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2010年09月30日

頭髪の悩みわかります

 頭髪で悩んでいる人はたくさんいます。
 はげ
 という言葉は屈辱的です。
 おでこの広さという日記に書いてあります。
 私は額が広く‘おでこ’に特徴がありました。
 小学校6年生の頃、同級生の佐藤くんが、
 本間君の‘おでこ’の広さを測ってみようと言い出しました。
      ■         ■
 佐藤くんも、‘おでこ’が広いほうでした。
 将来はげたら困るから、今から測っておいたほうがいいよ。
 本間君も、参考になるからね…。
 測ろうはかろう、ということになり、
 女の子も参加して、私の‘おでこ’の長さを測りました。
 正直なところ気が進まなかったのですが、佐藤くんの
 ‘ボクも測るから、一緒に測ろう’という言葉に負けました。
 その時に、定規で測った長さが、6㎝9㎜でした。
      ■         ■
 幸いなことに…
 私は今でも6㎝9㎜程度です。
 はげませんでした。
 中学校に入ると…
 『本間は将来絶対にはげる』
 と言われていました。
 いつも前髪でおでこを隠していました。
      ■         ■
 ですから…
 髪の毛で悩む人の気持ちはとてもよく理解できます。
 米国のFDAは、
 まつ毛育毛剤でも…
 頭髪育毛剤でも…
 しっかりと認可をしています。
 メーカーも、
 有効な濃度まで上げた薬を製造販売しています。
      ■         ■
 日本の厚生労働省は、
 リアップを認可していますが、
 薬局で薬剤師さんが販売する薬なので、
 米国で販売されている
 ロゲインよりも低濃度です。
 個人輸入で米国から輸入することはできますが、
 安全性については自己責任です。
      ■         ■
 政治家にも薄毛の人はたくさんいます。
 芸能人でも、
 鬘(かつら)を使っている人はたくさんいます。
 うさんくさい…
 毛が生えますという商法は、
 この院長日記でも取り上げました。
 医師
 歯科医師
 大学教授ですら…
 間違った頭髪治療を受けています。
      ■         ■
 私が国に要望したいのは、
 いんちき商法で、
 毛が生えない治療で儲けている商法を取り締まり、
 安全確実な、
 頭髪治療を、
 もっと国民に啓蒙して欲しいと思います。
 私は、
 深夜に人目を忍んで
 毛生え薬を買いに行くより、
 ネットで米国製を輸入することをおすすめします。

投稿者 sapporobiyou : 15:01 | コメント (0)

2010年09月29日

頭髪の悩み【女性版】

 頭髪の悩みは男性だけではありません。
 若い女性から
 中年以降の女性まで
 頭髪に悩む女性は…
 想像以上に多いのです。
 悩んでいるのは…
 あなただけではありません。
      ■         ■
 札幌美容形成外科では…
 頭髪治療はしておりません。
 女性で頭髪に悩む方には、
 ROGEIN(ロゲイン)女性用をおすすめしています。
 上のリンクは英語なので、
 日本語のページは、
 [ロゲイン 女性用]と入力して、
 Googleなどで検索すると…
 たくさん出てきます。
      ■         ■
 ロゲインは男性用と女性用があります。
 同じミノキシジルというお薬が主成分です。
 もともと高血圧の薬として開発されたのに…
 内服すると…
 毛が濃くなった
 という副作用が出ました。
 これを商品化したのが米国です。
 日本のリアップも同じ成分です。
      ■         ■
 日本で売られている、
 リアップレディ
 ミノキシジルの成分が1%です。
 米国製の女性用ロゲインは2%です。
 単純なことですが、
 濃い方が効きます
 男性用ロゲインフォームは4%です。
 女性には使えないことになっていますが、
 この4%男性用ロゲインフォームで、
 著明に改善した女性を知っています。
      ■         ■
 日本国内で販売されている
 リアップは、
 OTC薬といって、
 医師が診察せずに、
 薬局で薬剤師が販売する薬です。
 ドラッグストアで、
 他人が見ているところで、
 毛生え薬を買うのは…
 男の私ですら抵抗があります。
      ■         ■
 あの人…
 リアップ買ってる!
 なんて思われるのは屈辱的です。
 ドラッグストアで、
 まだ20代と思われる、
 若い男性がリアップを買うのを見ると…
 気の毒に思います。
 深夜までやっているドラッグストアで…
 こっそり買おうと思っても…
 薬剤師さんがいないと買えません。
 薬剤師さんは22:00までなんて…ところもあります。 
     ■         ■
 男性用の4%ロゲインフォームを教えてくださったのは、
 横浜のヨコ美クリニック
 今川賢一郎先生です。
 札幌の有名皮膚科医にかかって、
 治らなかった若い女性が、
 今川先生の助言で改善しました。
 男性用の4%ロゲインフォームには、
 匂いがついているので、
 それだけが女性には難点でした。
 頭髪になやむ女性には、
 米国製の女性用ロゲインをおすすめします。
 ネットで見つけてください。

投稿者 sapporobiyou : 16:39 | コメント (1)

2010年09月28日

まつ毛が伸びてきました

 8月の院長日記でご紹介した、
 まつ毛育毛剤を、
 家内が毎日つけています。
 2010年8月9日
 緑内障とまつげ育毛剤
 2010年8月10日
 まつげ育毛剤
 2010年8月11日
 ラティースとルミガン
 2010年8月12日
 まつげ育毛剤の入手方法
      ■         ■
 アメリカの女優ブルックシールズさんや、
 山本モナさんも使っていらっしゃるそうです。
 私の考えでは…
 このまつ毛育毛剤は、
 まつ毛の根元の血流を良くします。
 まつ毛に肥料を与えて、
 まつ毛を育てるお薬です。
 他の美容液とは違い、
 医薬品です。
      ■         ■
 肥料という説明は…
 私の考えです。
 科学的な根拠はありません。
 もともとのまつ毛が、
 若いほど効果があります
 20台の女性と、
 家内のように50台の女性を比較すると、
 20台の方がよく効きます
      ■         ■
 でも…
 実際に困っているのは、
 年齢とともに…
 まつ毛力が弱くなった…
 50台以降の女性です。
 50台になると、
 妊娠する可能性もありませんから、
 ず~っと使えます。
      ■         ■
 20台の女性でも、
 毎日まいにちビューラーで、
 まつ毛をぐいぐい引っぱっていると、
 悲惨なまつ毛になります。
 まつ毛が下を向いている方など、
 若くても…
 貧毛になっている方を見かけます。
 弱ったまつ毛に、
 血流を良くする肥料は効果的です。
 まつ毛が濃くなり、
 長さも伸びます。
 お困りの方は是非お試しください。

lat
米国製ラティース3.0ml
14,000円(税込)
診察料・処方料込の価格です

ru
日本製ルミガン2.5ml
5,000円(税込)
診察料・処方料込の価格です

投稿者 sapporobiyou : 17:15 | コメント (0)

2010年09月27日

高橋先生の日記から〜不合格となった君に贈る言葉〜

 私がお世話になっている、
 弁護士の高橋智先生のブログに、
 捲土重来
 ~司法試験不合格となった君に贈る言葉~
 が掲載されていました。
 捲土重来=けんどちょうらい、けんどじゅうらい、
 については先生のブログを読んでください。
 先生のHPは、
 弁護士さんを選ぶのに役立ちました
 HPに先生のお人柄が出ています。
      ■         ■
 医者にも…
 弁護士にも…
 いろいろな人がいます。
 信じてはいけない弁護士もいるようです。
 私が感銘を受けたのは、
 高橋智先生の
 北大法学部の給湯室の想い出です。
 司法試験合格をめざして、
 僕らは朝9時から夜10時まで、ひたすら勉強をした。
 です。
      ■         ■
 今回の先生の日記の中に、
 「くそー。絶対に来年は合格してやるぞ。」
 と心に決めることが大事です。
 その悔しさがあればこそのモチベーションです。
 深く沈み込んだ者だけが、
 高くジャンプすることが可能なのです。
 …と書かれていました。
 私はこの高橋弁護士のお言葉を、
 受験生のみなさんに贈ります。
      ■         ■
 受験生にとって、
 秋は勝負の季節です。
 モチベーションを維持するのは、
 容易ではありません。
 あぁ、また来年もか…
 と弱気になるのが秋です。
 私は、
 今は亡き矢野雋輔先生のお言葉を忘れません。
      ■         ■
 受験生の頃の想い出
 という2006年11月20日の院長日記に書いてあります。
 いいですか、
 木枯しがピューピュー吹いて
 寒くなってくると
 だれでも心細くなります。
 ああまた来年も(予備校)かと
 思ってはいけません。
 これからが勝負です。
      ■         ■
 医師や弁護士は、
 決して楽で儲かる職業ではありません。
 辛いこともたくさんあります。
 他人の弱み苦しみを取り除く仕事は、
 想像以上に疲れるものです。
 モチベーションを維持するのは、
 受験生以上に大変なこともあります。
 深く沈み込んだ経験は、
 今になっても役立っています。
 男性でも女性でも同じです。
 不合格となった経験は将来役に立ちます。

投稿者 sapporobiyou : 19:14 | コメント (0)

