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2007年07月27日

耳つくり2

さて、今日は耳つくりの続きです(^^)。
 前回お話したように、耳は肋軟骨を耳の皮膚に埋めて作っていきます。美容でも特に鼻先はシリコンプロテーゼでは長持ちしないので、自家組織を使うのと同じ原理です。なんといっても、一生ものの耳ですから。ちなみに当院では、L形のプロテーゼは使いません。よく、L型プロテーゼに軟骨をかぶせているクリニックも見かけますが、これも実は非常に危険です。縫い付けても、どんなに固定しても数年の間にL形プロテーゼは移動していくからです。
 さて、話を戻して、耳は軟骨の六番、七番、八番、という三本の軟骨を傷をつけないようになるべく長くとってきて(実は、私これは名人です。4センチくらいの皮膚切除から一時間ちょっとで三本すべて採取してしまいます。なんて、普通の人に自慢してもまったくわかりませんね^^;。ちなみに美容でもたまに肋軟骨を使うときがあるので、この技術は役にたっています)、それをなるべく耳らしく細工をして側頭部の皮下に埋めて耳をつくります。最後に耳が出来上がったときは、周囲の看護師さんや麻酔の先生も、「おー、」といってくれるので、これは、形を作る外科医であってよかったと思える至高の瞬間かも知れません(^^)。
 ただ、実は繊細につくればいいというものではなく、何十年とたつと若干でも軟骨は溶けていってしまいます。十歳で耳を作ったとして、本来は60年以上持ってもらわないと困るものですから、なるべくかっこよい耳にみえるように、かつ繊細過ぎないようにつくらなければいけません。
 本当はお写真を見せたいのですが、それはプライバシーの侵害になってしまうので、申しわけありません。ただ、耳つくりは一回の手術では完成しません。皮膚を細工する過程で、一度に耳の形を作って、かつマスクやめがねがかけられるように起こすのは、今のところ不可能なのです。まずは耳の形のみを作り、半年を待って、耳を起こしていきます。次回、また機会がありましたら書きますね(^^)。

投稿者 y.mitoma : 16:33

2007年07月21日

アンチエイジング勉強会2

 17日は先日お話したように、勉強会にいってきました。池田先生の切らない眼瞼下垂や、サプリメントのお話で、非常に面白かったです。実は、次回は水谷先生担当ですので、これも非常に楽しみにしております(^^)。よろしくです。
 特にサプリメントのお話のほうは、非常に参考になりました。消費者側も、今の(講義をしてくださった方は知識はありましたが)サプリメント業者さんたちも絶対的な知識不足が背景にあり、そのためにサプリメントはほぼ100%商業的視点からのみ商品が作られていること、特に今の日本では基準がまったくないことが明らかとなり、私も切なくなってしまいました。確かに、今の食品は三大栄養素(脂質・たんぱく質・糖質)は十二分にとりやすくなっています。ですから、主に体の細胞代謝に不可欠なビタミン、ミネラル分等々はさらに食べ物で摂取しようとするとカロリーオーバーになってしまうのです。そこで現代人はその不足分を、サプリメントととして補わなければいけないようになってきつつあり、おそらくこれからの時代はサプリメントなしでは健康で長生きできなくなってくるのではないでしょうか。
 ただ、サプリメントをうまく使うのはいいのですが、通常、みなさん、思い込みで摂取していることが非常に多いのですね。そこが問題なのです。テレビで、これがいいよ、というとみんながみんながそれにはしってしまうのが問題です。
 昔から医食同源という言葉がありますが、これはある意味正しいと感じています。戦後の栄養がいきわたらなくて寿命が極端に短い時代から、栄養状態がよくなっただけであっという間に寿命は倍近くになりました。これは、医学の進歩ではなくて、栄養状態、すなわち食べ物のおかげです。
 食べ物から、必要カロリーは簡単に取れるようになってきたものの、その代謝に必要なほかの栄養素はむしろとれにくくなっています。ただ、人によって体格や代謝、摂取している食物はまったく異なるので万人によいサプリメントはありません。そこで、ある程度個人個人に合わせたサプリメントの選択が必要になってくるわけです。われわれ医師も、栄養士さんなど一緒になって患者さんに正しい知識を伝えていく努力をしていかないといけないな、と感じた勉強会でした。

