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2007年10月29日

裏ハムラ法(^^)2

 最近、ももさわはほとんど毎週この手術をしています。私も一週間に何度かは手がけている感じです。十月半ばから十一月上旬はほぼ毎日あるような感じで、うちのスタッフたちにも「裏ハムラ」という患者様のおつくりになった言葉が定着してきました。
 私自身、この手術をして半年ちょっと経過しました。また、うちのスタッフが受けて五ヶ月ちょいがたちました。結果をきちんと掲載しなければ、と思うのですが、少々時間がたりず、なるべく早くに掲載しますので、いましばらくお待ちくださいませ(^^;)。仕事の合間にすっぴんで写真を撮る勇気がでないのと、きちんと比較できるように写真を並べるのって意外と手間隙がかかってしまって。。。
 さて、今までの患者さんやスタッフ、私自身が受けた経験からいいますと、この手術はいろんな意味で今までの脱脂にかわるよい手術だと思います。目をまもる脂肪(眼窩脂肪)を無駄にせず(ですからちりめんジワも減りはしませんが、増えもしません)、脂肪注入のように皮膚の薄い方では凹凸になったりせず、結果が安定しています。現段階でこの手術以上に目のくまの矯正力がたかくて、合併症の少ない施術はないと思います。他院で脱脂や表からのたるみとりで満足されなかった方々の矯正も非常によい結果が出ています。ちなみに、皮膚をいじらず、アッカンベーととなる合併症がないために、表からのハムラ法より術者が思い切って脂肪移行をできる分、くまの矯正力は高いと思います。
 ただ、表を切らないので社会復帰をするまでの時間は、皮膚を切らせていただいたときに比べ早いとは思いますが、やはり皆さんをみていて5-7日程度はかかります。これは、通常の脱脂に比べるとやはりダウンタイムは長いといえるでしょう。思った以上に腫れが長引いたり、ひどい内出血が出ることももちろんあり、逆に、こちらがびっくりするほど早く落ち着く方もいらっしゃいますが、誤解していただきたくないのは、やはり人間の体は落ち着くまでのには最低3-6ヶ月程度かかるということです。自覚的にも強く押すと多少圧痛があったり、かゆみがあったり、むくみを固く触れたり等々意外とかかるものです。また、手術の結果についても、落ち着くのに左右差があったり、もちろん左右の眼窩脂肪の多さや微妙な構造的違いから多少結果も違ったりするものです。
 100%の方が非常に満足しているとはいえませんし、完全に平らにするのは不可能ですが、少なくとも3-6ヶ月以上経った方々(そのうち統計をとらないといけませんが、ももさわは100人以上は施術しているのではないでしょうか。私自身も100人目前といった感じです)では、術前と比べて客観的にみると改善は著しく、やらないほうがよかった、という患者さんはいらっしゃらないのが、手間隙と時間はかかるものの、この手術のメリットでしょうか。

 ももさわの感想というかコメントですが、「やっぱり目の下と頬とのくぼみを埋めるという意味で、義務ではないけれど、ミッドフェイスリフトは行ったほうがよい気がする。あと、静脈麻酔もあったほうが、気兼ねなく術者もできてうれしいね。」ということでした。参考にしてください。ただ、手間隙かかり、時間がかかるので、これ以上安価にはできないと思います。。。すみません。それと、まだ全国に広まっていない、とうのもデメリットですね。ただ、今年は形成外科学会総会で発表しましたし、来年は十仁系の美容外科学会でもももさわがシンポジストを務めますので、徐々に広まってくるのではないかと思います。ちなみに当院は形成外科ベースですが、十仁外科系美容外科学会では、下瞼はももさわが、上瞼は高橋がシンポジストを務めます(^^)V。お互いの美容外科学会に交流ができつつあり、私自身はよい流れなのではないかと思います。

