« 2011年10月 | メイン | 2011年12月 »

2011年11月30日

手術前日から一年

 私が目の手術をしていただいて、
 明日でちょうど一年になります。
 とても快適になりました。
 手術をしてくださった、
 聖路加国際病院形成外科の、
 大竹尚之先生に感謝しています。
      ■         ■
 自分では患者さんに、
 最低、一週間のお休みが必要です
 …なんて偉そうなことを言っているのに…
 いざ自分が手術を受けることになると、
 なかなか一週間の休みが取れません。
 こまったなぁ…
 患者さんに何かあったら…
 どうしようかなぁ…
      ■         ■
 そんな風に悩んでいた私の背中を…
 ぽんと押してくださったのは…
 私が手術をさせていただいた、
 看護師さんでした。
 先生、休みなんて…
 取ろうと思って…
 えぃって取らないと…
 取れないですょ!
 …と助言をいただきました。
      ■         ■
 あのひとことがなかったら…
 私はずっと手術を受けなかったと思います。
 背中を押していただき、
 ほんとうに感謝しています。
 人間、いつ誰にお世話になるかわかりません。
      ■         ■
 手術の前日に、
 東京に着きました。
 築地市場をぶらぶらして、
 病院の近くのホテルに宿泊しました。
 前の晩は、
 次の日の手術に備えて…
 早めに寝ました。
      ■         ■
 手術日の朝は早起きして、
 風呂に入って、
 髪も洗って、
 準備を整えました。
 聖路加国際病院は、
 朝ごはんを食べないで受診でしたので、
 チェックアウトをして病院へ行きました。
      ■         ■
 患者として受診してみると、
 聖路加国際病院は、
 職員の方も、
 ボランティアの方も、 
 とても優しくて素敵な方ばかりでした。
 さすがキリスト教の病院は、
 雰囲気が違うと感じました。
      ■         ■
 私は不思議と緊張もせず、
 手術前日もよく眠れました。
 安心して手術を受けられました。
 東京へ行ったのが、
 一年前だったなんて信じられません。
 おかげさまで楽になりました
 大竹先生、ありがとうございました。

投稿者 sapporobiyou : 20:02 | コメント (0)

2011年11月29日

頼りになる先輩

 頼りになる先輩
 信頼できる先輩
 …がたくさんいることが、
 質の高い研修につながります。
 私は、
 幸いなことに…
 先輩に恵まれました。
      ■         ■
 昨日の日記でご紹介した、
 飯田和典先生は、
 頼りになる兄貴分でした。
 先輩の車はかっこよく、
 先輩の奥様は素敵でした。
 自分もいつかは先輩のようになりたいと…
 思っていました。
      ■         ■
 北大の医局では、
 形成外科のことだけではなく、
 阪大で研修した時のことや、
 飯田先生のふるさとである、
 熊本県人吉のお話しもよく聞かせていただきました。
 30年前のことですが…
 今でも楽しく思い出します。
      ■         ■
 医師免許を取得しただけでは、
 悲しいくらい何もできません。
 採血だって、
 注射だって、
 看護師さんの方がずっと上手です。
 患者さんからも、
 研修医が採血するのを嫌がられます。
      ■         ■
 医師になって6年目の先生と、 
 卒業したての1年目は…
 雲泥の差があります。
 飯田先生のように、
 阪大特殊救急部という、 
 日本でも最高級の救急で研修を積んだ先生は、
 とても頼りになる先輩でした。
      ■         ■
 よい先輩から、
 よい指導を受けるのは、
 とても楽しいことです。
 20台だった私の青春時代です。
 これから医師になる人や、
 研修医の先生には、
 たくさんの頼りになる先輩と出会ってほしいです。

投稿者 sapporobiyou : 20:57 | コメント (0)

2011年11月28日

何でも聞ける先輩

 病院で仕事をしていて大切なのが、
 何でも聞ける雰囲気です。
 こんなこと聞いたら…
 ばかだって思われるよなぁ~
 でも…
 わかんないなぁ~
 まぁ、いいっかぁ~
 やっちゃえ~
      ■         ■
 これが医療事故の原因です。
 ふだんから、
 先輩と仲良く話しができる職場は、
 ちょっとしたことでも聞けます。
 彼氏
 彼女のこと、
 今晩の夕食のことなど…
 気軽に話せる先輩がいることが、
 とても大切な職場の条件です。
      ■         ■
 私が北大形成外科に入局した30年前、
 何でも話せる先輩がいらっしゃいました。
 何も仕事ができなくて…
 落ち込んでいた時にも…
 本間、みんな最初はできない
 …と言ってくださった先輩は、
 とても励みになりました。
      ■         ■
 私の北大形成外科の先輩に、
 飯田和典先生がいらっしゃいます。
 飯田先生は、
 北大51期で私の5年先輩です。
 阪大特殊救急部で研修された、
 とても頼りになる先輩でした。
      ■         ■
 飯田先生は、
 病棟や外来で、
 直接いろいろなことを教えてくださいました。
 先生の車は、
 当時、若者のあこがれだった、
 RX-7(あーるえっくす・せぶん)
 …というスポーツカーでした。
      ■         ■
 何もできない私にとって…
 阪大特殊救急部で研修なさった…
 飯田和典先輩は、
 何でもできる先輩でした。
 口数が多い先生ではありませんでしたが、
 話すととてもおもしろい先輩で、
 いろいろなことを教えてくださいました。
      ■         ■
 形成外科メモリアル病院では、
 手術中のトラブルから救っていただきました。
 私にとって忘れることができない先輩です。
 医師でも、
 看護師でも、
 何でも聞ける先輩がいることが、
 医療事故を防ぎ、
 自分自身のキャリアUPにつながります。
 私は飯田和典先生に感謝しています。

投稿者 sapporobiyou : 20:32 | コメント (0)

2011年11月27日

高橋智先生の日記2011-11-26から

 私が尊敬する…
 弁護士の高橋智先生の
 Sammy'sダイアリー
 2011年11月26日の日記、
 事柄の本質より人間関係で決まる社会〜日本社会〜
 とても興味深い内容が書かれていました。
      ■         ■
 医療事故でよくある場面ですが、
 本来は適切かつ迅速な措置をしなければならないのに、
 担当医師を呼ぶことにこだわったり、
 当直医に気を遣って
 わざわざ非番の医師に電話で指示を仰いだり、
 レントゲン技師に気を遣って夜呼ぶことができずに、
 手遅れになってしまったということがしばしばあります。
      ■         ■
 さすがにたくさんの医療事故を扱った弁護士さんです。
 とても大切なことですが、
 医学部でも、
 看護学部でも、
 保健医療学部でも、
 どこでも教えません。
 初期研修で教える病院がどの位あるでしょうか?
      ■         ■
 当直の時、
 上の先生に指示を仰いだら…
 こんなことで起こすな!…と…
 こっぴどく怒られた。
 そんな病院はたくさんあると思います。
 一度怒られると…
 次からは電話できなくなります。
      ■         ■ 
 夜勤の看護師さんが…
 先生に連絡しようかなぁ…?
 こんなことで電話したら…?
 叱られるかしら…?
 迷うことはたくさんあると思います。
 私は何度も看護師さんに助けられました。
      ■         ■
 どんな時に連絡するべきか?
 この程度だったら自分の判断でOK。
 実際に学ぶのは…
 自分が勤めた病院の先輩や、
 たまたまいっしょに働いた同僚から、
 経験として学ぶことが多いです。
      ■         ■
 いい先輩
 いい同僚に恵まれると…
 自然といい習慣が身につきます。
 私にとって一番相談しやすかった先輩が、
 現、市立札幌病院院長の吉田哲憲先生です。
 相談して叱られた記憶がありません。
      ■         ■
 北大にいた時も、
 釧路労災病院の時も、
 JA帯広厚生病院の時も、
 札幌医大の時も、
 いつも相談していました。
 セカンド・オピニオンという日記にも書いてあります。
 よき相談相手がいると医療事故も防げます。
 とても大切なことだと思います。

