2010年01月30日
新宿三丁目の様変わりに思う(その5)

私の中で、前回お話しした紀伊國屋書店と離しては考えられないのが、その裏にあるトップスという喫茶店です。(現在は閉店中です)
そのビルの8階にあったシアタートップスが閉鎖されたという記事が新聞に載っていたので、この喫茶店もつぶれてしまったのではないかと心配していたのですが、そうではなくいずれリニューアルされるようです。

こんな看板が出ていましたので確かだと思います。
この店は紀伊國屋で本を買った帰りにちょっと寄って、ざっとその本に目を通したり、紀伊國屋ホールに観劇に行く際の友達との待ち合わせに使ったりと、とても便利で使いやすいお店でした。
このお店を懐かしむ人は、私くらいの年代の方だけかもしれませんが、昔はここで待ち合わせをするのは結構お洒落だったんです・・・
シアタートップスには行ったことはありませんでしたが、新聞によるとこの劇場の経営者は若手のこれから成長していくであろう劇団に積極的に劇場を使っていただいて、面白い劇団を沢山育てたとのことです。
劇場はなくなってしまいましたが、ビル全体のリニューアル計画があるようですので、どんなトップスが出来上がるのか今から楽しみです。
本当に、新宿三丁目、めまぐるしく変化しています。自分も良い意味での変化をしていかなければと思っています。
2010年01月28日
新宿三丁目の様変わりに思う(その4)
前回はいまだに紀伊國屋書店は捨てられないという話までしたのですが、今回はいまだ捨てられない紀伊國屋書店新宿本店の魅力についてお話したいと思います。
まず、1階に正面入り口から裏通りに抜けられる通路があるのですがその両サイドにとても魅力的な店がいくつかあります。ここを通るとなんとなく昭和のというか、自分の青春時代のにおいがしてとても心地よいスペースであるわけです。

その中で私の一番のお気に入りはオペラやバレー、演劇、落語などのDVDだけが置いてある小さなお店です。ところがその店も今回写真を取りに行ったら1月22日で、DVD全般を売っている店に統合されてしまっていました。(残念!!)
また、色々な石だけを売っている店もありますし、洋服の英国屋なども入っていて、なんともアンバランスで逆に落ち着くのです。

また、紀伊國屋書店新宿本店の最大の魅力は紀伊國屋ホールの存在でしょう。最近は私もほとんど行くことはなくなりましたが、昔はつかこうへい劇団の熱海殺人事件など話題のお芝居を良く観に行ったものです。紀伊國屋らしいというか、文芸的な価値の高いというか、なかなかセンスの良いものをやっていますので興味のある方はぜひ行ってみてください。
新刊の発売などに合わせて作家の講演などもここで聴くことができます。私も、時間的な余裕ができたら面白そうなお芝居を見つけて観に行ってみたいと思っています。
新しくて便利な所ばかりが良いというわけではない、懐かしさに誘われる場所も必要でそれが新宿三丁目にはあるというお話でした。
2010年01月27日
新宿三丁目の様変わりに思う(その3)
新宿で本を買うと言ったら、われわれが学生のころは何と言っても新宿通り沿いの紀伊國屋書店でした。医学書などもかなり品ぞろえが良く、お茶の水の本屋街まで行かなくても大抵のものは手に入れることができました。
しかし、最近は紀伊國屋書店よりも、その斜め向かいにあるアルコットに入っているジュンク堂書店のほうを利用することがほとんどになってしましました。
アルコットは以前は新宿三越デパートだったところですが、数年前にデパートという形はなくなって、1階はティファニーなどの高級ブランド店が入ったフロアー(ここのティファニーでつい最近強盗事件があった)になって、2階から上も色々な店が間借りをして営業しています。ジュンク堂書店はその6階から8階までの3フロアーを占めています。何といっても品ぞろえの良さと使いやすさに誘われ、そちらばかりを利用するようになってしまったわけです。(実は紀伊國屋書店は私の幼稚園から高校までの同級生が店長をやっているので悪いなとは思いながら)