投稿者 y.mitoma : 15:07

2007年10月21日

二重の手術~ご希望に沿うために

 先日、眼瞼下垂と目頭切開のモニターさん(Aさんと呼びましょう)の写真と、埋没法のモニターさん(Bさんとお呼びします)の写真を並べてみていただきました。実は眼瞼下垂は日本人はほとんど方が病的とは言えないまでも、程度の差こそあれ、眼瞼下垂の状態にあるといわれています。加齢などでも、下垂は進んでいきます。実は私自身も軽度の眼瞼下垂です(そのうち直して是非若返りたいのですが。。。^^)。それが日常に影響するほど困っている場合には、保険もききますし、いわゆる「治療」をしていくことになるわけです。
 じっさい、埋没のBさんの方は、軽い下垂が認められます。ただ、日常困っておられるわけではなく、ご本人さんも控えめで自然な二重を望まれたために、埋没法を選択しました。この方に下垂の手術を行い、少し厚く見える脂肪をぬいて広めの二重のラインを設定していけば、第三者から見るとパッチリおめめ、きれいな感じになるとおもわれます。ただ、これは患者さんのご希望ではないのです。美容の施術には本当にいわゆる「正解」というものはありません。
 非常に自然な二重をつくる、という意味では埋没法は非常によい手術です。糸をかけるだけですから傷もほとんどわかりませんし、われわれがみても天然の二重とはよくみないとわからないことも多いです。ただ、埋没は糸を入れることで二重の癖をつけていく手術なので、取れる方では取れてしまいやすい、という欠点があります。2-3回やっても残念ながら取れてしまう方は、きちんと切開法をお考えになるべきでしょう(小切開法とよばれる少ししか切らない方法でしたら1週間でお化粧をすればほぼ社会復帰が可能です。もちろん、傷が本当に落ち着くには3-6ヶ月がかかりますが)。ただ、埋没は腫れも非常に少ないですし、患者さんの経済的負担や切ることに対する恐怖や不安、社会復帰までの時間、などメリットも多く、また、今まで二重にしたことがなくて、どんな顔になるのかすらわからない方でしたら、やはり一番初めに選択していい方法だと思います。よっぽど適応のないかたは別として、こちらでは何ミリのところで二重をつくったときにこの方はどのように結果を捉えていただいたかにより、万が一切開に移行するときも、お互いの希望からのブレが少なくなります。いわゆる、思い違いによる失敗が防げるわけです。ちなみに、いったん埋没で癖のついてしまった方では糸を抜いたからといって、その二重のラインが消えるとは限りません。どうしても二重の幅を狭くしたい場合には、過大重瞼の修正といって切る手術をすることになります。埋没をして気に入らなかった場合、結果は一月でおおむね出ますので、それまではお待ちいただいて、それでもどうしても元に戻りたい場合には1-2ヶ月の時点で抜糸をされることをお勧めします。
 一方、下垂と目頭切開をおこなったAさんは、術前でも下垂があるといっていいかどうか、という感じの状態です。信州の松尾先生なら下垂、とおっしゃるでしょうが、われわれがみても、下垂、というのは微妙という感じです(目の上がくぼむなど多少症状はあるのですが)。とくに左目は、普通に二重になっており、これでも自然で十分にかわいいからです。この方は以前他院で埋没をされています。右は取れてしまっているものの左は定着しており、こういう自然な二重がよろしければ、右も埋没をかけなおすか、一度取れていることから、小切開法といって、埋没法の延長のような手術で右を左にそろえてあげることも可能です。これもその方が自然なあまり主張のない二重をお望みの時には正解となります。ただ、このAさんのご希望は、なるべくハーフっぽく、いわゆる「目力」をつけてほしい、というものでした。こういう場合には、下垂の施術に基づいた手術を少し加えてやって、それにあわせ皮膚や脂肪の処理、またご希望にあわせて目頭切開や目尻切開等を加えていくことになります。
下垂目頭切開術前.jpg
この方の右目を埋没もしくは小切開法を行うと左のような二重の目になります
下垂目頭切開1m.jpg
まだ一月なので完全にはおちついてはいませんが、下垂と目頭切開までおこなうとかなり目力がでます

 眼瞼下垂手術をされたほかの方の症例です。この方も軽度の下垂があります。下垂手術に加え目袋や法令線、マリオネットラインに脂肪注入もしていますが、基本的にはぐっと華やかなお顔になり、若返った印象を与えるのは目力のある目元だと思っています。

松もとさん術前後.jpg

 眼瞼下垂自体は慣れた医師がきちんと行えば非常に難しいものではありません。ただ、先天性の下垂の場合には目を開ける筋肉自体が弱っていたり、構造が非常にわかりにくくなったりして、後日修正しなければいけないようなこともあります。美容目的のものは比較的もとの構造がはっきりしているので、あまり下垂の手術自体は難しくありませんが、簡単ではありませんので、是非形成外科ベースの医師にやってもらいましょう。むしろ難しいのは、美容目的だけに二重のデザインのとり方です。皮膚はとるのか、脂肪はどうするのか、目頭のラインはできればどのように出したいのか等々、実は患者さんのご希望と下垂をあげる程度に応じて少しずつデザインの仕方が違ってきます。下垂の処置ができる形成外科医で、美容の二重のラインのとり方も熟知している美容外科医は意外と少ないものです。また、好みもあるので、その先生の症例写真を見せてもらうのが一番早いのではないかと思います。

