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2006年11月30日
豊胸手術バッグ挿入法 手術中の様子
11月20日のブログで、『次回のブログでは、実際の手術中の様子をご説明する予定です。』と予告したまま、遅くなってしまいました。
今日は豊胸手術バッグ挿入法の、手術中の様子の解説です。写真はモニター患者様の手術中のもので、ご本人の承諾を得て公開しています。
1.豊胸手術のデザイン:豊胸手術前に、バッグ(人工乳腺)の挿入位置や、剥離の範囲などを詳細にデザインし、マーキングします。
2.手術台に横になり、全身麻酔をかけ、両腕を広げて仰向けに寝た姿勢で豊胸手術を行います。最近は硬膜外麻酔で上半身だけ無痛にして意識がある状態で豊胸手術を行い、手術中にバッグのサイズを決めるという方法もありますが、手術中という非日常の緊張した状態でサイズ決定をするというのは、なかなか難しいと考えているので、当院の場合は、術前のカウンセリングの時にサンプルバッグ(当院には様々なサイズのサンプルバッグがあり、サイズ決めに利用しています)をブラジャーの間に挟んで、術後のバストの大きさを実感していただき、サイズを決めてもらい、実際の手術は完全に眠った状態で行っています。
3.まずは、わきの下のシワに沿って皮膚切開し、デザイン(マーキング)に基づき大胸筋の下、または乳腺の下を剥離して、バッグ(人工乳腺)を挿入するスペースを作ります。
4.剥離が終ったら、バッグ(人工乳腺)を挿入します。
大胸筋下にスムースタイプのバッグ(人工乳腺)を挿入しているところです。
こちらは別の症例で、乳腺下にテクスチャードタイプのバッグ(人工乳腺)を挿入しているところです。
※大胸筋下にスムースタイプのバッグ、乳腺下にテクスチャードタイプのバッグと言われても、専門用語でよく分からないと思います。これについては、また次回のブログで詳しく解説します。
5.片胸だけバッグ(人工乳腺)を挿入したところです。
6.両胸にバッグ(人工乳腺)を挿入しました。
7.バッグ(人工乳腺)の挿入後にドレーンという細い管を挿入して、縫合します。ドレーンは、手術後の出血などを外部に吸引するためのもので、血腫などのトラブルを回避し被膜拘縮(豊胸手術後に胸が硬くなる症状)を予防する効果があります。ドレーンは1~2日後に抜きます。
8.最後に包帯でバストを包み込むように固定します。固定は2~3日後に取り外し、その時ドレーンも抜きます。
9.固定を取り外した後は、しばらくの間、ブラジャーの代わりに写真のようなバンド、あるいはカップの強制がないスポーツブラジャーのようなものを着用します。カップの付いた普通のブラジャーは、豊胸手術後1~2ヵ月経ってからから着用できます。
10.ワキの下の縫合糸は、豊胸手術後1週間目に抜糸します。
投稿者 ginzamiyuki : 23:46 | コメント (2)
2006年11月22日
今週のビッグコミックスピリッツ
前にもこのブログで話題にしましたが、ビッグコミックスピリッツという週刊漫画(小学館)に連載中のSKINという漫画の監修をしています。SKINは美容整形をテーマにした漫画で、脚本を書いている林さんは、医龍(メディカルドラゴン)や離婚弁護士などTVドラマや映画にもなったヒット作を書いている脚本家さんです。
今週発行号(12月4日号)の表紙です。
中表紙下のところに名前を出していただいています。
さて、今回漫画のことを話題にしたのは理由があります。
実は今回の号に、何と僕が出演(そういう言い方は変かな?)しているのです。
漫画の主人公は巧(たくみ)という天才美容外科医で、私とは似ても似つかないスリムな外見ですが、今回だけ、いきなり僕の絵が出てきます。手術に関わる内容などのことで助言などさせていただいているので、制作サイドが気を遣ってくれたようです。
いきなり登場して笑えますので、よろしければ書店やコンビニで立ち読みしてみてください。(いや、買って読んでね!…小学館の回し者ではありませんよ。)
