先生は別として、
 医学部で習った知識も、
 自分の子どもには役立ちませんでした。
 (というより忘れていました…)
 私は形成外科医だったので、
 唇顎口蓋裂の子どもさんの術後管理や、
 アザのレーザー治療をした子どもさんの管理、
 ヤケドの処置なんかは得意でしたが、
 おしめやミルクは不得意分野でした。
      ■         ■
 わが家でも、
 哺乳瓶はミルトンで消毒してたように思います。
 ネットで検索すると、
 今はレンジでチンでしょうか?
 よく考えてみると…
 自然界にいる哺乳動物では、
 消毒しなくても
 ちゃんと病気にならずに育ってますね。
 過度に神経質になる必要はないように思いますが…
 レンジなどの熱で消毒するのが、
 いいのでしょうか?
      ■         ■
 わが家は、9月生まれだったので、
 子どもが寒くないようにと…
 とにかく着せすぎ!
 部屋をあたたかくしすぎました。
 その結果、赤ちゃんの顔や頭に…
 たくさんの‘あせも’ができました。
 皮膚科も勉強したはずなのに…
 こんな状態が、はじめての子どもでした。
      ■         ■
 これからお母さん、お父さんになる人は、
 さくらんぼさんのご指導のように、
 ご両親にお手伝いしていただくとよいと思います。
 近くにご両親がいない方は、
 私のように孫が欲しくてもいない、
 じいちゃん
 ばあちゃんを見つけて、
 相談なさるとよいと思います。
 海外では、
 このような子育て支援ボランティアがいることを、
 何かで見た記憶があります。
 日本にも
 子どもが育てやすい社会が来ると、
 ほんとうの少子高齢化対策になりますね。

投稿者 sapporobiyou : 22:55 | コメント (1)

2008年10月05日

忘れられない患者さん

 私が医師になったのが、28年前でした。
 昭和55年、1980年です。
 私は札幌医大を卒業して、
 北大形成外科へ入局しました。
 実は…
 北大形成外科をよく知らずに…
 北大へ来てしまいました。
      ■         ■
 私は、形成外科というのは、
 事故のキズをキレイに治したり、
 顔や体の表面を治す外科だと思っていました。
 それは、間違ってはいませんでした。
 私の予想外だったのは、
 皮膚ガンの診断と治療でした。
 北大形成外科は、
 もともと皮膚科から独立したので、
 皮膚ガンの診断、治療(手術や抗癌剤治療)も
 形成外科でしていました。
      ■         ■
 悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)
 通称:メラノーマ
 というホクロのガンがあります。
 今でも難しいガンの一つです。
 皮膚ガンの中では、
 もっとも怖いガンの一つです。
 足の裏のホクロが
 突然黒く大きくなってきたら要注意です。
 リンパ節や肺に転移して、
 亡くなってしまう方もいらっしゃいます。
      ■         ■
 私が、免許取立ての新米医師の時に、
 このホクロのガンができて、
 北大形成外科にいらした患者さんが
 いらっしゃいました。
 残念なことに、
 その方は外来にいらした時に、
 ガンがかなり大きくなっていました。
 その上、リンパ節にまで転移していました。
      ■         ■
 本人はガンだと知っていましたが、
 まさかそんなに重体とは思っていませんでした。
 混んでいた北大病院でも、
 大至急手術が必要なので、
 最優先で入院待ちとなりました。
 入院前に、全身の検査をします。
 もちろん会社も休まなくてはなりません。
 本人には、
 『○○さん、大至急入院して手術が必要です。』
 『会社も3ヵ月以上休まなくてはなりません。』
 外来チーフの先生が説明しています。
      ■         ■
 『冗談じゃない、こんなおできで3ヵ月も入院できません。』
 『私は8月に大事な国家試験がある、そのためにずっと勉強してきました。』
 本人は黒いおできができたので、
 それを切ってもらえば治ると思っています。
 本人への説明の後で、
 奥さんへの説明がありました。
 『悪性のガンです。』
 『手術をしても、リンパ節に転移があるので、
 進行が早い方もいらっしゃいます。』
 『早い方は、6ヵ月程度で…』
 と上の先生が説明しています。
      ■         ■
 新米医者の私は…
 まだお若いのに、ガンになって死んでしまう…???
 とてもやり切れない気持ちになりました。
 その方は、北大形成外科へ入院して手術を受けました。
 リンパ節郭清(かくせい)の手術もしたので、
 手術の後はパンパンに腫れていました。
 その上、抗癌剤治療も受けていました。
 ふつうの人でしたら、手術だけで音をあげます。
      ■         ■
 驚いたことに、
 その患者さんは、
 手術後にパンパンに腫れて、
 しかも吐き気がすごい抗癌剤治療まで受けながら、
 病室で毎日消灯まで、
 国家試験の受験勉強をしていました。
 私は、
 こんなに勉強しても…
 余命6ヵ月とか言われていたのに…
 と思いながら、
 上の先生に指示された抗癌剤の点滴をしていました。
      ■         ■
 病理検査の結果も悪性黒色腫で、
 リンパ節にも複数の転移が見つかりました。
 今でも救命が難しいケースだと思います。
 ところが、
 その患者さんは見事に国家試験に合格。
 そのパワーに驚かされたのか?
 ガンも再発せず、
 私が知っているだけで、
 その後15年はお元気でした。
      ■         ■
 私は30年近くたった今でも、
 その患者さんのことが忘れられません。
 人の命は、はかないものですが、
 医学でも説明できない奇跡も起こります。
 1%でも可能性があるのなら、
 最後まで望みを捨てないというのは、
 とても大切なことのように思います。
 私が同じ立場だったら、
 病室で勉強ができるかどうか?は
 わかりませんが、
 主治医を信じて治療を受けると思います。

