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2008年01月28日

「シミ」の治療

 一概に「しみ」といっているものの中には、実はさまざまな種類のものがあります。老人性色素斑、ほくろ、肝斑、そばかす(雀卵斑といいます)、扁平母斑、炎症後色素沈着、老人性ゆうぜい(いわゆる薄い茶色から濃い茶色のいぼみたいなものです)、後天性両側性真皮メラノサイトーシス、大田母斑・伊藤母斑等々。。。
 もちろん、しみの種類によって治療法も変わってきますが、お顔のシミは、レーザーやトレチノインという軟膏の治療(単独であったり、組み合わせたりします)で、ほとんどものが治療可能です。ただ、肝斑や扁平母斑はトレチノイン治療で薄くコントロールしていくことが主目的になります。
 ちなみに、私はそばかすや、老人性色素斑でも、うすくて数の多いもの、しみの厚みの薄いものは、光治療や脱毛用の少しやさしめのレーザーを使ったりすることが多く、これですと多少回数はかかるものの、テープなどを貼る必要がないため、患者さんもレーザー後にすぐに普通の生活に戻れます。後述のようなQスイッチ系のレーザーに比べてレーザー照射後の炎症後色素沈着が出る確率もぐっと低いのもメリットです。
 逆ににきびややけどのあとの色素沈着(我々は炎症後色素沈着PIHとよんでいます)などはレーザーをするとむしろ悪くしてしまうので、トレチノインの軟膏の治療を行っていきます。
 その一方、厚みのある濃いしみや、大田母斑などはQスイッチ系といわれる強いレーザーを使用していかないと、そのしみが飛んでいってくれないこともおおく、この場合は数日から一週間程度、レーザー後にテープを貼っていただくようになります。また、Qスイッチ系のレーザーは、日本人の半分から8割程度の方が、このレーザーの刺激により、炎症後色素沈着を起こします(要するにそのシミはなおるのですが、刺激で別の黒ずみが一時的にレーザーをうったところに生じる)ので、あまりにこの反応が強く出た方の場合には、トレチノインの治療を重ねていくことがあります。

 実はお顔はもともと外気にさらされることが多いためか、新陳代謝がはやく、傷の治りもはやいので、ほぼどのようなしみでも対応できるのにたいして、顔以外の場所のしみの治療は意外と難渋したり、時間がかかることが多いです。レーザーをうっても、そのショックで炎症後色素沈着がおきて、顔以外の場所だとその色素沈着を追い出すのに結構時間をとられてしまうからです。
 それでもきちんと治療を行うと、老人性色素斑であれば時間はかかるものの治療は可能なことがおおいのです。ただ、お顔以上にレーザー後、日焼けに気をつけていただいたり、きちんと軟膏の治療をしていただくことが必要です。ちょっと根気はいりますが、ぜひ、この紫外線の少ない季節にしみの治療はいかがですか(^^)?

 当院は、東大式のトレチノイン治療とレーザーを組み合わせ、的確なしみの診断と治療を、患者さんのご希望にあわせて行っております。しみは実は診断が治療をしていく上で一番大切で、その色の要素がどの層にあって、しみ(メラニン)を作る細胞(メラノサイトといいます)が、どのような状態にあるのかを把握するのが非常に大切です。

あしシミ.jpg

投稿者 y.mitoma : 14:24

2008年01月27日

最近

 社交ダンスを始めました(^^)。本来は昨年のうちにはじめるぞ、と決めていたのですが、ついのびのびになってしまって今年の初めからスタートしました。といってもまだ、二回くらい通っただけです。。。(はたしてスタートしたといえるのか?)

 幸い普段、脂肪吸引や豊胸やらで、意外と筋力は使っているためか全身の筋力は衰えていないようで、筋肉痛になったり、ということはないのですが、体はめちゃくちゃ固くなっています。今はまだ、ブルースやジルバのステップを覚えているところなので、問題ないのですが、タンゴやワルツになってくると(周りの人を観察していると結構すごい体制をとっていて^^;)、このままだと体がぎしぎし言うのではないかと思っています。

 で、夜お風呂に入った後、少し柔軟体操などしてみたりして。。。腹筋や背筋ももう少し鍛えないと姿勢がうまくとれず、きれいに踊れなさそうです。

 むかーしむかーしその昔、モダンバレエ(トウシューズをはかないバレエです)をやっていたのですが、なまじこのころには(小学生のころだったのですが、これが自分でいうのもなんですが、体が柔らかかったこともあり、結構うまかった^^)、非常に体も柔らかく、軽く体が動いていたので、それとどうしても比べてしまって、年をとり、あのころと違うとはわかっていても、体の重さと硬さに愕然とします。あはは。

