« 美容外科医の交流会 | メイン | モニター画像 眼瞼下垂の修正 その2 »
2008年06月05日
モニター画像 眼瞼下垂の修正術
モニター画像を供覧します。
今日は眼瞼下垂の修正術です。
まぶたの開きが不十分で、眠たそうな目に見える状態を眼瞼下垂(がんけんかすい)といいます。
原因は色々あって、生まれつきのもの、老化によるもの、コンタクトレンズの長期間装着によるもの、などが代表的です。このほか、二重まぶたの切開手術後に眼瞼下垂になってしまうケースも稀にあります。
このモニター患者様は、目を大きくしたい目的で広い二重まぶたにするべく他院で切開法の二重まぶた手術を受けたところ、逆にまぶたの開きが不良になり、眼瞼下垂の状態になってしまいました。
こうしたケースに対して、まぶたの開きだけを大きくする眼瞼下垂の修正手術を行うと、まつ毛の生え際が上によく見開くことによって黒目の露出が多くなり、同時に、二重まぶたの幅は狭くなります。
患者様は黒目も大きくしたいが、二重まぶたの幅自体は気に入っているので狭くしたくないという希望でした。また目の開き具合を悪くしている前回の切開法の二重まぶたの固定を一旦はずして元に戻し、再度二重の固定をし直す必要がありました。したがって、二重まぶたのラインにそって全切開して、二重の固定を一旦剥離して眼瞼下垂の修正手術を行うと同時に、二重まぶたの幅もなるべく広さを維持するように、まぶたの皮膚切除や二重まぶたの再固定をあわせて行いました。
眼瞼下垂の修正手術は、信州大学形成外科の松尾先生が開発した松尾法(挙筋腱膜前転術)で行っています。以前の手術法はまぶたを開くための筋肉の一部(ミュラー筋)を引き出して切除してから固定する方法でしたが、ミュラー筋は自律神経の働きに影響する筋肉であることがわかってきたので、眼瞼下垂の手術に際しては、できるだけこれを傷つけないほうが望ましいとされています。挙筋腱膜前転術はミュラー筋を傷つけずにまぶたの開きを改善できるので安心です。
手術前(上)と手術後3ヵ月後(下)の比較写真です。目がぱっちり大きくなり、満足していただけました。
投稿者 ginzamiyuki : 2008年06月05日 20:38