その差を詳しく考えてみますと、ジュンク堂は一つのフロアーが広く、棚が整然と並べられていて、さらにその棚にわかりやすいナンバーが付いているため、とことどころにある検索のための画面を操作することで、探している本の場所に簡単にたどり着けるということが最大の魅力です。さらに、その本をチェックするのに棚ごとに腰掛けるイスがあるため、座ってゆっくりと読むことができるのです。それに比べ紀伊國屋書店は1フロアーがジュンク堂ほど広くないため、商品が1階から8階までに分散されてしまっていて、上に行ったり下に行ったりと移動が大変なうえに、探している本の場所がわかりにくいという欠点があります。また本をゆっくりと読むスペースもありません。
これだけお話すれば、私がジュンク堂びいきになってしまったのもわかってもらえると思いますが、それでも紀伊國屋書店はいまだに捨てられない存在です。
その点についてはまたあとでお話ししたいと思います。
2010年01月26日
新宿三丁目の様変わりに思う(その2)
先日新宿三丁目が副都心線の開通で、大分様変わりしたことをお知らせしましたが、それ以外にも沢山の変化がありましので、さらにお伝えしていきたいと思います。
前回のお話でレインボービレッジビルの映画館スカラ座がなくなったというお話をしましたが、そればかりではなく最近では歌舞伎町にあった多くの映画館も軒並み閉館になっています。映画館ばかりではなくコマ劇場まで50年の歴史に幕を下ろして閉館になりました。
映画館が閉館になっていくのには理由があると思います。DVDやケーブルテレビなどの発達で映画館に映画を見に行く人が減っていることが一つの理由です。しかし、ここ新宿では三丁目の中にここ数年の間にシネマコンプレックスが2件もできてしまったということが最も大きな理由としてあげられます。一つは新宿通り沿いの丸井のビルの上にある‘バルト9’、もう一つは靖国通り沿いにある‘新宿ピカデリー’です。これらは一つの施設の中におおよそ10シアターずつありますので、これら2件だけで20件近い映画館を飲み込んでしまったことになるわけです。

これらの映画館はパソコンで簡単にチケットが取れ、全く待たないで済むという利点と、ピカデリーなどは個室の中から二人だけでゆったりとみられる席を設けるなど付加価値をつけたサービスを提供することで差別化しているようです。これでは昔ながらの映画館はたまったものではありません。
美容外科の世界においても、私のクリニックのようにただ単に患者様の求められる手術を提供するだけのスタイルではなかなか厳しい状態になってきています。それはどんどん新しいスタイルの美容クリニックができてくるからです。新宿三丁目界隈でも私が開業してからの約三年の間に、すぐ思いつくだけでも5件の美容外科の新規開業がありました。
こんな中で生き残っていくためには、映画館ではありませんが、患者様の利便性をもっと良くして、サービスの差別化を図っていかなければならない訳です。(当然、ほかのクリニックではできない、患者満足度の高い治療は行っているつもりではありますが)
本当に、美容外科医にとっても大変な世の中になったものです。
2009年07月09日
雑誌“美ストーリー”の取材を受けました。
昨日、雑誌‘ストーリー’の別冊で、美容関係の記事のみを取り上げた別冊“美ストーリー”の取材を受けました。
たるみの問題を取り上げたページに記事が出るようです。
8月18日に発売予定です。
ご期待ください。
2009年06月06日
美容外科医のジレンマ
私のクリニックは、若返り手術(アンチエイジング治療)を受けに来ていただく患者様が多いため、最も多い患者層は‘アラフォー’世代なのですが、最近の患者様は美容手術に対する知識が豊富な方が増え、また自分でこうなればより若々しく見えるとか、より綺麗に見られるといった分析力を持っている方が多くなってきました。
これは我々美容外科医にとってはとてもありがたいことで、カウンセリングの際にお互いに考えている到達点が早く一致しやすくなってきた、あるいは少なくともぶれ難くなってきたといえます。
私としては患者様の希望をそのままかなえるような手術をしてあげるのが最大で唯一の目標だと今は考えるようにしていますが、その一方で、こうしたほうがより若返るのにとか、こうすればもっと綺麗になるのにと考えている自分もいます。
それを十分に説明して患者様の考え方を変えさせてしまい、それに従った手術を行い、喜ばれることもあるのも現実ですが、ちょっと間違えると不満に思われてしまう可能性もあります。
どちらが美容外科医として良いのかは未だわかりません。
ただ、最近わかってきたことは、フェイスリフトなどの形体を若返らせる手術に関しては、こちらの考えを説明して、それに納得していただき手術を行うことが多いのですが、パーツの手術(眼や鼻など)については患者様の希望をそのまま採用したほうが無難だということです。
人それぞれ美に対する基準は違いますし、求めているものは違うわけですから、私の基準を押し付けることは、患者様によっては迷惑なこともあります。
もっとこうすればより良いのにとか思いながらも、患者様の希望を忠実に再現することで満足していただくことの方が、私自身の満足感を得ることより大切なことなので仕方ありません。
したがって、手術も完全燃焼しないで終わってしまうことも多々あるわけですが、今は、いかに患者様が希望する結果を正確に再現するかに情熱を燃やしています。
2008年12月12日
患者様からの手紙
今年の3月にフェイスリフトを行った患者様から本日お便りをいただきました。
四国にお住まいの方で、なかなか東京へ出てくるのも大変との事で、お便りによる現状報告をいただきました。
‘下膨れ気味だった頬~顎のラインがスッキリして私は満足’とは書いてありましたが、周りの人はそのことには全く気づいてくれず、むしろ目の下のたるみとかシワを指摘されるようになり悲しいとのことでした。
確かに目の周りの印象というのは大事で、顔面の輪郭がどんなにきれいになっても目の周りがシワシワでは若いとは見られません。
フェイスリフト手術の前にはあまり気にならなかった目の周りも、輪郭がきれいになったために気になりだしたということでしょう。
そうしたら今度はまたその気になるところを何らかの方法で若返らせれば良いのです。
こうして、どんどん美容外科の虜になっていく方が多いのですが、わたしはこのことは決して悪いこととは思っていません。
いっぺんに大きな変化をもたらすよりも少しずつ若返っていくのがより自然な形だと思いますし、周りからも違和感をもたれません。
こういった形で冷静に考えながらのめりこんでいくのは安全ですし賢明な形だと思います。
そういえば話は変わりますが、先日読んだビューティ・ジャンキーという本はなかなか面白かったです。
アメリカの美容整形のリポートなのですが、著者が自分の体験を交えて書いています。
ミイラとりがミイラになるがごとく整形にのめりこんでいく様子が赤裸々に綴られていますが、興味のある方はぜひ読んでみてください。
より冷静に考えられるかもしれません。
2008年09月06日
オープン2周年を記念して感謝のキャンペーンを実施中です
ドクタースパ・クリニックもおかげさまで9月1日よりオープン3年目を迎えることになりました。
これもブログ愛読者の方からの励ましや、当院に通院していただいている患者様のおかげだと感謝しております。
そこでオープン2周年を記念して、以下のキャンペーンを実施させていただきます。
前額、眉間、目尻の内、1箇所に限りなんと¥25000ポッキリで、行わせていただきます。(2008年9月30日までに限る)
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
問い合わせ: フリーダイアル 0120-897-980 ドクタースパ・クリニック
2008年08月27日
命の洗濯

