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2008年05月30日

モニター画像 下顎プロテーゼ挿入術(オーダーメイドプロテーゼ)

今日もモニター画像の供覧です。
今日のモニターは、当院オリジナルの手術、完全オーダーメイドのシリコンプロテーゼ挿入術です。
ご存知でない方も多いと思いますので、プロテーゼ挿入術について簡単にご説明します。
美容外科で、鼻や顎の美容整形手術をする場合に、患者様ご自身の骨や軟骨、その他の不足を補って整形をする場合があります。たとえば低い鼻筋を高くする場合、それから今日のモニターのように後退した顎先を前に出す場合などです。
こうした手術で、骨や軟骨の不足を補ってからだの内部に挿入する材料のことを、インプラント、とかプロテーゼ、と呼びます。豊胸手術では乳腺や脂肪の不足をやわらかいパットで補いますが、これもインプラント(プロテーゼ)です。ただ豊胸の場合は、プロテーゼが袋詰め状なので、通称バッグと呼んでいます。
さて、鼻や顎に挿入するプロテーゼは通常固形のもので、素材としてはシリコンやゴアテックスが用いられています。これらの素材は、必要な形に加工がしやすく、長年にわたって体内に入れておいても安全です。ですので、美容整形手術以外の医療分野でも、こういった素材が使用されています。(人工血管など)
鼻や顎に挿入する固形プロテーゼは、術者が各患者様に合わせてひとつひとつ手作りオーダーメイドすることもできるのですが、通常は簡便さを優先して、加工済みのプロテーゼを何種類か在庫しておき、患者様のニーズに近いタイプを選んで手術に使用しています。加工済みのタイプも複数ありますので、ある程度はニーズに応じた手術も可能です。でも、実のところを言うと、完全にぴったりというのは難しく、レントゲンで詳しく検査してみると、少し隙間があったり、挿入位置が少しずれていたりということが珍しくありません。それでも外見的に問題にならなければ問題視されることはすくないわけですが、中にはずれている状態が外見でもわかるようであったり、ぐらついたり、といった問題が生じているケースも存在します。
万が一、あなたがプロテーゼの挿入手術を受けた結果、そのような不具合が起きてしまったらどう感じますか?既成の洋服を買ったらサイズが少し合わなかったというのなら、買い換えたり、あるいはデザインが気に入れば少し我慢して、ワンシーズンくらい着てしまったりするうこともあるかもしれません。しかし美容整形手術の場合は、基本的に生涯1度の手術です。あなた自身にぴったりのものを、手間をかけて作って挿入してもらいたいと思うのが、当たり前ではないかと、私は思っています。
それで私は10年以上前から、プロテーゼは患者様一人一人に、完全手作りオーダーメイドで作成し、ぴったりあわせて挿入しています。
先日、私が会長を担当させていただいた第94回日本美容外科学会では、会議の一番最後が私の会長講演でしたが、オーダーメイドプロテーゼについて約50分ほど講演させていただきました。
スライド写真も200枚くらい使用した講演でしたので、大変内容が豊富なのですが、その一部をブログでもご紹介していきたいと思います。1回ではとても無理なので、少しづつ、小分けにご説明します。
今日はその初回で、顎の症例の供覧です。
写真だけ見ても、何がオーダーメイドなのか、ほかの方法と何が違うのか、分かりにくいと思いますが、それは今後のブログを読んでいただければ、少しづつご理解いただけるかと思います。

それではモニター画像です。
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左は手術前のデザインと挿入したプロテーゼ、右は手術後のレントゲンとプロテーゼです。
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続きのご説明は、次回ブログにて。


投稿者 ginzamiyuki : 2008年05月30日 20:33

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