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2011年04月30日

ウィリアム王子おめでとう!

 昨夜のTVで、
 ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式を見ました。
 とてもきれいなお嫁さんでした。
 56歳の一人の日本人として、
 心からおめでとうと伝えたいです。
 立派になったと思います。
      ■         ■
 比較の対象にもなりませんが、
 チャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚されたのが、
 1981年7月29日です。
 私が結婚したのも、
 1981年7月でした。
 ほぼ同じ時期に結婚し、
 ウィリアム王子の誕生が1982年です。
      ■         ■
 私の長女が生まれたのが、
 1983年です。
 私たち夫婦と、
 英国王室は比べようもありません。
 ただ、
 子どもは同じように成長し、
 大きくなって行きます。
      ■         ■
 お母さんの…
 ダイアナ妃が亡くなったのに、
 ウィリアム王子は立派に成長され…
 素晴らしい伴侶を得られました。
 ダイアナさんが生きていらしたら、
 どんなに息子の成長を喜んだことか…
 暗いニュースが多い中で、
 久しぶりにうれしいニュースでした。

投稿者 sapporobiyou : 21:23 | コメント (0)

2011年04月29日

じいちゃんの入れ歯

 最近、じいちゃんの元気がない。
 食べたがらない。
 以前より食べなくなった。
 入れ歯が合わないらしい。
 私の母が心配していました。
 そういえば…
 85歳の誕生日も…
 調子が悪そうでした。
      ■         ■
 私の父は、
 歯が悪いです。
 残っているのは、
 右下の3番という…
 犬歯(けんし)と呼ばれる…
 一本だけです。
 昨年12月に作っていただいた、
 入れ歯が合わなくて、
 今年に入ってから食が細くなりました。
      ■         ■
 作っていただいた歯科に通院しても治らず…
 調剤薬局で聞いた…
 評判の良い歯科へ通院し、
 少し良くなって…
 また痛くなって…
 最後には、
 自分でガーゼを切って…
 入れ歯にはさんで使っていました。
      ■         ■
 私は入れ歯に専門家がいることを…
 長い間、知りませんでした。
 北大形成外科で歯学部の先生と
 合同カンファレンスをしていました。
 医科と歯科の協力という、
 2010年2月3日の日記に書いてあります。
 歯科のtetsuko先生からコメントをいただいています。
      ■         ■
 卒後在籍した教室は、
 大浦教授時代の形成外科とチームを組んでいたので、
 医科、歯科合同で症例に取り組む良さを実感しました。
 患者さんの口もとを美しくしたい大浦先生側と、
 患者さんにしっかり咬める歯並びを残したい歯科側の先輩とで
 「どの歯を残す?抜く?」
 と激しいやりとりをしていたのを思い出しました。
      ■         ■
 入れ歯の専門家は、
 補綴科(ほてつか)の先生です。
 北大歯学部には、
 第一と第二の2つの補綴学講座がありました。
 私たち形成外科は、
 第二補綴科の先生とご一緒に、
 顎顔面の治療をしていました。
      ■         ■
 私の家内も、
 結婚前に受けた抜歯が原因で、
 顎関節症になりました。
 私の幼なじみの小山先生に見つけていただき、
 北大歯学部で治療しました。
 北大から紹介されて、
 家内の治療をしてくださったのが、
 清水則夫先生です。
      ■         ■
 清水先生は、私と同年代です。
 北大歯学部第二補綴学教室の、
 医局長をなさっていらっしゃいました。
 現在は…
 北区新琴似で開業されています。
 昨日、清水先生に父を診ていただきました。
      ■         ■
 治療室から出てきて、
 父がにこにこしていました。
 やぁ~
 楽になった。
 ここの先生は違う。
 ガーゼをはさんでいた入れ歯を、
 調節してくださったそうです。
      ■         ■
 ちょっとした調節でも、
 名人がすると違うものです。
 残された人生を、
 笑顔で過ごせるように、
 快適な入れ歯を作っていただきます。
 清水則夫先生に感謝しています。
 清水歯科クリニック
 〒001-0908
 札幌市北区新琴似8条2丁目1−13
 011-761-7211
 予約制です
 混んでいますので
 予約はお早めに!

投稿者 sapporobiyou : 19:20 | コメント (0)

2011年04月28日

形成外科の進歩⑩【縫合法】

 私は医学生だった時に、
 顔のキズを…
 少しでも目立たなく治したいと思い、
 図書館で大森清一先生の本を見つけて、
 形成外科を知りました。
 それから30年以上が経ちました。
      ■         ■
 大森清一先生の弟子が、
 私の恩師である、
 大浦武彦先生です。
 形成外科医になった理由に書きました。
 人と人の出会いというのは偶然ですが
 人生に大きな影響を与えます。
 私は幸運にも
 とても素晴らしい指導者に恵まれました。
      ■         ■
 私の縫合法の基礎は、
 大浦武彦先生と、
 北大形成外科の先輩です。
 形成外科は進歩しましたが、
 切って
 縫う
 という基本的手技は、
 30年前の技術そのものです。
      ■         ■
 世の中には、
 ダビンチという手術ロボットが出ました。
 回転ずしでは、
 すしロボットもあるようです。
 どんなに技術が進歩しても、
 ロボットが握ったすしは、
 職人さんが握ってくれたすしにはかないません。
      ■         ■
 形成外科の縫合法も、
 30年やってもまだまだと感じます。
 同じ部位でも、
 年齢によって、
 人種によって、
 人によって、
 皮膚が違います。
 手術ロボットが進化しても、
 形成外科の手術は…
 ロボットにはできません。
      ■         ■
 私はよく目の手術をしますが、
 同じように手術をしても、
 左右差が出ることがあります。
 片方の目だけ、
 キズが目立つことがあります。
 もともと左右差がある方、
 右だけ眉を上げたりする癖(くせ)、
 右だけ目をこする癖(くせ)、
 左右差が出る原因になります。
      ■         ■
 形成外科が進歩して、
 縫合に使う糸などの材料が若干変わりました。
 でも、
 皮膚を縫うナイロン糸は、
 極細の黒で、
 30年前と同じです。
 医療工学が進歩して、
 手術ロボットが優秀になっても、
 私たち形成外科医は失業しません。
 それだけ奥深い技術です。

投稿者 sapporobiyou : 21:58 | コメント (0)

2011年04月27日

形成外科の進歩⑨【ケロイド】

 胸のにきびあとが、
 知らない間に、
 赤く盛り上がってしまう。
 耳のピアス穴がふさがり、
 耳たぶが親指より大きくなってしまう。
 こんな病気が、
 ケロイドです。
      ■         ■
 
 残念なことですが…
 形成外科が進歩しても、
 いまだにケロイドを防ぐことも…
 治すことも…
 とても難しいです。
 どんなに丁寧に手術をしても、
 キズが目立つ人がいます。
      ■         ■
 形成外科医は、
 ケロイド体質と呼びますが、
 形成外科学会用語集にはありません。
 体質が影響することや、
 遺伝的な要因があることは知られています。
 きょうだいがケロイドだったり、
 両親がケロイドだったりすると、
 ケロイドになる率が高くなります。
      ■         ■
 リザベンというお薬があります。
 ケロイドに効く薬ですが、
 100%完全に治すことは難しいです。
 耳にできたケロイドは、
 切除して放射線治療をすることもあります。
 それでも再発のリスクはあります。
 形成外科医にとっては難しい病気です。
      ■         ■
 第50回日本形成外科学会で、
 抗真菌薬により改善を認めたケロイド・肥厚性瘢痕の経験
 という発表が東邦大学からありました。
 私は注目していたのですが、
 その後、発表はないようです。
 形成外科医としては、
 何とかケロイドを…
 完治できる薬が開発されることを、
 切に願っています。

投稿者 sapporobiyou : 19:21 | コメント (0)

