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2006年05月12日
モニター症例写真 豊胸術(バッグ挿入法)
開院して3ヶ月経ち、ようやくモニター症例写真も少しずつ揃ってきました。
徐々にHPにアップしていく予定ですが、その前にブログでいくつかご紹介していきます。
今日は豊胸術(バッグ挿入法)です。
豊胸術には通称バッグと呼ばれるマシュマロのような柔らかいパット(人工乳腺)をバストの内部に入れて大きくする方法(バッグ挿入法)と、下半身などの脂肪を吸引してそれをバストに注入して大きくする脂肪注入法の2種類があります。
バッグ挿入法のメリットは、豊富なサイズの中からご希望に沿った最適のものを選んで入れることが出来るので、一度の手術で希望のサイズに大きく出来ることです。それから脂肪注入法と違い、自分の脂肪を吸引する必要がないので、痩せていて皮下脂肪が少ない患者様でもバストだけ大きくすることができます。豊胸を希望される患者様はどちらかというとスリムな体型の方が多いので、バッグ挿入法のニーズは多いです。
手術方法としては、当院の場合、術前カウンセリングで様々な大きさのサンプルバッグを実際に触れたり、バストにあてがって洋服越しに大きさを実感していただいたりして、希望のサイズ調整を煮詰めていきます。これに基づいて決定したサイズのバッグを、ワキの下の切開部分からバストの中に挿入するのです。わきの下はシワの線にあわせて切開しますので、傷痕は時間が経つともともとあったシワのような感じになり目立たなくなります。
バッグの素材は、当院ではソフトコヒーシブシリコンバッグというものを使用しています。現在最も主流のもので、従来のシリコンジェルバッグの柔らかさを維持して、万が一バッグが破れても中身のジェルが漏れ出さない構造になっている、いわば機能性と安全性の両面を兼ね備えた、理想的なバッグです。商品名としては、メンター社のエリートジェルバッグ、イナメド社のバイオセルバッグ、ユーロシリコン社のクリスタルバッグ、などがあります。
バッグ挿入法のデメリットは、安全ですが異物の挿入ですので、きちんとしたケアーをしないとこわばって硬いバストになる可能性があることです(専門的には被膜拘縮:ひまくこうしゅく:と言います)。ケアーというのは、バストを揉み解すようなマッサージをします。このほか当院では補助的に体外式超音波によるマッサージを行ったり、被膜拘縮を予防する内服薬を処方したりして、予防に努めています。ただ、完璧な予防策をとったとしても、体質的な問題で数%程度被膜拘縮を起こしてしまう人がいることが分かっています。その体質を事前に知る方法があればいいのですが、今のところそれを識別する方法はありません。万が一被膜拘縮が起こり、程度が強い場合は、最終的にはバッグを抜いて元に戻すことになります。
症例写真をご覧ください。
この患者様は、テクスチャードタイプ(マッサージが軽くすむタイプ)のソフトコヒーシブシリコンバッグ220mlサイズのものを、ワキの下から乳腺下に挿入しています。
もともとのバストの柔らかさや自然な動きが損なわれることなく、きれいに張りが取り戻されて、患者様にも大変ご満足いただいております。現在術後1ヶ月目で、被膜拘縮予防の内服薬を毎日飲んでいただき(術後3ヶ月間)、定期的に体外式超音波マッサージに通っていただいております。
術前 術後
詳しくはこちらをご覧ください。
投稿者 ginzamiyuki : 2006年05月12日 14:43