2010年09月26日

涼しいというより『寒く』なりました

 今年は異常気象です。
 ついこの間まで猛暑と言われて、
 9月になっても暑かったのに…
 あっという間に…
 涼しさを通り越して…
 寒くなりました。
 さくらんぼさんの果樹園でも、
 今年はりんごが被害を受けたとお聞きし…
 とても残念に思っています。
 せっかく育てたりんごが、
 やけどをしてしまったそうです。
      ■         ■
 私は、
 平成7年1月から、
 平成10年3月まで、
 JA帯広厚生病院に勤務しました。
 JAがつくのは…
 農業団体が作った病院だからです。
 略して、JA北海道厚生連。
 農協法によって設立された…
 北海道厚生農業協同組合連合会が正式名称です。
      ■         ■
 私たち医師に辞令を発令するのは、
 病院長ではありません。
 代表理事会長という、
 農業団体の会長さんです。
 病院の中にあるのも…
 銀行のATMではありません。
 JAバンクのATMです。
      ■         ■
 病院としての機能は、
 他の病院と変わりませんが、
 農村医学会という学会がありました。
 農業従事者に多い病気や、
 農村特有の病気を研究して、
 発表していました。
 私が関係したのは、
 農機具による事故。
 農作業中の事故による外傷でした。
      ■         ■
 JAの病院に勤務していても、
 農業のことは…
 正直なところよく知りませんでした。
 りんごやけども、
 はじめてお聞きしました。
 自然相手の職業は、
 ほんとうに大変だと思います。
 実りの秋が、
 豊かなになってほしいと願っています。

投稿者 sapporobiyou : 17:51 | コメント (0)

2010年09月25日

何でも食べられる特技

 お医者さんの特技シリーズです。
 お医者さんは、
 毎日、美味しいものばかり…
 食べている?と…
 私自身が…
 医師になる前は思っていました。
 美食家の先生もいらっしゃいますが、
 大部分の先生は、
 何でも食べると思います。
      ■         ■
 当直の日は、
 病院の食事(給食といいます)の、
 検食(けんしょく)が、
 医師に義務づけられています。
 検食簿という書類があります。
 そこに、
 味は、
 鮮度は、
 などを○をつけて記入します。
      ■         ■
 私は、
 どこの病院へ行っても、
 病院の食事を美味しいと思いました。
 先生の中には、
 病院食なんか食えねぇ~という人もいました。
 私は…
 限られた予算で、
 よく献立を考えて、
 食事を作ってくださると思っていました。
      ■         ■
 大学病院の形成外科当直医には、
 検食がありませんでした。
 大学病院には、
 科ごとに当直医がいたので、
 おそらく内科の先生か
 他の誰かがなさったのだと思います。
 大学当直の時は、
 私は出前でした。
      ■         ■
 北大病院前の、
 味の広龍(あじのこうりゅう)の、
 中華飯と餃子(ぎょうざ)が、
 私の定番でした。
 今でも忘れられない味です。
 医師になると…
 いろいろな病院へ行きます。
 どこでも眠られて
 何でも食べられる特技は…
 医師としての必須条件…かも?です。

投稿者 sapporobiyou : 20:53 | コメント (0)

2010年09月24日

どこでも眠れる特技

 私は、高校生の頃から…
 徹夜が苦手でした。
 試験前で…
 まだ覚えなければいけないことが…
 山ほどあるのに…
 うとうとと…
 居眠りをしてしまい…
 気がついたらだった…
 …なんて経験はたくさんあります。
      ■         ■
 試験が終わったら…
 とにかく眠りたい…
 毎日、日曜日で…
 起きなくてもいい日だったら…
 どんなに心地よいことか…
 …と思っていました。
 その頃から、
 どこでも眠れる‘技(わざ)’が…
 自然と身についたようです。
      ■         ■
 高校生の頃ですら…
 わずか15分程度の通学バスの中で…
 帰りに…
 居眠りをして…
 乗り越したことがありました。
 JA帯広厚生病院に勤務していた時、
 札幌→帯広へJRで帰る時は、
 特に注意していました。
      ■         ■
 JRのスーパーおおぞら釧路行きは、
 帯広の次は…
 終点の釧路でした。
 乗り越すと大変なので…
 居眠りをしないように…
 起きていました。
 帯広終着の列車では…
 爆睡して…
 お客さん終点ですょ
 と車掌さんに起こしてもらったこともあります。
      ■         ■
 研修医の間は、
 居眠りをする暇はありませんでしたが、
 専門医になってからは、
 手術室の床に…
 体育すわりをして、
 手術と手術の合間や、
 他科再建がはじまるまでの、
 待ち時間によく居眠りをしました。
 (深夜0時過ぎの時間帯とかです)
      ■         ■
 私以外の先生でも、
 手術室の隅で、
 居眠りをする人はいました。
 ちょっとの時間を見つけて、
 居眠りをして、
 自分の番になったら、
 しゃきっと起きて、
 ぱっと手洗いをしに行ったものです。
 外科医には、
 どこでも眠れる特技を持った人が、
 多いと思います。

投稿者 sapporobiyou : 21:56 | コメント (0)

2010年09月23日

当直明けの事故

 昨日の朝日新聞の記事にあったような、
 激務の後の交通事故を、
 私も知っています。
 直接、面識があったのではありませんが、
 同僚の先生の同期でした。
 札幌市南区に、
 定山渓(じょうざんけい)という温泉があります。
 そこから先は山道で、
 中山峠という交通の難所です。
      ■         ■
 今でこそ道路が改良されていますが、
 昔はカーブが多く、
 トンネルもあり、
 死亡事故の多発地帯でした。
 その先生は、
 研修医時代に、
 当直明けに仕事をし、
 30時間以上の勤務後に、
 車を運転していました。
      ■         ■
 慎重な運転をする先生だったそうです。
 鳥取大学大学院生だった、
 前田伴幸先生(当時33歳)と同じように、
 対向車と衝突して亡くなりました。
 搬送されたのは、
 ご自分が勤務していた、
 救命救急センターでした。
      ■         ■
 私は、数多くの事故を見てから…
 衝突しても死なない車。
 安全性の高い車を選ぶようにしています。
 エアバッグも、
 オプションの時代から付けていました
 その代わりCDは無しでした。
 チャイルドシートも、
 25年以上前からつけていました。
      ■         ■
 若くても…
 当直明けは疲れます。
 救急の仕事は特に疲れます。
 疲れていると、 
 医療事故を起こす可能性もあります。
 当直明けで疲れている先生に、
 医療事故を起こされたら大変です。
 今の国の医療政策では、
 この辺の方針がまったくなっていません。
      ■         ■
 厚生労働省は、
 医療と労働を扱うお役所です。
 今の医師数では、
 絶対に労働基準法を守れないのに、
 都会も田舎も同じ基準で、
 医師に当直を義務づけています。
 緊急の患者さんを断れない、
 応召義務もあります。
 何とか考えてほしいものです。
      ■         ■ 
 私はお酒もあまり飲みません。
 風呂に入って寝るのが、
 唯一の楽しみです。
 当直明けに、 
 風呂にも入れずに、
 翌日の激務をこなすのが現実です。
 当直明けには、
 ゆっくり風呂に入って、
 熟睡できるようにしてくれると、
 救急医になる人も増えると思います。

投稿者 sapporobiyou : 18:56 | コメント (0)

2010年09月22日

高まる要求_疲れる医師

 平成22年9月21日、朝日新聞朝刊の記事です。
 興味深い内容だったので、長い文章ですが引用しました。
 医学部の学生さんや外科医に読んで欲しい内容です。
 働く_専門職エレジー①
 高まる要求_疲れる医師
 「悩み同じ」パイロットとシンポ
 「医師なら安心と思っていたのに」。鳥取県で飲食店を営む前田三女子(みなこ)さん(60)は、声をつまらせる。2003年、鳥取大の大学院生だった息子の外科医、伴幸さん(当時33)は運転中、対向してきたトラックに衝突して亡くなった。前日、同大大学病院で未明まで緊急手術の助手を務めた後、寝ずにアルバイト先の病院へ向かう途中だった。
 大学病院では実習として連日、早朝から夜9時ごろまで無給で診療や手術に携わり、さらに授業料や生活費を稼ぐため関連病院でアルバイト。事故前1週間の労働時間は約100時間。過労による居眠り運転だった。三女子さんらは損害賠償請求訴訟を起こし、昨秋、大学の安全配慮義務違反が認められた。
 事故後、大学院生の労働時間には気を使うようになったが、その分、医師の勤務が厳しくなったと間いた。裁判の過程で、研修医や麻酔科医、小児科医など、勤務医の過労死や過労自殺が各地で相次いでいることも知った。「現場がこんなに荒れていたとは」
  「このままでは体も家庭も危ないと思った」。今年春に外科医をやめた医師(33)は言う。週80~100時間労働は当たり前。夜中も頻繁に呼び出し電話がかかる。2006年、手術した患者が死亡したことで福島県の病院の医師が逮捕され、訴訟の不安が頭を離れなくなった。子どもが生まれたことをきっかけに他科に変わることにした。「人間らしい暮らしがしたかった」