 でも、今はじめなければ体は退化するだけだ、と、一大決心をして恥をしのび、まずはスタートラインに立ちました。内浦などはサーフィンをやっているようですし、いろんな人とのお付き合いをかんがえるとゴルフなどもいいかな、なんて考えたのですが、私はもともと色白なので日焼けは普通の人以上に大敵なんですよね。。。で、昔の経験から、踊ることはすきなのはわかっていたので、ダンスにしました。ミーハーなので、フラメンコとかもいいかな、なんて考えているのですが、ひとつしか踊ってはいけないという決まりもないので、余裕があれば、そういう方面もがんばってみようかと思います。

 筋トレ、とかただ泳ぐ、とか努力系のものは絶対に続かないことは経験則でわかっているので。。。今でも、ステップを覚える、という段階はチョー苦手です。頭で考えなくても体が動くようになってくれば、いいのだと思います(昔バレエのころもそうだったので)が、そこまで続くかどうかが、運命の分かれ目ですね。。。どうか、続きますように。

投稿者 y.mitoma : 13:05

2008年01月22日

裏ハムラ法+ミッドフェイスリフト

 ミッドフェイスリフトはどのような処置をされるのですか?と、ご相談をちょくちょく受けます。これは単独でもできるのですが、経結膜(要するに目の裏側から)眼窩脂肪を移行する処置にほとんど近いアプローチで、頬の脂肪を糸で目の下の骨の膜のなるべく強いところにとめてくるという処置をします(中には、ケーブルスーチャーリフトなどを組み合わせる先生もいらっしゃいます)。
当院では少し太めのとける糸で頬の脂肪を骨の膜に留めてきます。アプローチがまったく同じなので、せっかくなら一緒にやっておいたほうが若く見え、中顔面全体の若返りがはかれるだろう、というのが狙いです。実際この方は(口紅以外はすっぴんでご協力いただきました)、特に法令線の上のボリュームがちょうど目のくまの一番深いところ付近にあがって、リフトで若返りをはかるとともに、クマをより目立たなくする、という二点で若々しく見えるようになっていると思います。ちなみに四ヶ月近くが経過しています。
 溶ける糸だと、もどってしまわないのですか?というご質問もよく受けるのですが、我々は、脂肪やそれを包む膜、を骨の膜に固定したり、頬の脂肪を上に引っ張って同様に骨の膜に固定していきますが、これは、その場で創傷治癒を促して癒着をして治っていってくれるよう、手助けの糸をかけているだけであって、最終的には糸は必要ないのです。今まで、数例、どうしても溶けない糸でやってほしい、というご要望があり、そのようにしたこともあります。

 総じて、非常によい手術だと個人的に思っています。目の下の加齢の変化、くまでお悩みの方は是非ご相談ください。

裏ハムラ+ミッドフェイス3m.jpg

投稿者 y.mitoma : 13:04

2008年01月20日

目頭切開修正(VY法斜め術後4ヶ月)

 目頭切開修正は、もともと、この修正を行っているクリニックが少なく、当院では多いご相談なのです。移転して手術をご紹介するために募ったモニターさんたちの結果が出つつあり、最近ブログでご紹介したところ、本当にお問い合わせが多いので、別の方法による蒙古ひだ再建もご紹介してみようと思います。

 はじめが目頭切開後、つまり修正直前です。この方は決して施術が失敗しているわけではありません。術前のコミニュケーション不足により、おもわぬ怖いふけた顔になってしまった、ということでした。傷をなるべく小さく、かつ丸いかんじに、ということでVY法を一番傷のめだちにくい目の下の方向に持っていく方法で蒙古ひだを再建しています。体質的にこの方は、傷の赤みや盛り上がりが非常に起こりやすいタイプです。

 写真は上から修正前、修正直後、抜糸時一週間後、二ヵ月後(お化粧あり)、四ヶ月後(お化粧あり)、四ヵ月後(お化粧なし)という順に並んでいます。傷の落ち着きがやや遅い方で、一週間後は結構かわいそうな状況ですが、それでも二ヶ月たつとお化粧をするとだいぶきずは目立ちにくくなってきます。四ヶ月ではお化粧をしてしまえば、間近でみてもきずはわかりません。ただ(とくにお化粧おとしでこすった直後ですので)お化粧をとるとまだ赤みがあり、少し傷が白く光っている感じです。半年をこしてくるともっと改善して、すっぴんでも素人さんレベルだとわからないくらいにはなっていきます(ご本人さんや我々はすっぴんでよくみればわかりますが。。。)。