投稿者 sapporobiyou : 19:07 | コメント (0)

2011年11月26日

ジュニアぬくもりをありがとう

 平成23年11月25日、朝日新聞朝刊の記事です。
 ジュニア、ぬくもりをありがとう
 北海道_車内に一晩 愛犬に表彰状
 北海道浦臼(うらうす)町で、雪の中で横転した乗用車内で一夜を明かした無職相馬愛政(よしまさ)さん(81)=奈井江町=と孫娘の木村澄海(すかい)ちゃん(3)=相模原市中央区=が救出された事故で、奈井江町は24日、2人に寄り添って寒さから命を守り、町民に感動と勇気を与えたとして、相馬さんが飼っているラブラドルレトリバーの「ジュニア」(オス、7歳)に表彰状を贈った。
 入院中の相馬さんに代わって表彰式に出席した妻アサ子さん(78)は「ジュニア、えらいね。本当にありがとう」とねぎらい、北良治町長は「町の誇り」とたたえた。
 道警によると、相馬さんと澄海ちゃんは15日午後4時ごろ、散歩のため、車にジュニアを乗せて自宅を出た後、連絡が取れなくなった。16日午前11時すぎ、浦臼町の河川敷で横転している車を、通りかかった道路舗装会社役員大石泰弘さん(48)=滝川市=が見つけた。
 大石さんによると、発見時は車の上に約20センチの雪が積もり、ガラスが割れていた。運転席に相馬さん、後部座席に澄海ちゃんが倒れていた。ジュニアは、「痛い、痛い」と泣く澄海ちゃんにじっと寄り添っていた。(仲程雄平)
 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 事故があった浦臼町(うらうすちょう)と奈井江町(ないえちょう)は、
 私が小学生の時に住んでいた、
 美唄市茶志内(びばいし_ちゃしない)の隣町です。
 父とよく鮒(フナ)釣りに行きました。
 石狩川という大きな川のほかに、
 小さな川や沼がありました。
      ■         ■
 おじいちゃんと孫だけで、
 もし犬がいなかったら…
 低体温で危なかったと思います。
 家の人も探したと思いますが…
 北海道は広大で橋の下に転落すると…
 なかなか見つけるのは難しいです。
      ■         ■
 事故の新聞記事を読んだ時…
 私も家内も…
 『北の国から』で、
 五郎さんが雪に埋まった時、
 愛犬に助けられた話しを思い出しました。
 大きなラブラドルレトリバーの
 ジュニアの体温で、
 おじいちゃんとお孫さんが助かったのは…
 ほんとうによかったです。
      ■         ■
 札幌も寒くなりました。
 私が家に帰って新聞を読んでいると…
 愛犬の『そら君』が…
 膝の上に乗ってきます。
 冬になると家の中でも…
 犬のあたたかみを感じます。
 名犬ジュニアくんありがとう!

20111126C

ジュニアと、相馬愛政さんに代わって表彰式に出席した妻アサ子さん
=24日、奈井江町(ないえちょう)
朝日新聞より引用

投稿者 sapporobiyou : 20:22 | コメント (0)

2011年11月25日

吃音の自分嫌わないで

 昨日の院長日記、
 心配ない吃音_克服し市長に
 で紹介された、
 平成23年11月10日の朝日新聞の記事です。
 吃音の自分嫌わないで
 悩み語る子撮ったDVD完成
 言葉が出にくかったり、同じ音を繰り返したりする「吃音(きつおん)」のある子は、話しにくさだけではなく、授業での発表や友達との会話などたくさんの不安を抱えている。そんな子どもたちが語り合う様子を撮ったドキュメンタリーDVD「ただ、そばにいる」が完成した。
 製作したのはテレビドラマの演出などを手がける埼玉県の北川敬一さん。取材・編集に3年をかけた。
 北川さん自身にも吃音があり、小学生のころはどもってしまうことが多くて悩んだという。「あのころの自分がほっとできるような映像を作ろうと思った。吃音は悪いことでも隠すことでもない。吃音の子やその親にみてもらい、向き合うきっかけになれば」と話す。
 吃音は2~5歳で症状が出ることが多く、幼児の5%に現れるとされる。うち7~8割は特別な治療をしなくても治るといわれる。症状や悩みを解決する方法はいくつか提案されているものの、決定的な治療法はない。
 DVDは吃音の子たちが集まったサマーキャンプの様子から始まる。
 小4の女子はカメラの前でひざを抱えて座り、「遊ぼうって言ったら『変な子とは遊ばない』って言われていやだった」と打ち明ける。小3の女子は体育館の体操用マットに寝そべりながら「自分がきらいになった。みんなは言えるのに自分だけ。他の人になりたい。生まれ変わりたい」。
 成長するにつれ、進路の悩みも出てくる。弁当店でアルバイトをしていたという高校生は「電話予約を受けなければならず自信がなくて逃げてしまいました」。「会社の面接は配慮してくれない」と話す子もいた。
 吃音と向き合い、周囲に自分の意見を伝えた子も。中学生の女子は、授業中に言葉が詰まった時、意見を言い終わらないうちに先生にまとめられてしまった経験を話した。「悔しかった。授業後、先生に『最後まで言わせて下さい』と言った。それ以来、先生はずっと待っててくれます」
 DVDは、吃音のある大人や子ども28人から小学生へ送るメッセージで締めくくられる。
 「吃音のある自分を嫌いになっちゃいけない」「隠さないで理解してもらおうという姿勢が大切」「私も吃音だから、心配とか困ったことがあったら助けてあげるね」
 北川さんは「僕も吃音の自分に絶望したことがある。簡単じゃないけど、何とかなるよ、生きてみようよ、と伝えたい」と話す。
 DVDは全3巻。作家重松清さんが自身の吃音のことを語り、子どもたちにメッセージを送るインタビューも収められている。市販はしないが、吃音の子たちが通う「ことばの教室」や、言語聴覚士のいる病院に実費で提供している。東日本大震災の被災地の「ことばの教室」には各県教委を通じて無償で送った。問い合わせは北川さん(090●1053●9388またはメールsky‐wind707@kvj.biglobe.ne.jp))へ。(岩波精)
 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 吃音のことを知らなかったので、
 ちょっとネットで検索してみました。
 こんなに悩んでいらっしゃる方が多いとは、
 恥ずかしながら…
 まったく知りませんでした。
      ■         ■
 言友会という会があることも知りました。
 HPに書かれていた内容です。
 1966年に東京で発足した
 吃音(どもり)者のセルフ・ヘルプ・グループ(自助グループ)です。
 その後各地に言友会ができ、活動しています。
 幼児の5%に現れるという吃音。
 市長さんになった佐藤さんもいらっしゃいます。
 自分を嫌いにならないでください。

投稿者 sapporobiyou : 20:51 | コメント (0)

2011年11月24日

心配ない吃音_克服し市長に

 平成23年11月24日、
 朝日新聞、声の欄への投稿です。
 心配ない吃音_克服し市長に
 県議_佐藤征治郎
 (さいたま市岩槻区_72)
 「吃音(きつおん)の自分嫌わないで」(10日朝刊)に自分自身を重ねた。小学生時代、授業中に発言しようとしても最初の一言が出なかった。答えがわかっていないのに手を挙げていると思われやしないか悩んだこともあった。だがいじめに遭った記憶はない。むしろ人前で話したり歌ったりするのが大好きだったので、吃音なのに放送部に入って活躍した。
 中1の夏、ろうあ学校の吃音矯正教室に行った。約10日間、腹式呼吸をしながらゆっくり発音する練習をした。すぐには治らなかったが、継続したせいか高校入学時には気にならなくなり、高2の秋には校内の弁論大会で優勝した。
 長じて岩槻市議に立候補した際、街頭演説を聞いた母が「本当に征治郎か」と驚いた。さいたま市と合併する2005年までの7年間は岩槻市長を務めた。一時「過ぎるほどしゃべる」と言われたが、最近は加齢と共に横隔膜が縮んだらしく腹式呼吸を心掛けている。
      ■         ■
 私の知り合いの医師にも、
 言葉を出そうとすると…
 うまく出ない人がいます。
 腹式呼吸で治ることも…
 吃音矯正教室があることも、
 恥ずかしながら知りませんでした。
      ■         ■
 佐藤征治郎様の投稿を読んで、
 ぜひ吃音で悩んでいらっしゃる方に、
 知っていただきたいと思いました。
 吃音を克服して、
 市長さんなられたのは、
 ほんとうにすごいと思います。
 これからも県議会議員として
 長くご活躍ください。