2011年04月26日

形成外科の進歩⑧【ボトックス注射】

 毛生え薬に匹敵するくらい、
 進歩したと思うのは、
 ボトックス注射です。
 私がはじめてボトックスを知ったのは、
 市立札幌病院に勤務していた20年前です。
 外傷で斜視になった患者さんを、
 札幌医大眼科の大庭正裕先生に、
 みごとに治していただきました。
      ■         ■
 ボトックスの効果は、
 約6ヵ月と言われていますが…
 その斜視が治った患者さんは、
 20年後も治っています。
 外傷性外転神経麻痺という、
 ふつうの斜視とは違う病態だから…?
 理由は私にもわかりません。
      ■         ■
 美容外科ではじめてボトックスを知ったのは、
 サフォクリニックの白壁征夫先生です。
 ご自身の額に、
 ボトックスを打って見せてくださいました。
 ボトックスは、
 上手に使うと…
 素晴らしい効果が得られる
 魔法の薬です。
      ■         ■
 シワの治療にも使いますが、
 脇の汗を止める注射として、
 抜群の効果があります。
 欠点は、
 保険が効かないこと、
 効果の持続が3~6ヵ月と、
 限られていることです。
 マンガでも解説しています。
      ■         ■
 シワの治療も、
 多汗症の治療も、
 神経終末という、
 神経の信号が出る部位にボトックスが作用して、
 筋肉の収縮を止めたり、
 汗腺から汗が出るのを止めたりします。
 30年前には考えられませんでした。
      ■         ■
 ボトックスは使い方を間違うと、
 こわい副作用もあります。
 日本では聞いたことがありませんが、
 米国では死者が出たという報道もあります。
 また中国製ボトックスなど、
 いろいろな製剤が出ています。
 ボトックスという名前は、
 米国アラガン社の商標です。
 アラガン社以外の製品は正確には、
 A型ボツリヌス毒素と呼びます。
      ■         ■
 札幌美容形成外科では、
 Dysport(ディスポート)という、
 英国イプセン社製の製品を使用しています。
 アラガン社の製品ではありませんが、
 有効性と安全性が確かな製品です。
 クール便で輸入しています。
 最近では、
 アレルギー性鼻炎にも、
 ボトックスが使われるようです。
 正しく使えば魔法の薬です。 
ボトックスの作用と仕組み

投稿者 sapporobiyou : 20:18 | コメント (0)

2011年04月25日

形成外科の進歩⑦【わきが手術】

 わきが手術は進歩しました。
 日本はわきが手術先進国です。
 ワキガ手術を進歩させたのは、
 形成外科の先生ではありません。
 形成外科医ではない美容外科医が、
 わきが手術を進歩させました。
      ■         ■
 ワキガ手術は進歩しましたが、
 まだまだ問題が多いのも事実です。
 東京でクロスクリニックを開業していらっしゃる、
 石川浩一先生が、
 腋臭症の治療という本に書かれています。 
 治療効果は真皮内の汗腺組織をより完全に切除することにより得られるが,
 皮膚を薄くすればそれだけ術後合併症の危険性や瘢痕拘縮の可能性が増える。
      ■         ■
 どんなに手術法が進歩して、
 汗腺を上手に切除できるようになっても、
 回復させるのは…
 患者さん自身です。
 汗腺を広く…
 皮膚が薄くなるまで取れば…
 手術による効果は増しますが、
 治りが悪くなります
      ■         ■
 汗も臭いも完璧に取りたい!
 だけど…
 休みは2日しかない
 …という患者さんの要望を満たす手術法はありません。
 私が手術をしても、
 手術後の安静を守らなければ…
 禁煙を守らなければ…
 キズが大きく残ることがあります。
      ■         ■
 30年前のわきが手術は、
 スクーグ法という方法でした。
 スウェーデンの、
 TORD SKOOG先生という、
 有名な先生が本を書きました。
 その中に腋窩多汗症の手術として書かれています。
 英語でAxillary Hyperhydrosisと言います。
      ■         ■
 私も先輩に指導していただき、
 何例かこのスクーグ法で手術をしました。
 正直に申し上げて…
 大変申し訳ないことをいたしました
 おそらく、
 現在、スクーグ法で手術をする医師は、
 日本にはいないと思います。
 キズが残る手術でした。
      ■         ■
 ワキガは、
 大きな病院の形成外科にはかかりにくい疾患です。
 市中の美容外科でワキガ手術が進歩したのは、
 それだけ患者さんが多いからです。
 札幌美容形成外科を開業して7年になります。
 それまで20年以上、
 形成外科医としてワキガ手術をした件数より、
 この7年間の数がずっと多いです。
      ■         ■
 ワキガ手術には、
 さまざまな方法があります。
 …ということは、
 どの方法にも問題があるということです。
 どんなに完璧に手術をしても、
 手術後の安静とケアーがなければ、
 決してきれいには治りません。
 時間がある時に、
 信頼できる先生に手術を受けてください。
 手術後は指示をしっかり守ってください。

投稿者 sapporobiyou : 20:35 | コメント (0)

2011年04月24日

形成外科の進歩⑥【豊胸術】

 遊離皮弁(ゆうりひべん)による、
 乳房再建は飛躍的に進歩しました。
 健康保険も使えるようになりました。
 これからも進歩すると思います。
 残念なことですが、
 それに比べて…
 豊胸術はまだまだです。
      ■         ■
 30年前には、
 現在と同じような、
 シリコン製バッグがありました。
 安全性が問題になり、
 製造中止となった経緯があります。
 その後、
 生理食塩水を入れるバッグが普及しました。
      ■         ■
 生理食塩水が漏れて…
 バッグがぺしゃんこになる事故が、
 少なからず起きるようになりました。
 その後、再度、安全性の調査が行われ、
 一度はシリコンバッグを禁止した、
 米国FDAが、
 メンター社とアラガン社が作ったシリコンプロテーゼを、
 条件付きながら認可しました。
      ■         ■
 残念なことですが、
 厚生労働省に関しては…
 日本は美容外科後進国です。
 日本の厚生労働省が認可した、
 美容外科用の豊胸用バッグはありません。
 世間では一般的になっている、
 コラーゲンやヒアルロン酸ですら、
 日本国内で、
 美容外科用に認可された製品はありません。
      ■         ■
 世の中には、
 女性同士ですら、
 絶対胸を見られたくない!
 …という平らな胸の女の人がいます。
 美容外科の歴史を見ても、
 胸を大きくしたい…
 という希望を持っていたのに…
 とんでもない結果になった人がたくさんいます。
      ■         ■
 日本の厚生労働省は及び腰です。
 私から見ると…
 危ないものには手を出さない主義です。
 日本では、
 製造も販売も認可しない。
 豊胸をやりたい人は、
 医師が個人の責任で輸入して、
 勝手にやってもらったら…?
 …というふうにも感じます。
      ■         ■
 豊胸用バッグは、
 表面がざらざらした(テクスチャードタイプ)で、
 シリコンが漏れ出しにくい、
 コヒーシブタイプのシリコンバッグが主流です。
 ただ、
 今年の日本形成外科学会でも、
 FDAから認可を受けたアラガン社の、
 テクスチャードタイプのバッグで、
 ダブルカプセルという、
 副作用が出たという報告がありました。
      ■         ■
 一部の医療機関で行われている、
 自分の脂肪を注入する豊胸術や、
 ヒアルロン酸による豊胸術も、
 まだまだ100%完全とは言えません。
 30年前と比べて、
 良くはなっていますが…
 まだまだ解決しなければならないのが、
 豊胸術です。
      ■         ■
 一つ言えることは、
 30年前に豊胸術を受けた女性が、
 全員不幸になってるのではありません。
 世の中には、
 平らだった胸を膨らませて、
 副作用もなく、
 幸せな人生を送っていらっしゃる女性も、
 たくさんいらっしゃいます。
 豊胸術ももっと進歩してほしいです。