登場シーンです。
投稿者 ginzamiyuki : 15:47 | コメント (0)
2006年11月20日
モニター症例写真 豊胸術(大胸筋下バッグ挿入法)
豊胸手術(バッグ挿入法)のモニター写真です。
豊胸手術には、腹部や太ももなどの皮下脂肪を吸引してバストに注入する脂肪注入法と、シリコンなどでできた柔らかい人工乳腺(通称バッグ)をバストに挿入するバッグ挿入法の2種類があります。
バッグ挿入法はさらにバッグの挿入する場所によって2種類の方法があり、乳腺下挿入法(大胸筋膜下挿入法)と、大胸筋下挿入法です。
詳しい説明はこちらを参照していただくとして、早速モニター写真の説明をします。
症例写真
術前
身長158cm、体重45kg、バストサイズはA~Bカップ(アンダーバストは68cm)の患者様で、Cカップくらいになることを希望していらっしゃいました。
術後(3ヵ月後)
スムースタイプのソフトコヒーシブシリコンバッグ(サイズは160ml)を、大胸筋下に挿入しました。ご希望のCカップになり、患者様は大変満足されていました。
傷痕の経過
豊胸術バッグ挿入法では、多くの場合ワキの下のしわに沿って皮膚切開して、バッグを挿入します。傷は平均3~4cmで、傷の長さはバッグのサイズに比例します。向かって右側の写真は抜糸直後(1週間後)で、左は3ヵ月後です。3ヶ月の経過で赤みが引いてきていますが、まだ完治ではありません。半年~1年くらいの経過で赤みがなくなり、シワの一部のように周囲の皮膚と同化していきます。
次回のブログでは、実際の手術中の様子をご説明する予定です。
投稿者 ginzamiyuki : 19:25 | コメント (0)
2006年11月15日
モニター症例写真 二重まぶた全切開法・目頭切開術
今日は二重まぶた全切開法と目頭切開術のモニター症例です。
奥二重の患者様でしたが、まぶたが弛んでだぶついた感じを解消したいとのご希望でしたので、全切開法で皮膚切除を行い、スッキリした二重を作る方針としました。また平行型の二重希望でもあったので、目頭切開を併用しました。
当院の目頭切開術は、W形成(内田法)とZ形成のいずれかで行っていますが、この患者様の場合はW形成です。
費用は、二重まぶた全切開法;210,000円 、目頭切開術;単独の場合189,000円、二重手術と同時の場合168,000円 です。
症例写真
術前
術後(3ヵ月後):腫れも引き、弛んだ感じも解消しています。スッキリした平行型二重まぶたになりました。
術後(3ヵ月後):目を閉じても傷は目立ちません。
投稿者 ginzamiyuki : 21:25 | コメント (0)
2006年11月14日
モニター症例写真 鼻中隔延長術(鼻先を下に向ける・延長する手術)
鼻の骨格は上・中・下に大きく3分割されます。
まず上3分の1の骨格は鼻骨です。鼻骨は頭蓋骨と一体ですから土台としてしっかりした部分です。鼻骨は鼻すじ(両目の間の部分)の高さに影響します。
次に中3分の1ですが、骨はなく鼻中隔軟骨(びちゅうかくなんこつ)という軟骨の芯が通っています。軟骨ですので多少可動性がありますが、鼻中隔軟骨は頭蓋骨とくっついているために、土台としては鼻骨同様にしっかりした部分です。鼻中隔軟骨は鼻すじの高さだけでなく、鼻すじの長さや鼻先の向きに影響します。つまり鼻中隔軟骨が長いと鼻すじも長くなり、鼻先は下を向きます。逆に鼻中隔軟骨が短いと鼻すじは短くなり、鼻先は上向きになります。
最後に鼻先の骨格ですが、やはり骨はなく鼻翼軟骨(びよくなんこつ)という軟骨の芯があります。鼻翼軟骨は鼻中隔軟骨と比べると柔らかく、また鼻中隔軟骨のように頭蓋骨とくっついているわけではないので、土台としては不安定です。このため、鼻すじの上~中ほどは、上から指で押さえても凹むことがありませんが、鼻先だけは凹みます。