投稿者 sapporobiyou : 19:39 | コメント (0)

2011年11月23日

いい夫婦の次の日2011

 昨日、11月22日は…
 ♡いい夫婦の日♡でした。
 今日は…
 勤労感謝の日
 いい夫婦の次の日です。
 本間家は、
 残念ながら♡いい夫婦♡ではありません。
      ■         ■
 ♡いい夫婦♡だったのは…
 結婚してから…
 子どもが生まれるまでの数年間。
 それからは…
 父親と母親になりました。
 お医者さんの奥さんは、
 しあわせではありません。
 患者さん中心の生活なので母子家庭です。
      ■         ■
 子どもが小さい頃は…
 転勤が多かったですが…
 それなりにしあわせな家庭だったと思います。
 でも…
 ♡いい夫婦♡だったかは疑問です。
 よく夫婦喧嘩もしました。
 うちの奥さんは強いです。
      ■         ■
 いい夫婦の次の日は、
 これからの老後をどう過ごそうか…?
 …と悩んでいます。
 私57歳、
 妻55歳です。
 同年代のご夫妻には、
 とても仲が良い方たちもいらっしゃいます。
      ■         ■
 私は今さら♡いい夫婦♡も無理なので、
 おたがい、他人に迷惑をかけず…
 子どもにも迷惑をかけず…
 残った人生を送れればよいかなぁ~
 …と思っています。
 奥さんが郷ひろみさんのコンサートへ行くのも良いし…
 私は家で犬と遊んでいます。
 いい夫婦の次の日は…
 ◇健康な夫婦◇が理想です。

投稿者 sapporobiyou : 19:37 | コメント (0)

2011年11月22日

リフラップ軟膏

 毎年冬になると…
 風邪薬の宣伝が流れます。
 塩化リゾチームという成分が入った…
 風邪薬があります。
 卵白アレルギーの方には使えませんが…
 この塩化リゾチーム、
 よく効くお薬です。
 耳鼻科の先生もよく処方されます。
      ■         ■
 私が北大形成外科で研修医をしていた頃…
 この塩化リゾチームを軟膏にした薬の、
 臨床試験をしていました。
 当時は…
 KH101(けいえっちいちまるいち)という名前でした。
 この白い軟膏が、
 傷によく効きました。
      ■         ■
 卵白アレルギーの方には使えませんが、
 傷の治りが悪く、
 じくじくした部位につけると…
 よく治りました。
 当時は…
 手術後の治りが悪い傷や、
 やけどで治りが遅い部位に使いました。
      ■         ■
 この軟膏を塗ると…
 ガーゼに黄色い膿のような汁がつきます。
 一見、悪くなった?と誤解することがあります。
 臨床試験は、
 私の恩師である、
 大浦武彦先生と
 吉田哲憲先生が担当でした。
      ■         ■
 傷を治す軟膏は、
 形成外科が専門です。
 いろいろな軟膏を使い分けて…
 できるだけ早く治るようにします。
 卵アレルギーがあると使えませんが、
 リフラップ軟膏は30年経っても良い薬です。
      ■         ■
 傷の状態によっては、
 リフラップ軟膏以外の薬を使うこともあります。
 ご自分で判断せずに、
 専門の形成外科医に診ていただき、
 適切な軟膏を選んで使うことです。
 数種類をいっしょに使うこともあります。
 国家試験には出ませんが、
 臨床の現場では役に立ちます。


リフラップ軟膏

投稿者 sapporobiyou : 17:10 | コメント (0)

2011年11月21日

乾燥肌にヒルドイドローション

 2007年2月12日の院長日記、
 ヒルドイドローションが、
 いまだにたくさんヒットしています。
 冬になると手がカサカサになって、ひどいときはひび割れたり、血が出たりする方がいらっしゃいます。
 皮膚の保湿機能が低下し乾燥しているためです。この「皮脂欠乏症」という病気に効果があるのがヒルドイドローションです。
 メーカーのマルホ㈱のHPによると、この薬の主成分である ヘパリン類似物質は、1949 年(昭和24 年)にドイツで発売されています。このお薬は高い保湿能を有し、血行促進・皮膚保湿外用剤として発売されました。日本国内ではマルホ株式会社が1958年8月(昭和33年8月)に輸入承認を取得して発売されました。2001年1月(平成13年1月)に、さらっとした使用感のヒルドイドローションが承認されました。
 私が医者になった昭和55年にはヒルドイド軟膏という軟膏しかありませんでしたが、その後、ローションができました。医者になりたての頃に、ヒルドイドをヒルロイドと処方箋に間違って書いて、先輩から叱られた思い出がある薬です。
 子供さんのアトピー性皮膚炎のお薬として処方された経験がある方も多いと思います。
 このヒルドイドローション、実は乳液の代わりに顔に塗るとお肌がツルツル・スベスベになります。私の正直な感想を言うと、3万円の高級乳液より効果があると思います。
 化粧品はどんなに高価な製品でも、薬事法という法律で入れてもいい成分が決められています。ですから、厳密に言うと外国製の高級化粧品でも、海外の免税品店で売っている商品と日本国内の商品は内容が異なる場合があります。
 がっかりするかも知れませんが、化粧品は夢を売る商品です。デパートの一階の一番立派な売り場でキレイなお姉さんが売っているので高いのです。中身の化学成分を価格に換算すると1/100の価値しかないと言われる製品もあります。
 逆に病院で処方する医薬品は医師免許や薬剤師免許がないと売れない製品もあります。化粧品とは入れてもよい成分が各段に違います。
 まれにお肌に合わない方もいらっしゃいますので、ご心配でしたら耳の後ろなど目立たない場所で一度試してからお顔につけてみてください。
      ■         ■
 ネットで検索すると…
 おばあちゃんの家に行ったら…
 病院から処方されたピンクのキャップの薬が…
 30本もあった…
 …という質問がありました。
 余っているなら、
 まず手などのかさかさにつけてみてください。
      ■         ■
 子どもさんのアトピー性皮膚炎の薬として、
 処方された経験もあると思います。
 保湿には…
 とても効果のあるお薬です。
 べとべと感も少ないです。
 血流を改善する効果もあります。
      ■         ■
 私たち形成外科医は、
 このお薬を…
 傷のケアーにも使います。
 肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防という効果が承認されています。
 赤くなった傷に、
 少しずつ塗ると…
 次第に赤味が薄くなり…
 目立たなくなります。
      ■         ■
 ヒルドイドとキスマークという
 2009年9月1日の院長日記に書きましたが…
 キスマークは、
 皮下の出血斑(しゅっけつはん)です。
 ヒルドイドのヘパリン類似物質が、
 この出血斑に効きます。
 塗ってすぐに消えるのではありませんが…
 早く消えます。
 手術後の青たんにも効きます。
      ■         ■
 ヒルドイドローションは
 保険適応の医薬品なので、
 皮膚科や形成外科の他、
 内科や小児科などで…
 他のお薬と一緒にいただくことも可能です。
 乾燥肌の方は一度試してみてください。


ヒルドイドローション

投稿者 sapporobiyou : 20:00 | コメント (0)

