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2008年02月23日

日本美容外科学会の会長講演の抄録(要旨)

今日は前回に引き続いて、会長講演の抄録(要旨)です。
講演の座長(司会)は、高須クリニック院長の高須克弥先生にお願いしています。

演者  水谷和則
所属  銀座みゆき通り美容外科
演題  オーダーメイドプロテーゼの重要性について

抄録

インプラントによる隆鼻術や下顎整容術を行う場合、加工済みのシリコンプロテーゼを何種類か在庫して、そのいずれかをそのまま、あるいは勘で削って調整し挿入する術者が少なくないと思われるが、それがどのように埋入したのか内部の状態(埋入位置や骨格とのフィッティングなど)を確認したことがあるだろうか。プロテーゼ挿入術の結果判断は内部の状態ではなく、皮膚軟部組織に覆われた外観で評価することは言うまでもないが、外観がおおよそ問題なければ、プロテーゼの埋入状態は無視しても良いのだろうか。またプロテーゼの形や埋入状態が適切でない場合、それが外観にどのような影響を及ぼすのかを考慮して手術に臨んでいるだろうか。
人の顔は千差万別、顔の骨格としての頭蓋骨や軟骨部分の輪郭もすべて個々人固有のものである。また骨格は皮膚軟部組織で覆われているので、外観から正確にその輪郭を把握するのは困難である。それゆえ私は約10年前より鼻や下顎のプロテーゼ挿入術を行う際、手術前後に頭部側面のX線撮影を行っている。設定条件により頭蓋骨や皮膚軟部組織、プロテーゼの輪郭を1枚のX線写真に写し込むことができ、術前計画と術後評価を行う際に有用であるが、既にプロテーゼが挿入された状態で来院した症例を撮影すると様々な問題点を発見することが珍しくない。例えばプロテーゼの裏面が鼻骨にフィットせずブリッジあるいは浮遊状態、プロテーゼの輪郭が浮き出るほどの浅い皮下挿入、断端が皮下に突出、L型の角と鼻尖の不一致、鼻翼軟骨間への沈み込み、鼻尖部皮膚の非薄化、プロテーゼによる不自然な高さの鼻根部やpolly beak、下顎においては下顎下端より上方でのプロテーゼ埋入、骨吸収など枚挙にいとまがない。
こうした観点から、異物であるプロテーゼを安全かつ的確に挿入し、患者の希望する鼻や下顎に形成するために重要なことは、プロテーゼ裏面が鼻や下顎の骨格(骨、軟骨)にジャストフィットする形であり、挿入手術後の鼻や下顎の形態が自然かつ患者の希望に沿うように厚みや太さ、辺縁断端部を緻密に作成することであると考え、X線撮影を元にプロテーゼを個別にデザインし、シリコンブロックから作成している。また鼻の場合、将来的に鼻尖に変化が生じる恐れがないI型(ボート型)を主体とし、必要に応じて鼻尖形成や軟骨移植、鼻中隔延長などを組み合わせて鼻尖の形態や位置を調節している。手術に際しては、鼻骨骨膜下に過不足無いポケットを作成するのは当然として、外側鼻軟骨や鼻翼軟骨レベルにおいても軟骨直上の層で正中を剥離しプロテーゼを挿入している。下顎ではプロテーゼ挿入予定位置の上端付近より骨膜下に進入して下顎骨下端を越えるまで直視下に剥離し、プロテーゼ裏面を下顎骨下端の形状に適合させ上方移動しないように挿入している。
正確に形成したプロテーゼを予定位置に挿入した場合、プロテーゼは挿入直後から鼻や下顎の骨格に貼り付くようにフィットしてほとんどずれ動くことがないので、テーピングなどの術後固定は、プロテーゼ移動の予防ではなく、患部の安静目的で行っている。
本講演では、X線画像による症例検討とプロテーゼのデザインや作成法、基本手術手技や修正手術などについて述べる。

投稿者 ginzamiyuki : 20:22 | コメント (0)

2008年02月17日

学会講演の抄録

先にブログでも触れましたが、今年の5月11日(日)に東京お台場で、第94回日本美容外科学会が開催され、その学会長を私が担当いたします。
学会では様々な講演会を企画していますが、その主要プログラムの一つに、パネルディスカッションという形式の講演・討論会があります。
私は下瞼の美容外科手術に関するパネルディスカッションと会長講演の2つの講演を担当させていただきますが、その講演内容の抄録(要旨)をまとめましたので、今回は下瞼の美容外科手術に関する抄録のほうをブログ上で公開します。
一般の方にとっては固い文章で分かりにくいと思いますが、医学系の学会のプログラムには、こういった感じの講演内容がたくさん印刷されて配布されます。
当然ですが私以外にも学会で講演を担当する先生がたくさんおり、それぞれ素晴らしい抄録を提出していただいております。詳しくは学会HPの学会長ブログでご覧いただけますので、よろしければご覧になってみてください。講演を担当するのは日本のトップクラスの有名美容外科医ばかりですので、一読の価値ありですよ。