投稿者 y.mitoma : 16:29

2007年07月17日

アンチエイジング勉強会

 一週間が経つのって早いですねぇ(^^;)。一週間はあけずにブログを更新するぞ、と、始めるときに誓いを立てたはずだったのですが、もうくじけそうです。
 ちなみに本日は銀座近辺の先生方と、美容やアンチエイジング関連のお勉強会が開かれます。開業をして日々診療をしていると、自分のやり方に凝り固まってしまうので、学会に参加するのと同様、非常にいろいろためになるお話を聞くことができて、楽しい会です。うちからはモモサワと高橋が、できる限り参加、それに銀座イーストクリニックの内浦先生や、本日は銀座みゆき通り美容外科の水谷先生、本部先生が参加してくださるとのことでした。講師は、銀座池田クリニックの池田先生です。
 また、べんきょーの成果をご報告しますね。

投稿者 y.mitoma : 18:24

2007年07月12日

耳作り1

 7月10日の火曜日は、私の東大時代の上司が獨協大学形成外科の教授になられて赴任されているものですから、その手術のお手伝いにいってきました。昨年の三月までは、週に一回東大で、それ以降は1月に一度程度、独協医大にお手伝いに行く日々が続いております。
 独協医科大学は栃木県にあるものですから、非常に遠いのですが(片道2時間半程度^^;。急行がないともっとかかってしまいます。。。)やはりお世話になった上司への恩返しの意味と、それ以上に小耳症(もともと耳が非常に小さい状態で生まれてきてしまう状態のことをいいます。通常肋軟骨という軟骨を胸からとってきて、耳状に細工を施し、耳を作る治療をしていきます)という先天奇形を持って生まれてきた子供たちに耳を作ることができる喜びにほだされ、ずっと通っています。
 専門医をとる前は美容も含めてさまざまな手術を大学でも担当してきたのですが、 5年以上前から上司のライフワークである耳つくりを手伝いはじめ、ここ2年程度は大学病院にいく頻度も減ったことも手伝って、もっぱら大学では耳職人となってしまいました。独協医大の手術室の看護師さんたちは、この先生は一月に一回耳だけ手伝いに来て、何をしているんだろう、と思っているかもしれません(^^;)。そのうち(いつ?)独協でも美容もはじめるそうなので、そうなればまたお手伝いできる幅も広がると思うのですが(また、栃木県まで通う頻度が増えることになりますね。。。)、今はなぞの耳職人ということでご勘弁ください。
 小耳症は、生まれつき耳が小さい以外に多少下あごが未発達という状態が合併していることが多いのですが、逆にいうとそれ以上の障害はほぼないことが多い疾患です。知能も正常ですし(賢い子も多いです)、そのほかの機能にはまったく問題ありません。ただ、耳を作るためには胸からの軟骨をそれなりにとってこないと格好のよい耳が作れないものですから、肋骨・肋軟骨がある程度きちんと発達するまで(おおむね胸囲が60センチ以上を目安としています。10歳前後が治療開始時期となります)、成長を待たなければいけません。また、自前の耳は成長とともに発育をとげますが、作った耳は残念ながら(中顔面の発育にあわせてやや縦方向には延びるといわれていますが)発育しないので、そういう意味でも反対側の耳がある程度の大きさにならないと手術ができません。これも10歳をこえると大人の耳の9割以上のおおきさになるといわれていることから、大体10歳ー12歳くらいで耳を作っていきます。この間、いじめられたり、めがねやマスクがかけられなかったり、とさまざま不都合はあるようですが。。。
 続きはまた、今度(^^)。

