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2007年07月28日

夏休み その2

今日は、前回ブログの続きです。夏休みの家族旅行で栃木県の那須方面に行きましたが、その足で栃木県のお隣り福島県のあぶくま洞に行ってきました。あぶくま洞は東洋では最大級の鍾乳洞で、僕の故郷の福島県では有名な観光名所です。僕も小学生の頃に、学校の遠足か何かで行きました。
ところで鍾乳洞って何だか知っていますか?ご存じない方もいらっしゃるかもしれないので、簡単にご説明します。
一言で言うと、鍾乳洞とは、石灰岩が雨水や地下水で浸食されて出来た洞窟のことです。石灰岩の主成分である炭酸カルシウムは酸性の液によって溶けます。二酸化炭素が溶解して酸性になった地表の水が地下に滲みこむ時に石灰岩だけ良く溶けるので、一般の岩石地盤とは異なり、石灰岩が多い地盤には洞窟ができやすいのです。
洞窟の天井から滴る水滴には、当然ですが溶け出した石灰分が多く含まれています。それが洞窟内の空気に触れると、ちょうど冬に軒先に出来るツララのように少しづつ石灰岩(鍾乳石)として再結晶化することもあります。また、水滴が洞窟の地面に滴下すると、少しづつ石灰岩(鍾乳石)として再結晶化し、竹の子が地面から生えるかのように下からも成長することもあります。また壁面から滴り落ちると、まるで滝が流れているかのような石灰岩(鍾乳石)ができてくることもあります。このような変化によって、鍾乳洞の洞窟内部は、様々な構造が混在しています。
少しづつ石灰岩(鍾乳石)として再結晶化すると書きましたが、その成長スピードは非常にゆっくりで、鍾乳洞内の説明板によれば、1cm成長するのに約100年かかるそうです。つまり1mのつらら状や竹の子状の鍾乳石ができるためには、1万年もかかることになります。実際、あぶくま洞には数m~数十mの鍾乳石がたくさん見られ、歳月の流れを実感させられました。
あぶくま洞は、昭和44年、石灰石の採石中に偶然発見されたそうです。近くには、入水鍾乳洞と言う鍾乳洞もあり、これも以前に一度行ったことがあります。あぶくま洞は鍾乳洞としてのスケールが大きく、見学コースも整備されているので、普通の服装でも楽に見学できますが、これとは対照的に入水鍾乳洞はまさに体験型、冒険型の洞窟です。雨合羽を着てゴム草履をはき、膝まで冷たい地下水につかりながら(歩いてると、だんだん足先の感覚が無くなってくるほど冷たかったです)、真っ暗闇の洞窟内を、懐中電灯片手に身をかがめ、くねらせながら、狭い鍾乳石の隙間を進みます。さらがら探検隊の様相です。僕が入水鍾乳洞に行ったのは研修医の頃で、遠くから遊びに来てくれた旧友を面白いところに連れて行こうと思い、一緒に行きました。ですが正直、これほど過酷な観光地だとは思っていなかったので、驚きました。一緒に連れて行った友達は、その後風邪をひいてしまったほどです。我が家は子供がまだ小さいので、今回はあぶくま洞の見学にしましたが、子供が大きくなったら、入水鍾乳洞にも是非連れて行きたいと思っています。

さて、あぶくま洞の内部の様子です。つらら石(つらら状の鍾乳石)や、石筍(せきじゅん:竹の子状の鍾乳石)が混在しているのがお分かりいただけると思います。つららと竹の子が成長してつながると、石柱(柱状の鍾乳石)ができあがります。
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こちらはピサの斜塔のような石筍。
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クリスマスツリーと名前がついた石筍。ちょっと不気味ですね。
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滝のように流れ落ちる鍾乳石。
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あわび貝のような形をした鍾乳石
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あぶくま洞付近は、このように白っぽい岩石(石灰岩)が目立ちます。
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真偽は分かりませんが、こちらの石屋さんがあぶくま洞を発見されたようです。
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投稿者 ginzamiyuki : 2007年07月28日 00:43

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