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2009年03月07日

GID

私の近況や美容外科以外の仕事などについても、記していきたいと思います。

私は、現在、埼玉医科大学総合医療センターという、埼玉医科大学系列の大学病院に勤務しております。本センターは、形成外科・美容外科を標榜しているにもかかわらず、保険の関係で美容外科の全身麻酔の手術が行えませんので、実際には、ほとんど本当の美容外科の診療は行っておりません。
そもそも、総勢9人の医師が勤務しておりますが、外傷、熱傷、皮膚腫瘍などの一般形成外科診療で手一杯なので、正直なところ、美容外科治療を行っている余裕はありません。
なので、あえて美容外科の保険を整備して、美容外科診療を本格開始する必要がないともいえます。
一方、当科(埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科)は、前任の原科孝雄教授時代に日本に先駆けてはじめた性同一性障害患者に対する性転換手術で有名なのです。
私が、一昨年(平成19年7月)に赴任した際には、すでに性転換手術、一旦休止状態に入っていたのですが、
いろいろな、問題が解決され、昨年夏ごろまずは、女性から男性への性転換手術の1つである、乳房切除術から再開しました。現在では、ほぼ毎週、乳房切除の手術が実施されております。

性同一性障害は、最近では、テレビドラマやコミックなどでも取り上げられ、広く知られるようになってきました。Gender Indentity Disorderの略でGIDと呼ばれます。ちなみに、性転換手術というのは正式な呼び方ではなく、Sex Reassignment Surgeryを略してSRS、性別適合手術と呼はれます。

大学病院では、主に戸籍を変更するために必要なSRS手術を行っていくことになりますが、GIDの患者様の悩みはそれだけでは終わらないはずです。
それ以後の人生を、女性あるいは男性として生きていくために、
女らしくあるいは男らしくなるために、
例えば、
・男顔を女顔にする、あるいはその反対
・ウエストラインを形成する
・乳房の形成  など
私の持っている形成外科と美容外科の知識と技術をフル活用して行きたいと思っています。
百澤 明
akira@momosawa.org

投稿者 momosawa : 2009年03月07日 15:06