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2010年02月25日
サリンジャーを読んで 論説一 邦題について
よく、外国語の小説や、映画のタイトルを、日本語のタイトル、つまり邦題に置き換えているのを目にしますが、私は、あまり好きではありません。
映画評論家の浜村純が、最近の外国映画のタイトルが、原題をカタカナで置き換えただけの物が増えているが、もっといい邦題がないものかと、嘆いていますが、私は全く逆の意見です。
タイトルは、原題に忠実であるべきだと思いますし、邦題が、原作と全くかけ離れているものや、原作の内容をスポイルしてしまっているものさえあるからです。
例えば、ミッション・インポシブル。邦題は『スパイ大作戦』、笑っちゃいます。
トワイライトゾーンは『ミステリーゾーン』。そのまんまの方がよっぽど良いですよ。
極めつけは、グレゴリー・ペック主演の、黒人差別を題材にした、社会派映画、To Kill a Mockingbird。
邦題は『アラバマ物語』。確かに舞台はアラバマ州でしたが、これではまるで西部劇みたいです。
フォレスト・ガンプも、そのあとに、『一期一会』なんて要りません。
Gone with the Windの、『風と共に去りぬ』なんかは、文法的にも正しく、まれに見る名邦題だとは思います。
サリンジャーの名作『ライ麦畑で捕まえて』の、原題は『The Catcher in the Rye』です。
どうしてこのタイトルかというと、主人公が、妹に、将来何になるつもりかと問いただされた時、口からでまかせで、「 ライ麦畑で遊んでいる子供たちが、崖から落ちないように、子供をつかみ上げる人」になりたい、と言ったところから付けられています。
この邦題では、まるで、誰かさんと誰かさんが、麦畑でチュッチュでもしているみたいな、陳腐な恋愛小説のタイトルみたいに聞こえます。
ない方がましです。
こんなこと考えるの
わたしだけでしょうか?
ど~で~も い~いで~すよ♪
ですか?
投稿者 morita1967 : 2010年02月25日 17:01