2011年11月20日

試験問題作成の難しさ

 どんな試験問題でも…
 良い問題を作るのは難しいです。
 小学校での、
 漢字の書き取りテスト。
 漢字にふりがなをつけるテスト。
 簡単なようですが…
 だれでもできる問題と、
 ちょっと難しい問題があります。
      ■         ■
 試験問題は…
 全員が100点満点でもだめで、
 全員が零点でもだめです。
 勉強した人と…
 勉強していない人が…
 公平に分けられる問題がベストです。
 作るのは難しいです。
      ■         ■
 国家試験の出題委員を見ると…
 学会でそれなりの立場にいる先生です。
 臨床家や研究者として…
 業績のある先生です。
 試験問題作成はどうでしょうか?
 私と同年代の先生もいますが…
 出題委員は憂うつだと想像します。
 私だったら、なりたくありません。
      ■         ■
 今の国家試験問題や、
 一部の大学の卒業試験問題は、
 すべて選択式です。
 マークシートに印をつける…
 センター試験のような方式です。
 31年前に受けた…
 私の時も同じでした。
      ■         ■
 受験生はご存じかどうかわかりませんが…
 問題を作成した側も…
 採点されます
 愚問を作ったり…
 設問に誤りがあると…
 コンピューターにチェックされます。
 他の問題がほぼ満点なのに…
 その問題だけ間違う受験生が多いと…
 問題が悪いと判定されます。
      ■         ■
 今までにも書いています。
 試験問題作成
 試験問題
 国家試験試験問題は、
 問題が漏れると困るので、
 限られた人数でつくります。
 相談もできません。
 作る方も苦労しています。
 がんばれ、受験生!

投稿者 sapporobiyou : 17:02 | コメント (0)

2011年11月19日

今、医師国家試験を受けたら…

 私が札幌医大に入学した、
 1974年(昭和49年)春の医師国家試験合格率は…
 札幌医大が全国最低でした。
 北海道新聞に大きく出たのを記憶しています。
 良い医学教育?という…
 2010年7月31日の院長日記に書いています。
      ■         ■
 昔の医師国家試験は、
 看護婦の試験より易しい
 …と陰口をたたかれた時代もあったようです。
 その医師国家試験問題が、
 1974年に急に変わったそうです。
 傾向と対策が…
 札幌医大の先輩に届かなかったのが…
 全国再下位の原因でした。
      ■         ■
 私が医師国家試験を受けた…
 1980年(昭和55年)には…
 春と秋の2回、
 医師国家試験がありました。
 春に落ちても…
 秋に通れば、その年のうちに、
 お医者さんになれました。
      ■         ■
 今から思うと…
 のんびりした時代でした。
 札幌医大の私のクラスでは…
 全国の医学生有志が作った…
 情報網を利用して、
 国家試験対策をもらっていました。
 学生がお金を出し合って…
 当時はFAXで届いた情報を…
 コピーして配っていました。
      ■         ■
 国家試験問題は、
 厚生労働省から出題委員が決められ、
 夏までに作成するといわれていました。
 出題委員は各大学の教授が大多数です。
 昔は、
 出題委員の先生が作成した、
 過去の卒業試験問題などが…
 情報として配られました。
      ■         ■
 今のようにインターネットもなく、
 国家試験専門の予備校やテキストも少ない時代でした。
 私たちは、
 卒業試験の勉強と並行して、
 国家試験の勉強をしていました。
 テキストは…
 もっぱら厚い医学書でした。
      ■         ■
 今の医学生は、
 インターネットで東京の予備校の授業が聞けて…
 QB(クエスチョン・バンク)という…
 とても便利な本があります。
 この本の会社の社長さんが、
 麻酔科の先生とは知りませんでした。
 これだけ情報があっても…
 覚えるのは凡人の頭です。
      ■         ■
 頭の中が、
 たくさんの問題で…
 ごちゃごちゃになってしまいます。
 とにかく…
 ひたすら繰り返し覚えます。
 これから国家試験までは体力勝負です。
 私が今受けても絶対に受かりません
 覚えられる自信もありません。
 医学部を卒業しても、
 医師国家試験に落ちたらただの人です。
 日本の医療のためにがんばってください。

投稿者 sapporobiyou : 19:32 | コメント (0)

2011年11月18日

国家試験の意義

 医師国家試験や、
 看護師国家試験まで、
 あと3ヶ月です。
 実技試験はありません。
 模擬診察の試験もありません。
 ペーパーテストだけです。
      ■         ■
 この問題を間違ったら…
 他の問題ができていても…
 不合格になるという…
 地雷(じらい)と恐れられている問題があります。
 受験生の間では、
 地雷を踏まないようにと言われます。
      ■         ■
 医師国家試験2010という日記を、
 2010年2月12日に書いています。
 医師国家試験から…
 どんな試験を連想されますか?
 大学病院のような病院で…
 白衣を着た医学生が、
 厚生労働省の試験官から…
 問診の仕方…
 診察の仕方…
 縫合法の実際…
 などを細かくチェックされて…
 最後に合格はんこをいただく…
      ■         ■
 ここまでしなくとも…
 実技試験はある…?
 と思われている方も…
 多いのではないでしょうか?
 実際の医師国家試験は…
 膨大な量の問題を…
 センター試験のような試験会場で…
 疲れきった医学生が…
 自由な服装で受験しています。
      ■         ■
 私たちが30年前に受けた試験より…
 今の医師国家試験は格段に難しいです。
 医学の進歩とともに…
 こんなに覚えるの…?
 と…
 想像を絶する量の‘知識’を…
 とにかく覚えなくては…
 国家試験に合格できません。
 受験生はとにかく大変です。
      ■         ■
 過去問(かこもん)と言われる…
 過去の国家試験問題を…
 これでもか…
 これでもか…
 というくらい繰り返し覚えます。
 私の個人的な意見ですが…
 忍耐力テスト
 持久力テスト
 と言ってもいいくらい辛い試験です。
      ■         ■
 平均的な受験生は…
 半年以上の間…
 寝てる時以外は、
 とにかく勉強しています。
 大学の図書館とか…
 自習室と呼ばれる…
 クラブの部室のような部屋…
 を準備している大学もあります。
 (意外と学生に好評です)
      ■         ■
 実技試験は、
 今の国家試験制度では無理です。
 厚生労働省には、
 担当できる数の試験官がいません。
 私は(個人的に…)
 半年以上も…
 昼夜を問わず勉強して…
 膨大な量の知識を詰め込むだけの…
 医師国家試験を改善すれば…
 もっと‘お医者さん’の質が上がるのに…
 と思います。
      ■         ■
 看護師国家試験も同じです。
 実技試験はありません。
 接遇の試験もありません。
 ペーパーテストのみです。
 もちろん…
 医師国家試験にも、
 看護師国家試験にも、
 一般常識の試験はありません。
      ■         ■
 実際の臨床では…
 役に立たない知識でも…
 覚えなくては合格できません。
 覚えるには…
 何度もなんども繰り返すことです。
 私など…
 同じ問題を4回も5回も間違って…
 問題集にがたくさんつきました。
      ■         ■
 自分はなんて愚か者かと思いました。
 この経験が…
 慎重に対処するという、
 医療では最も大切な心がけに役立っています。
 受験生のみなさん、
 寒くなってきたので、
 体調に気をつけてがんばってください。

投稿者 sapporobiyou : 20:30 | コメント (0)

2011年11月17日

2011年積雪初日

 今日は休診日です。
 朝、起きると…
 あたり一面真っ白な雪景色でした。
 北国に住む者にとって…
 避けては通れない…
 冬将軍の到来です。
      ■         ■
 今年の積雪は遅く、
 北海道新聞によると、
 平年より8日、
 昨年より21日遅いそうです。
 朝、5時の積雪は、
 札幌市内で10㎝です。
      ■         ■
 昨日までは、
 夏靴でしたが、
 今日からは冬靴です。
 車のタイヤ交換はまだでした。
 北海道新聞によると…
 昨日は6時間待ちのところもあったとか?
      ■         ■
 今日も混んでいるだろうなぁ~
 …と思いながら…
 おそるおそる電話をしてみました。
 今日は、
 突然積雪が10㎝にもなったので、
 朝、車で出勤できなかった方が、
 予約をキャンセルした分があるとのこと。
      ■         ■
 ラッキーなことに、
 無事にタイヤ交換をしていただきました。
 昔は自分でタイヤ交換をしていました。
 今でも…
 やろうと思えばできると思います。
 ただトシなので…
 腰を痛めても
 手をいためても困るので、
 お願いすることにしています。
 お忙しい中、
 交換していただきありがとうございました。 


