« 大阪院:志賀由章「海岸物語」 | メイン | 大阪院:志賀由章「埋没法のダウンタイム」 »

2008年08月06日

東京院:広比利次「前頭部Augmentation-骨セメント法」

 

本日は額に骨セメントを挿入する手術を行ないました。額の形に関してはさまざまな悩みがありますが、本日の患者様は狭くて平坦な額をまろやかな美しい額に改善する手術でした。

 

040_00.jpg

 

額を前方に出す為には、加工が容易なメタクリル酸メチル樹脂がもっとも優れた材料と考えます。患者様の実際の要望はただ単に額を出したいというだけにとどまらず、弯曲の程度にこだわったり、眉毛部の隆起をつくることにより彫りの深い西洋人顔になりたい、など複雑に絡み合っています。もう一つの材料としてハイドロキシアパタイトが使用されますが、細工のしにくさからこのようなミリ単位にこだわる要望には対応できません。

切開線は術後の傷跡が目立たないように後頭部を通過する冠状切開を行います。剥離は眼窩上縁まで行ない、前頭骨を広く露出します。樹脂片のデザインは術前のセファロ側面像とコンピュータシミュレーションを参考にします。厚みに関しては、セファロ上に理想的なラインをトレースして厚みを計測しておきますが、もっとも重要なのは眼窩上縁の突出の評価です。大きさに関しては、通常眼窩上縁から生え際に入り頭頂部に向い3~8cm程毛髪内まで入れます。

私は人工骨としてCodman CRANIOPLASTIC (Codman&Shurtleff Inc. RAYNHAM.MA USA)を使用しています。

 


040_01.jpg

 

これは頭蓋骨修復用として開発された樹脂剤であり、主成分はメタクリル酸メチルです。

 


040_02.jpg

 

CRANIOPLASCTICは付属のパウダーと液体とを混入撹拌し5分ほどで頭蓋骨上に塗布します。硬化後はラウンドバーにてなだらかな曲面に削ります。
樹脂片の固定は、必要に応じて6mmスクリューにて樹脂片最上端で1ヵ所行ないます。

 

040_03.jpg

 

手術は全身麻酔で行ない3時間強かかりますが、術後の腫れは通常ごくわずかでダウンタイムが短いのが特長です。後頭部の傷跡は術後よりほとんど目立たず、あまり心配される必要はなさそうですね。

 

「輪郭手術」に関するメールカウンセリングはこちら
「輪郭手術」に関する無料カウンセリング予約はこちら 

 

投稿者 ritz : 2008年08月06日 19:50

コメント

コメントしてください




保存しますか?