投稿者 sapporobiyou : 20:49 | コメント (0)

2008年10月04日

お医者さんの奥さん

 旦那が医者だと、安心できると思うのは間違いです。
 医師が、一番最初に診なければならないのは、自分の患者さんです。
 家族は後になります。
 どこの先生の奥さんも、‘母子家庭’を経験していると思います。
 私も、‘いい旦那さん’ではありません。
 家内には、
 ‘院長日記の中だけ愛妻家ぶっている’と非難されています。
 家内はこの院長日記を…
 ‘腹が立つから見ない!’と言っています。
      ■         ■
 私が高校生の時に、
 同級生にお医者さんの娘さんがいました。
 その人のお父さんは、
 たまたま私の父と小学校の同級生だったそうです。
 ○○さんの家はすごいねぇ。
 お父さんがお医者さんだから…
 というような話しをした記憶があります。
      ■         ■
 『あら、そんなことないわょ』
 『小さい時から、たくさんさびしい思いをしたわょ』
 『例えば、今度の日曜日は動物園に行こう!』
 『楽しみにしていたのに、患者さんの容態が悪くなって…』
 『動物園に何回行けなかったことか…』
 本間家では、動物園に行けなかったことはありませんが、
 札幌で勤務した時も、
 地方病院に勤務した時も、
 スーパーへ買い物へ行っても、
 必ずポケットベルを持っていました。
 今の先生は携帯ですね。
      ■         ■
 子どもが生まれると…
 夜もミルクを飲ませなければなりません。
 家内には、申し訳ないですが、
 私は一度も子どもにミルクを飲ませていません。
 ミルクの後の、
 『げっぷ』の出し方は、教えたことがありましたが、
 哺乳瓶でミルクを飲ませたことはありません。
      ■         ■
 釧路労災病院形成外科に勤務していた時です。
 子どもは2人になっていました。
 上の子が2歳、
 下の子が0歳でした。
 家内の母もいませんし、
 私の両親も札幌でした。
 ある日、家内が、
 美容室へ行きたいから、ちょっと子どもを見ていて
 と言いました。
      ■         ■
 『だめだよ、急患が来て、病院から電話がかかってきたらどうするの?』
 それじゃ、私は美容室へも行けないの?
 『託児所付きの美容室へ行けばいいじゃないか』
 これで大喧嘩になりました。
 その後、家内がどうやって美容室へ行ったか?
 まったく記憶にありませんが、
 お医者さんの奥さんなんてこんなものです。
 経済的に困ることは、
 他業種の人よりも少ないとは思いますが、
 孤独に強くて、忍耐強い人でないと、
 なかなか大変かもしれません…