投稿者 sapporobiyou : 17:20 | コメント (0)

2011年04月23日

形成外科の進歩⑤【乳房再建】

 田中好子さんが、
 55歳の若さで亡くなったことは、
 とても残念です。
 幅広い世代の人から、
 愛されていた女優さんだと、
 あらためて思いました。
 心からご冥福をお祈りしています。
      ■         ■
 皮弁や筋皮弁の進歩とともに、
 乳房再建は進歩しました。
 30年前と比べると、
 夢のような世界になりました。
 乳房再建は、
 米国で発展しました。
 それを日本で改良して…
 より良いものにしています。
      ■         ■
 北大形成外科で乳房再建を担当されたのが、
 野平久仁彦先生です。
 米国留学から帰国されて…
 室蘭の日鋼記念病院で、
 素晴らしいおっぱいを作りました。
 野平先生の後輩が、
 北大形成外科の山本有平教授です。
      ■         ■
 山本有平教授も、
 米国留学でたくさんの技術を習得され、
 英文論文も多数書かれました。
 野平先生も、
 山本教授も、
 乳房再建がお上手です。
 筑波大学へ行かれた、
 関堂教授も乳房再建がお上手です。
      ■         ■
 大学の形成外科で行う乳房再建は、
 皮弁(ひべん)という…
 自家組織を使う方法が大多数です。
 乳房インプラントなど人工物を使う方法は、
 保険外診療になるため、
 大学病院では難しいことがあります。
 厚生労働省が、
 乳房インプラントを認可していないためです。
      ■         ■
 30年前と比べると…
 技術的には進歩しましたが、
 実際に手術を受けることになると、
 かなり不自由な部分があります。
 たとえば…
 乳輪を作るのは、
 刺青が主流です。
 この乳輪をつくる刺青には保険が効きません。
      ■         ■
 乳癌でない側のおっぱいと、
 形が合わなくなることもあります。
 健側のおっぱいを手術しようとしても、
 形をそろえる手術は自費になります。
 乳房再建は、
 形成外科医でも、
 得意とする先生が限られる手術です。
 できあがったおっぱいにも差があります。
 ネットなどで調べて上手な先生を見つけてください。

投稿者 sapporobiyou : 18:31 | コメント (0)

2011年04月22日

形成外科の進歩④【再建手術】

 元キャンディーズの、
 田中好子さんが55歳で亡くなりました。
 私たちおじさん世代には、
 アイドルだった女優さんです。
 乳癌だったと報道されています。
 再発を繰り返し、
 病気と闘っていらっしゃいました。
 すてきな女優さんで、
 すてきな女性でした。
 ご冥福をお祈りしています。
      ■         ■
 形成外科は、
 癌の再建手術をします。
 乳癌の手術後に、
 おっぱいを再建する手術もあります。
 乳癌のように、
 形を再建する手術もあれば、
 癌を取ってしまった欠損を
 埋めるための再建手術もあります。
      ■         ■
 私自身が一番多く再建したのは、
 口の中や、
 咽頭(いんとう)と呼ばれる、
 のどの奥の癌です。
 癌を切除して、
 穴が開いたままでは、
 生活ができません。
 穴をふさぐ手術が必要になります。
      ■         ■
 この再建手術が、
 30年の間にとても進歩しました。
 私が学生の頃は、
 胸や腕の皮膚を、
 血管をつけたまま移動する手術でした。
 DP(ディーピー)皮弁などという名前で、
 おそらく今の医学生は、
 見たことがない人もいると思います。
      ■         ■
 再建手術が進歩したのは、
 マイクロサージャリーという技術で、
 細かい血管を縫うことができるようになったからです。
 指を切断した時に、
 再接着といって、
 指をつなぐのにも使う技術です。
 私も、
 30台半ばから、
 40台後半で大学を追い出されるまでは、
 この再建手術をしていました。
      ■         ■
 形成外科の進歩①~③の、
 レーザーや毛の治療は、
 薬や医療機器の発達で達成されました。
 この再建手術は、
 もともとあった顕微鏡を使う技術を、
 形成外科に応用したものです。
 遊離皮弁(ゆうりひべん)と呼ばれます。
 以前にもご紹介しましたが、
 この技術を世界ではじめて成功させたのが、
 波利井清紀先生です。
      ■         ■
 波利井(はりい)先生は、
 東大を退官後に、
 杏林大学で形成外科教授をなさっていらっしゃいます。
 今も、
 日本形成外科学会の重鎮です。
 日本が生んだ世界の技術です。
 これからも、
 日本はこの分野で世界をリードできると思います。 

投稿者 sapporobiyou : 21:05 | コメント (0)

2011年04月21日

形成外科の進歩③【脱毛治療】

 4月下旬というのに…
 札幌では寒い日が続いています。
 昨日に引き続いて、
 形成外科の進歩について書きます。
 毛が少なくて悩む人がいれば、
 多くて悩んでいる人もいます。
 男性にも多毛で悩む人がいます。
 世の中うまくいかないものです。
      ■         ■
 私が形成外科医になった30年前、
 形成外科で脱毛を専門にしている先生は、
 お一人しか覚えていません。
 浜松の小林敏男先生です。
 古い日本医学脱毛協会HP
 紹介されています。
 当時の脱毛は、
 針を使って電気で毛根を焼いていました。
      ■         ■
 針に電気を通して焼くのです。
 この時に皮膚も焼けてしまい、
 脱毛後に赤くなったり、
 色素沈着になったりするのが難点でした。
 小林先生は、
 針をコーティングして、
 針先だけに通電する工夫をしていらっしゃいました。
      ■         ■
 学会で、
 針のコーティングを先から何㎜からにするとか、
 どうしたらコーティングが剥がれない?
 というご発表を聞いたことがありました。
 一本いっぽん毛穴に針を刺して、
 フットペダルを踏んで、
 通電するという治療でした。
      ■         ■
 今のレーザー脱毛と比べると、
 とても時間がかかっていました。
 熟練した看護師さんが施術しても、
 通電する時には痛みがありました。
 料金も高く、
 両脇を脱毛すると、
 数十万円もかかっていました。
      ■         ■
 この脱毛を夢のように変えたのが、
 平成9年(1997年)に、
 輸入された医療用脱毛レーザーです。
 株式会社ジェイメックの創業者で、
 初代社長の森下純一さんと、
 現社長の西村浩之さんが、
 三井物産と米国から輸入されました。
      ■         ■
 (平成9年)1997年2月2日に、
 東京都渋谷区千駄ヶ谷の津田ホールで
 札幌スキンケアクリニックの松本敏明先生が
 日本医学脱毛学会を開催されました。
 この時に、
 米国製のレーザー脱毛機をはじめて見ました。
 私の左腕と、
 左すねに照射しました。
 今でも毛が生えていません。
      ■         ■
 当時のレーザー脱毛器はとても高価でした。
 一ドル130円以上だったと記憶しています。
 日本に輸入すると、
 一台3,000万円以上しました。
 札幌で一番早く導入されたのが、
 皮膚科の山家英子先生でした。
 私と武藤靖夫先生が、
 札幌で2番目でした。
      ■         ■
 今では、
 レーザー脱毛があたりまえですが、
 当時は、形成外科の偉い先生から…
 レーザーで毛が抜けるわけがない!
 絶対にまた生えると言われました。
 その後、
 レーザー脱毛機も進歩しました。
 札幌美容形成外科で使っているのは、
 冷却ガスが出るタイプのGentle Lase(キャンデラ社製)
 という機種です。
      ■         ■
 レーザー脱毛は驚くほど普及しました。
 同じ機械を使っても、
 照射方法によって効果が微妙に違います。
 エステでも、
 光脱毛やレーザー脱毛をしているところがあります。
 厚生労働省は、
 エステで毛乳頭を破壊する治療を禁止しています
 脱毛治療は、
 信頼できる医療機関で受けてください。