自宅窓から見える北大
 遠くに見えるのが北大病院です

投稿者 sapporobiyou : 18:52 | コメント (0)

2011年11月16日

若い時の苦労

 若い時の苦労は買ってでもせよ
 …と言います。
 苦労を買ったことはありませんが、
 若い時には…
 一生懸命、勉強をしました。
 他の人が遊んでいる時にも…
 勉強をしていました。
      ■         ■
 今も同じだと思います。
 あと2ヶ月でセンター試験です。
 あと3ヶ月で医師国家試験、
 看護師国家試験、
 保健師や助産師、
 臨床検査技師、
 理学療法士、
 作業療法士、
 医療関係の国家試験は2月から3月です。
      ■         ■
 医学部を例にとると…
 大学に入ってからも試験がたくさんあります。
 新入生100人のうち…
 1~2割は留年します。
 私の頃でも…
 6年間で卒業できたのは…
 9割以下だったと記憶しています。
      ■         ■
 医師国家試験合格率は…
 有名国立大学医学部でも100%ではありません。
 実際の臨床では役に立たないような…
 一生に一度も経験しないような病気まで…
 とにかく膨大な量の知識を…
 これでもか…
 これでもか…
 …というほど詰め込んで試験に臨みます。
      ■         ■
 うちの奥さんは、
 短大を卒業して大手の会社に就職しました。
 結婚する前は…
 私よりお給料がよかったです。
 入社後も何回か試験があり、
 その度に勉強したと聞きました。
 簡単にお給料はもらえません。
      ■         ■
 先日出席させていただいた
 結婚式の新郎さん。
 とても素敵な好青年でした。
 真面目そうな方でした。
 すでに就職なさっていますが、
 来年の春、新たな国家資格を取得するために…
 毎日、猛勉強されているそうです。
      ■         ■
 誰でも簡単に取れる資格ではありません。
 私は…
 新郎の輝く目を見て…
 がんばれと応援していました。
 新郎の上司も…
 とても誉めていました。
 毎日、緊張するお仕事ですが、
 がんばって試験に合格してください。
 若い時に苦労して取得した資格は、
 生涯、役に立ちます。

投稿者 sapporobiyou : 18:19 | コメント (0)

2011年11月15日

若いお二人へ

 私は57歳のおじさんです。
 あと3年で還暦です。
 私の同級生には…
 もうおじいちゃんになった人もいます。
 もちろん…
 おばあちゃんになった人もいます。
      ■         ■
 結婚式に出席させていただき
 どうしても…
 親の目線で…
 若い人を見てしまいます。
 若い人はいいなぁ~
 夢があるなぁ~
      ■         ■
 ○○さん、
 ○○ちゃんをよろしく。
 ♡しあわせ♡にしてね。
 たくましい○○さん、
 さすが…
 ○○ちゃんが選んだ人だから…
 素晴らしい青年だね。
      ■         ■
 花嫁さんの…
 両親へのお礼なんか…
 うるうるしっぱなしで…
 おっさんなのに…
 恥ずかしい限りでした。
 知っている人がいなくてよかったです。
      ■         ■
 自分が若い時には、
 あまり感じたことがありませんでした。
 振り返ってみると…
 人生で一番しあわせだったのは、
 2DKの公団住宅で、
 新婚生活をはじめた頃だったような気がします。
 若いお二人には、
 あたたかい家庭を築いていただきたいです。

投稿者 sapporobiyou : 20:22 | コメント (0)

2011年11月14日

形成外科医になってよかった

 私の恩師である、
 大浦武彦教授の退官記念講演会が、
 平成7年にホテルニューオータニ札幌でありました。
 私は当時、JA帯広厚生病院に勤務していました。
 帯広から札幌まで来て、
 感慨深くお聴きしたのを覚えています。
      ■         ■
 大浦先生が、
 形成外科医になってよかったと感じた中で、
 担当した患者さんの、
 結婚式に呼んでいただいたと…
 お話しされました。
 大学の医局では、
 お聞きしたことがありませんでした。
      ■         ■
 私も…
 今までに呼んでいただいたことがありました。
 大きなけがをされたのに…
 何度も手術に耐えて…
 懸命にリハビリをされて…
 結婚された患者さんの結婚式に…
 呼んでいただきました。
      ■         ■
 苦労して手術したのも忘れ…
 形成外科医になってよかったと思いました。
 先日、また別の患者さんから…
 結婚式に呼んでいただきました。
 昔、手術を担当させていただいた、
 患者さんです。
 小さい頃から、ずっと知っている方で…
 自分の子どものような方です。
      ■         ■
 お父さんも、
 お母さんも、
 私とほぼ同年代です。
 形成外科になってよかったと思う以上に、
 お父さん、
 お母さん、
 こんなに立派に育てていただき
 ありがとうございました
      ■         ■
 としがいもなく…
 涙がたくさん出ました。
 形成外科は、
 身体の一部を、
 ちょっとだけ治す科です。
 人間の生命にはあまりかかわらない科です。
 でも…
 そのちょっとで…
 その人の人生が変わることもあります。
      ■         ■
 形成外科医になってよかったと思う瞬間は、
 自分の技術が、
 ちょっとでも役に立ったと感じる時です。
 新郎新婦の、
 末永い♡しあわせ♡を願っています。
 ご両家の皆様、
 私を呼んでいただき、
 ありがとうございました。

投稿者 sapporobiyou : 22:04 | コメント (0)

2011年11月13日

美容外科入門⑤

 幸せをつくる医療を目指す美容外科。
 入門する時に…
 選択を誤ると…
 とんでもないことになります。
 どうやって選ぶか…?
 難しい問題です。
 先生との相性も大切です。
      ■         ■
 私のように…
 イメージは自然と書いてある医者に…
 外人顔は絶対に作れません。
 ど派手な二重も無理です。
 いくらお客さんの要望でも…
 偏屈ながんこおやじは、
 自分の考えを曲げてまで手術をしません。
      ■         ■
 美容外科を調べる方法が…
 この10年くらいの間に大きく変わりました。
 昔の美容外科は…
 電話帳に大きな広告を出していました。
 一ページ全部が…
 一つの美容外科の広告でした。
 電話帳の厚さにもよりますが… 
 一年間で数百万円以上のところもありました。
      ■         ■
 今の時代…
 電話帳で調べる人は稀です。
 若い人ほど電話帳を見ません。
 何か調べるには、
 携帯かPCからネットで調べます。
 確かに便利ですが…
 正しい情報もあれば…
 間違った情報もあります。
      ■         ■
 フリーペーパーもあります。
 数も増えました。
 フリーペーパーも…
 役に立つ情報がありますが、
 要は広告主がお金を払って、
 お客さんに来てもらうために…
 タダで配ってもらっているのです。
      ■         ■
 激安とか…
 他店を圧倒する安さなんてのは…
 私は医療にはなじまないと思っています。
 医療は…
 正しく使えば素晴らしい結果が出せます。
 でも…
 世の中には…
 お金のことしか考えていない医者もいます。
 失敗しないために、
 よ~く調べて美容外科に入門してください。

投稿者 sapporobiyou : 17:37 | コメント (0)