演者  水谷和則
所属  銀座みゆき通り美容外科
演題 1)脂肪注入によるmidface augmentationを併用した経結膜的下眼窩脂肪摘出術
    2)下眼瞼開大術

抄録

1)目の下のクマの改善を希望とする若年~中年患者は下眼瞼皮膚や眼輪筋の弛緩が軽度のため、baggy eyelidsの改善目的に経結膜的下眼窩脂肪摘出術(以下、下眼瞼脱脂術)が行われることが多い。しかしこれら症例の下眼瞼から頬前部にかけての輪郭を観察すると、同年代で目の下のクマ症状がない例と比較して頬前部が低形成あるいは頬前部の軟部組織が下垂し、下眼瞼領域の縦径が拡大している例が珍しくない。こうした状況を無視して画一的に下眼瞼脱脂術を単独で行うと、bagが減少あるいは消失してもnasojugal groove及びpalpebromalar groove(以下、眼頬溝)が残存してクマの改善にはなり得なかったり、頬上部の前方への膨らみが乏しいために若々しい容貌になり得なかったりする場合がある。Hamra法は、突出した眼窩脂肪を摘出せずに眼窩下縁を超えて引き下げ固定することによって、baggy eyelidsと眼頬溝の同時修正を可能にした方法であるが、原法は経皮的アプローチであり、経結膜的に行うには視野が狭い。また経結膜的に行えたとしても、さらにmidfaceの引き上げやaugmentationをしなければ、必ずしも下眼瞼から頬前部にかけての若々しい輪郭は得られない。当院では、目の下のクマの治療はbaggy eyelidsの改善のみならず下眼瞼から頬前部にかけての輪郭形成術であると考え、下眼瞼脱脂術に加えて脂肪注入による眼頬溝を含めたmidfaceのaugmentationを行い、良好な治療結果を得ている。手術手技は容易で短時間、患者が敬遠する顔面皮膚切開も不要である。症例を供覧し手術手技と留意点を解説する。
2)垂れ目気味の大きな目になりたいと希望する若年患者は少なくない。当院ではこうした例に対して、下眼瞼縁外側を引き下げ瞼裂を開大させる手術:下眼瞼開大術を行っている。過大な引き下げは三白眼を引き起こすが、症例を選び適度に施術すると、瞼裂をアーモンド形に形良く開大できる。症例を供覧し手術手技と留意点を解説する。

投稿者 ginzamiyuki : 22:40 | コメント (0)

2008年02月09日

湯島天神

我が家では例年湯島天神の梅祭りに行くのですが、今年も行ってきました。
まだ肌寒く、梅の開花もまだこれからという感じでしたが、なかなかの人出でした。

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寒さのせいか、露店では甘酒など温かいものが人気で、僕もいただいてきました。
これがなかなかの美味。体の芯から温まります。

湯島天神といえば受験の神様で有名です。
受験祈願の絵馬を下げるところがいくつもあり、それぞれの絵馬には力強い文字で志望校が書き込まれ、思いの強さが伝わってきます。
また、受験が無事終わり合格しましたという絵馬もありました。

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まだ寒い日が続くと思いますが、春はすぐ近くまで来ています。

投稿者 ginzamiyuki : 18:19 | コメント (0)

2008年02月06日

下眼瞼脱脂+下眼瞼・頬脂肪注入 3

今日も昨日に続いて下眼瞼脱脂+下眼瞼・頬脂肪注入のモニター症例です。
この治療法についてはすでに何度もブログで触れていますが、詳しくは下記をご覧ください。

下瞼脱脂+脂肪注入 (2008/2/5)
下瞼脱脂+脂肪注入 (2008/1/23)
下瞼脱脂+脂肪注入 (2007/10/17)
下瞼脱脂+脂肪注入 (2007/6/4)
下瞼脱脂+脂肪注入 (2007/5/23)
下瞼脱脂+脂肪注入 (2007/4/23)
下瞼脱脂+脂肪注入 (2007/3/15)

さて、今日のモニター画像です。手術前と手術3ヵ月後の比較です。
脂肪注入は下瞼頬の部分に加えて、法令線(鼻唇溝)にも行っています。

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こちらは手術のデザインです。黒い部分は脂肪の除去、緑の部分は脂肪の注入をする部分です。

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こちらは手術直後の状態です。脂肪の吸収を見越して多めに注入しているために腫れています。また患部に針を刺して脂肪注入するので、直後は赤みが目立ちます。
痛々しく見えますが、麻酔をしてから注入しますので、脂肪を注入するときの痛みはほとんどありません。

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投稿者 ginzamiyuki : 16:18 | コメント (0)