投稿者 sapporobiyou : 22:36 | コメント (0)

2011年04月20日

形成外科の進歩②【薄毛治療】

 30年の間に形成外科は進歩しました。
 昨日は胃潰瘍の薬について書きました。
 形成外科が関係する薬で、
 私が一番進歩したと思うのは、
 毛生え薬です。
 昔から…
 毛生え薬を発明したら、
 ノーベル賞と言われていました。
      ■         ■
 一般の方に関係があり、
 多くの人が悩んでいるのが薄毛です。
 男性だけではなく、
 女性でも、
 たくさんの人が薄毛に悩んでいます。
 薄毛治療の指針という院長日記を、
 2010年4月14日に書いています。
 日本皮膚科学会が提唱した指針です。
      ■         ■
 プロペシアという商品名で、
 フィナステリドという成分のお薬があります。
 その他に、
 ミノキシジルという成分のお薬があります。
 プロペシアは内服薬。
 ミノキシジルは外用薬です。
 海外ではミノキシジルの内服もあります。
      ■         ■
 プロペシアは男性用の薬で、
 閉経後の女性が内服しても、
 効果がなかったと、
 プロペシアと女性薄毛という、
 2010年4月12日の院長日記で紹介しました。
 今年の日本形成外科学会では、
 効果が認められた女性もいると聞きました。
 女性の薄毛治療は、
 これからもっと進歩しそうです。
      ■         ■
 形成外科の技術で進歩した、
 薄毛治療は、
 何と言っても自毛植毛です。
 高度な専門的な技術です。
 素晴らしい結果が出ています。
 美容外科のお医者さんが、
 自毛植毛を受けています。
 30年前には、
 考えられなかった効果です。
      ■         ■
 私がおすすめするのは、
 何度もご紹介している、
 横浜の今川賢一郎先生です。
 美容外科医、
 御用達の植毛医が、
 ヨコビクリニックです。
 私が知っているだけで、
 何人もの偉い先生が手術を受けています。
      ■         ■
 残念なことですが、
 薄毛治療では、
 おすすめできないところもたくさんあります。
 TVで有名な女性が宣伝しているところは、
 お金ばかりかかって、
 とても推奨できません。
 正しい知識を得て、
 ふさふさになっていただきたいです。

投稿者 sapporobiyou : 18:51 | コメント (0)

2011年04月19日

形成外科の進歩①【あざのレーザー治療】

 私が形成外科医になって30年です。
 この間に、
 医学は進歩しました。
 30年前は、
 胃潰瘍で手術がありました。
 今は、
 薬が進歩したので、
 薬局で胃潰瘍の薬が買えます。
 胃潰瘍の手術は激減しました。
      ■         ■
 形成外科も進歩しました。
 昔は、
 太田母斑という顔のあざを手術していました。
 手術して、
 皮膚移植をしても、
 移植した皮膚にあざが再発しました。
 手術痕も目立ちました。
      ■         ■
 今は、
 太田母斑に手術をすることは、
 まずありません。
 レーザー治療が、
 健康保険で受けられます。
 一度で消えるのではありませんが、
 30年前と比べると…
 画期的に進歩しました。
      ■         ■
 レーザー機器のように、
 機械が進歩したので、
 治療法が変わることがあります。
 機器があれば、
 誰でも治療できるわけではありません。
 病気のことをよく理解して、
 正しく使う必要があります。
 レーザーの専門医もあります。
      ■         ■
 札幌美容形成外科では、
 あざのレーザー治療は行っていません。
 ご希望があれば、
 専門医をご紹介しています。
 形成外科の進歩について、
 何回か書きたいと思います。

投稿者 sapporobiyou : 20:35 | コメント (0)

2011年04月18日

学会出席の意義

 形成外科専門医としての資格は、
 毎年、学会に出席して、
 勉強を続けなければ維持できません。
 現在の形成外科専門医制度では、
 学会出席や論文執筆により、
 点数が得られます。
 毎年、一定の点数を得ていないと、
 専門医の更新ができません。
      ■         ■
 私は、
 日本形成外科学会と
 日本熱傷学会の専門医です。
 両方の専門医とも、
 学会出席による点数がなければ、
 専門医資格を失います。
 どの学会も似たような制度です。
      ■         ■
 私が認定医(昔は認定医といっていました)を取ったころは、
 点数制度はありませんでした。
 のどかな時代でした。
 医師免許を取得してからも、
 点数をゲットするために、
 学会へ出るのは
 何となくさびしい気もします。
      ■         ■
 医師も年代によって、
 学会出席の意義が違ってきます。
 若い頃は、
 学会を聴いていても…
 わからないことだらけです。
 あの先生は、
 何を言っているのだろう…?
      ■         ■
 専門医試験を受ける頃は、
 形成外科のことを必死に勉強しています。
 おそらく、
 一番、広く浅く知識がある頃です。
 自分で研究をするようになると、
 同じ研究者同士が仲良くなります。
 ノーベル賞を取るのとは違って…
 秘密にすることもないですし、
 共通の苦労や悩みがあります。
      ■         ■
 お互いに論文を引用したりして、
 研究者としての仲間意識ができます。
 私が親しくしていだいている先生は、
 昔、研究をしていた頃に
 知り合った先生が多いです。
 教授として活躍している人も、
 いらっしゃいます。
      ■         ■
 私くらいの年代になると、
 学会に出席する意味は、
 ふだん疑問に思っていることを、
 直接、他の先生に聞けることです。
 今回の学会でも、
 信州大学の松尾清先生に、
 眼瞼痙攣の患者さんのことを
 教えていただきました。
      ■         ■
 世代によって学会出席の意義は違いますが、
 いくつになっても新しいことに興味を持って、
 勉強をつづけることが、
 大切だと思います。
 点数のためではなく、
 形成外科が好きだから、
 学会へ出ると楽しいです。

投稿者 sapporobiyou : 21:37 | コメント (0)

2011年04月17日

第54回日本形成外科学会(徳島)⑦

 今年の学会運営は、
 ほんとうに大変だったと思います。
 震災で招待講演のキャンセル。
 懇親会の中止→返金。
 会長の中西秀樹先生や、
 事務局長の橋本一郎先生に、
 心から感謝いたします。
      ■         ■
 今年の学会で感じたことを書きます。
 bFGF(ベーシック・エフ・ジー・エフ)という薬があります。
 商品名をフィブラストスプレーといいます。
 やけどや、
 キズの治りを、
 劇的に改善する薬です。
 日本の科研製薬が販売しています。
      ■         ■
 このフィブラストスプレーを、
 若返りの治療に使う発表が増えています。
 自分の血液から取り出した成分に、
 bFGFを混ぜて使う治療や、
 bFGFを薄めて使う治療です。
 劇的に改善した例があります。
      ■         ■
 子どものやけど治療に使うと、
 今までの治療にない効果が得られます。
 痕(あと)が残りそうなやけどでも、
 キレイに治ることがあります。
 やけどに使った発表や論文は、
 たくさん出ています。
 エビデンス(根拠)もあります。
      ■         ■
 私も、子どものやけどに承認が下りたら、
 是非使いたいと思います。
 残念なことに、
 このフィブラストスプレーは、
 やけどに使うことは、 
 正式に認められていません。
 厚生労働省の認可がないからです。
      ■         ■
 まして、
 美容目的に使うことは、
 認められていません
 美容目的で、
 皮膚に注射して使うことは、
 厚生労働省はもちろん、
 メーカーも認めていません。
 添付文書にも書いてあります。
      ■         ■
 私は、
 この薬で、
 もし万一副作用が出たら…
 訴訟になったら…
 大変なことになると懸念しています。
 美容医療に使う薬は、
 100%安全でなくてはいけません。
      ■         ■
 確かに効果はあります。
 将来、
 bFGFが美容医療の主流になるかもしれません。
 私は…
 臆病者なので…
 形成外科学会や、
 美容外科学会で、
 おおやけに論文として、
 エビデンスが出るまでは使いません。

