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2009年02月16日
スレッドリフト(特殊な糸を使ったフェイスリフト手術)について考える
この前、スレッドリフト研究会を開催したお話をしましたが、そのような機会に色々なドクターとお話をしてみるとスレッドリフトというものに対する考え方がドクターによって大きく違っているのがわかります。
これからのお話は、すごく専門的な話になってしまいますので、わかりにくいかもしれませんが興味のある方は読んでみてください。
まず、私の場合は、普段は本格的なしっかりと切開をするフェイスリフト手術を主に行っていますので、時になるべく切開を少なくして、腫れも少なくして欲しいと望んでいる患者さんの要求に応えるために、本格的なフェイスリフト手術に変わるべき方法としてのスレッドリフトを求めてきました。
すなわち、スレッドリフトをフェイスリフトの延長線上に捕らえ、フェイスリフトに匹敵する効果を求めてきたわけです。
ところが、それとは全く違って、このスレッドリフトをフィラー(ヒアルロン酸やコラーゲンなどのシワ取りの為の注入物)の延長線上に捕らえ、シワ取りの為の注入物の一つであるかのように扱っているドクターもいることを知り、大きなカルチャーショックを受けたわけです。
そのドクターは、そうした考えのもとで、患者様のご希望にそって糸を入れていたら、一人の患者様に対し数年間で100本近い糸を入れることになったという話もなされていました。
これは糸1本での効果には限りがあり‘3歩進んで2歩下がる’の連続で、少しずつ効果が蓄積されてくるという考え方に基づいたもののようです。
それでも、なんら副作用はなく、患者様は効果に満足されているということでした。
同じスレッドリフトといえども、これだけ違った使い方をされていることに驚かされるとともに、今後スレッドリフトはどういう方向に進むべきなのかと考えさせられました。
おそらく前者のためのスレッドリフト(フェイスリフトの延長線上の)と後者のためのスレッドリフト(フィラーの延長線上の)は全く別物として、それぞれに進歩していくべきなのだろうというのが今の私の考え方です。
投稿者 drspa : 2009年02月16日 10:37