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2006年09月07日

結膜脱脂(目の下のクマ)の手術中写真

前回ブログのモニター患者様の術中写真を公開します。
本当の手術の写真ですので、生生しいのが苦手な方にはごめんなさい。

下瞼脱脂の要領を簡単に説明します。

先ず、お化粧している場合は、まぶた付近のお化粧を取ります。
座った姿勢でくまの状態をチェックし、どの部位からどの程度脂肪を除去するかの見当をつけておきます。
手術台に上がって仰向けとなり、消毒などした後に麻酔の目薬をさします。(少ししみます)
少しすると痛みが感じにくくなるので、それから下まぶたの裏側(結膜側)に極細の針で麻酔注射をします。完全に痛みを感じないようになってから、手術開始です。
はじめに、下まぶたを裏返して固定し、炭酸ガスレーザーで結膜を切開します。普通のメスで切開するのと違い、止血しながら切開するので、ほとんど血が出ることはありません。
ある程度切開したら瞼の脂肪が露出するので、膨らみの状態を確認しながら、予定通り脂肪を除去していきます。よく誤解されるのですが、これは脂肪吸引ではないので、吸い出すのではなく、飛び出した余分な脂肪を引き出して、適量を切除するのです。さらに詳しく言うと、脂肪は薄い被膜に覆われているので、この被膜を切開して、脂肪のみを引き出して切除します。
脂肪を切除したら、その後に出血しないように、電気メスで確実に止血します。下まぶたに飛び出す脂肪は3つの塊に分かれているので、状態により3つ全て除去したり、一部だけの除去にしたりします。この辺は担当医の経験によって判断します。通常は全て除去をまとめて行うのではなく、少し除去しては途中で瞼の膨らみの改善具合を確認し、適量の除去となるように慎重に調節します。
除去が終了したら、脂肪を除去する時に切開した被膜を溶ける糸で縫合します。脂肪を除去した後に、短期間で脂肪が再び飛び出してくることがないように、被膜は少し縫い縮めて緊張を持たせるようにしておきます。
結膜は直接眼球に触れる部分なので縫合せずに終了します。結膜は口の中と同様に粘膜組織なので、切開したままにしておいても、短期間できれいに治ってしまうのです。縫合糸は露出していないので、眼球に刺激や悪影響はありません。
手術が終れば、少しだけ瞼を冷やして、その後はそのまま帰宅できます。手術直後は前回お見せした写真程度の腫れ具合ですので、ほとんどの患者様はそのままお帰りになります。心配な方はサングラスなどを用意しておけばいいでしょう。
瞼に傷は出来ませんが、まぶたの安静のため1~2日はアイメイクはお休みして、3日目からアイメイクOKです。
この手術後に制約があるのは、コンタクトレンズの使用です。瞼の裏を切開していますので、傷が回復するまでの術後1週間~10日間については、コンタクトレンズの使用はご遠慮いただくようになります。このため視力が悪い患者様は、あらかじめ眼鏡をご用意ください。

それではいよいよ術中写真です。覚悟は良いですか?(笑)


炭酸ガスレーザーで結膜を切開しはじめたところです。麻酔が効いているので、全然痛みはありません。
結膜脱脂術中1.JPG


レーザーによる結膜切開が終わり、その内部にある、瞼の脂肪を確認しているところ
結膜脱脂術中2.JPG


切除予定の脂肪を引き出しているところ
結膜脱脂術中3.JPG


脂肪の塊を切除しているところ
結膜脱脂術中4.JPG


脂肪を切除した後に、電気メスで止血しているところ
結膜脱脂術中5.JPG


脂肪の塊を3つ切除して、最後に脂肪の被膜を溶ける糸で縫縮しているところ
結膜脱脂術中6.JPG


両側の手術が終り、切除した脂肪を並べた写真。
下まぶたの膨らみがきれいに取れてなくなっていることが分かります。
手術直後ですが、ほとんど腫れていません。
結膜脱脂術中7.JPG

投稿者 ginzamiyuki : 2006年09月07日 09:32

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