投稿者 sapporobiyou : 16:57 | コメント (0)

2011年04月16日

第54回日本形成外科学会(徳島)⑥

 私は毎年、日本形成外科学会や、
 日本美容外科学会へ出席しています。
 真面目に学会へ出ていると思います。
 形成外科が好きで、
 発表を聴くのも楽しいです。
 知り合いの先生と会う楽しみもあります。
      ■         ■
 学会へ出て思うことは、
 私以上に…
 形成外科が大好きで、
 毎年、熱心に学会へいらっしゃる先生が、
 たくさんいらっしゃることです。
 長老級の先生は、
 私の恩師である大浦武彦先生、
 ブログを毎日更新していらっしゃる、
 塩谷信幸先生。
      ■         ■
 今も京都で開業していらっしゃる、
 冨士森良輔先生。
 冨士森先生は、
 学会の最前列で、
 いつもご意見番のように、
 しっかりと発言されます。
 先生の一言がとても勉強になります。
 とてもお元気です。
      ■         ■
 今日は、
 元関東労災病院にいらした、
 伊藤仁(いとうまさし)先生にもお会いしました。
 よく通る大きな声で、
 しっかり発言なさいます。
 自分も歳をとったなぁ~
 と弱気になることもありますが、
 大先輩を見るとまだまだ働けそうです。
      ■         ■
 学会で4日間も休んだので、
 今日から仕事をしています。
 来年の日本形成外科学会は、
 東京であります。
 それまでに復旧していて欲しいです。

投稿者 sapporobiyou : 19:48 | コメント (0)

2011年04月15日

第54回日本形成外科学会(徳島)⑤

 今年の日本形成外科学会で、
 美容レクチャーという企画がありました。
 美容外科を始めようとしてる形成外科医への助言
 というタイトルで、
 蘇春堂(そしゅんどう)の
 新冨芳尚(しんとみよしひさ)先生が、
 一時間の講演をしてくださいました。
      ■         ■
 新冨先生は、
 北大形成外科の先輩です。
 私より12年上です。
 手術が上手な先生です。
 手術用顕微鏡を使って、
 美容外科手術をはじめられた先生です。
      ■         ■
 新冨先生の講演は、
 中西会長をはじめとして、
 日本全国の高名な形成外科医が、
 熱心に聴いていました。
 もちろん、
 私たちおじさん医師も、
 若い先生も熱心に聴いていました。
      ■         ■
 とても内容が濃い、
 充実した、
 素晴らしい講義でした。
 講演の要旨は、
 いかに患者が求めたとしても、
 その人に合わない目や、
 合わない胸は作ってはいけない。
      ■         ■
 手術をすれば、
 血は出るし…
 腫れるし…
 切れば痛みも出る…
 回復までの時間もかかる…
 そういうことをしっかり患者さんに説明して、
 手術をしなさい。
      ■         ■
 新冨先生のお話しは、
 形成外科から美容外科になられて…
 長い間に得られた貴重な助言でした。
 昔、北大形成外科で、
 よく私たちに言われていたのを思い出しました。
 新冨芳尚先生ありがとうございました。

投稿者 sapporobiyou : 20:58 | コメント (0)

2011年04月14日

第54回日本形成外科学会(徳島)④

 徳島から学会報告です。
 今年の形成外科学会は、
 第1会場から、
 第6会場まで6つに別れています。
 その他に、
 ポスター展示と、
 機器展示があります。
      ■         ■
 一人で全部聞くことは、
 到底できません。
 私は、
 美容外科や、
 眼瞼、
 乳房という、
 日常診療に関係する発表を聞きます。
      ■         ■
 形成外科学会でも、
 美容外科の会場は満席で、
 立ち見が出るほどです。
 それだけ、
 美容外科に興味がある先生が
 多いということです。
      ■         ■
 眼瞼(がんけん=まぶた)の発表は、
 信州大学からたくさん出ていました。
 松尾清先生をはじめとして、
 信州大学形成外科には、
 たくさんの瞼の研究者がいらっしゃいます。
 眼瞼下垂と五十肩の関係についての
 発表がありました。
      ■         ■
 美容外科の発表を見ると、
 形成外科出身の美容外科医でも、
 先生によって大きく違います。
 私のように、
 ナチュラル派から、
 そこまでするの…?
 …と感じる先生まで、
 実にさまざまです。
      ■         ■
 美容外科医同士で、
 手術方針について、
 激論になることもあります。
 私たちは、
 どの先生がどんな手術をするか、
 だいたいわかります。
 一般の方も、
 美容外科医を選ぶ前に、
 HPなどの症例写真で、
 どんな先生がよく調べてください。

投稿者 sapporobiyou : 20:46 | コメント (0)

2011年04月13日

第54回日本形成外科学会(徳島)③

 今日から学会です。
 徳島は快晴で、桜が満開です。
 コートも不要であたたかです。
 東北の震災が、
 四国ではうそのようです。
      ■         ■
 今回の学会は、
 震災の影響を受けています。
 海外からの招待講演は大部分が中止。
 今日のカリフォルニア大学、
 サンタバーバラ校、
 中村修二先生だけ、
 特別講演にいらしてくださいました。
      ■         ■
 中村先生は、
 徳島大学工学部のご出身です。
 青色LEDの研究で有名な先生です。
 米国政府から、
 日本への渡航を止められたのに、
 中西会長の直訴でいらしてくださいました。
      ■         ■
 中村教授のお話しでは、
 米国のCNNなどでは、
 日本全体が放射能に汚染されていて、
 危険な国と報道されているそうです。
 NHKの報道とは、
 雲泥の差があるそうです。
      ■         ■
 道理で、
 外国人が東京から逃げ出すわけです。
 東京のホテルは、
 外国人がいなくなってしまい、
 大変なことになっているそうです。
 CNNの報道が正しいのか、
 日本政府がうそをついているのか?
 私は日本政府を疑います。
      ■         ■
 学会の内容とは関係ないことですが、
 今日、一番気になったことでした。
 私は、
 眼瞼下垂症を治していただいたので、
 学会の前の席でも、
 スクリーンを見るのが楽になりました。
 発表内容については、
 明日以降にお知らせいたします。

投稿者 sapporobiyou : 18:20 | コメント (0)

2011年04月12日

第54回日本形成外科学会(徳島)②

 今日は札幌→徳島への移動日です。
 羽田で乗り継ぎの便もありますが、
 私は神戸空港経由で来ました。
 神戸からは、
 明石海峡大橋を渡って、
 淡路島を通って
 高速バスで徳島へ着きました。
      ■         ■
 義父のお墓が、
 神戸市垂水(たるみ)区にあります。
 お墓から、
 明石海峡大橋がよく見えます。
 先週の4月6日が命日でした。
 今回は墓参りはできないので、
 バスの中から手を合わせました。
      ■         ■
 明石海峡大橋は、
 前にレンタカーで渡ったことがあります。
 家内と、
 淡路島まで行きました。
 震災記念公園へ行きました。
 大地震の恐ろしさを見ました。
 まさか2011年に、
 東北で地震が起きるとは思いませんでした。
      ■         ■
 徳島の学会に、
 福島県の先生がいらっしゃるかどうか?
 東北の先生がいらっしゃるかどうか?
 ちょっと心配しています。
 形成外科医として、
 何をしたらよいのか?
 考えてみたいと思っています。


垂水区舞子にお墓があります

投稿者 sapporobiyou : 21:36 | コメント (0)