 私は実は個人的には微妙に戻しすぎではないかと思うのですが、ご本人さんは実はできるなら本当はもう少し(特に右を。はじめから右のほうが切れ込みが深いので、その影響が残っています)戻したいとおっしゃっており、微調節も検討中ですが、蒙古ひだ形成は、皮膚を切り取るまたは解除されているために、元の幅ではなく、ややたりないかな、という程度に戻すのが一番自然で第三者から見たときは自然です。それでも、いろいろと細かい点はあるものの、術前よりは精神的に少し楽になりました、といっていただいているのが救い、といったところでしょうか。目頭はほんの0.5から1ミリで印象が違います。目頭切開も、修正も、あまり安易におこなわず、担当医と本当によく相談の上施術を行ってください。

 目頭切開じたいは、きちんと適応を選んできちんとおこなうと、垢抜けて非常によいせじゅつなのですけれどね(是非目頭切開のブログ等も参照してみてください)。。。ほとんどの方が術前のコミニュケーション不足が原因です。美容外科の施術は術前のカウンセリングが本当に大切だと思います。


目頭修正VY4mまで.jpg

投稿者 y.mitoma : 13:53

2008年01月15日

目頭切開修正逆z法一ヶ月

先日の方の一月後です。一番傷が赤くて盛り上がっていて汚い時期ですが、後一月するとだいぶ平らになってきます。ただ、赤みは3-6ヶ月たっぷりかかりますね。。。
目頭修正逆z法1m.jpg

投稿者 y.mitoma : 17:45

2008年01月06日

裏ハムラ+ミッドフェイスリフト+埋没法

 本日は当院で今もっとも人気のある施術、経結膜式眼窩脂肪移行術(裏ハムラ法)+ミッドフェイスリフトの患者さんのご紹介です。上瞼の軽度のたるみも気になるということで、埋没法でたるみを少し改善させています。まつげにかかる皮膚も奥に引き込まれるので、下瞼のクマの改善、頬のボリュームアップに加え、ぐっと若々しい印象になったと思います。
 向かって左がそれぞれフラッシュをたいた写真です。右がフラッシュをオフにした写真で、影がよくわかると思います。また、それぞれ上段が術前、二段目が術後三ヶ月(この施術はご本人さんの微妙な違和感はあるものの、おおよそ三ヶ月で完成とお考えいただいてよろしいでしょう)、ちなみに一番下の段が術後1週間です。裏からのアプローチですので、結膜刺激症状がつよく、この方も一週間目も涙目っぽいです(私は三日くらいでほぼ平気だったのですが。。。)。お化粧をすると、他の人からは「ちょっと調子がわるいの?」という感じでしょうか。でも、術後5日目のときに、お電話ではお叱りを受けました。「ぜんぜん外にでれません!」と。腫れや内出血は一日一日よくなっていきますので、一週間後はお写真のような感じに落ち着きましたが、美意識の高い方が多いので、詳しく患者さんのお話をきいていると、10日前後いろいろ気になるようです。この方法のよいところは、効果が比較的安定していて合併症が少なく、ミッドフェイスリフトもあわせてできるので、目のくまの改善だけではなく、中顔面(いわゆる目の下から口元少し上まで)の若返り効果が期待できる点でしょうか。(術者 三苫)

48裏ハムラ+ミッドフェイス.jpg

投稿者 y.mitoma : 15:39

2008年01月05日

年始のご挨拶

 明けましておめでとうございます。
 当クリニックは本日より診療を開始させていただきました。

 さて、お正月番組で、「一流の流儀」というイチロー選手の特集がくまれた番組がありました。あれだけ才能をもった人でも、更なる何かを求め、必死にがんばっているのだなあ、と感銘を受けました。でも、それは究極的には日々の練習や努力と目の前の一球一球を大切にしていくということなんですね。
 我々も、日々の努力をおしまず、一人ひとりの患者さんを大切にしつつ、一流の流儀に習いたいと思いました。そしていつの日か、美容医療が成熟して、形成系や十仁系など関係なく真摯に美容医療に取り組んでいる医師・スタッフが理解され、美容外科・美容皮膚科・アンチエイジング・予防医療がきちんとした学問(後輩の育成も含め。今は美容医療をきちんとしたルートで習う場がありません。メスも握ったことのない状況でいきなり施術をする美容外科に就職するか、闇で巷の美容外科に通って習うくらいしかないのです。私も形成外科診療の間にずいぶん旧ソフィアに通いました。。)になっていくよう、がんばっていく所存です。

 なにとぞ今年もよろしくお願い申し上げます。

投稿者 y.mitoma : 12:42