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2009年11月14日

夢のお話③

この、光の交信は、日食のたびに繰り返されました。

送る合図の内容も、回を追うごとにエスカレートしていきました。
あるとき、笑顔マークを送ってみました。
すると、すぐに、相手も笑顔マークを送り返してきました。
顔の形が、こちらのものと少し違っていました。

人々は、もっと複雑な会話がして見たい、こちらの文字を教えてみよう。などと考えるようになりました。
いつかは、相手の星に行ってみよう、そう、本気で考え始めました。

しかし、中には、保守的な考えの人もいます。
相手の星の人々が、本当に良い人たちなのか、実は、こちらの星を侵略しようとしているのではないだろうか、そうなったら、みんな、相手の星の人に食べられてしまうのではないだろうか、そんな意見も出ました。
また、実は、夜空に見えている星は、自分たちの星で、本当は、大きな鏡が宇宙に浮かんでいるだけなんだ。そう唱える人さえ現れました。

それでもやはり、相手の星の人たちと、交信したい、会って話がしたい、この気持ちは、止めようがありません。

いつか文明が発達し、本当に、お互いが行き来できるときが来るまで、この、日食の夜の、光の文通は続くのでした。

おわり

未来図JAXA提供.jpg

投稿者 morita1967 : 2009年11月14日 16:37

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