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2009年11月14日
第9回トータルアンチエイジングセミナーに参加して
今回のお話は、業界関係者の方々に、特に読んでいただきたい内容です。
11月1日、ジェイメック社主催の、第9回トータルアンチエイジングセミナーに参加してきました。
内容は多岐に渡り、皮膚疾患の治療から、美容診療まで、しっかり勉強させていただきました。
でも、実は一番面白かったのは、ジェイメック社、社長 西村浩之氏のランチョンセミナー
「美容診療 国内外の最近の動向」でした。
まずは、西村氏の話の内容を、かいつまんで列挙してみます。
現在、美容業界はかなりの不況に苦しんでいる。経済動向から顧みると、リーマンショックよりはるかに前の、昨年の3月から、業績は下降を始めている。ただ、他の業界に比べて、美容業界の落ち込みは、まだましなほうである。
この間、やはりレーザー関連機器も売り上げは激減し、世界に5つあった主要なレーザー関連機器メーカーの、吸収合併などの淘汰も、既に始まっている。
かなり過去にさかのぼってみてみると、2000年ごろに、各種のフィらーや、メスを使わないフェイスリフトなどの、新しい技術や治療法が開発され、美容業界は、2007年ごろまではずっと、右肩上がりの成長を続けてきた。
特に2004~2007年の4年間は、美容業界はバブル期になり、誰が、どんなやり方をしても成功し、新規開業も成功した時期であった。Non Core市場からの参入、つまり、一般保険診療の、かかりつけ医が、美容診療を始める現象も生まれた。
これに起因する現象として、以前は、自費診療がほとんどのクリニックで、大半のレーザー関連機器は売れていたのが、ここ最近は、保険診療を主にする一般の診療所、病院への販売が、全体の6~7割を占めている、と言う事実がある。景気の影響を比較的受けにくい、保険診療に比べ、美容専門クリニックの落ち込みが著しい。
だが、この間も業績を落とすことなく、むしろ業績アップを遂げているクリニックも、少数ながらある。
景気悪化に関係のない、裕福層を顧客として抱えているクリニックや、何もしないでじっとしているのではなく、Try & Error を繰り返し、試行錯誤を続けているクリニックなどである。他業種で言うと、マクドナルドとユニクロが良い例である。
現在の景気悪化も、今年の6~7月が最悪期であった可能性が高く、景気は徐々に上向くのではないか。
こんな感じです。
日経新聞の記事では、確かに、2000~2008年の9年間で、東京都内の美容外科を標榜するクリニック数は、1.9倍の270施設に増加しています。市場は既に飽和間が漂っています。
保険診療のクリニックでは、ヒアルロン酸や、ボトックスを、かなりの低価格で施術していますし、ボトックスビスタのように、認可製品も出現し、厚生労働省も、美容診療への参入を後押ししています。
最近では、価格を下げるクリニックが続出し、80万円の脂肪吸引が30万円に、150万の脂肪幹細胞移植が70万円に、わきの脱毛、1年補償が¥19800になったりしています。
日経新聞の調査で、消費をPB(プライベートブランド:たとえば、酒屋で1本200円の発泡酒を、中身は全く同じで、スーパー独自のラベルに張り替え、1本100円で販売するようなこと)に切り替えた人に、景気が回復し、収入が元に戻ったときに、また、元のNB(ナショナルブランド:メーカーのラベルのついた1本200円の発泡酒など)に戻すかと聞いたときに、このままPBを購入し続けると回答した人の割合は、実に85%でした。
一度下がってしまった価格は、容易には元には戻せないのではないでしょうか?
当院では、当初から、良心的価格を目指していましたので、この不景気でも、価格を下げる必要性は感じませんでした。ジェイメックの担当営業マンには、「ジャパンさんは、他と比べると、まだましなほうですよ。」といっていただきました。多分にリップサービスが含まれていると思いますが・・・。
以上より、この業界には、まだ明るい兆しは、当分来ないように思います。
特に、ここ数日、市橋容疑者の件もあり、「犯罪者の逃亡に加担する、不徳な産業」といった認識が、世間に広がらないかと、心配しています。
皆さんは、どう考えますか?
是非、コメントをお寄せください。
東京スカイツリーが、200mを超えました。
そろそろ、形が分かってきましたよ。
投稿者 morita1967 : 2009年11月14日 13:50
コメント
ブログ、毎回楽しみに拝見しています。
この時世、ぱっと見で美容医療の価格が安くなったというのは
場合によっては治療を希望する患者さまがクリニックに
伺いやすくなるという側面はあると思うのですが、
では安ければどこでどの医師が担当しても上手くいくのかと
いうと、それは違っているはずです。
業界関係者としても患者の立場としても、
美容治療を検討されている方みなさんには、
この時代だからこそ、自分の美を任せられるドクターを
探す目をしっかり持っていただきたいと願います。
若くありたい、きれいでありたいという欲求は
なくならないもので、
それはセレブ層だけでもないですよね。
そういった患者さまの気持と金銭的な部分を考え、
以前から、きちんと施術研究をされ、治療費も低価格で
クリニック運営をされてきた先生のようなドクター方には、
是非頑張っていただきたく、また良い治療を今後も提供して
いただけますことを心より応援いたしております。
投稿者 業界関係者 : 2009年11月15日 03:15