 「医師の過重労働~小児科医療の現場から」の著者で医師の江原朗さんは、高齢化で医療の需要が増え、医療技術の高度化で患者の要求度が高まる一方、自治体の財政難や診療報酬の抑制で医師数は追いつかず、労働強化が進んだと分析する。医師にも労働基準法は適用されるが、医師法の「正当な理由がなければ応召を拒めない」との条項が壁になっているという。
 2005年の日本小児科学会報告書では、夜間の小児救急を行った医師の9割が翌日も引き続き勤務し、連続32時間働いていた地域もあることが示された。「米国では医師の長時間労働と医療ミスの相関関係を示す研究もある。安全な医療に必要な医療費負担を引きうける覚悟があるのか、社会が問われている」
 昨年、そんな医師たちが「全国医師ユニオン」を結成した。一人で加入できる初の医師のための全国労組だ。
 「医師も労働者として支えないと医療の安全も保てない」と楠山直人代表は話す。
 
 その動きに、思わぬ人々が注目した。大手航空会社の機長らが加入する日本乗員組合連絡会議だ。この7月、都内で「命と安全を守り労働のルールを考えるシンポジウム」を共催した。
 規制緩和で地方空港の開港時間が延び、今年10月からは羽田空港の24時開化も始まる。企画者の一人、全日空の機長(46)は「疲労がたまる24時間体制の職場で顧客の生命を守らなければならない仕事。技術の高度化で、顧客の間にできて当たり前という意識が強まっているのも医師と共通の悩みだ」と話す。
 機長はシンポの会場で、2000年、先輩機長が佐賀空港に着陸直前に操縦席内で脳出血で倒れ、着陸後に亡くなった事を思い出していた。
 先輩機長は倒れる前日、羽田から佐賀、佐賀から伊丹と飛んだ後、翌日の乗務をこなすため乗客として仙台に移動。仙台で1泊し、翌朝、仙台から名古屋、名古屋から青森、青森から名古屋へと飛び、さらに名古屋から佐賀に向かうところだった。
 前日の朝から翌日の夕方までの長い拘束に加え、名古屋空港では大型台風による風雨の中で着陸するという緊張を強いられた。名古屋で体調悪化を訴えたが交代要員がいないため、勤務を続けた結果だった。だが過労死に認定されるような残業はなかったとして労災申請は却下された。遺族は国に労災認定を求めて今も係争中だ。
 この事件のころから機長の欠勤発生率は上昇傾向をたどり、高止まり状態が続く。航空分野の規制緩和で、90年代半ばごろから機長の乗務時間の制限が緩和された。客室乗務員らの非正規化が進み、機長の負担は重くなっている。「一般の働き手とは異なるストレスがかかる機長という仕事に見合った疲労度テストや、労働時間制限が必要だ。専門職のやる気と責任感だけに依存し続ける時代ではない」と、機長は言う。
     ◇
 資格や技能で社会に貢献でき、不況にも強いといわれてきた専門職が、揺らいでいる。規制緩和や財政難で負担増に悩むその素顔を追う。
 (編集委員・竹信三恵子)


「いのち」の文字を背景に、人の生命を守る専門職の労働条件のあり方について、医師ユニオンと航空機の機長らの労組が共催したシンポジウム=7月31日、東京都内
 
 ご意見や「職場のホンネ」へのご投稿は連絡先を明記して〒104・8011朝日新聞経済グループ労働チームまで。ファクス03・5540・7354、メールt-rodo@asahi.com
      ■         ■
 
 パイロットへの夢という院長日記を、
 2009年1月6日書いています。
 私の夢はパイロットになることでした。
 私と高校の同期の友人は、
 大手航空会社の機長です。
 家内の友人のご主人にも、
 機長さんがいます。
      ■         ■
 機長さんに聞いたことがあります。
 ベテラン機長として、
 定年まで勤めるのは…
 大変なこと。
 航空身体検査があり、
 心身ともに健康でなければ、
 ストレスの多い機長は務まらないそうです。
      ■         ■
 何度も書いたことがありますが、
 医療の安全と航空機の安全には、
 共通することがあります。
 私が30代~40代で、
 総合病院の形成外科に勤務していた時です。
 緊急の手術が夜間に入って、
 次の日も、長い手術があると、
 とても困りました。
      ■         ■
 搬送された急患は断れないし…
 翌日にはまた長い手術です。
 56歳の今は、
 体力的に、到底無理です。
 医療とか…
 航空機とか…
 安全が最優先される職種では、
 格安とか激安は、
 合わないと思います。
      ■         ■
 最近は、
 アジア圏の航空会社に、
 格安のところが出ています。
 私は…
 いくら安くても
 当分の間は利用しないと思います。
 医療にかける国のお金の使い方も、
 もっと工夫すれば、
 お医者さんの将来も明るくなると思いますが…
 今の国の政策では…
 将来は暗いです。
 激安安全買えません

投稿者 sapporobiyou : 21:41 | コメント (1)

2010年09月21日

「さようなら」に笑顔

 平成22年9月21日、朝日新聞朝刊、ひとときへの投稿です。
 「さようなら」に笑顔
 マンションの駐車場で、同年代の女性とすれ違った。ベビーカーを押したその人は、「こんばんは」と私が言うと、携帯電話を取り出し、下を向いた。
 一戸建ての家からマンションに引っ越して2年。一戸建てに住んでいたころはあり得なかったことだ。あいさつをするのは当たり前だと教えられて育った。ここではあいさつを無視する人が多い。私と同世代の、子を持つ親たちだ。私は未婚だが、そんな親にはなりたくないと思う。
 先日、エレベーターを待っている少年がいた。
 「こんばんは]。私は声をかけた。小学4年生くらいのその少年は、はにかんだように「こんばんは」と答えた。私は2階、少年は4階のボタンを押した。狭い空間に2人きり。数秒聞、エレベーター内は無言だった。
 2階に着くと、少年に軽く会釈し、私はエレベーターを降りた。その時、背後から「さようなら」という少年の声が聞こえた。私は振り向き、「さようなら」と笑顔で返した。
 最後に「さようなら」と言葉にしたのはいつだっただろう。友達が転校した日か、卒業式だったか。悲しいはずの「さようなら」の響き。しかし、少年と交わした「さようなら」は私の心を温かくした。10年後、20年後もあいさつのできる大人でいてほしいと願う。
 (千葉県 流山市 高橋いづみ 会社員34歳)
 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 私が住んでいるマンションに、
 ご婦人と娘さんがいらっしゃいます。
 毎朝、小太郎くんという、
 黒と白のポメラニアンが、
 散歩へ出かけます。
 朝、エレベーターで、
 小太郎くんと会うのが楽しみです。
      ■         ■
 小太郎くんは元気なわんこです。
 通勤途中で会っても、
 「おはようございます」と挨拶をします。
 札幌市内のマンションでは、
 住人同士が挨拶をするところが多いです。
 あいさつは大切で、
 気分をよくしてくれます。
      ■         ■
 最近の子どもは、
 見知らぬ人にあいさつをしないように、
 学校で教育しているのかも知れません。
 一人だとあいさつは気恥ずかしいですが、
 ペットを連れていると…
 気軽
 あいさつができます。
 私は住人があいさつをする
 今のマンションを気に入っています。

投稿者 sapporobiyou : 16:31 | コメント (0)

2010年09月20日

敬老の日2010

 今日は敬老の日です。
 私も、56歳になり、
 あと何年かしたら…
 敬老を祝ってもらう側になりそうです。
 私の父、本間寛(ほんまゆたか)84歳。
 私の母、本間瑞子(ほんまみずこ)82歳、
 家内の母、片寄登喜子(かたよせときこ)76歳。
 私の両親と家内の母は、
 札幌に住んでいます。
      ■         ■
 敬老の日に、
 一番欲しいものは…
 電話で声を聞けることだと、
 昨日の新聞に書いてありました。
 幸い、今日は休診日でした。
 私の両親と、
 家内の母へ電話をしました。
 健康であることが、
 親にも私たちにも一番です。
      ■         ■
 私はあまり親孝行な息子ではありません。
 両親を連れて旅行に行ったこともないですし、
 高価なものも買ってあげた記憶はありません。
 親孝行といえば、
 平凡に結婚して、
 孫が生まれて、
 ちゃんと仕事をしていることくらいです。
      ■         ■
 あたり前のことですが、
 元気で働いていることが、
 一番の親孝行のようにも思います。
 医者をしていると、
 親の死に目に会えない
 と先輩から言われたことがあります。
 確かに、
 自分の患者さんを放り出して、
 親の臨終に立ち会う先生はいませんでした。
      ■         ■
 私の院長日記は、
 両親もPCで見ています。
 毎日、朝から夜まで働いていると、
 なかなか親に電話することもありません。
 たまに電話をしても、
 用件だけで済ませます。
 親は高齢なのに、
 PCでメールを送ったり、
 写真を添付して送ったりしているようです。
 いつまでも元気でいて欲しいと願っています。

投稿者 sapporobiyou : 21:27 | コメント (0)