2011年04月11日

第54回日本形成外科学会(徳島)①

 今週は日本形成外科学会が、
 徳島であります。
 徳島大学医学部形成外科の、
 中西秀樹先生が理事長で会長です。
 大震災の影響で…
 中止という噂もありましたが、
 無事に開催されます。
 ただ懇親会は中止になりました。
      ■         ■
 中西先生は、
 東京警察病院で修業された先生です。
 専門分野が微小循環
 私が尊敬する大先輩です。
 震災と学会が重なり、
 徳島大学形成外科のみなさんは、
 さぞ大変なことと思います。
      ■         ■
 札幌→徳島まで、
 直行便はありません。
 明日一日が移動日になります。
 四国へ行くのははじめてです。
 四国のうどんが好きなので、
 うどんを楽しみにしています。
      ■         ■
 災害で苦しんでいる人がいるのに、
 学会なんて行っている場合か?
 …というご意見もあるかと思いますが、 
 こういう時こそ、
 全国の形成外科医が集まって、
 いろいろな話しをしたいと思います。
 学会は水曜日から金曜日まで、
 3日間あります。

投稿者 sapporobiyou : 18:20 | コメント (0)

2011年04月10日

福島産野菜ネット販売

 今朝のNHKテレビで、
 福島産野菜のネット販売を放送していました。
 ~里山ガーデンファームWEBショップ
 齊藤登さんというおじさんが、
 TVに出ていました。
 温厚そうな方でした。
 さっそく注文しようとHPを見ましたが、
 残念なことに売切れでした。
      ■         ■
 NHKを見た方から、
 注文が殺到したのでしょうか?
 キュウリとニラが、
 とても美味しそうでした。
 大根・きゅうりの醤油漬けと
 大根のなた割甘酢漬けのセット
 …も美味しそうでした。
 こちらも売切れでした。
      ■         ■ 
 また時期をみて、
 注文しようと思います。
 自分の住み慣れた土地を、
 放射能のために離れて生活するのは、
 ほんとうにお気の毒です。
 かける言葉もありません。
 何の罪もない人たちが…
 どうして?
 …と思います。
      ■         ■
 原発の問題は、
 世界中の力をお借りして、
 世界中の知恵をお借りして、
 何とかしなくてはいけません。
 現場では、
 命がけで作業をしてくださっています。
 作業員の方には、
 頭が下がります。
      ■         ■
 下請けの中小企業の社長さんが、
 俺にもできる仕事があると、
 自ら、危険な場所の作業をしていると、
 朝日新聞に書いてありました。
 私もできることなら、
 現場でお手伝いしたいと思います。
 若い人にさせるのは、
 リスクがありすぎます。
      ■         ■
 全国の中高年のおやじ軍団が、
 放射能で危険な作業をするのはどうでしょうか?
 将来ある若者には、
 安全なところで作業をしてもらい、
 50歳以上限定で、
 作業部隊を編制します。
 まだまだおやじにもできることがあります。
      ■         ■
 もちろん、
 東京電力の役員には、
 一番危険なところに入っていただきます。
 せっかく作った野菜を、
 風評被害のために、
 ネット販売までしなくてはならい責任を、
 東京電力にとってもらいたいです。

投稿者 sapporobiyou : 17:18 | コメント (0)

2011年04月09日

電気のありがたさ

 電気がついてあたりまえの生活に、
 すっかり慣れてしまいました。
 停電して、
 はじめて電気が、
 いかに大切かわかります。
 さくらんぼさんのランプ生活は、
 私にはキャンプでしか経験がありません。
 子どもが小さい頃に、
 コールマンのテントとランプを買い、
 キャンプに行きました。
      ■         ■
 家内の出身が神戸です。
 高校は垂水(たるみ)区の、
 星陵高校でした。
 震災の後で、
 神戸を訪ねました。
 私たちが訪れたのは、
 震災からほぼ一年後でした。
 あまりの変わりように驚きました。
      ■         ■
 神戸の震災の後で、
 いざという時のために…
 キャンプ道具一式を買いました。
 奥さんの…
 一回か二回しか使わないのに…
 借りればいいじゃない!
 という言葉に…
 震災の時に使うと言って…
 テント・ランプ・コンロなど、
 コールマン製品一式を揃えました。
      ■         ■
 奥さんの予言通りに、
 キャンプ用具は数回しか使わず、
 物置の粗大ごみになりました。
 マンションに引っ越す時に置き場がなくなり、
 処分してしまいました。
 今、残っているのはマグカップだけです。
 非常時への備えは、
 なかなか難しいものです。
      ■         ■
 震災で停電になった時のために、
 ハイブリッド車を買おうか…?
 …と思ったこともありました。
 ハイブリッド車には、
 AC100Vの電源がついているものがありました。
 でも…
 今回の地震のように…
 ガソリン不足になれば、
 ハイブリッド車もだめです。
      ■         ■
 この震災をきっかけに、
 電気について考えるべきです。
 今すぐ原発廃止は無理でも、
 私たちにできることは、
 後世に禍根を残さないことです。
 これ以上、
 日本を原発汚染国にしてはダメです。
 節電も含めて、
 エネルギー政策を見直す時です。

投稿者 sapporobiyou : 17:27 | コメント (0)

2011年04月08日

停電の記憶

 昨夜も東北地方で地震がありました。
 札幌もかなり揺れました。
 東北地方では、
 この余震で停電になったそうです。
 お誕生日のさくらんぼさんが、
 停電で寒いと書かれていました。
 もう回復しましたでしょうか?
      ■         ■
 私が子供の頃は、
 よく停電がありました。
 電気が…
 少し暗くなったり…
 不安定になって…
 そのうち…
 真っ暗になりました。
      ■         ■
 昔はブレーカーではなく、
 ヒューズでした。
 ヒューズが飛ぶと言っていました。
 白い瀬戸でできた、
 ヒューズが各家庭にありました。
 実際に、
 鉛でできたヒューズが溶けていたこともありました。
      ■         ■
 私が住んだ美唄と夕張は、
 炭鉱の街でした。
 炭鉱の社宅は、
 電気も水道も無料でした。
 石炭も無料でした。
 美唄の頃…
 今から40年前には、
 たまに停電がありました。
      ■         ■
 各家庭には、
 必ず蝋燭(ろうそく)があり、
 停電の夜は蝋燭で、
 心細く夜を過ごしたものです。
 その頃は、
 石炭ストーブだったので、
 停電でも寒くなることはありませんした。
      ■         ■
 今は停電になると、
 照明だけではなく、
 暖房も止まってしまいます。
 マンションでは、
 エレベーターが止まり、
 水も出なくなります。
 私は階段で上り降りができますが、
 荷物を持って上がるのは大変です。
 水洗トイレも流せません。
      ■         ■
 今回の大震災で不安なのは、
 放射能だけではありません。
 停電は、
 すべての生活に影響します。
 日本人の英知をしぼって、
 どうやってこの困難を乗り切るかです。
 暑い夏には、
 涼しい北海道へ移住するのも手です。
 安定した電力は、
 なくてはならないものです。
 早く解決してほしいです。

投稿者 sapporobiyou : 16:48 | コメント (0)