鼻先を下に向けたい、鼻先を高くしたい、鼻柱(鼻の穴の間の部分)を下方に延長したいというご希望の場合、鼻尖や鼻柱に耳軟骨移植術を行うことで若干の効果がありますが(…詳しくはこちら)、大きな変化は期待できません。鼻尖や鼻柱の耳軟骨移植術は、鼻翼軟骨の上に耳軟骨を乗せることによって鼻尖や鼻柱を形成しますが、大きく変化させるために分厚い軟骨を移植したところで、土台の鼻翼軟骨がこれを支えることが出来ないために、変化には限界があるのです。
またL型シリコンプロテーゼを挿入する際に、鼻すじを長くして鼻先を下向きにする狙いで長すぎる、あるいは鼻先が分厚すぎるプロテーゼを挿入すると、良い結果にならないか、仮に良い結果に見えたとしても早晩鼻先の皮膚が薄くなり、抜去や入れ替えを余儀なくされることになります。(…不適切なL型シリコンプロテーゼ挿入によるトラブルについて、詳しくはこちら)
このような希望(鼻先を下に向ける、鼻先を高くする、鼻柱を下方に延長する)に対して、安全かつ確実に応えることが出来る手術が、鼻柱隔延長術です。鼻中隔軟骨は土台としてしっかりした部分ですから、鼻中隔軟骨に軟骨移植を行うことによって、支えが不安定な鼻先や鼻柱であっても十分に高さを出したり、伸ばしたりすることができます。軟骨移植といっても、鼻先と鼻中隔軟骨は距離が離れていますから、鼻先に軟骨を移植する場合とは異なり、鼻中隔軟骨に大き目の軟骨を継ぎ足して鼻尖方向や鼻柱方向に延長し、ここに鼻翼軟骨を縫い付けて固定します。手術は全て鼻の穴の中から行うので、傷痕が見える心配はありません。
移植する軟骨は耳軟骨、あるいは肋軟骨を使用します。耳軟骨は、術後に耳が変形することがない範囲で採取するので、軟骨の大きさに限度があります。このため左右4箇所(両耳の穴の内部と、両耳の穴付近の窪み部分)から採取して、このうち2つを鼻中隔軟骨の延長に使用し、鼻翼軟骨を縫い付けて固定した後に、さらに鼻尖や鼻柱に残りの耳軟骨を移植して、延長距離を大きくします。肋軟骨の場合は大きな軟骨を採取できるので、採取した肋軟骨2つで鼻中隔軟骨を必要な分だけ延長します。
採取した耳軟骨の一つ
症例写真
術前
鼻の穴を目立たなくするために他院でL型シリコンプロテーゼ挿入術を受けましたが改善されることなく、逆にアップノーズが目立つようになり、プロテーゼが曲がって挿入されたために鼻すじが曲がっています。またプロテーゼ挿入によって左右の鼻翼軟骨が左右に押し広げられて鼻先が横に広がっています。
術後
鼻の穴が目立たなくなるように耳軟骨によって鼻尖と鼻柱を下方向に延長し、同時に鼻先を細く修正しました。また鼻すじの曲がりを治すと同時に、術前より鼻すじを高く太めにしたいご希望により、オーダーメイドプロテーゼ法(I型プロテーゼ)で鼻すじを形成しています。
投稿者 ginzamiyuki : 21:52 | コメント (0)
2006年11月10日
モニター手術 体外式超音波脂肪吸引
今日は脂肪吸引のモニター症例写真です。
当院の脂肪吸引は、体外式超音波脂肪吸引という方法です。
体外式超音波脂肪吸引では、チューメセントと呼ばれる脂肪吸引独特の局所麻酔をした後に、皮膚の上から超音波をあてます。こうすると皮下脂肪が柔らかくなり、また麻酔の効果も高まり、吸引操作による出血も起こりにくくなります。
脂肪が柔らかくなるので細いカニューレ(吸引管)でもスムーズに吸引できます。このため深い層の脂肪だけでなく皮膚表面に近い浅い脂肪まで含めて十分に吸引できるので、より細くキレイに仕上がるのが特長です。手術時の出血もほとんどないので、通常の脂肪吸引に比べて内出血も軽く、腫れも最小限度であるために、治りも早いです。
体外式超音波脂肪吸引についての詳しい解説は、こちらをご覧ください。
脂肪吸引というと、夏に向けて手術を希望する患者様が多くなるのですが、術後はサポート下着などで圧迫固定が必要になる治療ですので、むしろ秋~冬の暑くない時期にお受けになって、来年の夏に備えるほうが、理にかなっています。
さて、前置きはこのくらいにして、症例写真です。
吸引範囲は、二の腕(全周法)、上腹部、下腹部、ウエスト、腰です。
