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2007年06月02日

「価格競争の結末」

最近ではニュースで見ていても分かるように、さまざまな業種において競争が激化し価格競争がおきております。一見消費者にとっても安くものが買え良いのですが、その反面見かけの安さだけが強調されて気づかないところで中身の悪い製品を買っていたりするというのも現実でしょう。企業側の事情が報道されているのを見ると相当酷使しているようなのがその表れです。

小泉内閣でさまざまな規制緩和が実行されアメリカ流の競争社会へと進み今や世界全体がその方向へと向いています。過度な競争が生むものは貧富の差であったり競争の激化からくる人間らしく生きるというゆとりの消滅です。本来日本ではアメリカのように早期に頑張ってリタイヤするという風習ではない為、税制上もいくら頑張っても税金ばかりとられてしまうというシステム上アメリカ流というのは無理があるのでしょう。 この価格競争の結末はどうなってしまうのでしょうか?

私なりの考えを述べますと業種によって2つの方向性に分かれるのではないかと思います。
まず付加価値よりも料金が重視される業種は行き着くところまで価格競争が進みます。そして弱い企業は次々と淘汰されいくつかの強い企業のみが残ります。結果価格は高騰するでしょう。
料金も大事だが付加価値も重視される業種では、消費者も価格競争のひずみでサービスの質が落ち始めている事に少しずつ気づき始めます。消費者は付加価値を求める方向へとシフトして行きます。しかし料金重視という方はいなくならないので、二つの方向性を持った企業が存在し続けるでしょう。
美容外科業界は後者であると思います。

では私はどちらの方向でいくのかと言うとどちらでもありません。
ここ数年で顧客主義といってお客様を大事にするという風習が定着しました。しかしそれは需要と供給のバランスからきたもので、要するに供給過多の状態であるがゆえ表面的にそうなったのです。その一方で、反面、お客様に喜んで頂くという事のビジネスではなく人間としての喜びを理解した人々も多かったと思います。

私はこんな時代だからこそ人間らしく生きるために経営戦略的な物でなく心の部分でせめたいと考えます。自身の仕事においてもゆとりをもって患者様に夢や希望を与えたい、そして患者様によって当院を支えていただきたい。今の日本に欠けているのはこんなモラルの部分なのではないでしょうか。
当院をご利用して頂いている患者様方には今後も何卒当院を支えていただきたく思います。
たくさんの患者様の力によって当院は支えられています。

投稿者 root : 2007年06月02日 17:16

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