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2006年12月14日

勇魚(いさな)

昨日、友人に案内されて、「いさな」というお料理屋さんに連れて行ってもらい、楽しい一時を過ごさせていただきました。
お店のご主人さんは、とても気さくな方でスキューバダイビングを趣味とされているとのことです。
私の友人とは、スキューバダイビング仲間なのだそうです。

 お店の名前が、「いなさ」という耳慣れないというか、初めて聞く言葉なのなので、どういう意味なのかとお聞きしたところ、「いなさ」とは鯨の古名とのこと。漢字では、「勇魚」という字を当てるそうです。
勇ましい魚とは何とも雄大な鯨らしいではありませんか。
字面から小説「白鯨」の荒々しいイメージを浮かび上がってきました。

 日本では、古来から貴重な蛋白源として鯨やイルカを食べる習慣がありました。
近代的な捕鯨船などなかった昔の人は、小船と銛で鯨との死闘を繰り広げたことでしょう。
人間も命がけなら、鯨も命がけ。
まさに「勇魚」というにふさわしい激しさで鯨もその巨体をもって襲いかかってきたことでしょう。

 現在では、鯨はすっかり高級食材、あるいは不人気になってしまいましたが、私たちが子供のころは、鯨は日常的によく食べていました。
小学校の給食で出てくる鯨の竜田揚げなどは、子供たちにとっては人気メニューでした。
現在では食べられなくなった味だけに、思い出すと妙に郷愁をそそります。

 当のご主人、本職は包丁さばきも鮮やかに鮮魚をおろす日本料理人、「いなさ」の店主。
趣味はスキューバダイビングとこよなく海とお魚を愛する人でした。

投稿者 root : 2006年12月14日 20:56

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