左は西穂高口から笠ヶ岳方面を望む。右は東京医大上高地診療所の前で記念写真
昨日まで3日間の夏休みをいただき、家族で上高地の方へ旅行に行ってきました。
初日は新穂高温泉へ泊まり西穂高口まで登り(登ったと言ってもロープウェイですが)、翌日は上高地に入って、気ままに散策を楽しみました。
上高地は大学病院形成外科に勤務時代、毎年のように診療所にボランティアに来ておりましたので、馴染みの場所ではありますが、十数年ぶりに訪れて以前より観光客がずっと増えているのにビックリさせられました。
ただ、この地の自然は相変わらずに美しく、来るたびに梓川の透き通った水の流れにいつも心を洗われる思いがします。
久々の上高地での休養に、命の洗濯をしてもらったちょっと短い夏休みでした。
2008年04月09日
シルエットスーチャーのワークショップが行われました

アメリカで開発され、今、欧米諸国で盛んに使われ始めているフェイスリフトをするための特殊な糸、シルエットスーチャーですが、この糸を日本のドクターにも知ってもらい、正しく使用してもらうための講習会が先日行われました。
これはこの糸の販売を行っているPRSSという会社が主催して行なわれたものですが、午前中は新宿の京王プラザホテルで、イタリアのドクターRoberto Pizzamigloの講義があり、午後からは私のところのクリニックに移っていただき、私が手術の実演を行いました。
スペースの関係で、実演の見学は16人の先生に絞らせていただきましたが、手術中も活発な質疑応答が行われ、有意義なワークショップだったと思います。(写真は、手術のデザインについて説明するDr.Spa)
2008年02月20日
横山大観展に行ってきました

私は絵を観るのが好きで、よく美術館へは足を運びますが、日本画には興味がなく、この部類の展覧会を観にいくことはほとんどなかったのですが、東京の地理に疎い両親を連れて行く目的もあって、先日新国立美術館へ横山大観展を観に行ってきました。
まずは観に来ている人の多さにビックリさせられたのですが、さらに横山大観の大作の多さにはさらにビックリさせられました。
一人の人間が一生の中でこれだけの多くの大作を作り上げることができるのかと感心させられたのと同時に、これらを描き上げてきたて大観のバイタリティーというか情熱(Passion)というものに感銘を受けました。
そのなかでも圧巻だったのが長さ40メートルにも及ぶ生々流転という作品(写真)で、解説によると湿潤な大気のなか、葉先から滴(しずく)が集まり、大河となって山や町を抜け、海に流れ込み龍となって天に昇る、水の一生を描いた日本一長い巻物ということですが、何か大観の描くことに対する強い気迫がにじみ出ているような作品でした。
医療と芸術とは全く違ったものですが、私は常々、患者様の美を求める我々美容外科医は最も芸術家に近い医者だと思っています。
そういった点でこの大観の描くことに対する強い気迫は我々美容外科医も見習わなければいけないものだと感じるとともに、日本画もまんざらではないなと認識を変えさせられた横山大観展でした。
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