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2007年03月09日

飛梅

受験のシーズンも終盤を迎えています。これからまだ試験がのこっているという方もいらっしゃるかも知れませんが、もうすでに結果が出て、悲喜こもごもの方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?

 受験勉強とは何と無味乾燥なものなのでしょうか。こんな勉強などつまらない、と思いつつ苦痛と戦いながら勉強に励んだ人がほとんどではないでしょうか。かくいう私もそうでした。勉強はしたくない… でも試験日は近づいてくるのに全然準備ができていない気がして気ばかりが焦り… 何ともイヤな気持ちのせめぎ合いの日々だった気分だけは、生々しい記憶として刻み込まれているような気がします。

 そのような不安な気持ちを落ち着かせるためには、どうしても神様にでもすがりつきたくなってしますね。受験生にとってもっとも霊験あらたなのは、なんといっても学問の神様、菅原道真公をお祀りしている天神様ではないでしょうか?

 菅原道真公は、平安期の実力のみで台頭した優れた政治家でしたが、世は藤原氏の天下。藤原氏の陰謀で九州の大宰府の長官として左遷されてしまったのです。当時の大宰府といえば、大陸から使者を迎えたり、辺境の防備を固めたりと、都からすれば地の果てともいえるようなところでした。道真公にしてみれば、実質的に流罪に近いものであり、再び都の土を踏むことなく憤死したのでした。

 東風吹かば匂いおこせよ梅の花
        主なしとて春な忘れそ    菅原道真

 道真公が、都の空を懐かしみ、我が家の庭の梅の匂いに強い望郷の思いを馳せて読んだと伝えられます。その思いが通じたのか、現在の大宰府天満宮の境内にある梅の木は都の梅が飛んできたものだと、飛梅伝説は伝えています。

 受験生の皆さん、受験勉強は苦しいものですが、誰もが通らなければならない道です。いくら道真公でも神頼みだけでは合格できませんので、がんばってください。私などは受験や国家試験のときに余程プレッシャーを感じていたのでしょうか、いまだに夢の中で、どうしよう!全然勉強が進んでいない!間に合わない!… と、慌てふためいていることがあります。

  飛梅やいまだに夢でせし受験  芳郎

投稿者 root : 2007年03月09日 01:50

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