投稿者 y.mitoma : 13:30

2007年10月13日

実は

 十一日に、学会に神戸に行ってきました。専門医を維持するためには、主に年二回開かれる形成外科学会が主催する大きな二つの学会に出席することが一番早い条件だからです。
 ただ、個人的なことになりますが、今私の祖母が少し具合が悪く、とんぼ返りをしてきました。
 学会の開催会場となるホテルは、新神戸駅から直結で私は実質新神戸の駅とその半径数百メートルのところをうろついただけで、数時間で帰ってくるはめとなりました。
 それでも、従業員のお土産をさがしていたら、なんとここ2-3日は改装中で駅のお土産やさんはしまっていて、その閉じてあるドアのそばには、お土産はホームのキヨスクでお買い求めください、と張り紙がしてありました。ちょっとがっかりしましたが、従業員のお土産を買わなければ、とおもいホームに早めに入ってキヨスクで、「憧憬の神戸」というベタでわかりやすいお土産を買いました(^^)。場所も狭かったので、売れ筋の限定商品ばかりが並んでいたのだと思います。で、そこで、実は他の神戸土産より目立つところにおいてあった、あるお土産を従業員には内緒で買ってしまいました。私はあんこは特別好きではないのですが、これだけはあっさりして好きだったので(^^)。また、うちの母も好きでしたし。でも、それは賞味期限がその日を含めて三日しかないので、クリニックに持っていき忘れたりすると(しょっちゅうあるんです^^;)、固くなってしまうかと思いましたし。。。内緒で私だけたべて、うちの特に受付の岡田には怒られるかなあ、と思いながら1年ぶりに食べたような気がします。やっぱ、おいしいわ(0^0^0)、と思っていたら、翌日の新聞には大きく「今年の初めまで賞味期限を偽っていた可能性あり」の報道がされて
いました。そう、赤福もちです。
 まあ、アジアで育った経験のある私は賞味期限など比較的気にしないのですが、いつもいってる札幌でも白い恋人がなくなり、寂しい限りですのに、赤福もしばらくなくなっちゃうのかな、と寂しくなりました。
 次々におこるこういう事件について、まあ、もちろんその企業が悪いんでしょうが、日本全体がある変な方向に行ってしまっている気がします。大企業は今莫大な利益を出していますが、それはほとんどすべての業種で人件費を主体に経費を削減しているからに他なりません。実際、サラリーマンの平均年収ははどんどん落ちていっています。正社員で雇うにはお金がかかるので、パートや派遣で人材を確保するのも当たり前になりました。その結果、年収1000万円以上のサラリーマンが5パーセントいるものの、年収300万円以下の人が30パーセント、200万以下の人も15パーセントという数字を最近ちらほら聞いて、すみにくい世の中になってきたなあ、と切に思います。
 おそらく、企業もやってられないんだろうと思います。だって、お菓子の値段を10円でも上げたら売り上げがガタンと下がるでしょうから。
 建設業界も同じで、いい材料を使って強い建物なんか建ててられないのかもしれません。
 医療業界も同様の気がします。昔は、病気になったり年をとって歩けなくなったり食べれなくなって寝たきりになると、数日から一週間のうちに肺炎を起こしたり、膀胱炎をおこし、さらに床ずれができたりして、一月も経たないうちに死んでしまいました。今は、いろいろな管をいれて、呼吸や水分、栄養を管理したり、体のむき(二時間に一度数人で体を動かさないと、床ずれができてしまいます)を管理したりすると、内蔵が元気なら、何十年も生きてしまうのです。医療・介護は究極的に人手です。国民でみんなでそれぞれどこまで支えあうのかを議論しなければいけません。
 一番簡単なのは、「自分が寝たきりになったときにどういう介護をうけたいか?」を想像してみることです。一日三食は食べさせに着てほしいし、二時間に一回は数人で体の向きを変えてもらいたい、また、何かあったときに誰かすぐに飛んでくるような体制であってほしい、等々。しかもそれが専門家がいいということになれば、看護士さんや介護士さんの人件費が一人30万として、二人ずつ三交代でいったいいくらになるでしょうか?これは一人では払えないので、何人かで共有しましょう、ということになります。それが介護の実態です。
 良い悪いではなく、すべての業種がある方向に向かっている気がします。是非、皆さんも考えてみてください。

 せっかく、眼瞼下垂と埋没の写真を並べたので、それについて書かなくては、、、と思っていたらこんな事件にあい、こんな内容になってしまいました。。それでも今の私の仕事は美容外科医であり、形成外科医であるのだし、目の前の患者さんの希望になるべく沿うことなので、とりあえず私のできることから精進してがんばっていきたいと思っています。

投稿者 y.mitoma : 12:13

2007年10月07日

埋没法

 美容外科手術のなかで、もっとも多いのがこの埋没法といわれる手術ではないでしょうか?腫れも少なく、手軽で、「プチ整形」と患者さんも受け入れやすいようです。
 上から手術前、術直後、術後1月開眼、術後一月閉眼 の順に並んでいます。
埋没法.jpg

投稿者 y.mitoma : 13:35