投稿者 sapporobiyou : 21:16 | コメント (1)

2008年10月03日

赤ちゃんが生まれたら…

 私は26歳の時、
 1981年(昭和56年)に結婚しました。
 形成外科の同期3人の中では、
 一番早く結婚しました。
 家内は24歳でした。
 結婚したのは、研修医2年目の時でした。
 まだ、何もできない若者でした。
      ■         ■
 『本間君、結婚してもね…』
 『2年間くらいは、奥さんと二人だけがいいょ』
 『二人で、いろいろなところへいったり…』
 『二人だけの時間を楽しんだらいいょ…』
 『子どもができると、大変だからね…』
 北大形成外科の先輩のあたたかいお言葉です。
 私はとても恵まれていました。
 2DKの家賃4万2千円の公団住宅で、
 幸せな新婚生活を送っていました。
      ■         ■
 子どもが生まれたのは、
 先輩のご指導通り、
 結婚して2年後の、
 1983年(昭和58年)でした。
 当時、私は函館中央病院形成外科に勤務していました。
 とても素晴らしい病院でした。
 函館中央病院に勤務して、
 そこで積んだ経験は私の財産となっています。
 子どもも函館中央病院で生まれました。
      ■         ■
 函館中央病院形成外科はとても忙しい病院でした。
 当時は土曜日も診療があり、
 日曜日も交替で回診をしていました。
 私の両親は札幌。
 家内の両親は兵庫県西宮市に住んでいました。
 私は、子どもが生まれてから、
 家内の両親に頼んで、
 家内の母親に函館まで来てもらいました。
      ■         ■
 函館で住んでいたのが、
 病院が借りてくれた、
 キャッスル富岡という賃貸マンションでした。
 エレベーターなしの3階だったと思います。
 赤ちゃんが生まれて、
 生活は一変しました。
 すべてが赤ちゃん中心の生活です。
 楽しい反面、
 いろいろと大変だったことも事実です。
      ■         ■
 私の担当は主として、
 風呂入れでした。
 早く帰ってきた日は、
 私がお風呂に入れていました。
 私の方が手が大きいので、
 片手で楽に子どもを持って、
 身体を洗ったり、頭を洗ったりできました。
 でも、それ以外は何もせず…
 家内は一人で子育てをしていました。
      ■         ■
 函館では、
 家内の母親は産後約1ヵ月いてくれました。
 10月の紅葉がキレイなころに、
 家内の父親が迎えに来てくれて、
 そのまま関西に帰りました。
 その後も、
 引越しや2人目の子どもの誕生など、
 何かある度に、
 家内の母親に来てもらいました。
 ほんとうにお世話になりました。
      ■         ■
 医師という職業は、
 急患や当直もあり…
 私自身が、
 育児休業とか育児休暇なんて…
 考えたこともありませんでした。
 家内の母親は、
 今は札幌に住んでいます。
 本間家の子育ては、
 家内の母親のサポートではじまりました。

投稿者 sapporobiyou : 23:58 | コメント (1)