2010年09月19日

快適な生活のための手術

 医学は進歩しました。
 糖尿病などは…
 職場の健康診断で見つかり、
 早期に発見して、
 早期に治療すると、
 糖尿病そのものも、
 目や
 腎臓に起こる、
 さまざまな合併症を減らすことができます。
      ■         ■
 眼瞼下垂症は、
 まだまだ知られていない病気です。
 信州大学形成外科の、
 松尾清教授が、
 ためしてガッテンで広めてくださいました。
 一部の眼科医には、
 批判的な意見があることは知っています。
 日本だけではなく、
 海外でも眼科形成外科の間で、
 論争が起こることもあります。
      ■         ■
 2010年5月5日の院長日記、
 眼瞼下垂症講座③【小さな目】に、
 さくらんぼさんがコメントをくださいました。
 たぶん 医学が進歩した今も
 ほとんどの方は極端な場合を除き
 遺伝と片付けていると思います。
 眼瞼下垂症であると
 ほとんどの方が思わないと思います。
 私自身 形成外科の事も、
 眼瞼下垂症の事も先生のblogを拝見するまで
 まったく知りませんでした。
      ■         ■
 もうひとつ
 美容外科は保険が利かないし
 高いと思っていた誤解です。
 このご意見が、
 ごく普通の人が考える、
 世間の常識です。
 私たち形成外科医ですら、
 松尾先生が熱心に啓蒙されるまでは、
 認識不足でした。
      ■         ■
 私は開業して6年が過ぎました。
 他の美容外科二重全切開をしたのに、
 二重になれずに、
 高額のローンと
 まぶたの傷だけが残った方の手術をしました。
 埋没法で二重になれなかった方や、
 埋没法が取れた
 眼瞼下垂症の方の手術をたくさんしています。
      ■         ■
 美容目的で二重の手術をしたのに、
 二重になれないのは、
 まぶたを上げるモーターである、
 眼瞼挙筋が弱いことが一因です。
 残念なことですが、
 医学部でも詳しく教えていません。
 医師国家試験にも出ません。
 なんちゃって美容外科医の中には、
 このことを知らない人もいます。
      ■         ■
 年齢とともに、
 まぶたが下がってくるのは、
 トシだから仕方がないと…
 諦めないでください。
 私は…
 まぶたが下がって見にくいのに、
 無理して外出して、
 横から来た自転車が見えなくて…
 衝突した人を知っています。
      ■         ■
 転倒して骨折でもすると、
 高齢者はとたんに弱ります。
 下がったまぶたで転倒して…
 骨折しないように
 垂れ下がったまぶたをお直ししましょう。
 すっきりとした目で、
 快適に老後を過ごすのは、
 良い考えだと思います。
 加齢遺伝だと諦めないで…
 勇気を出して手術を受けてください。

投稿者 sapporobiyou : 16:51 | コメント (0)

2010年09月18日

まぶたの形と遺伝②

 お母さんが眼瞼下垂だと…
 おばあちゃんや…
 お母さんの姉妹にも…
 眼瞼下垂が多いのは事実です。
 札幌美容形成外科では、
 親子や姉妹で…
 手術を受けてくださる方も
 たくさんいらっしゃいます。
      ■         ■
 親子や姉妹の場合は、
 術後の経過も良くわかっていらっしゃいます。
 ただ…
 お嬢さんより、
 お母さんが回復に時間がかかります。
 下垂の程度が大きく…
 皮膚切除の必要があるからです。
      ■         ■
 一般的なことですが、
 どんなに美しい方でも…
 年齢とともに皮膚が伸びます。
 眼瞼下垂症講座⑨【切開の長さ】という、
 2010年5月11日の院長日記に書いてあります。
 加齢による眼瞼下垂症では、
 皮膚が余って伸びています。
 どんなに高価な…
 カシミヤのセーターでも…
 長年着ていると…
 伸びてしまうのと同じです。
 人間の皮膚も…
 加齢とともに伸びます。
      ■         ■
 眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)
 なんて病気は、
 中学校でも高校でも習いません。
 医学部の講義ですら、
 ちょっと触れるられる程度です。
 看護学部の講義や、
 看護師さんの国家試験問題にも、
 まず登場しません。
      ■         ■
 札幌美容形成外科へいらっしゃる患者さんは、
 ネットで調べいたら…
 娘さんが偶然に見つけて…
 こんな病気があったんだ!
 …とまず驚かれます。
 丹念にHPをご覧になって…
 Chapter“27” 二重埋没法手術と眼瞼下垂手術
 …のマンガを見て!
 これってのことじゃん!
      ■         ■
 おそるおそるクリニックを受診なさって…
 いっしょにいらしたお母さんも、
 眼瞼下垂症診断されることもあります。
 昔は、
 ご高齢で…
 目がまったく開かない人しか
 この手術を受けていませんでした。
 今は、若い方でも手術をしています。
      ■         ■
 手術を受けられる年齢は、
 10台~80台まで。
 年齢に応じて手術方法も異なります。
 若い頃は下垂の症状がなかったのに、
 ハードコンタクトを長期間使用していると、
 30代後半でも下垂症状が出て来ることもあります。
 まぶたの力が弱い家系の方は、
 特にお気をつけください。

投稿者 sapporobiyou : 19:55 | コメント (0)

2010年09月17日

まぶたの形と遺伝①

 顔の形や体質は遺伝します。
 お父さんも…
 お母さんも…
 おじいちゃんも…
 おばあちゃんも…
 兄弟も…
 同じ血筋の人は、
 同じような病気になりやすいです。
      ■         ■
 昔から、
 家系によって…
 糖尿病になりやすいとか、
 高血圧になりやすいとか、
 がんになりやすい…
 ということが経験的に知られています。
 診察前の問診で、
 家族歴(かぞくれき)というのを伺います。
      ■         ■
 DNAによって、
 病気になりやすい体質が、
 遺伝することが一つの原因です。
 形質(けいしつ)といいます。
 そのほかに…
 家族はだいたい同じものを食べます。
 塩分が多い食事を摂る家庭。
 甘いものを多く摂る家庭。
 食生活も病気に影響します。
      ■         ■
 眼瞼下垂症講座⑤【学生証】という
 2010年5月7日の院長日記に書いてあります。
 眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という
 瞼を上げる筋肉(モーター)が
 生まれつき弱い人がいます。
 目を開けることはできますが…
 黒目の半分程度までしか…
 開きません。
      ■         ■
 小学校へ行くと…
 黒板の字が見づらい…
 いつもあごを上げている。
 あいてるの…?という言葉で傷つき…
 何か変…?
 と思いながら…
 遺伝だから
 …と諦めている人もたくさんいらっしゃいます。
      ■         ■
 アトピーや花粉症で
 まぶたをこする習慣がある人は、
 眼瞼下垂症になることがあります。
 コンタクトレンズ(特にハードコンタクト)で
 まぶたを開く筋肉が弱くなり
 眼瞼下垂になることがあります。
 このような体質や習慣は、
 親から子供へ遺伝することもあります。
      ■         ■
 瞼の形が遺伝するのは、
 写真で見ると一番よくわかります。
 葬儀や法事で親族が集まります。
 自分の兄弟だけではなく、
 ふだん会わないような親戚にも会います。
 私には、
 弟が一人います
 3歳年下です。
      ■         ■
 先日、
 法事で弟に会いました。
 私以上に眼瞼下垂の症状が見られました。
 兄弟で手術が必要な状況です。
 遺伝とは、
 恐ろしいものです。

hoji
私56歳、弟53歳


私3歳、弟3ヵ月

投稿者 sapporobiyou : 19:04 | コメント (0)

2010年09月16日

リカちゃん衣装愛らしく

 平成22年9月15日、朝日新聞朝刊_『ひととき』への投稿です
 リカちゃん衣装愛らしく
 小学2年生のみことちゃんとお友達です。みことちゃんは、私が週1回通っているデイサービスで会う、介護士さんの娘さんです。時折、お便りやビーズのネックレスをもらいます。
 先日、みことちゃんからリカちゃん人形のドレスの注文がありました。人形を借りておよその寸法で布を裁断し、手縫いで3着ほど作りました。
 一着は、ピンクの繻子地(しゅすじ)の端布にピンクのレースをあしらい、肩ひものついたドレス。後ろ身ごろにスリットを長く入れ、あでやかに仕上げました。
 もう一首は盛夏用。白いレースのボレロに水玉模様のフレアスカートと、さわやかな組み合わせです。
 3着目は浴衣。綿の水色の生地を選び、継ぎ目は腰揚げ風にしました。たもとは元禄袖、帯は朱色の羽二重の布で貝の口むすび。帯は面ファスナーで留めるようになっており、適当な肩揚げでいっそう愛らしくなりました。
 3着とも、きちんとできました。みことちゃんからは「ありがとう」と、お礼状が届きました。
 「こんなドレスがいいかな」 「あんなドレスはどうだろうか」と理想を思い描いたり、空想を交えたり。思いつくままにリカちゃんのファッションで遊びました。うれしい数日をみことちゃん、ありがとう。秋にはケープを作りましょう。
 (山形市_鏡チヱ子_無職_96歳)
 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 96歳の鏡チヱ子さんに拍手です。
 専門的?な言葉が多く、
 恥ずかしながら…
 繻子地(しゅすじ)とか…
 元禄袖(げんろくそで)とか…
 よくわかりませんでした。
 市販品にはない、
 特別仕立てのリカちゃんは、
 さぞ愛らしいことと想像しました。
      ■         ■
 96歳になられても…
 理想を思い描いたり
 空想を交えたり
 できることが、
 健康で長生き
 秘訣なのだと思います。
 次のケープは、
 どんなに素敵なことでしょうか。
 いつまでもお元気で、
 リカちゃんとお遊びになってください。

投稿者 sapporobiyou : 19:50 | コメント (0)

