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2007年07月04日

F.M.C.混声合唱団のこと その2

前回前々回と、合唱の話題が続いていますが、今日もその続きです。何しろ10年もやっていたことなので、書こうと思えばいくらでも話題があるのですが、まあほどほどに。
さて、そろそろ6月30日の創立60周年記念定期演奏会のことを書きます。
開場は福島市音楽堂の大ホールで行われました。僕が大学生の頃には既にあったホールですから、20年以上前からあるホールですが、大きなパイプオルガンも設置された、美しく素晴らしいホールです。クラシック仕様ですから、普通のコンサートホールで歌うのとは、歌声の響き方(残響)が違います。地方都市でもこのような立派な設備があることは、音楽をやる人にとって、あるいは聞くのが好きな人にとっても、恵まれた環境だと思います。
本当は事前に何度か福島で練習があったのですが、なかなか練習に通う時間の調整がつかなかったので、結局僕は楽譜だけ東京に送ってもらい、当日の本番直前のゲネプロ(予行演習)の練習だけで本番のOVステージ(OVつまり旧団員と、現役団員の合同ステージ)を迎えました。ちゃんと練習に通っていたOV(旧団員)もいましたから、本当に申し訳ない気持ちでしたが、記念演奏会だからそれでも参加してよいといわれ、お言葉に甘えてしまいました。
OVステージで演奏する曲は現役時代に何度も歌ったことがあるパレストリーナ(前回のブログをご参照ください)の曲だったので、きっと何とかなるだろうとは思いましたが、もう16年もブランクがあいていましたし、送ってもらった楽譜を見てもメロディーが浮かんでこなかったので、少し不安はありました。
でも当日にゲネプロ(予行演習)に参加して、全体の合唱を聞いているうちに、不思議とメロディーを思い出して歌えるようになり、本当に何とかなるかも、という気がしてきました。もっとも、ちゃんと練習している人のレベルとは明らかに違いますから、あくまで足手まといにならない程度に、という意味ですが。
そうこうしているうちに、あっという間に本番に時間になり、いよいよステージに立ちました。
僕がFMCの現役で歌っていた頃は団員が60人くらいいたように記憶していますが、今は減ってしまって現役団員が30~40人程度、そこにOVが60人ほど参加したので、OVと現役合同でステージでは約100人の合唱です。演奏会は4つのステージ構成で、第1ステージがOVと現役合同のステージ、第2~4ステージが現役団員によるステージでした。
ステージに立つと、いつものことですがスポットライトがあたります。1人で歌うことなんて恥ずかしくて、とても出来ませんが、合唱だとなぜか気持ちが高揚して張り切ってしまいます。指揮者が構えると、気持ちがピリッと引き締まり、まず女性のパートから歌が始まり、そこに男声パートが歌を重ねて、流れるように曲が展開されていきます。まさにポリフォニー(polyphony)合唱の醍醐味です。
難しい言葉が出てきたので、ここでちょっと解説します。パレストリーナの曲はポリフォニーというグループに入ります。一般的なクラシックの合唱曲はホモフォニー(fomophony)と呼ばれ、最上パート(主にソプラノやテノール)が主旋律(主となるメロディー)として優位を保ち、下のパート(アルト、バリトン、バスなど)は和音的な支えの役割を果たすのに対して、ポリフォニーでは、それぞれの声部(パート)がすべて均等に、互角に絡み合い、合唱として全体の音の綾をなしていくもので、どのパートにも主従の関係はありません。従って、ポリフォニーでは各パートの流れに重点がおかれ、ハーモニーはその結果としてできあがるものと言えるのが特徴です。音楽史上ではルネサンス時代(15世紀中頃から16世紀)はポリフォニー音楽の最盛期で、パレストリーナはその時代の代表的な音楽家の1人なのです。
ステージでは100人もの団員が歌っているので、ところどころ記憶があやふやな部分は口パクでごまかして(不真面目ですみません)、あとは気持ちよく歌い切ることが出来ました。ほんのわずかの時間でしたが、昔を思い出して、懐かしい心地に浸ることが出来ました。
OVステージが終ったあとは会場席に移動して、現役団員の演奏を聞いていました。人数が少なくなったのは残念でしたが、やはり現役、気合の入った素晴らしい演奏を聞かせていただきました。

現役団員のステージの風景です。ステージの上のほうにはパイプオルガンがあります。
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全てのステージが終わり、団員が開場の出入り口でお客様をお送りしているところです。ここでも合唱です。
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さあ、ステージが終ったら懇親会(飲み会)に移動です。懇親会の様子は、また次回ブログにて。

投稿者 ginzamiyuki : 2007年07月04日 14:45

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