2011年04月07日

お誕生日おめでとうございます

 今日はさくらんぼさんのお誕生日です。
 おめでとうございます。
 つたない院長日記に、
 コメントをいただきありがとうございます。
 さくらんぼさんは、
 私が院長日記を書き続ける原動力です。
      ■         ■
 さくらんぼさんのことは、
 2009年2月15日の院長日記に書いてあります。
 山形大学整形外科の、
 荻野利彦教授のことで、
 一通のメールをいただいたのが、
 ご縁でした。
 まだお会いしたことはありません。
      ■         ■
 私が知っているさくらんぼさんは、
 正義感の強い女性です。
 パワーもあります。
 携帯から、
 文字を打つのがすごいです。
 女子高生並のすごさで、
 携帯からコメントをくださいます。
      ■         ■
 さくらんぼさんのコメントは、
 私の両親も楽しみにしています。
 ありがたいこと…と、
 いつも感謝しています。
 荻野先生の件についても、
 これほどお医者さん思いの患者さんは、
 いらっしゃらないと思います。
      ■         ■
 裁判の結果は、
 山形地裁、仙台高裁と残念な結果でしたが、
 さくらんぼさんのように、
 患者さんから応援していただき、
 医者冥利につきます。
 荻野教授も私も感謝しています。
 札幌⇔山形は距離がありますが、
 ネットのおかげでつながりができました。
      ■         ■
 山形や札幌はまだ残雪があります。
 大変な時代ですが、
 お元気でご活躍していただきたいと、
 遠く札幌からお祈りしています。
 これからもよろしくお願い申し上げます。


山形の風景

投稿者 sapporobiyou : 22:10 | コメント (0)

2011年04月06日

メール相談の良い点

 ネット上にはさまざまな情報があります。
 美容外科に限ってみても、
 うそがたくさんあります。
 女性週刊誌の広告など、
 よくもまぁ…
 …と思うほど嘘八百(うそはっぴゃく)以上です。
 どれを信じてよいかわかりません。
      ■         ■
 形成外科専門医だからと言って…
 信じるととんでもないことになります。
 残念なことですが、
 信じてはいけない人がいます。
 医師⇔患者の相性もあります。
 私は…
 イメージは自然派なので、
 ド派手な整形はしません。
      ■         ■
 メールで何度かやり取りをしていると、
 どんな方かわかります。
 私のような…
 筋金(すじがね)入りの
 頑固おやじでも、
 遠くからいらしてくださる方もいらっしゃいます。
 最初はお断りしたのに、
 手術をお引き受けした方もいらっしゃいます。
      ■         ■
 自分と相性が合いそうな先生を見つけるのに、
 メール相談は便利です。
 こちらとしても、
 せっかくいらしていただいたのに、
 不満足でお帰りいただくことも少なくなります。
 何度かメールのやり取りをすると、
 お互いに(医師も患者も)
 相手がわかるようになります。
      ■         ■
 私ができることは限られていますが、
 助けてあげたいと思う方に、
 自分が信頼する先生を紹介することができます。
 私が患者さんから元気をいただくこともあります。
 さくらんぼさんには、
 人生の師(子育て編)として、
 助けていただきました。
 人間、いつどこで誰のお世話になるかわかりません。
 私も自分でできることは、
 精一杯しています。

投稿者 sapporobiyou : 17:59 | コメント (0)

2011年04月05日

メール相談と紹介状

 毎日たくさんのメールをいただきます。
 日本国内以外からも…
 たまにメール相談をいただきます。
 日本国内は、
 北海道以外からも、
 たくさんいただきます。
      ■         ■
 私は原則として、
 地元の先生をご紹介することにしています。
 術後に何かあっても、
 すぐに受診できないと困るからです。
 私が手術をしても、
 順調に経過する方ばかりではありません。
 再手術や再々手術になることもあります。
      ■         ■
 メール相談をいただいた方の中には、
 形成外科医として、
 何とか助けてあげたいと思う方も…
 …少なからずいらっしゃいます。
 気になって…
 一晩に何通かメールを送ることもあります。
      ■         ■
 私が紹介する病院は、
 だいたい大学病院や
 大きな病院の形成外科(美容外科)です。
 学会を通じて、
 全国に友人・知人がいます。
 私よりずっと上手な先生もいます。
      ■         ■
 大学病院などは、
 紹介状が必要になるところがあります。
 予約センターや、
 地域医療連携室と呼ばれる、
 予約を専門に受け付ける、
 窓口がある病院もあります。
      ■         ■
 メールで紹介状を書いてください
 依頼されることがあります。
 残念ですが、
 今の決まりでは、
 自分で診察しないで、
 紹介状(診療情報提供書)を
 書くことはできない決まりなっています。
      ■         ■
 紹介状は、
 形成外科や美容外科以外の、 
 内科や眼科、婦人科など、
 かかりつけ医に書いていただければ、
 紹介状として受けつけてくれます。
 私にできることは限られていますが、
 メール相談の返事を…
 毎日深夜まで書いています。

投稿者 sapporobiyou : 19:57 | コメント (1)

2011年04月04日

自衛隊に感謝

 平成23年4月4日、朝日新聞朝刊の記事です。
 埋葬、自衛隊頼み_災害派遣で初、通常支援へ影響懸念
 東日本大震災の被災地の市町村が、身元不明の遺体の搬送や埋葬に苦慮している。民間業者はガソリン不足や遺体の扱いの難しさから、十分に対応できない。現在は務めを担っている自衛隊も、通常の災害支援活動に影響が出ないか懸念が出ている。
 4月3日、宮城県東松島市の霊園。陸上自衛隊美唄駐屯地の第2地対艦ミサイル連隊の約30人が、トラックで31人の遺体を搬送してきた。ひつぎをゆっくりと荷台から降ろして丁重に墓穴に納め、最後は号令に合わせてひつぎに向かって敬礼する。3人の僧侶が傍らに立ち、お経を唱えた。
 津波の被害が大きかった東松島市では、身元不明の遺体が増え続けている。市内2カ所の体育館に安置されている遺体は約130人。日を追って傷みは進み、土葬をせざるをえない。市は遺体の搬送と埋葬を自衛隊に依頼している。
 土葬を始めた3月22日以来、市は地元の運送業者などに遺体の搬送を依頼し続けてきた。「ガソリンが足りない」「被災して動けない」。業者は、街にあふれるがれきの撤去作業に追われ、遺体を運んだ経験もない。建設業者がトラック2台で依頼に応じたのは、3日になってのことだった。
 宮城県内では、4月2日午後9時までに7318人の遺体が収容された。このうち、引き取り手がなく安置されている遺体は1820人にのぼる。津波に流された行方不明者も多数おり、身元不明の遺体数は今後さらに膨らんでいく見通しだ。
 戸籍法などに基づく手続きでは、身元不明の遺体は警察が市町村に引き渡し、市町村が搬送や埋火葬をすると定められている。
 今回、市町村は遺体搬送を葬祭業者にも依頼しているが、業者も限界に達している。宮城県最大手の「清月記」は3月12日以降、通常の2.5倍にあたる約500人の葬儀を執りおこなった。「葬祭業者として、尊厳をもった対応をしたい」(菅原裕典社長)とトラックは使わず、福岡や和歌山の同業者から霊柩(れいきゅう)車5台を借りた。ワゴン車10台も借りて、休みなしで対応しているという。
 新たな遺体は毎日、運ばれてくる。「増え続ければ、今後も自衛隊に頼らざるをえない」。東松島市の担当者は話す。
 今回の震災で自衛隊は、多くの遺体の搬送を担っている。「統合任務部隊」は、最大で隊員200人を遺体搬送にあたらせている。災害派遣では初めての任務で、整列、敬礼、6人でひつぎを運ぶ、という手順を現場で決めた。
 ただ、自衛隊法では、自衛隊の災害派遣の任務として人命や財産の保護が定められているが、遺体搬送については明確に定められていない。「本来の任務ではない」(幹部)という声があがり、通常の災害支援活動に影響が出ないか懸念もある。
 一方で、遺体をどのような形で葬り、死者の尊厳をどう保つかは、繊細で大切な問題だ。「遺体の前で整列し、敬礼して亡くなった方に敬意を表してくれる。自衛隊の丁重な遺体搬送に感謝している」。東松島市には、遺族からこんな声が寄せられたという。
 厚生労働省は3月22日付で、岩手、宮城、福島3県に犠牲者の搬送や埋葬を民間業者に依頼するよう求める通知を出した。だが、被災地の自治体関係者の思いは共通している。「今、自衛隊にやめられたらお手上げ。がれきの撤去や不明者捜索もお願いしているが、できれば続けてほしい」
 (川端俊一、竹山栄太郎、田伏潤)(以上、朝日新聞より引用)
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 遺体収容作業は、
 想像以上に大変なものです。
 今回の震災は津波による溺死が多いと聞いています。
 遺体は水を吸って…
 ぱんぱんになっています。
 性別の区別もつかないほど、
 損傷されている遺体も多いと思います。
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 遺体を見慣れた、
 私たちですら、
 思わず絶句するようなご遺体もあります。
 若い自衛隊員には、
 ショックなことだと思います。
 法医解剖を見て、
 倒れる警察学校の生徒さんもいました。
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 極限状態で働いて、
 ご遺体に敬礼している自衛官が、
 新聞に載っていました。
 ほんとうにありがたいことです。
 自衛隊に感謝します。
 疲れている自衛隊員に代わって、
 私が文部科学大臣なら…
 全国の医学生に遺体収容作業をさせます。
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 夏休みを返上して、
 これから一ヵ月間、
 被災地へ行くことを義務付けます。
 医学生は解剖実習を経験しており、
 遺体収容作業には一番向いている学生です。
 茶髪で解剖をしていた医学生もいました。
 ご遺体に対して、
 失礼とも思われる態度の学生もいました。
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 この非常時です、
 全国医科大学医学部長病院長会議などで、
 新学期の医学生派遣を決めるべきです。
 被災地へ行って、
 自衛隊員と協力して、
 ご遺体を収容して埋葬する作業を手伝うのです。
 最後に黙祷でも構いません。
 医学生に対して、よい教育となります。