2010年09月15日

山の中の交通事故

 北海道は広大です。
 携帯電話の電波状況は、
 かなり良くなりましたが、
 山の中では通じないところがあります。
 札幌→富良野へ向う道路ですと、
 三笠市(みかさ)を過ぎると…
 山中に入ります。
 携帯の電波は通じなくなります。
      ■         ■
 札幌→帯広へ向う道路でも、
 夕張を過ぎて山中に入ると…
 携帯のアンテナが…
 圏外になります。
 携帯電話が通じないところは…
 事故に遭っても通報できません。
 通りがかりの車に…
 助けてもらうしかありません。
      ■         ■
 札幌市内や、
 札幌近郊で事故に遭った場合は、
 札幌消防に防災ヘリがあります。
 ドクターヘリも飛んできてくれます。
 ただし、条件があります
 ヘリが飛べるのは、
 視界が良い日中だけです。
 雲や霧がかかると、
 ヘリは飛べません。
      ■         ■
 交通事故は、
 霧や雪など、
 視界が悪い時に起こります。
 北海道の山中で事故に遭い、
 瀕死(ひんし)の重症になったとします。
 一刻も早く、
 救助に来て欲しいです。
 ところが…
 山の中には救急車がいません。
      ■         ■
 運良く…
 携帯が通じて…
 救助を要請したとします。
 119番です
 どうなさいましたか?
 交通事故です。
 助けてください。
 場所はどちらですか…?
 夕張と日高の間です。
 詳しくわかりません。 
      ■         ■
 最近の携帯には、
 GPS機能がついているので、
 運が良ければ…
 位置情報を発信してくれます。
 うまく伝わらなければ…
 だいたいの場所を伝えることになります。
 救急車は、
 その土地を管轄する、
 消防から助けに来てくれます。
      ■         ■
 事故に遭った場所で、
 患者さんの運命が分かれることがあります。
 北海道には、
 形成外科医が勤務する病院が、
 まだ多くはありません。
 救命救急センターも限られています。
 日勝峠の十勝側、
 つまり清水町側でしたら、
 JA帯広厚生病院という…
 頼りになる病院があります。
 形成外科医もいます。
      ■         ■
 鹿と衝突して、
 フロントガラスから…
 鹿が飛び込んできて、
 顔に大けがをしたとします。
 札幌→帯広の間に、
 形成外科医が常勤している病院は、
 ありません。
 地元消防の救急車は、
 顔の大けがでは、
 おそらく
 札幌までは搬送してくれません。
      ■         ■
 脳挫傷など、
 もっと瀕死の状況だったとします。
 ドクターヘリに来て欲しくても…
 山の中には着陸できません。
 夜間は飛べません
 山の中を走行する時は、
 夜間や、
 視界が悪い時こそ、
 慎重に運転してください。
 携帯の電波が通じないところは、
 救助にも時間がかかります。 
 気をつけてください

投稿者 sapporobiyou : 19:52 | コメント (0)

2010年09月14日

鹿と交通事故

 私は北海道内の大きな病院に勤務していました。
 札幌医大病院
 JA帯広厚生病院
 市立札幌病院
 函館中央病院
 釧路労災病院
 美唄労災病院
 短期間でしたが、
 JA旭川厚生病院にも勤務しました。
      ■         ■
 自分が勤務していた時には、
 札幌と道内各地を
 自動車で往復しました。
 30年前に比べると、
 道路は格段に良くなりました。
 昔は、
 札幌→帯広へ行くには、
 砂利道の日勝峠がありました。
      ■         ■
 今は、
 期間限定ですが…
 高速道路も無料区間があります。
 本州からいらっしゃると…
 北海道の一般道は、
 信号もなく高速道路みたいです。
 高速道路も…
 めったに渋滞しません。
 一見、快適に思えます。
      ■         ■
 本州の道路と違って、
 北海道の道路には危険がたくさんあります。
 北海道で多いのが、
 動物との衝突です。
 最近の北海道では、
 えぞ鹿が増えています。
 私は、 
 釧路に住んでいた時に
 野生の鹿を道路で数回見ました。
 しかとの衝突は大変です。
      ■         ■
 シカと衝突すると…
 車は大破します。
 運転者も同乗者もケガをします。
 私自身は診たことはありませんが、
 鹿と衝突して、
 顔にケガをした人もいると思います。
 動物を避けようとして、
 ハンドルを切ったために、
 事故に遭って亡くなった方も知っています。
 秋の紅葉が始まったようです。
 しかとぶつからないように、
 スピードは控えめにしてください。
 形成外科医としてのお願いです。

投稿者 sapporobiyou : 20:30 | コメント (2)

2010年09月13日

さだまさしコンサート2010

 昨夜、さだまさしさんの
 コンサートに行ってきました。
 前回が2008年3月16日(日曜日)でした。
 17:00開演で、
 終演が20:00でした。
 3時間途中休憩なしで、
 歌とトークを楽しませていただきました。
      ■         ■
 昨日は、
 特別ゲストとして、
 ヴァイオリンの長井明さんが、
 いらしてくださいました。
 長井さんは旭川出身。
 東京藝術大学卒業。
 現在はカナダのバンクーバー交響楽団
 終身名誉コンサートマスター。
 カナダにお住まいです。
      ■         ■
 「まっさん」の音楽と語りも最高でしたが、
 長井さんのヴァイオリンとの共演が、
 素晴らしかったです。
 さだまさしさんは、
 1952年4月10日生、58歳。
 私より2つ年上です。
 どうして…?
 あんなに元気なんだろう~?
 と思いました。
      ■         ■
 昨日のコンサートでは、
 昨年末にお父様が89歳で亡くなられたこと、
 大正9年生まれで
 最期は、
 大腿骨骨折でケガをしたのが、
 弱ったきっかけになったこと。
 …などをお話しくださいました。
 思わず、自分の父親を思い出しました。
 高齢者は、
 ケガが命取りになります。
 あわてずあせらず急がない
 のが大切です。
      ■         ■
 友人の、
 高名なお坊さんが50歳で、
 がんで亡くなったことも、
 お話ししてくださいました。
 私の知っている大学教授が、
 急死したことと重なりました。
 50代という年齢は、
 どうしても身近にが多くなります。
      ■         ■
 さだまさしさんのコンサートを聴いて、
 元気をいただきました。
 人生には、
 辛いことが多いそうです。
 「まっさん」も、
 たくさんの辛いことの中で、
 締め切りに追われ…
 がんばっていらっしゃる様子が、
 伝わってきました。
 56歳の私もがんばらねばと思いました。

投稿者 sapporobiyou : 21:57 | コメント (1)

2010年09月12日

気をつけていること③

 私は粗食(そしょく)です。
 結婚して間もない頃に…
 一時期、幸せ太りしたことがありました。
 新婚だったので…
 奥さんの手料理にも力が入っていました。
 NHKのきょうの料理など、
 いろいろな新しい料理が、
 毎日の食卓を豊かにしました。
      ■         ■
 結婚する直前の3ヶ月間は、
 人生ではじめての一人暮らし
 美唄労災病院の宿舎で過ごしました。
 自炊することはなく、
 病院の食事も…
 昼しかなかったので…
 あっという間に…
 食生活は悪化しました。
      ■         ■
 私の新婚生活は、
 2DKの公団住宅ではじまりました。
 狭いながらも…
 それは楽しい毎日でした。
 新婚旅行の機内で出た、
 グアバジュースが美味しかったので、
 同じ味を買ってきて飲みました。
 サントリーがビールを売り出したので、
 箱で買ってきて飲みました。
      ■         ■
 今から考えると…
 ジュースとビールが原因で、
 あっという間に…
 ウエストがきつくなりました。
 せっかく、
 おそろいで買った…
 トレーナーが着れなくなりそうになり…
 ジュースを止めました。
 ビールはあまり飲まなくなりました。
      ■         ■
 体重が増えると…
 体調が悪くなりそうだったので、
 その後は食生活に気をつけるようになりました。
 特に…
 50歳を過ぎてからは…
 だんだん食べなくなりました。
 新婚の頃は、
 気合が入っていた
 奥さんの手料理も…
 30年近く経つと…
 新しいものは、あまり登場しなくなりました。
      ■         ■
 息子は、
 お母さんの料理は味が薄い
 …とよく文句を言っています。
 私は口うるさい夫ですが…
 料理に関してはあまり文句を言いません。
 毎日、前の晩と同じおかずでも…
 弁当を作ってくれるので感謝しています。
 弁当箱もきれいに洗っています。
      ■         ■
 今は時間がないので無理ですが、
 仕事を止めたら…
 料理を習いたいと考えています。
 ぼけ防止のためと、
 自分の健康のためです。
 私は凝り性なので、
 料理も極めれば…
 家内よりも上達する自信はあります。
 粗大ごみにならないための作戦です。

投稿者 sapporobiyou : 11:29 | コメント (1)

