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2010年08月09日
ハムラ+ミッドフェイスリフト---数年治療を経験してきた感想とともに
比較的お若い方のハムラ+ミッドフェイスリフト施術後です。20代前半ですが、くまの下の部分、つまり頬の真ん中くらいのボリュームがない方でしたので、ミッドフェイスリフトも加えさえていただきました。通常当院では、先天的に頬のボリュームの足りないかたは、年齢に関係なく、また、加齢とともに気になってきた方であれば、30代の中盤以降を目安にミッドフェイスリフトを同時に行うことをお勧めしております。
一枚目が術前、二枚目が術後約半年です。ほぼ、完成ですし、ご本人さんは違和感等もご不満もほぼないようですが、この施術にかなりの症例数をつんできた私が診察する限りでは、まだ、やや表情や触った感じは硬いかな、、、という感じです。ですが、まあ、腫れや落ち着きも平均的な範囲といえるでしょう。まあ、何よりご本人さんがご満足頂いているので、それが一番術者としてはうれしいことです(^^)。
ただ、残念ながら、まだ少々硬さがあるので、もう数ヶ月すると、今はほぼまっ平らですが、本来の少々の凹凸は出てくるかもしれません。もちろん、術前よりはぐっとよくなったことにはかわりませんが。。。
傷は治るのに、二段階があります。とりあえずなおる、というレベルと、本当におちつく、というレベルです。大きな腫れが引いたり、首までつかる入浴ができるレベルと考えていただければよくて、これはこの裏ハムラのばあい、一週間前後です。ただ、それに加え、傷が本当に落ちつくレベル、固さや違和感が本当になくなってくるレベルは、お顔ですと最低3ヶ月から、平均半年前後がかかります。ちなみに首から下のきずはもっとかかります。擦り傷がなおるときに、とりあえずかさぶたができて、それがはがれてとりあえず治るレベルと、それが赤く盛り上がり、いたがゆさも出ていたりして、本当に真っ白に平らになっていくレベル、と考えていただくとわかりやすいです。だから、お顔の擦り傷のほうが、膝小僧の擦り傷より、治りもおちつきもはやいんですね。
お顔のように比較的落ち着くのが早い場所でも、やはり平均が半年、というのが通常の見解です。もちろん、中には1-2ヶ月で、我々の眼から見ても、また、患者さんの自覚レベルからみても、へ?とおもうくらいあっというまにに落ち着いてしまう方もいらっしゃれば、極端に長い方ですと1年2-3ヶ月がかかることもあります。
美容外科紹介所の女性にこの施術をさせていただいたとき、この方も自分のお顔に非常に細かいレベルを要求される方なので、先生、正直な話、、、と白状していただいたことは、「脱脂での合併症を(しわしわがふえた、効果がいまひとつ等)常日頃から見ているので、この施術をしていただいて本当によかったですが、じつは、硬さがとれて、本当に自然な笑顔ができるようになったのは、1年ちょっとしてからでした。」と。
なるほどねー、眼の下に少しでもむくみや硬さがのこっていれば、笑顔をはじめ表情がつくりにくいですものね。。。半年後のお写真を拝見しても、わからないレベルの、ご本人さん、施術者しかわからない「固さ」ですが、もともと落ち着くのに時間がかかったり、非常に細かいことが気になる方では、1年ちょっと位のときにこの固さが取れる段階が、ふっと訪れるようです。確かに私自身も、8ヶ月前後まで、眼のちょうど内側の部分に微妙なしこりがあったしなあ、、、などと考えると納得です。
ちなみに、これは、手術という傷をつける処置をした以上、裏ハムラだけではなく、どの施術も同様です。傷が落ち着くまでの時間はかなりの確率で、その人の皮膚質や体質に一番影響をうけるので、どの手術をしても基本的に同じで、脱脂でも、半年後、一年後にどっと小じわが増えた、というのも、それが本当に傷がおちついて、固さがなくなったときに出た本物の結果だ、ということがいえると思います。