2011年11月12日

美容外科入門④

 はじめての美容外科は、
 フリーペーパーで見つけた、
 安いクリニックに行きます。
 得した気分になります。
 二重埋没法なら…
 どこだって同じじゃん。
 一円でも安いところがいい…
 …というお気持ちもごもっともです。
      ■         ■
 眼瞼下垂症講座④【高校生】
 ‘整形’低価格のワナ
 今までに…
 何回も取り上げています。
 高ければいいというのではありませんが…
 二重まぶたが…
 9,800円というのは…
 どう考えても×です。
      ■         ■
 おとり広告にしか見えません。
 クリニックとしては…
 完全に赤字です。
 目つきが悪いと言われ…
 悩んでいた高校生の女の子が…
 時給720円のコンビニでバイトをして、
 一生懸命、お金を貯めて…
 フリーペーパーで見つけた…
 二重埋没法一点留9,800円
 の美容外科へ行って、
 憧れの二重まぶた手術を受ける…
      ■         ■
 そこで…
 あなたの目は…
 9,800円の方法だと…
 すぐに取れてしまう…
 39,800円のスパープレミアム法をすすめる…
 患者さんを口説き落とせると…
 歩合給が増える… 
 私は、こんなやり方は大嫌いです。
      ■         ■
 二重まぶたの埋没法は、
 適応を選んで手術をすると…
 生まれつきの二重と同じ構造にできます。
 取れる人もいますが…
 もともと埋没法に向いていない目だからです。
 アトピーなどで…
 目をこするのも良くありません。
      ■         ■
 美容外科入門は、
 最初にどこのクリニックを選ぶかで…
 その人の人生が変わります。
 派手な広告や、
 極端に安い価格だけで選ぶと…
 …とんでもないことになります。
 脂肪吸引で亡くなった方もいます
 くれぐれも慎重にクリニックを選んでください。

投稿者 sapporobiyou : 09:56 | コメント (0)

2011年11月11日

美容外科入門③

 美容外科の中には…
 【偵察】に行くのが…
 ちょっと恥ずかしい手術もあります。
 恥ずかしい相談
 …という2010年10月30日の院長日記に書いてあります。
 小陰唇肥大で悩む女性は、
 意外に多いのです。
      ■         ■
 自分は何も悪くないのに…
 数ミリだけ大きいだけなのに…
 すれるし…
 かゆいし…
 むれるし…
 いいことなしです。
      ■         ■
 目や鼻などの見える部分と違って…
 見えない部分の手術は、
 元に戻してくださいということもありません。
 手術を受けた方は、
 ほぼ全員…
 もっと早く受ければよかった
 …と話されます。
      ■         ■
 未成年の場合は保護者の承諾が必要ですが、
 成人していれば…
 本人の勇気があればできます。
 昔はネットがなかったので、
 こんなことは【検索】もできませんでした。
 今は携帯からでも【検索】できます。
      ■         ■
 札幌美容形成外科では、
 小陰唇縮小手術を受けられた方に
 ビキニ奥の脱毛を、
 一回無料でサービスしています。
 抜糸しないクリニックもありますが…
 私は顔を縫う糸と同じナイロン糸で縫って…
 抜糸をするクリニックをおすすめします。
 よく調べて手術を受けてください。

投稿者 sapporobiyou : 21:01 | コメント (0)

2011年11月10日

美容外科入門②

 美容外科入門は、
 入門する年齢によって…
 選択科目が違います。
 どの年代でも…
 ご自分の身体に…
 何か変化をつける、
 一番最初の入門…
 私は耳のピアスだと思います。
      ■         ■
 今では便利な道具が市販されており、
 ご自分でピアスをあけることができます。
 10台の勇敢なお嬢さんには…
 ご自分であける人もいます。
 耳たぶ(耳垂)だけではなく、
 軟骨部分にあける人もいます。
      ■         ■
 札幌美容形成外科では、
 軟骨にあけるピアスは施術していません。
 もし軟骨に★ばい菌★がついて…
 ★軟骨炎★になると…
 耳が変形してしまうおそれがあるからです。
 耳たぶのピアスでも、
 しこりが残ってしまうこともあります。
      ■         ■
 脱毛は、
 若い人から、
 40歳代の方まで受けられます。
 昔は針で脱毛をしていましたが、
 今はレーザー機器の進歩によって、
 昔と比べると、
 天と地ほどの違いがあります。
 男性ひげも人気があります。
      ■         ■
 美容外科は自由診療なので、
 料金もまちまちで、
 クリニックの雰囲気も違います。
 最初は、
 ピアスや脱毛程度で、
 どんな雰囲気のところなのか…
 偵察に行くのが良いと思います。
 看護師さんの対応など…
 ネットではわからない点もよくわかります。
      ■         ■
 美容外科=高くてこわい
 …というイメージがあります。
 うさんくさい感じもします。
 確かに…
 ぼったくられるクリニックもあり、
 うさんくさいクリニックもあります。
 簡単なところから入門して、
 よく確かめてみることをおすすめします。

投稿者 sapporobiyou : 18:37 | コメント (0)

2011年11月09日

美容外科入門①

 英会話にも入門コースがあります。
 いきなり上級クラス入っても、
 ちんぷんかんぷんでわかりません。
 挫折してしまいます。
 まずやさしい入門編からです。
 とっつきやすいところから入って、
 長く続けるのが上達の秘訣です。
      ■         ■
 美容外科にも入門編があります。
 年齢を重ねて…
 『たるみ』が気になるから…
 フェイスリフトを受けよう…
 度胸はあっても、
 手術後に腫れた顔を見るとへこみます。
      ■         ■
 以前、80歳代後半の患者さんから…
 次のように言われたことがあります。
 先生、こんなしわしわなのに…
 申し訳ございません…
 美容外科は最初に入るとき…
 一番勇気がいりました。
      ■         ■
 私の仲間には…
 病気で入院している人もいれば…
 施設に入っている人もいます。
 私はどうせ医療費を使うなら…
 元気でいて
 きれい
 …でいるために使いたいと思っています。
      ■         ■
 その方は…
 80歳台後半でしたが、
 70歳以下にしか見えませんでした。
 それほどお元気でした。
 受けていただいたのは、
 しわの治療でした。
      ■         ■
 札幌美容形成外科のメニューには、
 耳のピアスや脱毛から…
 フェイスリフト手術まであります。
 50歳台になって、
 はじめての美容外科で、
 いきなりフェイスリフトはおすすめできません。
      ■         ■
 まず…
 ヒアルロン酸注入やボトックスなど、
 ダウンタイムのない治療をおすすめします。
 自分の顔が、
 ちょっと若返る喜びを感じていただいて…
 美容外科っていいところだなぁ~
 …って思っていただいてから、
 メスを使う手術をおすすめしています。
 フェイスリフトと思った方でも、
 ヒアルロン酸やボトックスで…
 満足できることもよくあります。

投稿者 sapporobiyou : 18:45 | コメント (0)

2011年11月08日

第18回日本熱傷学会北海道地方会③

 医学が発達した今日でも…
 やけどで死亡する人がいます。
 悲惨なのは…
 子どもさんの死です。
 親として…
 これほど無念なことはありません。
      ■         ■
 お葬式という…
 2008年3月20日の日記に書いてあります。
 私が幼稚園へ入園する前に、
 近所の、仲良しだった男の子が亡くなりました。
 内科の先生の一人息子でした。
 半世紀も経った現在でも…
 子どもの大やけどは死につながります。
      ■         ■
 今年の熱傷学会地方会でも…
 熱湯による熱傷を受傷し、救命しえなかった乳児の一例
 …という症例報告がありました。
 救命救急に従事する医師が、
 救命できなかった事例を報告するのは、
 実に勇気がいることです。
 このような例の報告が一番勉強になります。
 医学の発展にもつながります。
      ■         ■
 7か月の乳児が…
 つかまり立ちをしようとして、
 電気ポットの熱湯をかぶりました。
 小型の電気ポットの湯でも…
 身体の小さな赤ちゃんにかかると、
 大きなやけどになります。
      ■         ■
 あかちゃんの皮膚は薄いので、
 同じ温度の熱湯がかかっても…
 大人より深いやけどになります。
 難しいやけどの診断
 …という2011年6月1日の院長日記に書いてあります。
 最初は比較的浅く見えたやけどが、
 あっという間に深くなります。
      ■         ■
 残念なことですが…
 深い広範囲のやけどは救命できないことがあります。
 救命できても…
 大きな後遺障害が残ることがあります。
 赤ちゃんがいる家庭では、
 親が床に寝そべって…
 赤ちゃんの目の高さで周囲を見てください。
      ■         ■
 電気の線…
 コンセント…
 電気ポットのコード
 子どもは何にでも興味を示します。
 電気の線をくわえて…
 口を感電した子どももいます。
 大切な子どもを守るのは…
 親の役目です。
 くれぐれも気をつけてください。
 勇気ある発表をしてくださった先生に感謝しています。