2010年09月11日

気をつけていること②

 札幌美容形成外科には、
 たくさんのきれいなお客様がいらっしゃいます。
 カルテが間違っている?じゃないの…?
 と思うほど…
 お若く見える方が、
 たくさんいらっしゃいます。
 そういう方たちは…
 例外なく標準体重以下です。
      ■         ■
 あるお美しい方から伺いました。
 どうしてお若いのですか?
 『先生のおかげです…』
 なんて嬉しいことを言ってくださいますが、
 私の力なんて微々たるものです。
 その方から伺った秘訣栄養です。
 体調を崩されてから…
 栄養学を勉強されたそうです。
      ■         ■
 毎日の食事は、
 どんなお薬より…
 どんなサプリメントより…
 効果的です。
 不景気のためか、
 新聞にも…
 TVにも…
 得体の知れない…
 若く元気に美しくなる、
 初回限定○○○円商品がたくさん出ています。
      ■         ■
 有名な女優さんや、
 俳優さんが宣伝していると、
 つい信用してしまいます。
 痩せる食事も出ています。
 体験者が、
 ご自分のお腹の贅肉を出して、
 こんなにスマートになりました
 宣伝している食品もあります。
 そんなのに限って…
 効果には個人差があります
 …なんて書いてあります。
      ■         ■
 私が気をつけていること②は、
 食べ過ぎないことです。
 若い頃から、
 大食いではありませんでした。
 最近は、
 特に食べ過ぎに注意しています。
 腹8分目とはよく言ったものです。
 あともう少しのところで止めます。
 私は結婚した時から、
 服のサイズが変わっていません。
 体調管理の指標にしています。 

投稿者 sapporobiyou : 20:34 | コメント (0)

2010年09月10日

気をつけていること①

 私の健康法という日記を、
 2006年11月6日に書きました。
 医師という職業は仕事が不規則で
 自分の健康管理が難しいのが特徴です。
 医者の不養生とはよく言ったものです。
 大学病院に勤務していた時に
 健康診断で中性脂肪とコレステロールが
 正常値をはるかに超えていました。
      ■         ■
 内科の友人に相談したところ
 運動をすれば良いと教えてくれましたが
 朝7:00に出勤し夜10:00に帰宅する生活では
 スポーツクラブへ行く時間などありません。
 大学病院の中で運動する方法など
 なかなかありません。
 困っていたところ
 整形外科の石井教授が
 階段で医局まで歩いて上がられるのを目にしました。
      ■         ■
 私の医局は最上階の13階でしたので
 階段で上がることは
 考えてもみなかったのですが挑戦しました。
 最初は5階、
 その後8階、
 10階と
 少しずつ休まずに上がれるようになりました。
      ■         ■
 48歳で退職する頃には
 13階までスタスタと上がれるようになり
 検査値も正常になりました。
 札幌美容形成外科が入っているビルは
 6階までしかないのですが
 朝は屋上まで階段で上がっています。
 通勤でもなるべくエスカレーターは使わずに歩いています。
 階段男という、
 2008年5月4日の院長日記にも書いています。
 伊東四朗さんも階段の愛用者です。
      ■         ■
 私が医学生だった30年前、
 医者は…
 産婦人科以外は…
 自分の科の病気で死ぬと言われていました。
 白血病の研究者は白血病で。
 心臓の専門家は心臓病で。
 今は…
 必ずしも当てはまらないと思います。
 でも医者は短命なようです。
      ■         ■
 この一年の間に、
 私が知っている先生が何人か亡くなりました。
 現役の医学部教授でした。
 自分の健康は、
 なかなか自分で管理できません。
 苦しんで死なないように、
 日常生活でできることから、
 すこしずつ気をつけています。 

投稿者 sapporobiyou : 19:33 | コメント (0)

2010年09月09日

56歳になりました

 昨日で56歳になりました。
 お祝いのメールやコメントをいただき、
 ありがとうございました。
 じじいになりました。
 自分の父親が、
 56歳の時には、
 私は結婚していました。
 私は26歳で結婚したので、
 来年で30年になります。
      ■         ■
 私の父は55歳で定年になりました。
 その後、
 定年延長で数年間同じ病院で、
 薬剤師として働いていました。
 南大夕張という炭鉱の病院に、
 単身赴任で働いていました。
 実際には、 
 私たち家族が、
 父を夕張に置いて札幌へ来ました。
      ■         ■
 その父親が84歳です。
 かなりよぼよぼしていますが、
 まだ元気です。
 薬剤師なので、
 薬のことでわからなければ父に聞きます。
 頭はしっかりしていて、
 昔からある薬のことなどはよく知っています。
 頼りにしています。
      ■         ■
 自分が年齢を重ねる毎に思います。
 私の願いです。
 ①他の人(家族も含みます)に迷惑をかけたくない。
 ②汚くなりたくない。(きれい)好きなので…
 ③他の人から感謝されたい。
 ④粗大ごみや邪魔者になりたくない。
 ⑤できれば病気になりたくない。
 ⑥苦しんで死にたくない。
 私は贅沢でしょうか?
      ■         ■
 昨夜は、
 仕事帰りに娘も来てくれて、
 4年ぶりに…
 家族で食事ができました。
 娘との仲直りをすすめてくれた…
 私の人生の師(子育て編)である、
 さくらんぼさんのおかげです。
 感謝しています。
      ■         ■
 私の年齢になると、
 特に欲しいものはありません。
 元気で働ければ十分です
 自分が経験して得られた、
 形成外科の知識と技術を、
 少しでも、
 他の人に喜んでいただけるように、
 役立てたいと思っています。
 これからもよろしくお願いいたします。


札幌美容形成外科のスタッフから
いただいた花束です

投稿者 sapporobiyou : 19:56 | コメント (0)

2010年09月08日

医療事故を防ぐには⑥

 新車をぶつけて壊しました。
 昨日、交通違反で捕まりました。
 …なんてことは言いたくありません。
 インシデントレポートなんて横文字を使うと…
 何となく聞こえがいいですが、
 事故報告書です。
 私も、医療事故報告書を書いたことがあります。
 自分が手術した患者さんの、
 入院中に起きた事故です。
      ■         ■
 幸い、大事には至りませんでしたが、
 医療者側の過失でした。
 患者さんにお詫びして、
 傷が治るまで責任を持って治療しました。
 医療に事故つきものです。
 同じような事故が繰り返されます。
 どんなに優秀な先生でも、
 どんなに頭が良い先生でも、
 事故を起こします。
      ■         ■
 麻酔科研修の想い出⑥に書いたように、
 偉大な教育者とは、
 自分がした失敗を、
 いかに繰り返さないか…?
 ということを正確に教える人のように思います。
 たくさんの麻酔科教授を輩出した、
 札幌医大麻酔科学教室には、
 ケースカンファレンスという、
 症例検討会がありました。
      ■         ■
 私が研修していた当時は、
 医局長の本間英司先生が、
 閻魔帳(えんまちょう)と呼ばれたノートを持って、
 各手術室を歩いて見ていました。
 何かトラブルが発生すると…
 ケースカンファレンスで発表が、
 命じられました。
 毎週行なわれるケースカンファレンスでは、
 どうしてトラブルが起きたのか?
 トラブルを未然に防ぐにはどうしたら良いのか?
 などを詳細に調べて発表しました。
      ■         ■
 一人が起こしたトラブルは、
 他の先生が起こす危険性があるからです。
 熱心に討論が繰り返され、
 容赦ない質問が上の先生からも
 下の先生からもありました。
 こうした
 失敗から学ぶ
 失敗を共有する
 ということが、
 医学の発展には必須だと思います。
      ■         ■
 私が研修医だった頃の北大形成外科では、
 スライドカンファレンスがありました。
 形成外科で手術した、
 すべての症例のスライドを出して、
 大浦武彦教授以下の全員で討論しました。
 結果が悪い症例もありました。
 どこが悪かったのか?を、
 とことん討論しました。
      ■         ■
 私が形成外科医としてやっていけるのも、
 すばらしい先輩に、
 しっかりと教育されたからです。
 私は札幌医大を卒業しましたが、
 北大形成外科の大浦武彦先生の門下に入りました。
 北大形成外科には、
 素晴らしい先輩がたくさんいらっしゃいました。
 今日で56歳になり、
 少々くたびれていますが、
 これかも人様のお役に立てる間は、
 形成外科を続けようと思っています。

投稿者 sapporobiyou : 19:14 | コメント (2)

2010年09月07日

医療事故を防ぐには⑤

 現在の医学教育の中で、
 医療事故防止のための専任教員はいません。
 私は…
 ○○大学医学部、
 医療事故防止講座主任教授です。
 …なんて人は、
 日本の医学部には存在しないと思います。
      ■         ■
 医学の特殊性かも知れませんが…
 私たち医療関係者が、
 医療事故について…
 医学論文として…
 発表することは極めて稀です。
 形成外科関連では、
 過去数十年間に数編しか見たことがありません。
      ■         ■
 私はこんな失敗をしました
 …なんてことは人に言いたくありません。
 そんなことを発表すると…
 開業医は命取りになります。
 一般病院や大学病院でも…
 患者数が減ります。
 誰でも事故を起こした病院は敬遠します。
      ■         ■
 私たちが医療事故のことを知るのは、
 同じ病院内であっても稀(まれ)です。
 関係者だけの秘密です。
 医師賠償責任保険のパンフレットや、
 医療事故裁判の判例などで…
 こんな事故があったのか?
 と知る程度です。
 示談や和解になったケースだと、
 たとえ死亡事故でも闇の中です。
      ■         ■
 医療事故を防ぐ一番の方法は、
 こんな医療事故で患者さんが亡くなったとか、
 こんな検査で後遺障害が残ったとか、
 そういう情報を、 
 正確に伝えることです。
 仮免許なのに…
 いきなり高速道路を200㎞/hで飛ばすような…
 無謀な人でも
 覆面に捕まっている車を見ると…
 スピードを落とします。
      ■         ■
 厚生労働省は、
 国の政策として医療事故防止に取り組んでいますが、
 私に言わせると…
 美容外科の分野では無策です。
 レーザーなどの医療機器も、
 ヒアルロン酸などの医療材料も、
 未承認品だらけです。
 使った医師の責任にしています。
 どんな事故が起こっているか?
 どんな副作用が出ているか?
 知るすべがありません。
      ■         ■
 医療事故を防ぐには…
 怖さを教えることです。
 誰でも…
 事故でぐちゃぐちゃになった車を見ると…
 怖いと思います。
 死亡事故現場という看板を見ると…
 スピードを落とします。
 この道は人が死んで…
 幽霊が出るという評判になれば、
 誰でも慎重になります。
 怖さを教える教育が…
 大切だと思います。