正面の術前・術後写真です。
斜めの写真です。
横向きの写真です。
後面の写真です。
今度は二の腕をクローズアップした写真です。全周法(いわゆる振袖部分だけでなく、全周に渡って吸引する方法)だと、このくらいまで細く変えることが出来ます。
腕を広げて、二の腕を後から見た写真です。
手術費用については、こちらをご覧ください。
投稿者 ginzamiyuki : 22:30 | コメント (0)
2006年11月08日
モニター症例写真 下まぶたのクマ(レーザーによる結膜脱脂法) その2
目の下のクマ治療(レーザーによる下瞼脱脂)のモニター写真です。
治療が簡単で回復が早い割に、効果が大きい治療法です。最近非常にお問い合わせが多いです。
目の下のクマがなくなると、本当にスッキリしますね。
費用は両目で総額189,000円です。
治療法の詳細はこちらをご覧ください。
術前です。クマがかなり目立つ患者様でした。年齢は31歳の方です。
手術中の写真です。黄色い塊は、脱脂した脂肪です。
手術が終ってご帰宅される時の写真です。瞼の裏からの治療ですので傷はないですが、少しアザっぽくなっています。

術後4日目です。傷がないので手術の翌日からお化粧できますが、お化粧越しだと、4日目でもほとんど腫れも目立ちません。左の白目(眼球結膜)に、わずかながら内出血を認めます。
術後11日目です。クマがなくなり、目元がすっきりしました。
もう一度、比較のために術前写真。差は歴然です。
投稿者 ginzamiyuki : 22:34 | コメント (0)
2006年11月03日
モニター症例写真 二重まぶた部分切開法
今日は二重まぶた部分切開法のモニター症例写真です。
まだ術後の経過が短いですが、術後の腫れや内出血が心配な方が多いと思いますので、実際の経過の一例を参考に、術後の計画をご検討いただければ幸いです。
さて、当院の部分切開法は、主にまぶたの中央部分を1cm程度皮膚切開して手術を行います。埋没法とは違い、術後の緩み(二重まぶたのクセが消えること)が起こらないように、まぶたの内部の処置を行います。基本的には全切開法と同じ処置を行いますが、切開範囲が狭いので、処置できる範囲が狭くなるのが部分切開法です。切開が小さいので治りが早いですが、反面全切開法のようにタルミを取り除いたり、広範に脂肪除去をすることは出来ません。埋没法でも問題なく二重に出来そうな瞼だが、術後に緩みが起こらないように確実な手術を施しておきたい、という場合に適した方法です。
小さいとは言え皮膚切開しますので、切開部分を縫合します。埋没法の場合、術後2,3日目からアイメイクが出来るのに対して、縫合糸が付いている期間中はアイメイクが出来ません。縫合糸は5~7日目に抜糸します。抜糸したら、翌日からアイメイクで内出血や腫れのカモフラージュができます。
腫れの程度は個人差がありますが、私の経験では埋没法と大差ありません。ただ、切開する分だけ内出血する頻度は若干多いような気がします。
費用は両目で総額157,500円です。
症例写真です。
術前です。以前に埋没法で二重まぶたにした経験がある方ですが、特に左側のクセが緩んできたために、この度は緩まないように部分切開法で行うことになりました。
手術直後です。それなりに腫れていますが、驚くほどの腫れではないことがお分かりいただけると思います。
術後5日目です。抜糸した直後の写真です。内出血のために、まつ毛付近が赤くなっています。赤いアイシャドウのような感じです。
術後8日目です。抜糸後はアイメイクできるために、多少の腫れはカモフラージュできます。外見上もかなり自然な印象になりました。
今度は目を閉じた写真です。術前です。
術直後です。内出血と縫合糸がちょっと痛々しいです。
術後5日目です。抜糸した直後です。まぶたはノーメイクですので、内出血の赤色が目立ちます。
術後8日目です。このように、アイメイクでかなりカモフラージュできます。まだ少し縫合部分が食い込んでいますが、今後徐々に平坦化して自然になってきます。