投稿者 sapporobiyou : 21:19 | コメント (0)

2011年11月07日

第18回日本熱傷学会北海道地方会②

 やけどは、
 身近な外傷です。
 どんな人でも…
 一生の間に…
 一度や二度は経験します。
 狭い範囲の浅いやけどでしたら、
 自宅でも治せます。
 狭い範囲でも深いやけどですと…
 後遺障害が残ることがあります。
      ■         ■
 下の写真は、
 加湿器によるやけどです。
 瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)という…
 2007年6月12日の院長日記に載せたものです。
 これからの季節、
 加湿器が売れます。
 スチーム式加湿器、
 炊飯器といった…
 蒸気が出る電気製品が危険です。
      ■         ■
 1歳前後の子どもさんが要注意です。
 子どもの目線に入る…
 白いゆらゆらとした湯気が凶器になります。
 子どもの皮膚は薄いので…
 大人なら大丈夫でも…
 子どもの指は深いやけどになります。
 加湿器や炊飯器で…
 まさか…?と思いますが、
 実際にやけどをしています。
      ■         ■
 私の息子も…
 家内の実家で炊飯器の湯気でやけどをしました。
 親の責任という…
 2007年6月11日の院長日記に書いてあります。
 関西でやけどをしたので、
 大阪の住友病院形成外科で診ていただきました。
 幸い手術もせずに治りました。
      ■         ■
 今年の日本熱傷学会北海道地方会でも、
 札幌医大形成外科の山田哲生先生が、
 加湿器による熱傷瘢痕拘縮の症例を出されていました。
 まだまだ危険な加湿器があります。
 国民生活センターHPには、
 加湿器によるやけどが載っています。
 これからの季節、
 加湿器を選ぶ参考にしていただきたいです。
 子どもさんいる家庭には、
 蒸気が出ない加湿器をおすすめします。



加湿器による指のヤケド。皮膚を移植しました。

投稿者 sapporobiyou : 19:46 | コメント (0)

2011年11月06日

第18回日本熱傷学会北海道地方会①

 昨日(2011年11月5日土曜日)、
 第18回日本熱傷学会北海道地方会が開催されました。
 帯広から、
 まみ子師長さんも参加してくださいました。
 昨日の学会は、
 参加者が120人超という、
 とても盛会な地方会でした。
      ■         ■
 医師・看護師だけではなく…
 北海道内の消防で、
 実際に救急患者を搬送してくださっている、
 救急救命士や、
 消防関係者の参加が、
 地方会を盛り上げてくれました。
 お忙しいところ…
 参加していただいて感謝しています。
      ■         ■
 北海道は広いです。
 この広大な北海道の救急医療が、
 大きく変わってきています。
 今年の学会長は、
 札幌医科大学高度救命救急センター長で、
 札幌医科大学救急集中治療部の、
 浅井康文教授です。
      ■         ■
 浅井教授は、
 早くから救急患者の航空搬送を提唱していらっしゃいました。
 日本航空医療学会の理事です。
 昨日の地方会では、
 熱傷患者の航空搬送についての発表がありました。
 札幌では、
 手稲渓仁会病院のドクターヘリが活躍しています。
 奈良理先生がドクターヘリが要請された、
 熱傷・気道熱傷について報告してくださいました。
      ■         ■
 札幌の北部に、
 石狩湾新港という港があります。
 この港に停泊中のタンカーで、
 熱傷を受傷した患者さんについて…
 石狩北部地区消防事務組合消防本部の、
 國京貴久さんが発表してくださいました。
      ■         ■
 港に停泊中のタンカーから、
 タグボートに移動し、
 そこから救急車で搬送したという事例でした。
 冬の海に停泊しているタンカーから、
 真っ暗な夜間に患者さんを救出するのは、
 大変なことだったと思います。
      ■         ■
 熱傷深度の判定など、
 よく勉強されていました。
 熱傷の救急医療において、
 救急救命士の活躍が重要なことがわかりました。
 熱心な討論のため、
 終了予定時間が1時間もオーバーしましたが、
 実に有意義な地方会でした。
 札幌医大高度救命救急センターのみなさん、
 ありがとうございました。

投稿者 sapporobiyou : 16:26 | コメント (0)

2011年11月05日

若く見せたいお父さん

 参観日に来ないで!
 …と言われなくても…
 じいちゃんに間違われるのは…
 …男性としても不名誉です。
 子どもにも申し訳ありません。
 自分のお父さんは…
 かっこいいのが…
 子どもの理想です。
      ■         ■
 女性と同じで、
 結婚が遅かった…
 なかなか子どもができなかった…
 …という理由で、
 お父さんの年齢が高いことがあります。
 私の知っている人でも…
 若い奥さんと結婚したという例もあります。
      ■         ■
 若いすてきな女性と結婚したのはいいが…
 お父さん?と間違われたり…
 おじいちゃん?では、
 いっしょに食事にも行けません。
 財力と体力に自信がある男性でも、
 外見に自信の無い人もいます。
      ■         ■
 男性で一番問題になるのが…
 髪です。
 頭髪が薄くなると…
 どんなに若い男性でも…
 年齢より老けて見えます。
 じいちゃんに見えないように…
 かつらをかぶる男性がいます。
      ■         ■
 薄毛治療の指針【日本皮膚科学会】
 …という2010年4月14日の院長日記に書いてあります。
 毛はえ薬を発明したらノーベル賞
 …と昔のマンガに書いてありました。
 時代は進歩して…
 確実に毛が増える治療法があります。
 自毛植毛という技術もあります
      ■         ■
 薄毛に悩む男性は…
 800万人もいるそうです。
 確実に効果がある治療があります。
 男性の薄毛は、
 20歳代からはじまっています。
 手遅れにならないうちに、
 しっかりとした治療を受けることをおすすめします。

投稿者 sapporobiyou : 23:04 | コメント (0)

2011年11月04日

参親日に来ないで

 子どもにとって…
 自分の親は…
 すてきでいてほしいものです。
 ○○ちゃんのお母さん…
 …とってもきれい
 ○○ちゃんにとって…
 自慢のお母さんです。
      ■         ■
 女性が子どもを産む年齢が…
 高くなってきています。
 40歳近くで産む方も珍しくありません。
 子どもの年齢が6歳だったとして…
 28歳で産んだお母さんは…
 34歳です。
 38歳で産んだお母さんは…
 44歳になっています。
      ■         ■
 34歳と44歳の年齢差…
 どんなに若く見える方でも、
 化粧品だけでは…
 なかなか回復することはできません。
 子どもの年齢が同じでも、
 母親の年齢はまちまちです。
      ■         ■
 元ミス○○だった…
 とびっきり美人のお母さんでも…
 44歳の方が…
 20歳台のお母さんと比較されると…
 その年齢差は、
 どうしても出てしまいます。
      ■         ■
 結婚が遅かった…
 なかなか子どもができなかった…
 さまざまな理由で、
 お母さんの年齢が高くなっています。
 その一方で…
 若いお母さんもいらっしゃいます。
      ■         ■
 年齢が離れて…
 下の子どもを授かることもあります。
 おばあちゃんに間違われると大変だから…
 …と美容外科を受診なさる方もいらっしゃいます。
 『参観日に来ないで…』
 …と子どもに思われたくない方は、
 ぜひ美容外科を上手にご利用ください
 化粧品にはない効果が得られます。

投稿者 sapporobiyou : 20:26 | コメント (0)