投稿者 sapporobiyou : 19:28 | コメント (0)

2010年09月06日

医療事故を防ぐには④

 昨日の日記に書いた、
 最初はできなくて、
 よく叱られたのは…
 私のことです。
 私は慎重です。
 臆病(おくびょう)な人間です。
 だから無謀な運転はしません。
 素直?かどうかはわかりませんが、
 他人の言うことはよく聞きました
      ■         ■
 手術場の看護婦さんという、
 2008年7月19日の院長日記に書いてあります。
 私が医師になりたての頃は、
 医師免許を取得したのに、
 消毒一つ満足にできず、
 毎日、まいにち先輩から叱られていました。
      ■         ■
 当時の手術室ナースは、
 グリーンのキャップに、
 グリーンのマスクでした。
 目しか見えませんでしたが、
 とても精悍に見えました。
 あんなに手術器械があるのに、
 どうやって覚えるのだろう?
 と感心するほど、てきぱきしていました。
      ■         ■
 外科医は育てるのに時間がかかります。
 私は、あまり要領の良い方ではなかったので、
 手術が上達するまで時間がかかりました。
 よく、
 時間がかかるとか、
 遅いとか叱られました。
 研修医時代には、
 何人もの術場の看護婦さんに、
 いろいろ教えていただきました。
      ■         ■
 どんなに偏差値が高い有名大学医学部を…
 首席で卒業し…
 医師国家試験も…
 一発で合格した先生でも…
 卒業したての時は、
 ベテラン看護師さんより…
 仕事ができません。
 わからないことだらけです。
      ■         ■
 医師というプライドを捨てて、
 素直に看護師さんの言うことを聞くべきです。
 まみ子師長さんのように…
 長年、ベテラン理事長と仕事をした看護師さんは、
 新人皮膚科医より、
 的確に診断ができます。
 私が理事長だったら…
 大学から来た新人医師には、
 まみ子師長をつけます。
      ■         ■
 医療事故は、
 一人で防ぐものではなく、
 全員で防ぐべきです。
 できない先生は、
 できる看護師についてもらい、
 危ない!と思ったら…
 補助ブレーキを踏んでもらいます。
 看護師に、
 ブレーキを踏まれて、
 怒る医師は失格です。
      ■         ■
 できる看護師さんは…
 いきなり補助ブレーキを踏まずに…
 先生、この検査はよろしいですか?とか
 先生、こちらのお薬でよろしいですか?とか
 当院では、理事長はこのようになさっていますょとか
 優しく指導されるのでは…?
 …と思います。
 優秀な医師や
 優秀な看護師と働くことは、
 とても大切なことだと思います。

投稿者 sapporobiyou : 21:31 | コメント (0)

2010年09月05日

医療事故を防ぐには③

 医療事故を起こしにくい先生もいます。
 最初はできない人です。
 よく叱られた人です。
 臆病(おくびょう)な人です。
 素直で、
 他人の言うことを聞く人です。
 チェーン店の美容外科に勤務すると…
 最初は…
 売上、全国最下位になるような先生です。
      ■         ■
 チェーン店の問題という院長日記を、
 2009年12月16日に書きました。
 次の文章は私が考えた文です。
 美容外科のチェーン店には、
 売上目標や売上ノルマがあります。
 ないところでも…
 利益が出ていないと…
 院長の給与はゼロか大幅にダウンします。
 不景気になると、
 次々と‘閉店’する美容外科もあります。
 次の話しは架空の作り話です。
      ■         ■
 この患者さん…
 お腹も…
 腕も…
 太もも全周も…
 全部脂肪吸引して…
 がっつり根こそぎ
 5リットル以上吸引して…
 なんて言ってる…
 こんなに吸引したらヤバイよなぁ…
      ■         ■
 でも、
 これだけ脂肪吸引したら…
 250(万円)は取れる…
 ローンの審査もパスしている。
 今月の売上は低迷…
 受付からのプレッシャー
 先生、お願いしますぅ♡
 悪魔のささやきが聞こえてきて…
      ■         ■
 はいはい、脂肪吸引は簡単ですょ。
 眠っている間にすぐ終わりますょ。
 2~3日休めば、お仕事もすぐにできますょ。
 がっつり根こそぎ脂肪をとりますから…
 見違えるように細くなりますょ。
 みなさん、していらっしゃいますょ。
 心配なんて、いりませんょ。
 キズは残りませんょ。
 さぁ、手術をしましょう!
      ■         ■
 こんな美容外科は…
 実在しないと思いますが…
 広告を見ていると、
 多少やばいと思っても、
 強引に手術をしてしまいそうな…
 美容外科も目につきます。
 売上が重要なのは、
 美容外科チェーン店に限ったことではありません。
 大病院の院長とは…
 病院の赤字を減らせる先生のことです。
      ■         ■
 国の医療費抑制政策によって、
 どこの病院も疲弊しています。
 高齢者が増えた
 →医療費増大
 財政赤字
 →医療費抑制。
 →病院の赤字増大。
 疲弊したベテラン医師の退職。
 という負の連鎖が続いています。
      ■         ■
 最初はできなくて、
 よく叱られる人は、
 慎重です。
 臆病(おくびょう)な人だから
 無謀な運転はしません。
 素直で、
 他人の言うことを聞くので、
 しっかり教育すれば、
 素晴らしい先生に育ちます。
      ■         ■
 医学部の定員だけを増やしても…
 よい先生はできません。
 医療事故も減りません。
 いくら、
 インシデントレポートを書いても、
 医療事故は減りません。
 大切なのは、
 教育だと思います。
 どんな業種でも、
 事故を防いでよいサービスを提供するには、
 まず人を教育することです。
 その予算配分が少ないと思います。

投稿者 sapporobiyou : 19:57 | コメント (0)

2010年09月04日

医療事故を防ぐには②

 医療事故を起こしやすい医者がいます。
 一見、やり手で…
 腕がよくて…
 自信に満ちた人です。
 チェーン店の美容外科医になると、
 売上、全国一になるような人です。
 こんな先生が危険です。
      ■         ■
 一度見ただけで…
 自分は何でもできると錯覚しています。
 全身麻酔を、
 麻酔科指導医に教わったこともないのに…
 見よう見まねで覚えました。
 問題なく全身麻酔をかけることができました。
 横で見ていた看護師は…
 内心、ひやひやしていました。
      ■         ■
 無事に手術が終わって…
 麻酔から覚醒して…
 手術も成功しました。
 俺って…
 天才じゃん…!
 と看護師に言っていたそうです。
 看護師は黙って聞いていました。
      ■         ■
 数年後…
 俺って…
 天才じゃん…! 
 と言っていた先生は、
 死亡事故を起こしました。
 亡くなった患者さんには…
 ほんとうにお気の毒ですが、
 私はいつか死亡事故を起こすと思っていました。
      ■         ■
 私は医師免許をいただいて30年になります。
 私自身も…
 もう少しのところで危なかったことがあります。
 麻酔科研修の想い出⑥に書いてあります。
 私を助けてくださったのは、
 当時、札幌医大麻酔科の…
 医局長だった本間英司先生です。
 私の事例は、
 決して特殊なケースではありません。
      ■         ■
 昨日も書きましたが、
 医師免許証をいただいただけでは、
 仮免許運転中です。
 仮免許なのに…
 いきなり高速道路を200㎞/hで飛ばすような、
 無謀な先生がいます。
 こんな先生の車に乗せてもらうと…
 いつか死亡事故に巻き込まれます。
 事故は誰でも起こす可能性があります。
 自分だけは大丈夫と思わないことです。

投稿者 sapporobiyou : 20:14 | コメント (0)