身元不明の遺体を埋葬する自衛隊員。ひつぎを納めるたびに敬礼をしていた=3日午後1時23分、宮城県東松島市、竹花徹朗撮影

(以上、朝日新聞より引用)

投稿者 sapporobiyou : 20:52 | コメント (0)

2011年04月03日

何とかしなければ

 何とかしなければ…
 …と思います。
 でも…
 私にできることは限られています。
 小さなクリニックの院長として、
 医療サービスを提供し、
 従業員の雇用を守り、
 家族を養っていく…
 これが最低限の仕事だと思っています。
      ■         ■
 今朝の朝日新聞天声人語に書いてありました。
 当事者と非当事者との間にある越えがたい深淵(しんえん)。
 そこに懸ける言葉を持ちうるのか。
 「(3・11を)ただの悲劇や感動話や健気(けなげ)な物語に貶(おとし)めてはいけない」。
 作家のあさのあつこさんが
 小紙に寄せた文の一節を、きびしく反芻(はんすう)した
 たぶん私たちも、
 言葉が枯れ葉一枚の意味も持たない壊滅状態から、
 ともに歩み出すしかないのだ。
 深淵を飛び越えたつもりの饒舌(じょうぜつ)は、
 言葉の瓦礫(がれき)にすぎないとあらためて思う
      ■         ■
 福島県会津若松市では、
 中止していた市職員の歓送迎会を、
 市内の飲食店の客足復旧のために、
 再開したというニュースも読みました。
 札幌のすすきのも、
 北海道の温泉地も大変です。
      ■         ■
 復興税よりも、
 被災地以外の人は、
 お金を使うことです。
 できれば、
 東北のものを買ってください。
 このまま経済が停滞すると、
 ほんとうに沈没します。
      ■         ■
 大連立にも期待できません。
 誰か…
 スーパーマンみたいな政治家が出てきて、
 ここは俺にまかせろ!
 なんて言ってくれると、
 選挙で投票したくなりますが、
 なかなか難しいです。
 できる限りふだん通りの生活をして、
 ちょっとお金があれば…
 暇な温泉地へ行ってください。

投稿者 sapporobiyou : 19:05 | コメント (0)

2011年04月02日

福島への応援

 避難所生活から、
 福島県へ戻る方が増えているという、
 新聞記事を読みました。
 いくら原発が怖いといっても…
 自分の家があり、
 会社がある土地を、
 簡単に離れることはできません。
      ■         ■
 義援金がたくさん集まっているようですが、
 額が多すぎて…
 どのように配分したら良いか?
 困っているようです。
 実際に被災者のもとへは、
 まだ届いていません。
 時間がかかりすぎです。
      ■         ■
 風評被害で、
 福島県産の農産物が売れないようです。
 トマトが割れて、
 廃棄処分になると報道されていました。
 生産者にとって、
 自分が丹精込めて作ったものを…
 廃棄はつらすぎます。
      ■         ■
 私は、
 福島県産の野菜が売っていれば…
 それを買いたいと思います。
 しっかり検査されて出荷されれば、
 安心して食べられます。
 福島県産の桃や果物も、
 今年、売っていれば積極的に買います。
 それが福島への応援になります。
      ■         ■
 外国人は買わなくても…
 私は日本人です。
 HIROSHIMAや
 NAGASAKIだって、
 しっかり復興しました。
 広島産の野菜や魚介類だからといって、
 買わない人はいません。
      ■         ■
 このままでは日本がだめになります。
 新聞の広告が減り、
 TVもACのCMだけでは、
 そのうちテレビ局も倒産します。
 被災地以外の地域は、
 4月からは新たな気持ちで、
 復興へ向けて働きましょう。
      ■         ■
 私の友人知人には、
 福島がふるさとの人がたくさんいます。
 私は、
 福島のアクセントが好きです。
 正直な響きがあります。
 福島県産のものを買うことが、
 福島への応援になると思います。

投稿者 sapporobiyou : 09:41 | コメント (0)

2011年04月01日

勉強することの大切さ

 今日から4月です。
 まさか…
 こんなに大変な年度はじめになるとは、
 夢にも思っていませんでした。
 私の人生、56年の中で、
 日本が一番大変な時です。
 不安もたくさんあります。
      ■         ■
 今回の未曾有の大災害。
 世界中から…
 日本人の冷静さを評価されています。
 避難所にいらっしゃる方たちは、
 冷静どころではなく、
 辛くてつらくて、
 不安もたくさんあると思います。
      ■         ■
 ただ…
 それを大声を出して叫ばないだけです。
 じっと耐えていらっしゃいます。
 手術の時も同じです。
 不安でも…
 じっと耐えていらっしゃる方はわかります。
      ■         ■
 東北地方という地域性もあると思います。
 おしんのふるさとが、
 東北の山形です。
 東北の人は、
 がまん強くて、
 根性があると思います。
 あたたかい心もあります。
      ■         ■
 災害時の冷静な対応は、
 日本人の国民性と言われますが、
 私は、
 教育のためだと思います。
 小学校や中学校で習う勉強もありますが、
 両親や祖父母からの教え、
 近所のおばちゃんからの知恵もあります。
      ■         ■
 若い人たちに伝えたいことがあります。
 不幸にして災害に遭うこともあります。
 自分の力だけでは、
 どんなに努力してもだめなこともあります。
 そんな時に役立つのは、
 自分で苦労した経験と、
 困難に立ち向かって勉強する姿勢です。
      ■         ■
 日本は世界中から注目されています。
 海外からも支援が届いています。
 これからの若い人は、
 世界と仲良くして、
 世界と協力することが必要です。
 そのために絶対に必要なのは、
 語学です。
 私は困難な時だからこそ、
 英語の勉強をすすめます。
      ■         ■
 4月からNHKラジオの新番組もはじまっています。
 インターネットでも聴けます。
 私も、
 杉田敏(すぎたさとし)先生の
 実践ビジネス英語を聴きます。
 40年前には、
 試験で赤点ぎりぎりだった英語も、
 今は楽しく聴けます。
 継続は力なりです。
 あきらめずに続けることです。

投稿者 sapporobiyou : 19:46 | コメント (0)