投稿者 y.mitoma : 14:40

2007年07月07日

教授就任パーティー

 昨日は、東大の形成外科医局から3人の先輩方が教授になられたということで、そのお祝いのパーティーに出席してきました。自治医科大学形成外科・美容外科の教授になられた菅原先生、東北大学形成外科の教授になられた館先生、埼玉医科大学形成外科・美容外科の教授になられた市岡先生のお祝いでした。もちろん、私は会費を(17000円^^;)納めにいっただけ、みたいなものですが。。。
 ちなみに50人ほどの参加者だったと聞いておりますが、ざっと数えただけでも(3人増えたこともあって)10人近くが教授、という教授率の高ーいパーティーでした。今回教授に就任された方々は、みなさんまだとてもお若く、将来の形成外科・美容外科をしょってたっていかれるのに十分な才能をもち、努力を怠らない方達で、後輩としても非常に喜ばしくうれしいパーティーでした。特に菅原先生は美容はもちろん、先天奇形をはじめ、頭蓋額顔面外科領域では日本の第一人者で、私もいろいろなことを教わりましたが、時間を作ってはこれからも学びたいことがたくさんある先生です。しかもダンディーでかっこいいのです。うふふ(^^)。菅原先生が教授就任記念におつくりになったという特性ボールペン(おそらく形成外科医でないと、意味のわからないちょっと不気味な(?!骨の絵とか書いてあるので)品物ですが、でも形成外科医なら宝物にしておきたい一品です)をたくさんいただいて帰ってきました。今日、早速診療中に使ってみましたが、意外と書きやすかったです。
 他にも私の同級生なども出席していて、私のブログを読んだらしく、「体張ってがんばってるねえ。えらいわあ。」、となんだか妙なお褒めの言葉をいただいたりしました。「女はやるときはやるのよ(^^)」と、こちらも妙な切り返しをしておきました。たぶん、眼の下のくまの手術の報告やハッピーリフトの報告を読んだからだろうと思われます。。。
 杏林大学形成外科・美容外科の教授で元東大の教授の波利井先生もいらしていて、「おーい、ミト、元気かい?」とありがたーいお言葉をちょうだいしました。また、百澤(うちの非常勤医師で、杏林の講師です)や高橋(ソフィアの創始者なのですが、今は埼玉医科大学の美容部門を担当しています)もきていて、にぎやかな会となりました。

 二次会は私にとっては非常に有意義な会となりました。前述の自治医科大学形成外科教授になられた菅原先生と、帝京大学形成外科教授の平林先生(形成外科学会の会長になられたとのことで、美容現場の意見が聞きたいといっておられました)、独協医科大学形成外科教授の朝戸先生(東大時代からの直属の上司です^^)、法典クリニック院長の加地先生(たまにテレビにでたり、ディノスのパーフェクトボディーの監修をしたりしてチラシやパンフレットに登場します。これもまた、ジャニーズ系のイケ面です(^^)。私はこの先生に採血からおそわりました。)、リッツ美容外科の広比先生と私、というメンバーでした。ちなみにこのテーブルも教授率5割ですね。。。
 広比先生と私は現場で美容外科医をやっている立場から、教授陣は形成外科・美容外科をこれからもりたて、若い先生たちを教育する立場から、どのように形成外科学会自体を変えていったらいいのかを、六人各々熱く語っておりました。そんなにすぐ答えがでるものではありませんが。。。

 私自身は美容外科をやっていく上で、形成外科のベースは必要と思います。仮にも健康な人に傷を加えるのですから。これは医師免許がなかったら犯罪です。少なくとも創傷治癒に関する経験や知識、切った貼ったのお作法や、必要な解剖の知識は美容外科医には必要と思いますし、これをいきなり自費診療の美容外科で「練習」されたら患者さんもたまったものではないですよね。形成外科医は、まず擦り傷や切り傷を処置したり、ほくろやできものをとることから鍛錬に入ります。徐々に難しい手術を経験していくのですが、研修医時代から大ベテランの先生(ちなみに百澤が波利井先生の前立ち(いわゆる技術指導)をする、ということもあったそうです(^^;)。私自身もうけた経結膜式脂肪移行術、くまの手術ですが、学会での予行練習をごらんになった波利井先生が、「おーい、モモ、それいい手術だな。ちょっと教えてくれ。」とおっしゃったのだとか。どんな手術にでも興味をもち、今でも進歩を続ける波利井先生には、本当に頭がさがります。)まで、初めてやる手術が段階を経てある、というのが形成外科の醍醐味のひとつでもあります。言い換えると、無限に手術の種類があり、体表面の手術は患者さんの個体差も大きいものですから、同じ手術は二度とないなかで、結果をだしていく訓練をしていくのですから、しっかりとした形成ベースがあれば、体表面の外科にはおおよそ対応できるものなのです。
 ただ、専門医まで必要か?というと疑問も残ります。特に今の専門医を取得するのは、やけどの管理はもちろん(これは絶対必要です。創傷治癒を体感する上で欠かせない勉強です)、腫瘍取りやそれの再建、口唇裂や口蓋裂をはじめとする先天奇形から、手足の怪我の際に顕微鏡を使って指や腕をつける手術までできないといけないことになっており、明らかに美容外科とは合致しない分野も勉強しなければならず、時間をとられることになるからです。まあ、確かに手術のうまい人はどんな分野の何をさせてもうまいのですが、一般レベルの人を教育するということを考えるとやはりなるべく効率のよいように学んだほうがいいに決まっています。
 また、美容外科学会は二つあり、古来より日本の美容外科を行ってきた美容外科学会よりの先生方は形成外科出身ではありませんが、その美容外科に対するノウハウはすごいものがあります。うまい先生も多いものです。ただ、経験則にのみ基づいているので、一般に再現性があまりなく(創傷治癒を十分理解してないので、同じ失敗を繰り返す)、長期の安全性にかける施術も多い、というのが欠点です。私は形成外科学会よりの美容外科学会ともうひとつの美容外科学会が本来いいところをもちよって合体してくれたら、と、常々思うのですが(美容に携わっている若い先生方はみんなそう思っていると思います)、そういう日はまだ当分訪れないようです。
 さまざまな問題を抱えた日本の美容医療ですが、昨日の会がこの業界を少しでもよい方向に変えていく布石になってくれたら、と願ってやみません。