われわれが、この施術を本格的に取り入れてから約3年半が経過しますが、私と百澤で、おそらく合計300人前後の方に施術をさせていただいたのではないかと思います。私やうちのスタッフ、手術以外にも長く通っていただいている方や知人の方など、年という単位でフォローができつつある中、私のこの施術に対する感想を簡単に書いてみたいと思います。
まず、脱脂と比べて、この方法の唯一欠点なのが、やはり「時間」です。脱脂でしたら通常数日で、あるいはうまくいけば翌日からお化粧して社会復帰をすることが可能です。それに比べ、この方法は、脂肪の構造を組み替える、つまり、脱脂と比べて表には出ないまでも、脱脂とは格段に範囲の大きい傷を内部につけるものですから、お化粧をして社会復帰をしていただくのに、やはり通常5-7日前後をいただき、さらに、ちょっとした「言い訳」を考えておいていただくようにしております。
それは、万が一、術後急性期の腫れが思った以上に長引いたり、内出血が思いのほか(この施術は、一番出血する皮膚や筋肉をいじらないので、内出血は比較的少なくてすむことがほとんどですが、やはりご50代より上のかた、お若い方でも確率的に少々太い血管をつついてしまった方など、)長引いてしまったりした場合の「言い訳」です(^^;)。鼻やおでこ近辺をうった、とか、アレルギーで、むくんでしまった等。
ちなみに、若い方のほうが内出血が少なくてすむことが多いのは、表の皮膚がしっかりしているので、内部の出血が透けにくいことと、やはり若いと血管が元気なので、少々つついても、血管がやぶれなかったり、万が一やぶれてもその修復が早いためです。
またまたちなみに、脱脂と脂肪注入を組み合わせる方法、本格的に表からいわゆるハムラ法を行う場合には、腫れや内出血のダウンタイムはほぼ同じ(表からのハムラは、内出血は少々ひどくなります。これは皮膚や筋肉をいじるため)程度なので、ビハインドにはならないと考えています。また、表ハムラは、下瞼の外反にことのほか気を使う施術なので、眼輪筋の一部を目尻にしっかりととめてくる必要があるために、他の人から見ても明らかにおかしい、釣り眼みたいな、変な顔、というレベルが1-2ヶ月続きます。そのぶん、ちょっとだけちりめんジワが減ったり、眼の下直下5ミリくらいまでのボリュームは裏ハムラでは変化がないものの、表ハムラではボリュームがでます。ただ、これもお若い方ですと、注意しないと、いわゆる涙袋(眼の下5-7ミリくらいにある、特に笑ったときに大きくなる膨らみ)がなくなってしまったりすることもあるので、施術時は工夫が必要です。この場合には、筋肉は温存して、皮膚だけ適宜切り取り、余った筋肉を涙袋になるように細工をしたりしていきます。ちなみに、日本で行われている表からのハムラ法では、ミッドフェイスリフトは怖くて、施術は同時にはできません。トータルフェイスリフト等と組み合わせて、表ハムラ・ミッドフェイスリフトの同時施術の可能性がでてきます。裏ハムラは、下瞼の瞼縁から、5-7ミリは基本的にどの組織もいじりませんし、皮膚・筋肉の処置がないので、ミッドフェイスリフトの同時施術が可能です。また、これが一番の裏ハムラのメリットかもしれません。脂肪注入による膨らませでは、完全に凹凸なくいれられるかどうか、一回ではすまず複数回にわたる可能性、また、本当に年をとってきたときに微妙な脂肪の凹凸が出てくる可能性もゼロではないので。
我々は、ダウンタイムは変わらないので、ミッドフェイスリフトをまず同時に施術して、それでもたりないところにだけ、最小限の脂肪注入を行うことにしています。ただ、いまのところ、初回の手術(要するに脱脂後など、他院の修正ではない)でこの施術を行った方に対して、くまの、完全には矯正できなかった凹凸に対して脂肪注入やヒアルロン酸注入を行ったケースはないのですけれども。
次回は、裏ハムラの合併症・患者様の満足度について、お話していきたいと思います(^^)。
ご期待ください。いろいろな先生方が、見学等にこられてます。この施術が広まってくれるといいな。
投稿者 y.mitoma : 2010年08月09日 14:00