2008年02月05日

下眼瞼脱脂+下眼瞼・頬脂肪注入 2

今日は下眼瞼脱脂+下眼瞼・頬脂肪注入のモニター症例です。
この治療法についてはすでに何度もブログで触れていますが、詳しくは下記をご覧ください。

下瞼脱脂+脂肪注入 (2008/1/23)

下瞼脱脂+脂肪注入 (2007/10/17)

下瞼脱脂+脂肪注入 (2007/6/4)

下瞼脱脂+脂肪注入 (2007/5/23)

下瞼脱脂+脂肪注入 (2007/4/23)

下瞼脱脂+脂肪注入 (2007/3/15)

さて、今日のモニター画像です。手術前と手術2ヵ月後の比較です。

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投稿者 ginzamiyuki : 17:42 | コメント (0)

2008年02月03日

体外式超音波脂肪吸引(二の腕全周法、腹部、ウエスト、腰)

今日は体外式超音波脂肪吸引のモニター症例です。
吸引範囲は、二の腕、腹部、ウエスト、腰です。
当院の二の腕の脂肪吸引は全周法といって、いわゆる振袖部分だけではなく、二の腕の表も裏も、一周全て吸引します。だから細くなります。
同様に、お腹も、前の部分だけでなく、ウエスト部分や腰周りまで、胴回り一周の吸引のほうが、より細く、きれいになります。
また、単なる脂肪吸引ではなくて、体外式超音波を使うことによって、より安全にたくさんの脂肪を吸引することができます。

でも、一番重要なのは吸引する医師の技術です。同じ脂肪吸引でも、あまり変わり映えしなかったり、細くはなったが表面に凸凹ができたり、では困ります。
担当する側にとっても、脂肪吸引は技の見せ所。こちらも気合が入ります。

当院の脂肪吸引について、詳しくはこちらをご覧ください。
脂肪吸引全般に関して、より詳しいご説明はこちらをご覧ください。

モニター症例です。手術前と手術2ヵ月後です。

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投稿者 ginzamiyuki : 22:29 | コメント (0)

2008年02月02日

開院2周年のご挨拶

こんにちは。銀座みゆき通り美容外科院長の水谷和則です。
おかげさまで当院は開院2周年を迎えました。患者様はじめ、多くの方々に支持していただけたことに、心から感謝しております。
 
当院のコンセプトは
①施術の内容やメリット・デメリットを、分かりやすく明確に説明するカウンセリング。
②美容外科認定専門医の院長をはじめ、美容外科専門医師が一貫して行なう、質の高い丁寧な施術と、安心のアフターケア。
③銀座の中心で、リーズナブルな費用設定。
の3つです。

初めての患者様、並びにリピートの患者様、皆様のお役に立てるよう、初心を忘れず、スタッフ一同、日々努力を重ねて参ります。
先ずはメールでも、お電話(0120-858-800)でも、どうぞお気軽にご相談ください。メール相談は、院長の水谷、あるいは当院の本部医師が、24時間以内にご返信申し上げます。

投稿者 ginzamiyuki : 06:50 | コメント (0)

2008年02月01日

隆鼻術:オーダーメイドプロテーゼI型(ボート型)挿入

今日は隆鼻術のモニターです。
シンプルにシリコンプロテーゼのみ。でもただのプロテーゼではありません。患者様に合わせて、完全オーダーメイドのプロテーゼです。手術前に患者様のレントゲンを撮影して細かく計測、デザインし、ぴったりのものを僕が一つ一つシリコンブロックから削りだしています。
完全オーダーメイドのプロテーゼについては、こちらで詳しくご説明しています。

このモニター症例に挿入したプロテーゼは鼻先には入れないI型で、I型の中でもボート型(舟型)と呼ばれるタイプです。

症例写真は手術前と手術3ヵ月後です。

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こちらは手術前と手術3ヵ月後のレントゲン写真です。当院では手術前はもとより、手術後もこのようにレントゲンを撮影して、挿入したプロテーゼの位置や状態を確認しています。
普通の骨の状態を写すレントゲンだとこのようにシリコンプロテーゼは写らず、ほとんど素通しですが、当院のレントゲンは骨の状態ではなく、骨や軟骨、皮膚の輪郭を同じ写真に写しこむ設定ですので、シリコンプロテーゼの輪郭も写しこめます。
患者様の鼻の骨や軟骨のカーブに沿ってぴったり作っているので、パズルにはめ込むようにプロテーゼが挿入されているのがお分かりいただけると思います。
このように鼻の骨や軟骨のカーブに沿ってぴったり挿入すると、鼻をつまんでも動かしても、プロテーゼが動いたりぐらついたりすることがないのは当然として、プロテーゼの輪郭が浮き上がって見えたり、人工的に真っ直ぐで不自然だったり、ということがありません。

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投稿者 ginzamiyuki : 22:23 | コメント (0)