2010年09月03日

医療事故を防ぐには①

 誰でも、医療事故にはあいたくありません。
 医療者側も…
 医療事故を起こしたくはありません。
 以前にも書いたことがあります
 医療は車の運転と同じです。
 条件が悪い道路を走ると
 必ず事故に遭う危険性が伴います。
 悪路で、視界が悪い山道でも、
 必要に迫られて走る必要はあります。
      ■         ■
 どんなに慎重に運転しても、
 がけ崩れや…
 橋の崩落にあってはたまりません。
 そういう‘医療’もあります。
 自動車事故にには、
 自賠責という強制保険があります。
 残念なことに医療事故には、
 任意保険しかありません。
      ■         ■
 医療事故が社会問題になって、
 国も積極的に政策を練っています。
 リスクマネージャーとか
 サブリスクマネージャーとか、
 インシデントレポートなど、
 横文字の単語ばかりが目立ちます。
 いくらリスクマネージャーをつくっても、
 インシデントレポートを書いても、
 事故は減りません。
      ■         ■
 医療事故を防ぐ一番のポイントは、
 教育
 訓練だと思います。
 今の医学教育では、
 医師になるにも、
 看護師になるにも、
 ペーパーテストに合格すればOKです。
 国家試験前には、
 徹夜で勉強しています。
      ■         ■
 晴れて…
 医師免許証を手にしても…
 看護師免許証を手にしても…
 何もできないところからスタートします。
 旧帝大とか有名私大とか、
 大学の難易度とは関係ありません。
 無名の私大の方が…
 よい医学教育をしていることもあります。
      ■         ■
 医師が医療事故を起こさないためには、
 良き師について、
 たくさん失敗を重ねることです。
 他人の失敗をたくさん見ることです。
 誰でも医療事故を起こすリスクはあります。
 大切なのは、
 事故が起こりそうになった時に、
 横に座っていて、
 補助ブレーキを踏んでくれる、
 教官につくことです。
      ■         ■
 医師免許取得時は、
 自動車でいうと、
 仮免許運転中と同じです。
 良き師匠について、
 運転が上手になるまでは、
 しっかりと教育してもらう必要があります。
 私は、
 北大形成外科という素晴らしい教習所で、
 大浦武彦先生という、
 素晴らしい師匠=教官についていただき、
 事故を起こさずに運転ができるようになりました。

投稿者 sapporobiyou : 22:02 | コメント (0)

2010年09月02日

荻野先生【控訴】

 山形大学職員組合から、
 【荻野先生の裁判を支援する会ニュースNo.14】が届きました。
 発行日:2010年8月31日
 山形大学職員組合
 原告請求棄却!控訴決意!
 <報告の後に、荻野先生と渡邉代表のご挨拶とお願いがあります。>
 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
  【判決報告】世話人 品川敦紀
 平成22年8月24日、午後1時15分より山形地裁において、荻野先生不当処分取り消し請求事件の判決が有りました。
 残念ながら、原告の請求がいずれも棄却されました。
 法廷では、主文のみの言い渡しのみでした。
 後で渡された理由書がに従って佐藤弁護士から、裁判所前で、簡単な説明がありました。
 主要な争点では,原告に報告義務があったかどうかについては,皮膚科に出来上がったコンパートメント症の患者がいるとの菊地医師の立ち話を、口頭報告と見なし、原告に、報告義務があったと認定しています。
 また、本件にかかる他の医師の処分、就業規則上の懲戒指針、他の処分事案との比較で、不当に重い処分だったかどうかについては,隠蔽、報告義務違反との大学側主張に沿って、その重大性から、本処分が,大学の裁量の範囲を著しく逸脱するものではないとして追認しています。
 今回の判決は,廊下での立ち話を口頭での報告と見なし、原告に報告義務があったと認定し,皮膚科での事故の責任を整形外科の教授だけに負わせていることを裁量権の範囲内と認定するなと,体制順応の不当判決(佐藤弁護士の評価)であり、佐藤弁護士から、絶対控訴すべきとの意見が出されました。
 とりあえず、荻野先生ご本人もご承知の上で,控訴を決めました。
 9月28日に佐藤弁護士事務所で弁護団会議を開き、控訴理由に付いて検討することになりました。
 支援する会としても、一度、中間総括を行い,控訴支援の体制を整える必要があると思われます。
 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
 ご支援ありがとうございます。
 私の裁判のご支援では、日頃、大変ありがとうございます。皆様のご支援を大変心強く思っております。今回の裁判についての山形地裁の判決は、全面的にこちらの訴えは認められなかったという残念な結果でした。私が訴えた内容は、普通の医師であれば、当然同じ様にするのではないかと思われる内容です。
 石栗正子裁判長は、これらの全てを否定しました。判決の理由は、大学の代弁者が語るような内容のもので、私には偏りがあるように見えます。この問題を早く終わりにしたいと思っていましたが、正しいと思うことを正しいと主張しなければいけないと思っております。弁護士さん、支援する会の世話人の高方と相談し、控訴することにしました。
 今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
 2010年8月26日
 荻野利彦
 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
 懲戒処分無効訴訟判決に思う
 支援する会 世話人代表 渡邉誠一
 今回の判決について、裁判所の姿勢が昔とほとんど変わらないことを改めて実感させられました。大学が決めた「処分」に対して構成員が異議申し立てをしても、裁判所はほとんど省みない、つまり、特別権力関係下での決定に裁判所は深入りを避けるという傾向が今なお残っているということです。今回の判決の根拠も、ほとんど被告=大学の主張を追認していることからも、そのことがよく解かります。
 また、この裁判を通じて、山大医学部附属病院の診療体制が、時代遅れであり、また同時に無責任な体制であることが露呈されました。
今日、医学の「進歩」で専門分化したこともあって、診療が複数の科で組織的に協働して対応している、所謂「チーム医療」がよく行われている中で、山大病院は、個人的に他の科に応援依頼し、しかも、依頼と同時に責任も押し付けるという、チーム医療とはほど遠い状態にあることが明らかにされました。この裁判中、医学部にチーム医療高度化委員会なるものがつくられたようですが、それが本当に診療体制の改善になっているか見極めたいと思います。
 今回、残念ながら、荻野先生の名誉が回復されるような判決が得られませんでしたが、これからこの間の運動を総括し、今後の運動の進め方を改めて検討していきたいと思っております。
 今までのご支援・ご協力に感謝申し上げるとともに、また今後もご支援よろしくお願い申し上げます。
 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
 判決文を弁護士の高橋智先生に読んでいただきました。
 高橋先生のご意見は、
 この事件は、
 医療事故と労働事件の、
 2つの面を持った興味深い裁判です。
 山形地裁では、
 原告の主張を退けています。
      ■         ■
 判決文を読むと、
 『…といって、平等性の原則に反するといえるものではない』
 『…といって、合理性を欠くものといえるものではない』
 というような表現を使っています。
 裁判官も、
 絶対に大学の処分が100%合理的とは言い切れていない
 逆転勝訴の可能性が高い裁判であり、
 控訴すべきですと
 力強いお言葉をいただきました。
      ■         ■
 私は医師として、
 医師法に規定された、
 患者さんの診療録(カルテ)を見ることもできない、
 他科の荻野教授一人が、
 極めて重い処分を受けたことの、
 合理性を判決に見出せません。
      ■         ■
 医療事故で被害を受けられた、
 若い女性の患者さんには、
 ほんとうに申し訳ないと思います。
 形成外科を信じて手術を受けてくださったのに、
 最悪の結果になったことは、
 とても残念です。
 同じ事故を起こさないためにも、
 形成外科の診療体制を確立してください。

投稿者 sapporobiyou : 19:13 | コメント (1)

2010年09月01日

美容外科へ行く時の準備(既往歴編②)

 誰にでも…
 言いたくないことはあります。
 ○○美容外科で、
 ワキガの手術をしました。
 プレミアム超音波○○法
 手術時間20分
 日帰りOP
 通院なし
 という甘い宣伝を鵜呑み(うのみ)にして、
 失敗しました。
      ■         ■
 …なんてことは言いたくありません。
 確かにキズは目立ちません。
 手術したかどうか…?
 ちょっと見にはわかりません。
 でも…
 汗も…
 臭いも…
 手術前と変わりません。
      ■         ■
 毎晩、熱帯夜で…
 暑くて暑くて…
 9月になったのに眠れない夜です。
 10万円という…
 私にとっては…
 大金を使って手術を受けたのに…
 わきが蒸れて臭います。
 どうしても治したくて、
 診察にいらっしゃる方がいます。
      ■         ■
 札幌美容形成外科では、
 今までに受けた手術などは、
 問診票に記入していただきます。
 忘れたわけはないと思うのですが…
 以前に受けたワキの手術を…
 書いてくださらない方もいらっしゃいます。
 お気持ちはよくわかります
      ■         ■
 目の手術と違って、
 わきの手術は、
 一度目と二度目は大違いです
 たとえ20分の手術で、
 見た目にキズがなくても…
 皮膚の下には、
 瘢痕(はんこん)という…
 立派なきずがあります。
 このきずがあると…
 手術が難しくなります。
      ■         ■
 何も手術を受けたことがない方と比較すると、
 手術による効果も減ります。
 瘢痕があるために、
 組織が硬くなっていて…
 アポクリン腺をきれいに取り除けないためです。
 手術で症状の改善が見込まれる時には、
 きずの治りが悪いことをご説明した上で、
 手術をお引き受けすることもありますが、
 手術ができないこともあります。
      ■         ■
 どんな手術でもそうですが、
 最初に受ける手術が不適切だと、
 2回目以降になおすのが、
 極めて難しいことがあります。
 目の手術も、
 鼻の手術も、
 フェイスリフトの手術も、
 おっぱいの手術も、
 脂肪吸引の手術も、
 2回目以降は難しくなります。
      ■         ■
 しっかりなおしてほしければ、
 担当の先生には、
 できるだけ正確に、
 今までの治療経過を説明してください。
 病院へ行って話すと忘れるので、
 履歴書のように…
 A4の紙にワープロで書いておいたり、
 時間がある時に、
 携帯に入力しておくのも便利です。
 情報は包み隠さず伝えてください。
 お医者さんからのお願いです。

投稿者 sapporobiyou : 19:42 | コメント (0)