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2007年09月27日

日本乳房インプラント研究会

昨夜、品川プリンスホテルにおいて、日本乳房インプラント研究会の総会が行われました。
研究会の幹事をして下さっているのは、前東京大学形成外科教授で、現在は杏林大学形成外科教授をなさっている波利井清紀(はりいきよのり)先生です。
波利井先生は日本形成外科学会の重鎮で、美容医療にも造詣が深く、そして我々の業界に非常に大きな影響力をお持ちの、一言で表現すれば天皇のような存在です。でも、その実は大変気さくな先生です。詳細をブログで書くことはできませんが、今回私が会長を務めることになった学会の件で波利井先生に何度か個人的に相談させていただいたの対して、私のような者にも大変丁寧なご指導や示唆をくださいました。
さて、日本乳房インプラント研究会というのは、豊胸手術の方法の一つである乳房インプラント(通称バッグ、人工乳腺のこと)挿入術について、日本国内の各医療機関で実際に行われている治療方法や治療成績をデータとしてまとめることが目的で発足した研究会です。
アメリカなどはこうしたデータを集めてきちんと分析し議論されているのに対して、日本ではそういう分析が遅れているのが現状でした。そこで波利井先生を中心に、客観的な事実をデータ化して、今後に役立てようという話が持ち上がり、それに賛同する美容外科医、形成外科医が集結しました。私もその一人に加えていただいています。
現在、国内の美容外科クリニック、大学病院などを中心に行われた豊胸手術、乳がん手術後の乳房再建術(乳がんで失われたバストの膨らみをバッグ挿入で取り戻す手術)について、2000人以上の患者様のデータが集まっており(医学的データの集積が目的で、患者様自身の個人情報については匿名性が保たれています)、これから数年間かけて手術後の経過をフォローして、最終的にデータ化される予定です。これまで日本国内でこうした集積データがないために、医師個人レベルでの経験、他国の集積データ、そして医師個々人の憶測をもとに議論がなされていましたので、今回のような全国レベルのデータ集積とデータ解析は、私たち美容外科医にとって、そして豊胸術をお受けになる患者様にとって、非常に意義があることです。
さて、研究会の終了後に、懇親会が開かれました。懇親会では波利井先生にご挨拶とお礼を申し上げた他に、研究会に出席されていたリッツ美容外科院長の広比先生や、聖心美容外科統括院長の鎌倉先生、宇都宮共立美容外科院長の亀井先生、ナグモクリニック院長の南雲先生などと歓談し、懇親会後にはラウンジで日本の美容外科の将来像などについて熱く語り合い、また近々に同志を募って会食しましょうということになりました。
大変有意義な一夜でした。

投稿者 ginzamiyuki : 2007年09月27日 01:11

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