2006年12月04日
一葉忌
樋口一葉は、新五千円札に肖像が描かれて一躍知名度がアップしました。
しかも、女性としては初めてお札に肖像が描かれるという栄光にも浴しました。
一葉は明治5年の生まれということですから、江戸期の爛熟した文化の残滓の中で成長したのでしょう。14歳のころから、中島歌子の歌塾「萩の舎」で学び、才媛振りを発揮していたといいます。
一葉は、いろいろ家庭の事情で家督相続人になってしまったために家計を支えていかねばならず、
吉原前で商売をしながら小説で身を立てようとしたらしいです。
文学の才能を認められながらも、肺結核を患いわずか24歳という若さで11月23日に逝去しました。なんとも惜しい限りです。
命日の11月23日は、一葉忌です。
一葉忌だからということでもないのですが、先日、竜泉寺町の旧居跡の一葉記念館にいって見ました。行ってみてビックリしました。なんと美しく立派な記念館が建っているではないですか!
10年ほど前に一度行ったことがあるのですが、そのときは朽ち果てそうな木造のボロボロの記念館で、いかにも明治の風情が漂っているようでした。
知名度がアップしたためでしょうか、この11月に新館がオープンしたばかりということです。
真新しい新館に入って、一葉の業績を見学させていただきました。
もっとも印象深かったのは、なんといってもその手跡のウットリするような美しさです。
20歳そこそこで、これほど美しい文字が書けるのかと驚きました。
その玲瓏とした美しさは、一葉の人格そのもののような気がしました。
投稿者 root : 2006年12月04日 20:43
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