投稿者 y.mitoma : 11:48

2007年07月05日

札幌出張

 昨日は札幌出張の日でした。
 月に二回ほど担当させていただいているのですが、札幌はいろいろなものがおいしく、私自身はこの出張をとても楽しみにしています(^^)。だいたい、お仕事の前日に札幌入りして、梅さんという大将がとても気さくな行きつけのおすし屋さん(おいしくて、安いんです。)にいくか、ラーメンを食べて(何味のラーメンを食べてもおいしいんですね、これが (o^o^o))ホテル入りし、翌日は10時スタートな為、ゆっくりお休み(__ _)zzz。次の日はだいたい小さいものが主体ですが手術等ありますので、体調を整えておくため、すすきのから早めにきりあげてこなければいけないのが、唯一残念です。
 次の日は九時ごろおきて、シャワーを浴びていく準備をして、10時までに出勤するのですが、ホテルは大体勤務先の目の前のホテルなものですから、通勤もとても楽です。
 お昼は札幌名物のスープカレーの出前(さまざまな素材がとれるので、これもまたいろいろ楽しいです。はじめはどうやってたべるのかな?、と思っていましたが、今ではやみつきとなっていて、月に二回必ず同じスープカレーやさんから出前をとっています。カレーやさんも、ああ、ソフィアイーストさんですね、とすぐにわかってくれます。札幌のスタッフは皆さん北海道出身ですが、みんなおいしいといっているので、小さいながら、札幌の数あるスープカレー店のなかでも、かなりおいしいお店なのではないかと個人的に考えています。ちなみに、宿泊ホテルとカレーやさんとクリニックは、20-30メートルの圏内に存在しています。)をとって、食べ物は十分北海道気分を満喫して、その日の夕方飛行機に乗って帰ってきます。冬は飛行機飛ぶかしら、と、ちょっと東京ではありえない悩みが付きまとうのですが、それ以外の季節は本当に鼻歌を歌いながら空港に向かっている感じです。
 折をみて、お店屋さん等紹介しますね。

投稿者 y.mitoma : 12:42

2007年07月03日

最近

 最近、お疲れ気味というか肩こりが抜けないです(;;)。。。移転があってちょっとばたついているせいもあるのかなあ、と思うのですが、やはりそれだけではないようです。にんにく注射をしてしのいでいます。
 もともと、筋肉量の多いほうで(私の特に右二の腕は自慢じゃありませんがすごいです。もともと筋肉が
つきやすい上に、脂肪吸引や豊胸術などで日々鍛錬されているものですから、みなさん触るとびっくりされます)大学時代まではいろいろと運動をしていたのですが、もう○年も体を動かすことをやめてしまいました。そうすると、使う筋肉はそのまま、または鍛えられるのですが、使わない筋肉は退化していって、そのアンバランスから、妙な肩こりが始まりました。また、同じ姿勢をとっている時間が多いせいもあるとおもいます。常々体を動かそう、と考えていたのですがなんだかきっかけを失ってしまって。。。
 私自身、もともと踊ることが好きなので(ですから、銀座みゆきどおり美容外科の水谷先生や銀座イーストクリニックの内浦先生たちとの二次会は、水谷先生はブログに書かれていたようにうたい、私は踊っていることが多いです^^)、一度社交ダンスを習い始めたのですが、やはり忙しさにまけて中断してしまいました。最近友人がフラメンコを習っているのを見に行って、こちらもいいかななんて思っているのですが。。。とにかく今年中に踊り始めるぞ、と固く決心をした三苫でした。