2008年10月02日

新しい生命(いのち)の誕生

 札幌美容形成外科を開業して4年になります。
 勤続4年の職員は、
 その間に結婚をして、
 家庭を持った人もいます。
 職員2人に新しい生命(いのち)が誕生しました。
 本人の了解を得て、日記で公開します。
 私は、おじいちゃんになった心境です。
 最近、あまりいいことがなかったのですが、
 とても楽しみにしています。
      ■         ■
 毎日一緒に仕事をしていると、
 家族以上に長い時間を過ごすのが職場の仲間です。
 少子高齢化で日本が困っている時代に、
 新しい生命(いのち)が誕生するのは、
 ほんとうに嬉しいものです。
 職員のおなかが少しずつ大きくなってきました。
 先日、マタニティーの制服も届きました。
 おなかが大きくなっても、
 調節できるようになっています。
      ■         ■
 来年になると、
 産前6週間、
 産後8週間の産休がはじまります。
 その後、子どもさんが満1歳になるまでは、
 育児休業が取得できます。
 札幌美容形成外科としては、
 はじめてのケースです。
 職員と一緒にいろいろと勉強をしました。
      ■         ■
 国も少子化対策のために、
 子どもを生みやすくするように力をいれています。
 私は、初孫の誕生を控えて、
 じいちゃんとして、
 できるだけの支援をしようと考えています。
 子どもを生んで育てるのは、
 大変なことです。
 家族や周囲のサポートが必要です。
 小さなクリニックですが、
 私自身は初孫の誕生を楽しみにして取り組んでいます。
      ■         ■
 産休に入る職員がいるため、
 契約社員を募集します。
 まず、看護助手が一名。
 その後で受付が一名です。
 看護助手には資格は要りません。
 しいて言えば、
 血を見ても大丈夫な人です。
 受付には医療事務の資格が要ります。
 医療事務は未経験でも可能です。
 PCの操作ができることが、
 受付の条件の一つです。
 年齢は24歳程度までの若い方を希望します。
 みなさんのご応募をお待ちしています。

投稿者 sapporobiyou : 21:09 | コメント (0)

2008年10月01日

講義の持つ意義

 私が尊敬する、
 弁護士の高橋智(さとる)先生の日記に、
 北海道大学ロースクール医療訴訟法の授業が開始した。
 と書いてありました。
 来年1月まで全15回もの講義はすごいと思います。
 受講生の中には、
 医師や歯科医師までいらっしゃると書かれていました。
 受講資格があれば、私も是非受講したいと思いました。
      ■         ■
 私は、不遇な形で札幌医大を追い出されましたが、
 4年間の教員生活で得たものもありました。
 それは、私の講義を通じて、
 形成外科とはどんなものか?
 ということを医学部の学生さんに伝えられたことでした。
 こうして日記を書いているのも、
 何らかの形で形成外科や美容外科を伝えたいという、
 私からの情報発信です。
      ■         ■
 他人(ひと)にものを教えるというのは、
 想像以上に難しいものです。
 有名大学の教授の講義が100%おもしろくて、
 ためになるか?
 ということはないと思います。
 私が学生時代に一番印象に残っているのが
 予備校時代にお世話になった、
 生物の矢野雋輔(やのしゅんすけ)先生でした。
      ■         ■
 形成外科医になった大きなきっかけの一つが、
 札幌医大6年生の時に、
 北大から特別講義にいらしていただいた、
 形成外科の大浦武彦教授の講義でした。
 北大の教官が、
 札幌医大に来て講義をするというのは、
 当時では珍しいことでした。
 6年間で数回しか覚えていません。
      ■         ■
 その特別講義では、
 口腔外科の小浜教授、
 眼科の中川教授、
 北大形成外科の大浦教授、
 北大形成外科の濱本助教授、
 の講義がありました。
 私が学生時代に形成外科を教わったのは、
 この一回だけでした。
 わずか2時間程度の特別講義でしたが、
 これで私の人生が決まりました。
      ■         ■
 高橋智先生の北大での講義でも、
 きっと将来、先生の後継者になるような、
 立派な弁護士さんが育つと思います。
 ひとを育てるのは難しいものですが、
 自分の講義を通じて、
 感動とか生きがいを伝えられるのは、
 すごいことだと思います。
 私も3回の講義を担当しますが、
 今年もしっかりと準備をして臨みます。

投稿者 sapporobiyou : 20:34 | コメント (0)