2011年11月03日

第2回KYOTO KAKIMOTO恋文大賞

 今朝の朝日新聞に、
 【全面広告】として掲載されていました。
 久しぶりに…
 素晴らしい広告を見ました。
 京都の柿本商事という…
 紙の会社で
 1845年創立の老舗です。
 紙を超え、京都から世界へ
 柿本商事株式会社と書かれていました。
      ■         ■
 作品の紹介です。
 【手紙(文章)部門 一般の部 大賞
 「決意の日」父さんへ_角谷千飛路(北海道札幌市)
 「父さん、恥ずかしいから参親日に来ないで!」
 小学校最後の父親参観を拒んだときの、父さんの悲しそうな顔は、
 十年経った今でもぼくの脳裏に焼き付いています。
 ぼくは塗装職人の父さんを恥ずかしいと思っていました。
 ペンキだらけの服に、ガサガサの手、シンナーくさい車。そのすべてが大嫌いでした。
 ぼくが風邪をひいても、母さんと二人で現場に出て、
 朝早くから夜遅くまで、休みもなく働き続け、おまけに冬は出稼ぎで本州に行く。
 ぼくは寂しくて、父さんと母さんの苦労も知らず、自分勝手に反抗していました。
 自分のいたらなさを親のせいにして、家出もしました。
 あの日、「もう家には帰らねえ!」と睨みつけたぼくに
 「ちゃんと飯食ってるのか。風邪ひいてないか」と、父さんは笑顔でした。
 殴られると思っていたぼくは拍子抜け。こぶしのやり場に困りました。
 父さんがすい臓がんで余命一ヶ月と告知された日も、ぼくは家に帰らず、遊び歩いていました。
 父さん、ごめんなさい。
 なぜ反抗したのか、自分でも理由がわかりません。
 父さん、会いたいです。話したいことがたくさんあります。
 孝行したいときに親はなし、と言いますが身に沁みます。
 高校の卒業式に、父さんからもらった三行の手紙は、ぼくの宝物です。

 「卒業おめでとう。父さんはペンキ屋の仕事に誇りを持っている。
 命を懸けている。千ヒロもそんな仕事に巡り合ってほしい。
 職業に貴賎なしだよ」

 父さん、ありがとう。
 ぼくは薬剤師を目指して薬科大学に行きましたが、どうしても父さんの跡を継ぎたくて、
 大学をやめる決意をしました。
 父さんが死んでからは、母さんの仕事も激減し、抜け殼のようになっています。
 今日は父さんの命日です。
 ぼくの決意が正しいかどうかはわかりませんが、明日から母さんと一緒に現場に出ます。
 父さんの分まで、母さんに孝行するつもりです。

 父の志を 受け継ぐ心 実直に
      ■         ■
 職業に貴賎なしだよという…
 千飛路くんのお父さんの言葉が好きです。
 私が言うのも変ですが…
 医師にも…
 弁護士にも…
 悪い人がいます。
 ペンキだらけの服に、
 ガサガサの手は、
 塗装職人の勲章です。
      ■         ■
 私は子どもの授業参観に…
 ほとんど行ってません。
 もっぱら家内の役目でした。
 塗装の仕事も大変だと思います。
 これからの札幌は寒いです。
 寒空の下でも、
 息子さんといっしょなら、
 お母さんもあたたかいと思います。
      ■         ■
 札幌の角谷千飛路くんに、
 お父さん以上の…
 立派な塗装職人になって欲しいです。
 お母さんを助けて、
 誇りを持って仕事をしてください。
 職業に貴賎なし
 自分の仕事に命を懸けることができて…
 誇りが持てるのは、
 素晴らしいことです。

投稿者 sapporobiyou : 19:58 | コメント (0)

2011年11月02日

私の講義風景

 昨日で、
 私の3回の講義が終わりました。
 私が教えているのは、
 理学療法士と作業療法士の学生さんです。
 優秀な学生さんです。
 自分が教員になってわかりました。
 居眠りはよく見えます。
      ■         ■
 自分が学生の時も…
 先生には申し訳ないことですが…
 居眠りをしました。
 今でも…
 学会で居眠りをします。
 自分の興味から外れた内容だと…
 つい眠くなります。
      ■         ■
 私の講義で…
 学生さんが寝てしまうのは、
 毎年、褥瘡(じょくそう)の講義です。
 確かに…
 褥瘡の話しは…
 あまり面白くありません。
      ■         ■
 非常勤でも…
 長く講義をしていると…
 居眠りがよく見えるようになります。
 居眠りしている人が…
 3人以上になったら…
 (学生数は40人程度です)
 脱線することにしています。
      ■         ■
 自分の経験からみても…
 講義の内容はすっかり忘れてしまったのに…
 先生が脱線して話してくださったことが…
 忘れられないということがあります。
 私は、
 講義の資料はプリントして渡し、
 脱線しても、
 国家試験には通るように教えています。
      ■         ■
 昨日の脱線した内容です。
 きみたちは、あと3年したら、
 優秀な理学療法士と作業療法士になっている。
 でも…
 実際に現場に出てみると…
 仕事はできない。
 俺(私)って…
 なんてできない人間なんだろうと思う。
      ■         ■
 私も、
 昔、医師免許を取得して北大へ行ったとき…
 何もできなかった。
 先輩からたくさん叱られた。
 きみたちは優秀だけれど…
 もっと優秀な先輩もたくさんいらっしゃる。
      ■         ■
 仕事ができなくてもめげるな。
 すぐに覚えて立派になれる。
 でも、最初は何もわからない。
 わからない新人ができることは、
 朝、『おはようございます』と…
 大きな声であいさつをすることだ。
 『よろしくお願いします』とあいさつをすることだ。
      ■         ■
 東日本大震災の時、
 TVで毎日やっていた、
 【こんにちは】
 【ありがとう】
 …これをしっかり声に出して言うこと。
 こんなことを教える先生は…
 他にいないかも知れないが、
 仕事をするのに…
 とても大切なこと。
      ■         ■
 あいさつする時は、
 相手の目を見て…
 おじぎをする時は…
 頭だけでなくて…
 しっかり腰を折って…
 こうやって(私がおじぎの見本を見せて)
 あいさつするんだ。
 素直な学生さんはしっかり聴いてくれました。
 すばらしいリハビリの先生になると思います。

投稿者 sapporobiyou : 19:57 | コメント (0)

2011年11月01日

今日から2011年11月

 今日から2011年11月です。
 すっかり寒くなってきました。
 今月末には…
 例年、初雪が降ります。
 自動車も…
 スタッドレスタイヤに交換する月です。
      ■         ■
 今年も残すところ2ヶ月です。
 昨年12月31日の院長日記でご紹介した、
 2011年11月20日(日)の、
 第101回日本美容外科学会(JSAS:十仁系)は、
 残念なことに…
 東日本大震災のため、
 第100回日本美容外科学会JSAS:十仁系)が、
 2012年5月26日(土)~27日(日)に延期となり、
 札幌での101回開催は中止となりました。
      ■         ■
 私のような、
 小さな個人開業医が、
 学会を開催するのは大変なことです。
 家内には、
 ただでさえ忙しくて…
 私に八つ当たりされているのに…
 絶対反対
 …と言われていました。
      ■         ■
 それを…
 今まで他の先生が開催された学会へ行って、
 たくさん勉強させてもらった。
 学会会長は…
 当番であたる町内会長のようなものだから、
 一度はやらなければ…
 …と説得していました。
      ■         ■
 11月の札幌は、
 観光の端境期です。
 ホテルも集客に苦労する時期です。
 少しでも…
 札幌にお客さんにいらしていただこう…
 …という私の思いもありました。
      ■         ■
 中止になって…
 一番安心したのが家内で…
 もし開催していたら…
 大変だっただろうなぁ~
 …と思っているのが私です。
 2つの日本美容外科学会の統合問題もあります
 これからも学会には参加しますが、
 私の町内会長は、
 もうないと思っています。

投稿者 sapporobiyou : 22:15 | コメント (0)