投稿者 y.mitoma : 12:46

2007年07月01日

ハッピーリフト経過報告(^^)

 ポリ乳酸でできている、ぎざぎざのついた糸を皮下
(この深さが、浅すぎも深すぎても、変な筋になったり、効果がなかったりします)
に、立体的なデザインを考えつつ挿入していく方法です。糸の周りには、異物反応による非常にマイルドな炎症作用がおこり、コラーゲンを中心とした皮膜ができてきます。
 この皮膜は異物を取り囲んで、その表面積を最小にしようと働きかけるために、コラーゲン繊維がぎざぎざに引っかかって、皮下の部分でたるみが縮んでいくという仕掛けです。溶けない糸での症例報告で、効果があることはわかっていたのですが、やはり、何かあったときに取り出すのが大変だと考え、導入を控えておりましたが、溶ける糸が出たものですから、当院でも導入いたしました。
 この糸は8-12ヶ月で溶けることが、実験・臨床(動物や人)で証明されています。糸が溶けてしまっても、周囲にできた皮膜は残るので、効果がなくなってしまうわけではありません。が、下垂は年齢とともにまた多少進むので、2-3年に一度の治療が適当とされています。また、うれしいことに皮下に皮膜が残るので、たるむのが若干遅くなります。たるみ予防にもなるわけですね。金の糸美容法もこの原理ですが、これもやはり何かあった際に摘出が困難、ということで、当院では、もっぱら溶ける糸を用いたハッピーリフトを行っています。また、こういう糸リフトの類はイタリアを中心にここ5年くらいで広まってきているのですが、溶ける糸は、溶けていく過程で溶けない糸より周囲の炎症をやや強く起こしますので、効果はむしろ、溶けない糸より高いのではないか、と、開発者も言っていました(もちろん、同じ人で半々行うわけにはいきませんので、証明はされていませんが)。最終的には溶けてしまうので、なんといっても安全ですしね。でないと自分ではちょっとできないです。

 術後は三日ほどむくんだような感じで多少腫れますが、四日目以降はお化粧で内出血をかくせば、ほぼ外出が可能でした。ただ、美意識の高い方が受けることがおおいので、特に施術後1-2ヶ月は、糸の入っているスジが多少(まったく知らない第三者がみれば気にならない程度なのですが)気になったり、また、効果のある方ほど、糸の一部がたまに顔表面に飛び出してきたりして、医療的な処置が必要なことがあります(この場合、早めにご来院いただいて、悪さをしている糸の端のみ切っていく処置が必要になります。ただ、この可能性があるのは3ヶ月以内までです。なにを隠そう私も1月ぐらいの時に一箇所でてきました。私は自分で滅菌されたハサミで切りましたが、患者様はご来院くださいね^^)。

 頬を持ち上げるのに左右三本ずつ、いわゆるブルドック上のあごのたるみを押さえるのに左右顎に三本ずつ、また、トライアルとして首に二本、合計14本の糸をいれました。頬が全体的に上がっているのと、口周りがシャープになったのがお分かりいただけるかと思います。(ちなみに、目の下のくまは同時に経結膜式脂肪移行術をおこなっており、これはハッピーリフトでよくなったのではありませんので、あしからず)患者様の場合には静脈麻酔で寝ていただいている間に行う(ですから、目が覚めたら手術は終わっています)のですが、私は、どんなものかと思いまして、意識のある状態でおこないました。我慢できないわけではないですし、どんなことをしているのかよく知っているだけに恐怖はなかったのですが、やはり痛かった(;;)。。。

 きちんと行うとそれなりの効果が期待できるということと、何より安全面から考えて、比較的軽めのたるみの気になっておられる方は、検討する価値のある治療と考えています。

投稿者 y.mitoma : 13:58